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第2章
26.領主主催の夜会
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俺のお披露目をする夜会、当日になった。
俺はダークブラウンのパーティースーツに身を包み、待合室で時間を待った。
落ち着かない気分の俺に、アヤメがニコニコと語りかけてくる。
「どうしたの? ヴァルター。そんなにそわそわして」
「しょうがねぇだろ。主催者なんてやったことねーし。
今回は貴族共も呼んでる。
勝手がわからねーのは、どうしたって緊張するんだよ」
アヤメがニコリと微笑んで告げる。
「別に、領主らしい振る舞いとか、考えなくていいんじゃない?
ヴァルターはヴァルター、いつもの自分らしいヴァルターで居ればいいんだよ。
領主なんでしょ? 誰に気兼ねをするの?」
目からうろこが落ちた気分だった。
そうか、領主ってその土地で一番偉い奴か。
責任は重いが、気を使う必要はないってのはその通りだな。
俺はふぅ、と大きく息をついた。
「……ありがとな嬢ちゃん。おかげで吹っ切れた」
ニコリと笑うアヤメと笑みを交わしていると、ドアがノックされてクラウスが姿を見せた。
「旦那様、お時間です。ご準備を」
「おう! それじゃあいくか!」
俺たちはソファから立ち上がり、ホールに向かって歩きだした。
****
ホールに出ると、大勢の商人や貴族たちの姿が俺を迎えた。
家族連れで来ているのは、どういう意味なんだろうな。
俺は給仕が渡してくるグラスを受け取ると、ステージに上がって声を張り上げる。
「今日はよく集まってくれた!
俺が新しい領主、ヴァルター・ヴァルトヴァンデラー・シャッテンヴァイデ伯爵だ!
こまけーこともめんどーなことも、今夜は抜きにしようぜ!
お互い、有意義な時間を過ごしていこう! ――乾杯!」
王宮の夜会では、国王が偉そうな言葉を並べていた。
それを真似て、俺は俺なりの言葉で夜会の目的を宣言した。
ゲストは驚いていたが、戸惑いながらも乾杯には応じてくれたようだ。
俺がステージから降りて行くと、早速フロリアンが近づいてきた。
「ヴァルターの旦那らしい挨拶だったな!」
俺はニヤリと微笑んで応える。
「俺は俺、自分を曲げることはできねぇからな。
貴族らしい振る舞いってのも、俺にはできん」
フロリアンも楽し気に笑みを浮かべた。
「それで構わねぇだろうさ。旦那らしい領主ってのも悪くない。
――それはそうと、工場の建設が来週には終わる。
そっちの準備はどうなってるんだ?」
「さすが、動きが早いな。
こっちも準備はもうできてる。
あとは工場が出来上がり次第、いつでも稼働させられるはずだ。
――しかし、工場を作るのが早すぎねぇか?」
フロリアンがニヤリと微笑んだ。
「最初から立派な工場を作るってのは筋が悪い。
最初は掘っ立て小屋でいいのさ。
そこでこの町の人間に経験を積ませて、相応の品質の加工品を作れるように育てていく。
商売が軌道に乗ってから、きちんとした工場を用意してやる。
こうすることで、商売の見込みが甘かった時のリスクを回避するんだ」
なるほどな、最初から大金を投資するリスクを避けたのか。
フットワークも軽くなるし、小さな工場でも稼働すれば商品は生産できる。
そこで回してる間に、利益を使って規模を拡大していくってことだな。
俺は頷いて応える。
「さすが、経験豊富な商人だな。勉強になる」
「ハハハ! あんたの糧になるなら、いくらでもノウハウを盗んでくれ!」
フロリアンは笑いながら俺から離れていった。
****
アヤメとフランチェスカを傍に置き、俺は挨拶に来る貴族や商人と言葉を交わしていった。
町の様子は、フロリアンから得た情報と大差がない。
さすがは大商人、町の様子を掴むセンスも抜群だったということか。
宝石商からは、年に一回、青嵐瑠璃を輸入しているという話は聞けた。
珍しい宝石だから、それなりに重宝されているらしい。
だがセイラン国に持ち込む品の選定に悩んでいるらしかった。
あそこは大陸の通貨が通用しない国だ。
