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第1章:海辺の喫茶店
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喫茶店のカウンターでカップを拭く拓海が、カウンターに座る優美に告げる。
「ちょっと強引過ぎないかな」
「あれぐらいでいいんじゃよ。
『誰かに決めてもらう』のが一番楽じゃからな。
『それでも嫌』なら、自分で言ってくるじゃろ。
それを考える時間も与えておる」
静かにコーヒーを飲む優美を見て、拓海がため息をついた。
「オーナー、僕を雇う時も強引じゃなかった?」
「お前が就職先を決められんかったからじゃろう?
泰介の跡を素直に継げばよいものを、なにを迷うておったのか」
拓海がうつむき気味に応える。
「だってあの頃は、まだ大卒二年目だったし」
「フリーターをしておっただけじゃろ?
何を高望みをしておったのか」
拓海には夢があったわけではない。
ただ『何かをやりたい』という思いがあった。
『何者かになりたい』という、若者特有の願望だ。
漠然とした未来像を、手探りで探していた時期だった。
父親が急死し、優美が拓海に『店を継げ』と持ち掛けた。
バリスタのスクールに通わせてもらい、その費用も優美が出した。
一年後には店を受け継ぎ、拓海がマスターとして店を開いた。
以来三年間、拓海はこうしてカウンターの中でコーヒーを淹れている。
これで良かったのか、それは拓海にも自信がなかった。
それでも客の安らぐ顔を見て、『良かったのかもしれない』と思い始めていた。
優美が拓海に告げる。
「拓海、エッグタルトじゃ。はよう出せ」
「――はい!」
ぼんやりしていた拓海が我に返り、冷蔵庫に小走りで駆け寄って行った。
****
真理は部屋で座り込んだまま、ぼんやりと考えこんでいた。
家賃五万――今よりかなり安い。
部屋も今の狭い部屋より、ずっと条件が良い。
防犯も充分で、文句なんてつけようもなかった。
優美はどうやら、引っ越し費用も持つつもりらしい。
それなら今の懐事情でも、応じることはできるだろう。
「だけど、座敷童かぁ……」
初めて出会った『あやかし』という存在に、真理は困惑していた。
生きた人間と変わらない『それ』は、自分が座敷童だと名乗った。
古風な言葉遣い、幼い外見でこちらを見通してくる言動。
さらにはビルのオーナーで、喫茶店も経営している。
『あやかし』なんてものが仮想通過にまで手を出している。訳が分からなかった。
――だけど。
心機一転を図るには、丁度良い機会にも思えた。
元カレとの思い出がある部屋と縁を切り、新しい部屋と新しい職場で人生をやり直す。
家賃がこの価格なら、貯金もしやすいだろう。
資金を蓄えて、好きな所に引っ越しすればいい。
三十まであと二年。それまでに次のキャリアを見つけなければ。
――バリスタ、なんてものも悪くないのかな。
ふと頭をよぎった思いに自分で驚き、頭を振って追い払った。
ため息をついた真理は、ゆっくりと立ち上がって鞄を手にした。
****
真理がシャアハウスの管理人窓口脇にあるインターホンを押す。
『――はい』
「さきほどの者ですけど、カードキーの返却を」
『それはオーナーが”喫茶店まで持って来い”と言ってましたよ』
優美がどういうつもりなのか、一瞬迷った真理がインターホンに告げる。
「わかりました」
真理はエレベーターに乗りこむと、一階のボタンを押して、ドアが閉まるのを見届けた。
静かにエレベーターが降りるのを感じながら、真理は思う。
この際、利用できる厚意は全部利用してやろう。
なりふり構わず這い上がって、人生の再スタートを切ってやる!
カードキーを握りしめながら、開いたエレベータードアから真理は一歩を踏み出した。
****
喫茶店のドアベルを軽やかにならしながら、真理が店内に戻ってきた。
カウンターにいる優美を見定めると、真理がそこに近づいて行く。
真理の顔を見た優美が、にたりと笑った。
「決心がついたか?」
「ええ、でも本当に五万でいいのね?」
「構わんよ? 契約更新は二年に一回じゃ。
敷金礼金、全部不要。清掃費用はもらうがな」
「引っ越し費用は?」
「今のおんしに、そんな手持ちはあるまい?
