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148.学院案内
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マーセル殿下がみんなに問いかける。
「午後からは何か、予定があるのか?」
みんなは首を横に振った。
私は「図書館で自習でもしようかと思います」と告げた。
マーセル殿下が、眉をひそめた。
「まだ授業は始まっていない。
自習には早いだろう?」
「グランツを首席で卒業したお母様の娘として、恥ずかしい結果は残せません。
明るいうちは教養を自習し、夜は魔術の自習をするつもりです」
サイ兄様が苦笑した。
「肩の力を入れ過ぎだ。
母上からも『マリーがやり過ぎないように見張っておいて欲しい』と言われている。
今日くらいはのんびりしておけ」
「……まぁ、サイ兄様がそうおっしゃるのであれば。
それで、殿下には何か考えがおありなのですか?」
マーセル殿下がうなずいた
「うむ、サイモンたちに学院案内を頼もうと思ってな。
ついでに噂の植物園とやらも見ておきたい。
いつ使うかわからんからな」
植物園……男女のいかがわしい密会に使われる、あの場所のこと?
私は眉をひそめ、ジト目でマーセル殿下を睨み付けた。
「殿下、そんな場所を使う予定がおありなんですか?」
「……? 何を勘違いしているか知らんが、あそこは『密会』の場として定番だ。
男女の逢瀬が行われることもあるが、秘密の会合が行われる場所でもある。
頻度としては、後者の方が多いくらいだと聞いたぞ?」
あ、そうなの?!
私は顔を赤くしながら謝罪する。
「失礼しました! では、なにか相談したいことがお有りなのですね?」
マーセル殿下がうなずいた。
「ああ、北方国家視察の件で、わずかだが教えてもらえた。
そのことを、共有しておこうと思ってな」
私たちは全員が食べ終わると、学院内を案内してもらうために移動した。
****
サイ兄様が先導して、学院の設備を見て回った。
音楽室や図書館、魔術鍛錬上に、近年新しくできたという武錬場も見ていった。
次は水泳場を見に行くらしい。
「父上の改革でな。体を鍛えるカリキュラムも、多く取り込まれることになったんだ。
体を鍛える必要がない生徒も多いから、現在のグランツは選択科目制だ。
魔導士も体を鍛えて損がない、というのが父上の推進してることだからな」
私は疑問を感じて尋ねる。
「ですが、貴族令嬢が水泳を行うなど、問題が多くありませんか?」
「水泳場は屋内で男女別だ。
女子用の水着は全身を覆うタイプだし、令嬢が困ることにはならないよ。
大規模な水魔術の練習に使われることもある」
実際に水泳場を見てみると、男女別に建物がわかれていた。
これなら、女子が水着姿を見られることもないだろう。
屋内はきっちり室温管理されてるみたいで、冬でも水泳に興じられるらしい。
サイ兄様が楽しそうに告げる。
「水魔術を使った遊びで『水泳場の端から端まで走り切れるか』というのがある。
マリーにはもう、できるんじゃないか?」
アレックス様が、さっそくやってみせてくれた。
水をはじく魔術を足にまとい、その状態で走り切る、という遊びらしい。
バランスを崩すと水中に投げ出されて『失敗』となる。
「あっという間に走り切るだけの体力か、渡り切るまで魔力制御を行う持久力。
どちらかが求められるんですわね……」
私はふといたずらを思いついたので、「私もやってみますわ」と前に出た。
魔力を水に浸透させ、水泳場の水を真っ二つに割って道を作った。
その真ん中を悠々と歩いて、端まで到着してみせる。
≪身体強化≫で上まで飛び上がったところで、水を元に戻した。
私の強大な魔力を惜しみなく使った力技だ。
私はみんなに振り返ってニコリと微笑んだ。
「これはルール違反になるのかしら?」
サイ兄様が引きつった笑みで応える。
「うーん、これができるのはマリーだけだろうから、前例もないしな。どうだろうな……」
少なくとも、『水魔術を使って水泳場の端まで渡り切る』というルールは守ってる。
先ほどの説明通りなら、歩いて渡ろうが走って渡ろうが、問題ないはずだ。
アラン様がにこやかに告げる。
「でも、水の上を移動してないからグレーですね」
そこまで考えてなかったので、私はごまかしの微笑を返しておいた。
****
「こっちは誰も居ないよー!」
「こちらもだ!」
「ここもオッケー!」
私たちは植物園に来て周囲を確認したあと、ザフィーア十一人で中に散らばり、人が居ないことを確認していった。
マーセル殿下が宣言する。
「――よし! これなら密談には十分使えるな!」
遠くに入り口が見える位置に十一人で陣取る。
これなら誰かが入ってきても、この中の誰かが気付けるはずだ。
マーセル殿下が真面目な顔で告げる。
「それじゃあ、父上から教えられたことを伝えておくぞ。
もちろん許可は取ってある」
みんな黙ってうなずいた。
「まず、前回の北方国家群視察でマリーたちを誘拐したベッカー議員。
かれはまだ見つかっていない。
これだけ長期間、我が国の諜報部から逃げ続けてる。
おそらく『帝国の精霊眼の魔導士』をかくまっているのと同じ勢力がかくまったのだろう」
私は手を挙げて告げる。
「その『帝国の精霊眼の魔導士』とは、なんなのですか?」
「お前たちは『古代魔法』というのを知ってるか?