多少は大陸通貨でも買い取ってくれるらしいが、宝石取引となると高額になる。
代わりに大陸から宝石を持ち込んでいるそうだが、向こうの需要が読めずに悩んでいるようだった。
宝石商がアヤメに向かって尋ねる。
「セイラン国では、どのような宝石が喜ばれるのでしょうか」
アヤメがニヤリと微笑んだ。
『斯様な情報、ただで寄越せとは片腹痛い。
せめて貢物を持って出直してくるが良いわ』
フランチェスカがため息をついて告げる。
「殿下は『私にはよくわかりません』とおっしゃっています」
……そんなわけねぇな。
今の表情と口振り、明らかに小馬鹿にしてるものだ。
宝石商もそれで怯んだのか、すごすごと退散していった。
俺は息をついてからアヤメに告げる。
「嬢ちゃん、もう少し態度を隠せ」
「なんのこと? 私、わかんないなー」
このガキ……とんだ食わせ物だな。
****
夜会の序盤が終わり、主だった商人たちや貴族との会話が途切れると、今度は中堅どころの貴族たちが近づいてきた。
若い令嬢を連れた貴族たちが、自己紹介に続いて娘を紹介してくる。
令嬢たちは精一杯媚びを売りながら、俺に挨拶を告げる。
……家族連れの意味はこれか。
独身の領主、その妻の座に収まろうって腹か。
上位貴族である伯爵夫人、その肩書に食いついてくる魚だな。
俺はそんな下位貴族たちとも適当な言葉を交わしつつ、連中の様子を探る。
大規模な事業を起こしてる奴らじゃない。
結束すれば力にはなるが、一人一人は弱小だ。
こいつらは余り近づける必要はないな。クラウスに指示を出して、間接的に動かすにとどめよう。
下手に近づけると、娘を押し売りしてきて鬱陶しい。
アヤメの様子を横目で見ると、明らかに不機嫌になっていた。
話を振られても、母国語で皮肉らしき言葉を告げていく。
フランチェスカがフォローをしようと、言葉にこもった気持ちまでは隠しきれん。
令嬢たちは異国の王族に委縮し、あまり強く出られないようだ。
だが、この大陸でセイラン国なんて、宝石商ぐらいにしか知られていない。
権威のない国の王族に噛みつく令嬢が出ないとも限らん。
アヤメにも、なるだけ近づけない方が良いだろう。
適度に下位貴族の家族連れを追い払い終わると、俺は息をついてアヤメに告げる。
「嬢ちゃん、なんで機嫌が悪いのかは知らんが、取り繕うぐらいはしろ」
アヤメはニタリと微笑んで応える。
『斯様に下賤な女共が、妾の夫に近づこうなど笑止千万。
同じ部屋の空気を吸うだけで、気分が穢れていきよるわ。
ヴァルターよ、若い女に惑わされ、まさかその気になってはおるまいな?』
「だから公用語を……いや、それは今は言わんでいい。悪い予感がする」
苦笑を浮かべるフランチェスカを横目に、『やっぱりな』と確信を覚えながら、俺の顔見せ夜会は過ぎていった。
****
夜会が終わり、俺たちは待合室で一息ついていた。
ソファの背もたれに身体を預け、今日一日で得た情報を整理していた。
「……なぁ嬢ちゃん、本当に嬢ちゃんはセイラン国でどんな宝石が好まれるのか、知らんのか?」
「知ってるよ? セイラン国は月夜見様を祀る国だからね!
お月様みたいな宝石は喜ばれると思うよ?
えーと……なんだっけ、真珠? はセイラン国でも、少しは取れるんだけどね」
フランチェスカが補足する様に続く。
「大陸の宝石商は、色の鮮やかな宝石を持ち込むことが多いようです。
ですがそのような宝石は珍品として珍しがられることはありますが、大口の取引になりません。
大陸ではあまり人気のないダイヤモンドや大粒の真珠、有り触れた白いムーンストーンなどは、受けが良いのではないでしょうか」
なるほど、白くて丸い宝石か。
ダイヤモンドもってことは、白いことにも価値がある国なんだな。
それなら水晶なんかも、悪くないかもしれないな。
大陸の宝石商は大陸の価値観で高価な宝石を持ち込んでる。それが敗因ってことか。
「なんでその話を、さっきの宝石商にしてやらなかったんだ?」
アヤメがニタリと微笑んだ。
「そんなの決まってるじゃん。ヴァルターの商売の邪魔になるからだよ。
もう何を持ち込むか、目星をつけてるんでしょ?