もちろん儂が持ってやるとも。
伝手の業者に単身用おまかせコースで構わんな?
連絡先を教えるが良い。そこに電話をかけさせよう」
優美が取り出した紙ナプキンとボールペンを、真理は見つめた。
一呼吸を置いてそれを受け取り、スマホの番号を記していく。
「――はい、これでいい?」
「ああ、もちろんだとも。
ぼちぼち閉店の時間じゃの。
店を閉めたら、拓海と一緒にレストランに移動するぞ」
拓海がカウンターの中から真理に告げる。
「ごめんね村上さん、オーナーが強引で」
真理は首を横に振って応える。
「構わないわ。こんな美味しい条件なら、こちらからお願いしたいくらいよ」
優美の横の席に座った真理が、拓海に告げる。
「コーヒー――マンデリン、だっけ? あれもらえる?」
拓海がニコリと微笑んだ。
「喜んで、村上さん」
お湯を沸かし、コーヒーミルを静かに挽く拓海の姿を見ながら、真理はカウンターに頬杖をついた。
「妖怪なんて、本当に居るのね」
優美がクスクスと笑いながら応える。
「そこは『あやかし』と呼んで欲しいところじゃの。
おんしらが知らんだけで、世の中は『あやかし』に溢れておるぞ?」
思わず真理が優美に振り返った。
「……そうなの?」
「『混じり』を加えたら、石を投げれば当たる程度じゃ。
特にこの街みたいな場所はな」
真理はため息をつきながら告げる。
「全然、知らなかったわ……」
「教えとらんからの。
ばれると面倒ゆえ、隠して暮らしておる。
己が『そう』と知らずに生きる者も多いぞ?」
真理の前にコーヒーの入ったカップが置かれた。
自分の知らない世界の真実――そんなものを知らされた気分だった。
コーヒーの香りを鼻に届けながら、真理は小さく息をついてコーヒーを口にした。
****
午後五時になり、拓海が外の看板をしまい、閉店処理を進めていく。
優美が拓海に告げる。
「清掃は明日にせい。車で移動するぞ」
「はいはい、わかったよオーナー」
拓海はエプロンを脱ぎながらスタッフルームに消えた。
拓海を目で追いながら、真理が尋ねる。
「車があるの?」
「拓海が運転できる。
地下が駐車場でな? これも良い稼ぎになる」
真理が思い出してカードキーを優美に差し出した。
「これ、お返しするわね」
優美がきょとんとした顔でカードキーを見つめた。
「なんじゃ、話を断るつもりか?」
「そうじゃないけど、まだ契約してないし」
「構うことはない。おんしが持っておけ。
引っ越しはマスターキーで済ませるゆえ、気にするな」
着替え終わった拓海がスタッフルームから出てきた。
ジーンズに長袖の開襟シャツ、ネイビーのジャケット羽織っている。
真理がふと気づけば、拓海の耳にはピアスが光っていた。
「あなた、ピアスなんてしてた?」
拓海が耳を触りながら、気恥ずかしそうに応える。
「仕事中は外してるんだ。ほら、軽薄に見えるでしょ」
優美が拓海の尻を手で叩いて告げる。
「おしゃべりは後にせい。
道が混む前に移動するぞ」
「はいはい。
――店の前で待ってて、車を回してくるから」
三人で喫茶店から出ると、拓海はビルの裏手に回っていった。
真理と優美が閉店した喫茶店の前で待っていると、間もなく一台のセダンが止まる。
助手席越しに顔を出した拓海が告げる。
「後ろに乗って。いつものイタリアンでいい?」
優美がうなずき、後部座席を開けて乗りこんだ。
真理もそれに続いて、車に乗りこむ。
ドアが閉まると、ゆっくりと車が走り出す。
暗くなった横浜の大通りを、車はテールランプを光らせながら目的地に向かった。
「ちょっと強引過ぎないかな」
「あれぐらいでいいんじゃよ。
『誰かに決めてもらう』のが一番楽じゃからな。
『それでも嫌』なら、自分で言ってくるじゃろ。
それを考える時間も与えておる」
静かにコーヒーを飲む優美を見て、拓海がため息をついた。
「オーナー、僕を雇う時も強引じゃなかった?」
「お前が就職先を決められんかったからじゃろう?
