聖者のミルクが世界を癒す

さちこ。

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 ゆっくりと彰の唇が降りてくる。軽く開けられた中から見える赤い舌にぶわりと情欲が膨らんだ。私のペニスはもうとっくに兆しを見せていて、彰の行動に翻弄されている。
 小さな唇が私の唇に重ねられた。触れる直前に目を瞑ってしまい表情は分からないが、軽く笑った吐息が肌をくすぐる。
 ぬるりと入り込んできた舌は驚くほどの熱をもって絡まってきた。技巧が巧みなわけではない、どちらかというと稚拙な舌の動きだがそれでもどんどん欲が膨張していくのが分かる。私のペニスはもはや完全に勃起しており、ズボンの中で窮屈に存在を主張してしまう。
 首に腕を回し逃げられないように後頭部を押さえてキスを施す彰、角度を変えてより深く私の啌内を味わおうと舌を伸ばしてくる。鼻から抜ける吐息すら甘く感じられた。

 彰からのご褒美を懸命に享受していると絡められた舌が解けゆっくりと離れていく。熱が消えた寂しさに目を開ければ、そこには慈愛に満ちた表情に情欲を燻らせた彰がいた。
「ちょっとはエドガーのこと癒してあげられた?」
 言葉はあくまでも私を癒そうという目的を主張しているが、唾液に濡れて光る唇は弧を描き淫靡な雰囲気を醸し出している。
「そういえばメアが言ってたんだ、キスも与え方によれば元気になりすぎるって。だから、エドガーのここ元気になっちゃった?」
 そんな淫らで可愛い彰に釘付けになり、ぼうっとしたまま何も答えられないでいると急にペニスに強い刺激が走った。股の間にあった彰の膝が私のペニスをグリグリと押したのだ。

「……っあぁ!」
「エドガー仕事忙しかったんだよな、疲れてオナニーどころじゃなかった?キスだけでこんなに大きくして、よっぽど溜まってたのか?ん?」
 可愛らしく笑いながらも膝の動きは止まらない。ガチガチに勃起したペニスは彰の言う通りを示していた。言い訳ではないが本当に自慰をする気力すら湧かない程に疲れていたのだ。
「ほら、いい子なら質問に答えなきゃだめだぞ」
 グイっと強く膝を押し付けられ、ペニスが喜びに震えた。先走りの汁がズボンの前を濡らしてじんわりと色が変わっていっている。

 ご褒美のキスだけでペニスを腫らし先走りを溢すような悪い子の私なのに、彰はいい子だと言ってくれる。嬉しくて期待に応えようと気持ちが逸った。
「そうだっ…うぁ……!忙しくて、疲れて二週間も自慰をしていないんだ……うぉっ…あ、彰ぁ。彰の癒しのキスで私のペニスがぁあぁっ……ペニスがっ…駄目だっ!そんなにしたら出てしまうっ!……あぁっ…ぉおぉぉおおおっ!!!!」
 にこにこと笑顔を浮かべながら私の告白を聞いていた彰だが、膝の動きを休めるどころか緩急を付けて的確に私の欲を煽ってくる。優しい表情で、でもペニスを刺激する膝の動きは容赦がない。
 そんな倒錯的な状況に耐えられるはずもなく、あっけなくズボンのなかに精を吐き出した。

「あはは、精液出ちゃったね。俺の膝そんなに気持ちよかったんだ?膝でおちんちんグリグリされて精液溢しちゃうような子だったんだ、エドガーって。でもまだまだ出るだろ?二週間もおちんちんシコシコしてないんだから、もっともっと精液たくさん出せるよな?」
 肩で大きく息をしながら絶望していた私だが、彰は早漏具合には全く触れずに煽ってくる。
「だってエドガーのおちんちん、まだこんなに元気だぞ」
 そう言って伸ばされた手が触れた先は、いつの間にか再び完勃ちしていた私のペニスだった。
「仕事で疲れて癒しが必要なエドガーの体、俺が癒してあげる。エドガーは何もしなくていいよ、俺に全部任せておいで。お仕事頑張ってるいい子にはご褒美あげないとだもんな」
 よしよしと優しくペニスを撫でられて、私の中の無意識の欲望を閉じ込めていた檻が壊れるのが分かった。ああ、私はこれを求めていたのだ。幼子のように全てを委ねて甘やかされたい。そんな欲望が解き放たれてしまった。
「ご、ご褒美……ご褒美欲しい!彰のご褒美があるならどんな事でも頑張るからっ……いい子の僕にご褒美下さい、彰ぁ」
 鼻先を彰の首筋に擦り付け嘆願する。一人称も母が亡くなって以来使っていなかった僕に戻っているが、そんなことを気にかけている余裕はない。だって彰が、彰が全てを委ねていいと言ったのだ。
「…僕一生懸命お仕事してる、どれだけ忙しくてもしんどくても頑張ってお仕事してるからご褒美ちょうだい?」

「可愛い、エドガー」
 ちゅっと鼻先に触れるだけのキスをされる。彰の表情は私のことが可愛くて仕方ないといった様子で、向けられる眼差しは限りなく優しかった。
「いい子ならどんなご褒美が欲しいか自分で言えるだろ?」
 囁くように吹き込まれ、耳をねっとりと舐められる。ゾクゾクした快感が身を走り、ペニスが震えた。
「んっ、僕のおちんちん触って…彰の手でおちんちんシコシコしてっ……いっぱい精液出したいっ!」
「上手にお願いできたね、偉い偉い。かわいそうに、大きくなったおちんちんがズボンの中で苦しいよって泣いてるじゃないか。早く助けてあげなきゃ」
 体を離した彰の手が私の汚れたズボンに伸びる。パンパンに膨らんでいるペニスのために外しにくいのだろう、ボタンを弄る手が布越しにペニスを擽ってそれだけで喘ぎ声が出てしまう。
 クスクス笑う彰はまるで私の情けない姿を楽しんでいる様で羞恥に体が熱くなる。何とか外されたボタンに続き前合わせを寛げると、しとどに濡れてくっきりとペニスの形を浮き上がらせる下着が現れた。
 下着の下のペニスを見て、少し考えるように動きが止まった彰だったが直ぐに動き出す。ズボンと下着を一緒に掴み、私を見上げて次の行動を指示してきた。
「パンツもズボンも邪魔だから脱いじゃおうか。ほら、腰浮かせて」
 その指示に逆らうはずもなく彰の手によって下半身を覆うものは全て取り除かれた。脱がす途中下着にペニスが引っ掛かり、外れた時の反動で勢い良く腹に打ち付けてしまった。敏感になっている私はその刺激だけで射精しそうになってしまう。
 彰はといえば私のペニスの大きさに目を見張った後、嬉しそうに愛おしそうに顔を近付けて見つめている。
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