とても古い時代に使われていたという、強大な魔法の話だ」
全員が首を横に振った。
誘拐事件で見聞きしたことは、殿下にも教えちゃいけないことになってる。
ユルゲン伯父様の言いつけを守って、ここは知らないふりをしなければいけない。
マーセル殿下が言葉を続ける。
「その帝国の魔導士は、古代魔法の一部をつかえるらしい。
かつて帝国はその力で西方国家群を苦しめた。
帝国解体時に魔導士の行方を追ったが、未だにその所在はつかめていない」
レブナント王国の諜報部は、大陸でも屈指の情報網を持つ。
それでも『尻尾もつかませない』というのは、並大抵の勢力にできることじゃない。
おそらく、同じ勢力にベッカー議員は格まれているだろう、という話だった。
サイ兄様が手を挙げた。
「ディーツ議長はその後、どういう動きを見せたんだ?
奴の盟友だったんだろう?」
「とても協力的に北方国家の情報を渡してくれている。
諜報部からの報告とも、齟齬がないそうだ。
少なくとも、ディーツ議長がかくまっている、ということはないだろう。
彼の情報網でも、しっぽを掴むことはできないようだ」
私はまた手を挙げた。
「彼の目的は、なんだったのかわかりましたか?」
「ベッカー議員は『精霊眼の研究者だった』という話だったな。
おそらくマリオンの精霊眼に興味を持って、誘拐したと思われる」
「研究対象を、衰弱死させるものなんですか?」
私の質問に、マーセル殿下が沈黙した。
何度か呼吸を挟んだあと、意を決したように口を開く。
「ここからは重要国家君になる。
この場に居ない人間、それがたとえ兄上であろうと漏らすな。
理解したか?」
オリヴァー殿下にも?
戸惑いつつ、全員がうなずいた。
マーセル殿下が私を見据えた。
「マリオン、お前の精霊眼は古代魔法をつかえるな?
お前が精霊眼を用いて古代魔法を使うように追い込んだんだ。
実際に試してはみたんじゃないか?」
殿下、そこまで知ってるの?!
私はどう応えたらいいのか、真剣に悩んだ。
「午後からは何か、予定があるのか?」
みんなは首を横に振った。
私は「図書館で自習でもしようかと思います」と告げた。
マーセル殿下が、眉をひそめた。
「まだ授業は始まっていない。
自習には早いだろう?」
「グランツを首席で卒業したお母様の娘として、恥ずかしい結果は残せません。
明るいうちは教養を自習し、夜は魔術の自習をするつもりです」
サイ兄様が苦笑した。
「肩の力を入れ過ぎだ。
母上からも『マリーがやり過ぎないように見張っておいて欲しい』と言われている。
今日くらいはのんびりしておけ」
「……まぁ、サイ兄様がそうおっしゃるのであれば。
それで、殿下には何か考えがおありなのですか?」
マーセル殿下がうなずいた
「うむ、サイモンたちに学院案内を頼もうと思ってな。
ついでに噂の植物園とやらも見ておきたい。
いつ使うかわからんからな」
植物園……男女のいかがわしい密会に使われる、あの場所のこと?
私は眉をひそめ、ジト目でマーセル殿下を睨み付けた。
「殿下、そんな場所を使う予定がおありなんですか?」
「……? 何を勘違いしているか知らんが、あそこは『密会』の場として定番だ。
男女の逢瀬が行われることもあるが、秘密の会合が行われる場所でもある。
頻度としては、後者の方が多いくらいだと聞いたぞ?」
あ、そうなの?!