泰介の跡を素直に継げばよいものを、なにを迷うておったのか」
拓海がうつむき気味に応える。
「だってあの頃は、まだ大卒二年目だったし」
「フリーターをしておっただけじゃろ?
何を高望みをしておったのか」
拓海には夢があったわけではない。
ただ『何かをやりたい』という思いがあった。
『何者かになりたい』という、若者特有の願望だ。
漠然とした未来像を、手探りで探していた時期だった。
父親が急死し、優美が拓海に『店を継げ』と持ち掛けた。
バリスタのスクールに通わせてもらい、その費用も優美が出した。
一年後には店を受け継ぎ、拓海がマスターとして店を開いた。
以来三年間、拓海はこうしてカウンターの中でコーヒーを淹れている。
これで良かったのか、それは拓海にも自信がなかった。
それでも客の安らぐ顔を見て、『良かったのかもしれない』と思い始めていた。
優美が拓海に告げる。
「拓海、エッグタルトじゃ。はよう出せ」
「――はい!」
ぼんやりしていた拓海が我に返り、冷蔵庫に小走りで駆け寄って行った。
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真理は部屋で座り込んだまま、ぼんやりと考えこんでいた。
家賃五万――今よりかなり安い。
部屋も今の狭い部屋より、ずっと条件が良い。
防犯も充分で、文句なんてつけようもなかった。
優美はどうやら、引っ越し費用も持つつもりらしい。
それなら今の懐事情でも、応じることはできるだろう。
「だけど、座敷童かぁ……」
初めて出会った『あやかし』という存在に、真理は困惑していた。
生きた人間と変わらない『それ』は、自分が座敷童だと名乗った。
古風な言葉遣い、幼い外見でこちらを見通してくる言動。
さらにはビルのオーナーで、喫茶店も経営している。
『あやかし』なんてものが仮想通過にまで手を出している。訳が分からなかった。
――だけど。
心機一転を図るには、丁度良い機会にも思えた。
元カレとの思い出がある部屋と縁を切り、新しい部屋と新しい職場で人生をやり直す。
家賃がこの価格なら、貯金もしやすいだろう。
資金を蓄えて、好きな所に引っ越しすればいい。
三十まであと二年。それまでに次のキャリアを見つけなければ。
――バリスタ、なんてものも悪くないのかな。
ふと頭をよぎった思いに自分で驚き、頭を振って追い払った。
ため息をついた真理は、ゆっくりと立ち上がって鞄を手にした。
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真理がシャアハウスの管理人窓口脇にあるインターホンを押す。
『――はい』
「さきほどの者ですけど、カードキーの返却を」
『それはオーナーが”喫茶店まで持って来い”と言ってましたよ』
優美がどういうつもりなのか、一瞬迷った真理がインターホンに告げる。
「わかりました」
真理はエレベーターに乗りこむと、一階のボタンを押して、ドアが閉まるのを見届けた。
静かにエレベーターが降りるのを感じながら、真理は思う。
この際、利用できる厚意は全部利用してやろう。
なりふり構わず這い上がって、人生の再スタートを切ってやる!
カードキーを握りしめながら、開いたエレベータードアから真理は一歩を踏み出した。
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喫茶店のドアベルを軽やかにならしながら、真理が店内に戻ってきた。
カウンターにいる優美を見定めると、真理がそこに近づいて行く。
真理の顔を見た優美が、にたりと笑った。
「決心がついたか?」
「ええ、でも本当に五万でいいのね?」
「構わんよ? 契約更新は二年に一回じゃ。
敷金礼金、全部不要。清掃費用はもらうがな」
「引っ越し費用は?」
「今のおんしに、そんな手持ちはあるまい?
