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妹のスマホ
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「動いた……」
「え?パスワード解けたんですか!」
洋介君が目を丸くして驚く。
母も同様に驚いていた。
そして、俺自身が一番驚いていた。
まさか37564なんて……
「ちょっと貸して」
母がパッと俺からスマホを奪う。
「う~ん。何か手掛かりが無いかしらねぇ」
ポチポチとスマホをいじる。
すると洋介君が言う。
「俺に貸してくれませんか?検索記録とか何か情報があるかもしれないので」
それを聞いた母はすぐに洋介君にスマホを渡した。
「ありがとうございます」
洋介君は早速調べている。
「実咲……」
妻が失踪したのだ。さぞかし心配しているのだろう。
俺が心配そうに見ていると次第に洋介君の顔が曇っていった。
そしてポツリと呟いた。
「新興宗教……」
「新興宗教?」
思わず俺は聞き返してしまった。
すると洋介君は応えた。
「実咲、新興宗教の新来光明について凄く良く調べているみたいです」
「しんらいこうめい?」
俺は全く聞き覚えの無い宗教団体について言われたので聞き返してしまった。
洋介君は説明する。
「新来光明は約20年前に出来た宗教みたいで、願えば今世での悪行を浄化し、生まれ変わる事が出来る、らしいです」
「なんじゃそりゃ」
いかにも胡散臭い宗教団体である。
悪行を浄化したいのなら、なぜパスワードが37564などという物騒なものなのだろう。
それを含めても謎はまだ多い。
実咲の場所はまだ分かってないのだから。
「え?パスワード解けたんですか!」
洋介君が目を丸くして驚く。
母も同様に驚いていた。
そして、俺自身が一番驚いていた。
まさか37564なんて……
「ちょっと貸して」
母がパッと俺からスマホを奪う。
「う~ん。何か手掛かりが無いかしらねぇ」
ポチポチとスマホをいじる。
すると洋介君が言う。
「俺に貸してくれませんか?検索記録とか何か情報があるかもしれないので」
それを聞いた母はすぐに洋介君にスマホを渡した。
「ありがとうございます」
洋介君は早速調べている。
「実咲……」
妻が失踪したのだ。さぞかし心配しているのだろう。
俺が心配そうに見ていると次第に洋介君の顔が曇っていった。
そしてポツリと呟いた。
「新興宗教……」
「新興宗教?」
思わず俺は聞き返してしまった。
すると洋介君は応えた。
「実咲、新興宗教の新来光明について凄く良く調べているみたいです」
「しんらいこうめい?」
俺は全く聞き覚えの無い宗教団体について言われたので聞き返してしまった。
洋介君は説明する。
「新来光明は約20年前に出来た宗教みたいで、願えば今世での悪行を浄化し、生まれ変わる事が出来る、らしいです」
「なんじゃそりゃ」
いかにも胡散臭い宗教団体である。
悪行を浄化したいのなら、なぜパスワードが37564などという物騒なものなのだろう。
それを含めても謎はまだ多い。
実咲の場所はまだ分かってないのだから。
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