私は顔を赤くしながら謝罪する。
「失礼しました! では、なにか相談したいことがお有りなのですね?」
マーセル殿下がうなずいた。
「ああ、北方国家視察の件で、わずかだが教えてもらえた。
そのことを、共有しておこうと思ってな」
私たちは全員が食べ終わると、学院内を案内してもらうために移動した。
****
サイ兄様が先導して、学院の設備を見て回った。
音楽室や図書館、魔術鍛錬上に、近年新しくできたという武錬場も見ていった。
次は水泳場を見に行くらしい。
「父上の改革でな。体を鍛えるカリキュラムも、多く取り込まれることになったんだ。
体を鍛える必要がない生徒も多いから、現在のグランツは選択科目制だ。
魔導士も体を鍛えて損がない、というのが父上の推進してることだからな」
私は疑問を感じて尋ねる。
「ですが、貴族令嬢が水泳を行うなど、問題が多くありませんか?」
「水泳場は屋内で男女別だ。
女子用の水着は全身を覆うタイプだし、令嬢が困ることにはならないよ。
大規模な水魔術の練習に使われることもある」
実際に水泳場を見てみると、男女別に建物がわかれていた。
これなら、女子が水着姿を見られることもないだろう。
屋内はきっちり室温管理されてるみたいで、冬でも水泳に興じられるらしい。
サイ兄様が楽しそうに告げる。
「水魔術を使った遊びで『水泳場の端から端まで走り切れるか』というのがある。
マリーにはもう、できるんじゃないか?」
アレックス様が、さっそくやってみせてくれた。
水をはじく魔術を足にまとい、その状態で走り切る、という遊びらしい。
バランスを崩すと水中に投げ出されて『失敗』となる。
「あっという間に走り切るだけの体力か、渡り切るまで魔力制御を行う持久力。
どちらかが求められるんですわね……」
私はふといたずらを思いついたので、「私もやってみますわ」と前に出た。
魔力を水に浸透させ、水泳場の水を真っ二つに割って道を作った。
その真ん中を悠々と歩いて、端まで到着してみせる。
≪身体強化≫で上まで飛び上がったところで、水を元に戻した。
私の強大な魔力を惜しみなく使った力技だ。
私はみんなに振り返ってニコリと微笑んだ。
「これはルール違反になるのかしら?」
サイ兄様が引きつった笑みで応える。
「うーん、これができるのはマリーだけだろうから、前例もないしな。どうだろうな……」
少なくとも、『水魔術を使って水泳場の端まで渡り切る』というルールは守ってる。
先ほどの説明通りなら、歩いて渡ろうが走って渡ろうが、問題ないはずだ。
アラン様がにこやかに告げる。
「でも、水の上を移動してないからグレーですね」
そこまで考えてなかったので、私はごまかしの微笑を返しておいた。
****
「こっちは誰も居ないよー!」
「こちらもだ!」
「ここもオッケー!」
私たちは植物園に来て周囲を確認したあと、ザフィーア十一人で中に散らばり、人が居ないことを確認していった。
マーセル殿下が宣言する。
「――よし! これなら密談には十分使えるな!」
遠くに入り口が見える位置に十一人で陣取る。
これなら誰かが入ってきても、この中の誰かが気付けるはずだ。
マーセル殿下が真面目な顔で告げる。
「それじゃあ、父上から教えられたことを伝えておくぞ。
もちろん許可は取ってある」
みんな黙ってうなずいた。
「まず、前回の北方国家群視察でマリーたちを誘拐したベッカー議員。
かれはまだ見つかっていない。
これだけ長期間、我が国の諜報部から逃げ続けてる。
おそらく『帝国の精霊眼の魔導士』をかくまっているのと同じ勢力がかくまったのだろう」
私は手を挙げて告げる。
「その『帝国の精霊眼の魔導士』とは、なんなのですか?」
「お前たちは『古代魔法』というのを知ってるか?
とても古い時代に使われていたという、強大な魔法の話だ」
全員が首を横に振った。
誘拐事件で見聞きしたことは、殿下にも教えちゃいけないことになってる。
ユルゲン伯父様の言いつけを守って、ここは知らないふりをしなければいけない。
マーセル殿下が言葉を続ける。
「その帝国の魔導士は、古代魔法の一部をつかえるらしい。
かつて帝国はその力で西方国家群を苦しめた。
帝国解体時に魔導士の行方を追ったが、未だにその所在はつかめていない」
レブナント王国の諜報部は、大陸でも屈指の情報網を持つ。
それでも『尻尾もつかませない』というのは、並大抵の勢力にできることじゃない。
おそらく、同じ勢力にベッカー議員は格まれているだろう、という話だった。
サイ兄様が手を挙げた。
「ディーツ議長はその後、どういう動きを見せたんだ?
奴の盟友だったんだろう?」
「とても協力的に北方国家の情報を渡してくれている。
諜報部からの報告とも、齟齬がないそうだ。
少なくとも、ディーツ議長がかくまっている、ということはないだろう。
彼の情報網でも、しっぽを掴むことはできないようだ」
私はまた手を挙げた。
「彼の目的は、なんだったのかわかりましたか?」
「ベッカー議員は『精霊眼の研究者だった』という話だったな。
おそらくマリオンの精霊眼に興味を持って、誘拐したと思われる」
「研究対象を、衰弱死させるものなんですか?」
私の質問に、マーセル殿下が沈黙した。
何度か呼吸を挟んだあと、意を決したように口を開く。
「ここからは重要国家君になる。
この場に居ない人間、それがたとえ兄上であろうと漏らすな。
理解したか?」
オリヴァー殿下にも?
戸惑いつつ、全員がうなずいた。
マーセル殿下が私を見据えた。
「マリオン、お前の精霊眼は古代魔法をつかえるな?
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