もちろん儂が持ってやるとも。
伝手の業者に単身用おまかせコースで構わんな?
連絡先を教えるが良い。そこに電話をかけさせよう」
優美が取り出した紙ナプキンとボールペンを、真理は見つめた。
一呼吸を置いてそれを受け取り、スマホの番号を記していく。
「――はい、これでいい?」
「ああ、もちろんだとも。
ぼちぼち閉店の時間じゃの。
店を閉めたら、拓海と一緒にレストランに移動するぞ」
拓海がカウンターの中から真理に告げる。
「ごめんね村上さん、オーナーが強引で」
真理は首を横に振って応える。
「構わないわ。こんな美味しい条件なら、こちらからお願いしたいくらいよ」
優美の横の席に座った真理が、拓海に告げる。
「コーヒー――マンデリン、だっけ? あれもらえる?」
拓海がニコリと微笑んだ。
「喜んで、村上さん」
お湯を沸かし、コーヒーミルを静かに挽く拓海の姿を見ながら、真理はカウンターに頬杖をついた。
「妖怪なんて、本当に居るのね」
優美がクスクスと笑いながら応える。
「そこは『あやかし』と呼んで欲しいところじゃの。
おんしらが知らんだけで、世の中は『あやかし』に溢れておるぞ?」
思わず真理が優美に振り返った。
「……そうなの?」
「『混じり』を加えたら、石を投げれば当たる程度じゃ。
特にこの街みたいな場所はな」
真理はため息をつきながら告げる。
「全然、知らなかったわ……」
「教えとらんからの。
ばれると面倒ゆえ、隠して暮らしておる。
己が『そう』と知らずに生きる者も多いぞ?」
真理の前にコーヒーの入ったカップが置かれた。
自分の知らない世界の真実――そんなものを知らされた気分だった。
コーヒーの香りを鼻に届けながら、真理は小さく息をついてコーヒーを口にした。
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午後五時になり、拓海が外の看板をしまい、閉店処理を進めていく。
優美が拓海に告げる。
「清掃は明日にせい。車で移動するぞ」
「はいはい、わかったよオーナー」
拓海はエプロンを脱ぎながらスタッフルームに消えた。
拓海を目で追いながら、真理が尋ねる。
「車があるの?」
「拓海が運転できる。
地下が駐車場でな? これも良い稼ぎになる」
真理が思い出してカードキーを優美に差し出した。
「これ、お返しするわね」
優美がきょとんとした顔でカードキーを見つめた。
「なんじゃ、話を断るつもりか?」
「そうじゃないけど、まだ契約してないし」
「構うことはない。おんしが持っておけ。
引っ越しはマスターキーで済ませるゆえ、気にするな」
着替え終わった拓海がスタッフルームから出てきた。
ジーンズに長袖の開襟シャツ、ネイビーのジャケット羽織っている。
真理がふと気づけば、拓海の耳にはピアスが光っていた。
「あなた、ピアスなんてしてた?」
拓海が耳を触りながら、気恥ずかしそうに応える。
「仕事中は外してるんだ。ほら、軽薄に見えるでしょ」
優美が拓海の尻を手で叩いて告げる。
「おしゃべりは後にせい。
道が混む前に移動するぞ」
「はいはい。
――店の前で待ってて、車を回してくるから」
三人で喫茶店から出ると、拓海はビルの裏手に回っていった。
真理と優美が閉店した喫茶店の前で待っていると、間もなく一台のセダンが止まる。
助手席越しに顔を出した拓海が告げる。
「後ろに乗って。いつものイタリアンでいい?」
優美がうなずき、後部座席を開けて乗りこんだ。
真理もそれに続いて、車に乗りこむ。
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