初恋

桜 詩

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スクールの思い出*レオのその後

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レオノーラがスクールを辞めて以来…とりあえず約束通りドレスは着た!

しかし、昼間だけはそれを着たが後はやはり少年のような格好で過ごしていた…。

リリアナは、レオノーラが大人しくドレスを着るようになったことを喜び、女の子らしいたしなみを身に付けさせようとあれこれと気を回した。

むっすりとしながらも、レオノーラは淡々とこなしていった。その中でも、ハープはなかなか性にあったのか、上達がめざましかったのだ。

時と共にぐんぐんと背が伸びたレオノーラは、リリアナを追い越し、父に迫った。
月のものが来たのは遅かったせいか、女性にしては長身となり、それと同時に女性らしく胸も大きくなり、腰がくびれてまろやかになるとレオノーラはすっかり美少女になっていた。

レオノーラの美貌に周りは感嘆の声をもらしたし、リリアナもアルマンも自慢気であった。

16歳での社交界デビュー。
他を圧倒するような美貌の、レオノーラはあっという間に話題をさらった。

「まあまあ、レオノーラ!たくさんの招待状に返事が大変だわ!」
リリアナが言ったが、レオノーラは全く嬉しくも楽しくもなかった…。

ダンスも、男たちとの会話にも全く価値を見出だせない。楽しくない…

令嬢たちはいかに、条件のいい相手を見つけるかに夢中で、男たちはいかに自分の条件の令嬢を手に入れれるか…。
そんな思惑があからさますぎて、早々に飽きてしまった…
「つまらない」
ぼそりと言った。

リリアナがあれこれと招待を受けようとするがレオノーラは嫌だ行きたくないと、言うようになった!
「そんなことでどうするの!一生結婚しないつもり?」
リリアナが嘆いたが…
アルマンがそこに助け船を出した。
「うーん…リリアナ、レオノーラ…どうだろう?レオノーラを見るに、嫌がって社交界に出ていても、良いようにはならないだろう」
リリアナがアルマンを見た。
「女性の近衛騎士に少しばかり募集がある。レオノーラならぴったりじゃないかな?」
レオノーラはそれならやってみてもいい。と思った。

レオノーラはそう決めると、一切社交場に出なくなり翌年近衛騎士として勤め出すと、その美貌に女性たちが騒ぎだした!

一目見ようと、レオノーラを待ち伏せする人間が後をたたず、そんな折りにキースが来たのだ…
レオノーラの同僚たちのガードが固いのも当然といえば当然であった。

ひさしぶりに、会ったキースは長身のレオノーラよりもさらに背が高く、声が低く響き少し悪っぽい雰囲気が残る容姿は男らしくなり、そして美しい容姿はそのままに成長していた。

わざわざレオノーラに会いに来てくれたことが素直に嬉しかった。
騙したような、そんな真実を告げないままで別れた事がずっと気になってもいた。
だから、怒っていない事に、そして再会を嬉しいと言ってくれた事にレオノーラは心から良かったと思えたのだった…
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