過去の日記。46歳の合宿免許物語！

合宿3日目。7

Tさん「MFお疲れ～」

Hさん「MFお疲れ様」

MF「Tさん、Hさんお疲れ～す」

Tさん「MFどこ行ってたの？」

MF「テストです。ダメでした…」

Tさん「初めてやる事だからなぁ、それに学科まだ半分位しか受けてないから、そんなもんだよ」

MF「でもTさん受かったじゃないですか」

Tさん「Tさんは初めてじゃないからだ！ハッハッハッ」

MF「でも、SさんとAさん落ちてますよ」

Tさん「あの二人は2回目で1回目が20年以上前だからなぁ～」

Tさん「Tさんは車の免許は3回目だ、バイクは大型まで持ってたし、トラックの大型もあったから、世にも珍しい自動車学校のお得意様だ！ハッハッハッ」

Hさん「慣れてるオーラが出てると思ったら、3回目だったんだ！」

MF「車の免許がなくなったなら、バイクとトラックはのれるんですか？」

Tさん「免許取り消しは、全部の免許が一度になくなるんだよ……」

Tさん「1回目の免許取り消しで、頑張って取った免許が全部なくなった……辛かったぞ」

Tさん「かなりのお金と時間がパーだ」

MF &Hさん「マジですか……」

Tさん「交通ルールは守ろうな！そのためにもしっかり勉強だな！」

Hさん「なんかズシリときましたね」

MF「うん」

Tさん「おじさんはこの辺で……タバコ行って来るから2人で話してな」

Hさん「また～？さっき戻ってきたばかりでしょ」

MF「まだ話したいのに」

Tさん「いつでも話せるよ」

Tさん「またな」

MF「じゃまた」

Hさん「も～吸いすぎ」

Tさん「ハハハ」

喫煙所に行くとそこには

スキンヘッドしかいなかった。

Tさん「お疲れ様です」

スキンヘッド「お疲れ様です」

スキンヘッド「テストの方調子はどうですか？」

Tさん「一回受かりましたよ」

スキンヘッド「マジっスか！何回目ですか？」

Tさん「一回受けて、一回受かったので、次受かれば終わりですね」

スキンヘッド「エリートじゃないですか！」

Tさん「通っていれば誰でも卒業出来る車校で、エリートとか恥ずかしいからやめて下さい……」

スキンヘッド「難しくないですか？」

Tさん「ずっと車乗ってたので、言うほどでもないですよ、教科書一通り読めば思い出しますね」

スキンヘッド「教科書読んでるですか？」

Tさん「えっ？当たり前でしょ。よんでないんですか？」

スキンヘッド「授業以外では開いてないです」

Tさん「それで、やり方が悪いとか難しいとか言ってるんですか？」

Tさん「テストは何回受けて、何回うかりました？」

スキンヘッド「20回位で0です。」

Tさん「間違えた所はメモしてますか？」

スキンヘッド「チェック票はやるように言われてるのでしてますよ」

Tさん「見せて下さい。あと教科書も」

間違えた所に付箋を貼り、重要ポイントに線を引く作業を5分ほどした。

Tさん「覚える所は付箋の貼ってある所に、マーカー引いてあるんで、ただタバコ吸ってるんじゃなくて、吸いながら勉強して下さい」

スキンヘッド「なんでそこまで、してくれるんですか？」

Tさん「状況与えないとやらないでしょ？そこまですればやるんじゃないですか？」

スキンヘッド「やります！もちろんやります！」

Tさん「それにTさんはおせっかいなんですよ」

Tさん「それで、疎まれる事も多々ありますけどね。ハハハ」

スキンヘッド「そんな事ないっス、ありがとうございます！」

Tさん「あさって辞めるのなら、今日は勉強して明日テスト受かって、あさって仮免合格して帰って下さい」

スキンヘッド「自分、男魅せます！」

Tさん「ギリギリでやる気になったなら良かったですよ」

そんなやり取りをしていると教官の怒鳴り声が聞こえた。

教官「バカヤロー」