早いうちにお父さんと独占契約でも結んじゃえば?」
こいつ、そこまで頭が回るのか。
それだけ支援されたら、せっかく得た情報だし、宝石交易事業も手を出してみるか。
「――よし! それじゃあ着替えるか!」
俺は新たな事業計画を練りながら、着替えるためにソファから立ち上がった。
俺はダークブラウンのパーティースーツに身を包み、待合室で時間を待った。
落ち着かない気分の俺に、アヤメがニコニコと語りかけてくる。
「どうしたの? ヴァルター。そんなにそわそわして」
「しょうがねぇだろ。主催者なんてやったことねーし。
今回は貴族共も呼んでる。
勝手がわからねーのは、どうしたって緊張するんだよ」
アヤメがニコリと微笑んで告げる。
「別に、領主らしい振る舞いとか、考えなくていいんじゃない?
ヴァルターはヴァルター、いつもの自分らしいヴァルターで居ればいいんだよ。
領主なんでしょ? 誰に気兼ねをするの?」
目からうろこが落ちた気分だった。
そうか、領主ってその土地で一番偉い奴か。
責任は重いが、気を使う必要はないってのはその通りだな。
俺はふぅ、と大きく息をついた。
「……ありがとな嬢ちゃん。おかげで吹っ切れた」
ニコリと笑うアヤメと笑みを交わしていると、ドアがノックされてクラウスが姿を見せた。
「旦那様、お時間です。ご準備を」
「おう! それじゃあいくか!」
俺たちはソファから立ち上がり、ホールに向かって歩きだした。
****
ホールに出ると、大勢の商人や貴族たちの姿が俺を迎えた。
家族連れで来ているのは、どういう意味なんだろうな。
俺は給仕が渡してくるグラスを受け取ると、ステージに上がって声を張り上げる。
「今日はよく集まってくれた!
俺が新しい領主、ヴァルター・ヴァルトヴァンデラー・シャッテンヴァイデ伯爵だ!
こまけーこともめんどーなことも、今夜は抜きにしようぜ!
お互い、有意義な時間を過ごしていこう! ――乾杯!」
王宮の夜会では、国王が偉そうな言葉を並べていた。
それを真似て、俺は俺なりの言葉で夜会の目的を宣言した。
ゲストは驚いていたが、戸惑いながらも乾杯には応じてくれたようだ。
俺がステージから降りて行くと、早速フロリアンが近づいてきた。
「ヴァルターの旦那らしい挨拶だったな!」
俺はニヤリと微笑んで応える。
「俺は俺、自分を曲げることはできねぇからな。
貴族らしい振る舞いってのも、俺にはできん」
フロリアンも楽し気に笑みを浮かべた。
「それで構わねぇだろうさ。旦那らしい領主ってのも悪くない。
――それはそうと、工場の建設が来週には終わる。
そっちの準備はどうなってるんだ?」
「さすが、動きが早いな。
こっちも準備はもうできてる。
あとは工場が出来上がり次第、いつでも稼働させられるはずだ。
――しかし、工場を作るのが早すぎねぇか?」
フロリアンがニヤリと微笑んだ。
「最初から立派な工場を作るってのは筋が悪い。
最初は掘っ立て小屋でいいのさ。
そこでこの町の人間に経験を積ませて、相応の品質の加工品を作れるように育てていく。
商売が軌道に乗ってから、きちんとした工場を用意してやる。
こうすることで、商売の見込みが甘かった時のリスクを回避するんだ」
なるほどな、最初から大金を投資するリスクを避けたのか。
フットワークも軽くなるし、小さな工場でも稼働すれば商品は生産できる。
そこで回してる間に、利益を使って規模を拡大していくってことだな。
俺は頷いて応える。
「さすが、経験豊富な商人だな。勉強になる」
「ハハハ! あんたの糧になるなら、いくらでもノウハウを盗んでくれ!」
フロリアンは笑いながら俺から離れていった。
****
アヤメとフランチェスカを傍に置き、俺は挨拶に来る貴族や商人と言葉を交わしていった。
町の様子は、フロリアンから得た情報と大差がない。
さすがは大商人、町の様子を掴むセンスも抜群だったということか。
宝石商からは、年に一回、青嵐瑠璃を輸入しているという話は聞けた。
珍しい宝石だから、それなりに重宝されているらしい。
だがセイラン国に持ち込む品の選定に悩んでいるらしかった。
あそこは大陸の通貨が通用しない国だ。
多少は大陸通貨でも買い取ってくれるらしいが、宝石取引となると高額になる。
代わりに大陸から宝石を持ち込んでいるそうだが、向こうの需要が読めずに悩んでいるようだった。
宝石商がアヤメに向かって尋ねる。
「セイラン国では、どのような宝石が喜ばれるのでしょうか」
アヤメがニヤリと微笑んだ。
