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24話 パーティー特定任務
しおりを挟む今回俺たちが受けた医療任務はAランク級であり、王国『パスカル』と同盟を組んでいる王国『レイル』の人命救助が主な任務内容である。
前回と同じ人命救助の任務なので前回より早く任務を達成したい。
突然だが、よく考えてみると俺は今、好きなだけお金を持っていって良いという許可を得た状態にいる。病院を開く代わりに卒業するまでに貯めたポイントを換金してもらえる制度。これは今の俺にはこれからの人生を保証してもらえるチャンスのような物だ。
そんなチャンスがある中時間を無駄にするのはもったいないので削れるところは削っていかないと後悔するだろう。
すると、準備を終えたカナとイズがやってきた。
「私とイズはもう準備出来てるよ!」
「よし! 張り切っていくぞ!」
俺は二人に気合の言葉を入れ、馬車を走らせた。
目的地のレイルまではおそらく半日はかかるだろう。だが、うちのメンバーは優秀なので半分の時間で着く。
「カナ! 頼む!」
俺がそういうとカナは馬の足に身体強化を行い、イズが馬車から落ちそうになる程スピードがどんどん上がっていく。
レイルへ馬車を走らせてから1時間後のことだった。
突然イズの様子がおかしくなった。焦っているようだ。
俺がイズの様子に気づき話しかけると、急にイズの手が震え始めた。
「ダ、ダイスさん。魔物が来てます。Aランク級です」
その言葉を聞くとすぐに俺はワードウルフだということがわかり、安心した。
「あぁ、ワードウルフの事か。俺も気づいてたよ」
魔物の名前を聞くとイズはさらに焦り始めた。
「えぇ! ワ、ワードウルフって足がとても早いAランク級の魔物ですよ?」
何度も問い出してくるイズに俺は、安心するように説得する。
「イズ! 俺たちは一回ワードウルフを倒した事がある。だから安心しろ」
するとイズの焦りは驚きに変わった。
「え、えぇ!! ワードウルフを倒した事があるって。かなり戦い慣れてる人でも討伐が難しいと言われてるのに!」
イズは驚きを隠せずその後も独り言が続いた。
ちなみにワードウルフはカナの身体強化で逃げ切った。イズには倒した事があると言ったが、実際は一度も倒していない。ただ逃げているだけ。
まあそこは大めに見て欲しい。
いろいろな事があったがその後俺たちは無事王国『レイル』へと到着した。
前回と同じように門を潜る。
だが、その先には想像を遥かに上回る光景が待っていた。
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