私の風呂敷は青いあいつのよりもちょっとだけいい

しろこねこ

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風呂敷の活用法

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「リリィ、また何かやらかしたんでしょ!」
サラ姉様がヒステリックに叫ぶ声が聞こえる。でも私は、そんなの聞いちゃいない。今は忙しいんだ――屋敷を抜け出す準備で!

完璧な脱出計画を立てる

「さて、自由になるにはまず何が必要だろう?」
風呂敷を握りしめながら、私は机に向かって考えを巡らせる。
1. お金:外の世界で生きるにはお金が必要だ。
2. 住む場所:路頭に迷うわけにはいかない。
3. 人脈:力になってくれる大人を見つけるべし!

「ふむ、やっぱりまずはお金だな。」
私は家の中で価値のありそうなものを探し始めた。

財産を確保する

「この絵画は……高そうだけど、持ち出すのは大変だな。」
倉庫や母の部屋をこっそり漁ってみるも、大きすぎたり目立ちすぎたりして持ち出せそうにないものばかり。

そんな中で目をつけたのが、母の宝石箱だ。

「これなら小さいし、簡単に隠せる!」

私は母の留守中にこっそりと箱を開けた。キラキラ輝く宝石たちに、思わず心の中で小躍りする。タイム風呂敷を使えば、盗んだ痕跡を消すことだってできるのだ!

母の宝石を巡る攻防戦

だが、宝石を箱から取り出してポケットに入れようとした瞬間、運の悪いことに母が部屋に戻ってきた。

「リリィ! あなた、何をしてるの!」

しまった、早すぎたか?

しかし私は冷静だった。すぐにタイム風呂敷を取り出し、「さっきの時間に戻れ!」と念じた。

……次の瞬間、私は母が部屋に入る直前の時間に戻っていた。慌てて宝石箱を元の位置に戻し、部屋から逃げ出す。

「ふぅ、危なかった。」

これで母に気づかれることはない。やっぱり風呂敷、便利すぎる!

人脈を広げる

次に必要なのは住む場所。外の世界で頼れる人を見つけなければならない。
そう思い立った私は、市場で仲良くなった魚屋のおじさんを訪ねることにした。

「お嬢ちゃん、また来たのかい? 今日は何を買うんだ?」

「おじさん、私、仕事探してるんだけど。」

「……は? 仕事?」

15歳児が仕事を探しているなんて普通なら冗談にしか聞こえないだろう。でも私はタイム風呂敷を使って何度も交渉を繰り返し、とうとうおじさんから「配達の手伝い」を頼まれることになった。

配達中のハプニング

魚屋のおじさんの手伝いを始めたその日、私はさっそくトラブルに巻き込まれる。

「リリィちゃん、これを隣町まで運んでくれ!」

「はーい!」

軽々と答えたものの、途中で野良犬の群れに遭遇。魚の匂いにつられて追いかけてくる犬たちに、私は全速力で逃げ出した。

「や、やばい! このままじゃ魚が!」

ここでも風呂敷が大活躍。犬に追いつかれる寸前で時間を巻き戻し、別の道を選ぶことで難を逃れた。

「ふぅ……助かった。」



魚屋の手伝いを続けるうち、私は市場で顔を覚えられるようになった。そして、ついに一人の親切な老婆が声をかけてくれる。

「まあまあ、こんな小さな子が一人で頑張ってるのね。うちに泊まりにおいで。」

こうして私は、魚屋の配達を続けながら市場の近くに住む老婆の家に居候することになった。脱出の第一段階はこれでクリアだ!

母と姉の追跡

だが、私の不在に気づいた母と姉が黙っているはずがなかった。

「リリィがいなくなったですって? 一体どこへ行ったの!」

姉様は召使いたちを総動員して私を探し始めた。市場にも捜索の手が伸びてきて、私は老婆の家に隠れながらやり過ごす。

「リリィ! 出てきなさい!」

市場中に響く姉様の声を聞きながら、私は心の中で勝ち誇っていた。

「ふふん、もう自由なんだもんね!」



だが、母と姉の追跡はどんどん激しさを増していった。このままでは老婆にも迷惑がかかると思い、私は最終的に市場を離れる決意をする。

「おばあちゃん、今までありがとう。次の町に行くね。」

「リリィちゃん、気をつけてね。」

老婆に別れを告げ、私は再び風呂敷を手にして旅に出た。この時点で、お金、人脈、そして住む場所という三つの条件をすべて揃えた私は、完全に自由を手に入れる準備が整っていた。

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