『斯様な情報、ただで寄越せとは片腹痛い。
せめて貢物を持って出直してくるが良いわ』
フランチェスカがため息をついて告げる。
「殿下は『私にはよくわかりません』とおっしゃっています」
……そんなわけねぇな。
今の表情と口振り、明らかに小馬鹿にしてるものだ。
宝石商もそれで怯んだのか、すごすごと退散していった。
俺は息をついてからアヤメに告げる。
「嬢ちゃん、もう少し態度を隠せ」
「なんのこと? 私、わかんないなー」
このガキ……とんだ食わせ物だな。
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夜会の序盤が終わり、主だった商人たちや貴族との会話が途切れると、今度は中堅どころの貴族たちが近づいてきた。
若い令嬢を連れた貴族たちが、自己紹介に続いて娘を紹介してくる。
令嬢たちは精一杯媚びを売りながら、俺に挨拶を告げる。
……家族連れの意味はこれか。
独身の領主、その妻の座に収まろうって腹か。
上位貴族である伯爵夫人、その肩書に食いついてくる魚だな。
俺はそんな下位貴族たちとも適当な言葉を交わしつつ、連中の様子を探る。
大規模な事業を起こしてる奴らじゃない。
結束すれば力にはなるが、一人一人は弱小だ。
こいつらは余り近づける必要はないな。クラウスに指示を出して、間接的に動かすにとどめよう。
下手に近づけると、娘を押し売りしてきて鬱陶しい。
アヤメの様子を横目で見ると、明らかに不機嫌になっていた。
話を振られても、母国語で皮肉らしき言葉を告げていく。
フランチェスカがフォローをしようと、言葉にこもった気持ちまでは隠しきれん。
令嬢たちは異国の王族に委縮し、あまり強く出られないようだ。
だが、この大陸でセイラン国なんて、宝石商ぐらいにしか知られていない。
権威のない国の王族に噛みつく令嬢が出ないとも限らん。
アヤメにも、なるだけ近づけない方が良いだろう。
適度に下位貴族の家族連れを追い払い終わると、俺は息をついてアヤメに告げる。
「嬢ちゃん、なんで機嫌が悪いのかは知らんが、取り繕うぐらいはしろ」
アヤメはニタリと微笑んで応える。
『斯様に下賤な女共が、妾の夫に近づこうなど笑止千万。
同じ部屋の空気を吸うだけで、気分が穢れていきよるわ。
ヴァルターよ、若い女に惑わされ、まさかその気になってはおるまいな?』
「だから公用語を……いや、それは今は言わんでいい。悪い予感がする」
苦笑を浮かべるフランチェスカを横目に、『やっぱりな』と確信を覚えながら、俺の顔見せ夜会は過ぎていった。
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夜会が終わり、俺たちは待合室で一息ついていた。
ソファの背もたれに身体を預け、今日一日で得た情報を整理していた。
「……なぁ嬢ちゃん、本当に嬢ちゃんはセイラン国でどんな宝石が好まれるのか、知らんのか?」
「知ってるよ? セイラン国は月夜見様を祀る国だからね!
お月様みたいな宝石は喜ばれると思うよ?
えーと……なんだっけ、真珠? はセイラン国でも、少しは取れるんだけどね」
フランチェスカが補足する様に続く。
「大陸の宝石商は、色の鮮やかな宝石を持ち込むことが多いようです。
ですがそのような宝石は珍品として珍しがられることはありますが、大口の取引になりません。
大陸ではあまり人気のないダイヤモンドや大粒の真珠、有り触れた白いムーンストーンなどは、受けが良いのではないでしょうか」
なるほど、白くて丸い宝石か。
ダイヤモンドもってことは、白いことにも価値がある国なんだな。
それなら水晶なんかも、悪くないかもしれないな。
大陸の宝石商は大陸の価値観で高価な宝石を持ち込んでる。それが敗因ってことか。
「なんでその話を、さっきの宝石商にしてやらなかったんだ?」
アヤメがニタリと微笑んだ。
「そんなの決まってるじゃん。ヴァルターの商売の邪魔になるからだよ。
もう何を持ち込むか、目星をつけてるんでしょ?
早いうちにお父さんと独占契約でも結んじゃえば?」
こいつ、そこまで頭が回るのか。
それだけ支援されたら、せっかく得た情報だし、宝石交易事業も手を出してみるか。
「――よし! それじゃあ着替えるか!」
俺は新たな事業計画を練りながら、着替えるためにソファから立ち上がった。
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