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留学編
猛獣 4
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「セェェイ!!」
『ドッカーン!!』
「「「っ!!?」」」
浴室の床に倒れ、両手足を押さえつけられたままお腹の上にのし掛かられてしまい、ジタバタもがこうとも完全に動きを封じられてしまった僕は、恐怖と絶望から、半ば諦めの境地でこれからされることに歯を喰い縛っていた。
しかし、突如誰かの掛け声と共に、唯一の出入り口である扉が吹っ飛んでいった。その衝撃音に、この場の誰もがその音の発生源の方へ視線を向けた。そこには、拳を振り抜いた姿勢で残心している、私服姿のジェシカ様が居た。
「貴様ら・・・ジール殿に何をしている!!!」
「「「ヒッ!!」」」
僕の置かれている状況を確認すると、今まで見たこともない憤怒の表情を浮かべたジェシカ様から、温かいはずの浴室が底冷えするような寒さを感じる冷気が伝わってきた。おそらくこれは殺気なのだろうが、これほど濃密なものは僕も経験したことが無いものだ。
僕を押さえつけている3人の女性も同様なのだろう、ジェシカ様の気迫に呑まれたようで、短い悲鳴を上げて、身体が萎縮しているようだった。
「あなた達、すぐにそこから退いて名前と序列を名乗りなさい!」
ジェシカ様に続き、キャンベル様が姿を見せると、同様に怒りの形相で3人の女性に対して声を荒げていた。
「キャ、キャンベル殿下・・・これは、そのーーー」
「いいから先ずはそこを退きなさい!!」
僕のお腹に乗っている女性が、焦りの表情を浮かべながら何事か言い訳をしようとしたようだったが、その言葉を制して更に声を荒げていた。激怒した表情を浮かべるキャンベル様に、3人は先程までの勢いを完全に失い、項垂れるように僕から離れた。
「ジールさん!大丈夫なのです?」
すると、すぐにルピス様が駆け寄って来て、バスタオルを僕に掛けながら、心配した眼差しで問いかけてきた。
「あ・・・」
「大丈夫です」と言おうとしたのだが、あまりにも衝撃的なことが起こったせいか、僕の口は上手く動いてくれずに、意味の無い声が漏れるだけだった。
「ジール、落ち着いて。ゆっくりと呼吸するのよ」
続けてレイラ様も僕の側に駆け寄って来て、手を握りながら焦ったような表情を浮かべていた。レイラ様の手の温もりを感じると、自分の手が尋常ではないほど冷たくなっている事に気づかされた。
「はっ・・はっ・・はっ・・」
レイラ様が呼吸について指摘したことで、自分の呼吸が浅く早くなっている事に気づくと同時に、猛烈な息苦しさが襲ってきた。何とか深呼吸しようとするのだが、何故か呼吸が上手く出来なくなっていた。
「待ってジルジル!深呼吸はダメ!」
そう言って焦りの表情を浮かべながら、パピル様も僕の元へと駆け寄ってきた。ただ、この息苦しさから逃れるには、たくさんの息を吸いたいのに、それがダメだという理由が分からなかった。
「はっ・はっ・はっ・」
しっかり息を吸おうとしても吸いきれず、短く浅い呼吸を繰り返すだけになってしまい、段々意識も朦朧とし始めてきた。そんな僕の様子を、真剣な表情でパピル様が見つめていた。
「・・・過呼吸ね。ちょっと強引だけど、これ以上はジルジルの意識が無くなっちゃいそうだし、医療行為の緊急処置だから、勘弁してね!」
僕の今の状態を理解したのだろう、パピル様は申し訳なさそうな表情を浮かべると、そのまま顔を近づけ、僕の唇を自分の唇で塞いできた。
「っ!?」
驚きと共に口呼吸が出来なくなってしまった僕は、息苦しさからパピル様を手で押し退けようとしたのだが、パピル様に簡単にあしらわれてしまった。
「ぷはっ!」
少しすると唇が離され、僕が酸素を求めて大きく呼吸すると、次の瞬間にはまたパピル様に唇を塞がれてしまった。
そうして何度か同じ事を繰り返していると、次第に呼吸が落ち着いていき、先程までの息苦しさが嘘のように消えて、普通に呼吸が出来るようになっていた。
「もう大丈夫だよ~」
僕の呼吸が落ち着いたのが分かったのだろう、パピル様は唇を離すと、舌舐めずりをして悪戯っぽい笑みを浮かべていた。その表情から、最後に僕の口の中に舌を入れてきたのは、必要の無い行為だったのではないかと思ってしまう。それでも、僕の症状を治してくれたのは事実だったので、感謝の言葉を伝えようとした。
「あ、ありがとうございます、パピルでーーー」
「パピル殿下?ちょっとお話があります」
僕の言葉を遮るように、レイラ様が鋭い視線をパピル様に向けていた。
「え~?パピルには無いんだけどな~。むしろジルジルを治療したことに感謝して欲しいくらいなんだけど~?」
「ジールの症状を的確に診断し、応急処置をしたのは評価します。しかし、キスである必要があったのかは疑問がありますわ!」
何やら言い争いを始めてしまったパピル様とレイラ様に対して、どうすれば分からない僕は、とりあえず上半身を起こして現状を確認しようとした。
「ジールさん、急に起きて大丈夫なのです?」
傍らでずっと僕の様子を見守ってくれたのだろうルピス様が、僕の上半身を支えるようにして体調を確認してきた。
「ルピス殿下・・・ありがとうございます。もう大丈夫です」
「無理はしないで下さい。あんなに苦しそうにしていたのです。でも、キスが治療に効果があるなんて知らなかったです。その・・・ボクも治療した方が良いですか?」
「えっ?えっと、その・・・」
頬を染めながら僕の返答を待っているルピス様に、僕は困惑してしまう。既に症状は収まっているので必要ないと思うのだが、僕の体調を気遣ってくれるルピス様の思いを無下にするのもどうかと思う。ただ、その治療方法はキスなので、それをお願いするのには抵抗もある。
「「ルピス殿下?」」
そんな状況に、パピル様とレイラ様が低い声を発しながら、ジト目をルピス様に向けていた。そんな2人に気圧されたのか、ルピス様は苦笑いを浮かべて誤魔化してしるようだった。
「あなた達、自分が何をしようとしたのか理解した上で、今回の事に及んだという認識でいいのかしら?」
「そ、それは・・・」
落ち着いて周囲の様子を確認すると、浴場の床に正座させられて項垂れている3人が、キャンベル様から叱責を受けているようだった。キャンベル様の隣には、憤怒の表情で腕を組み、仁王立ちして3人に睨みを効かせているジェシカ様の姿があった。
「この駐屯地の司令官からも、事前に警告していたはずですよね?彼に手を出すことは、ともすれば国際問題になりかねない要因を孕んでいるため、絶対に手を出すなと」
「「「・・・・・・」」」
キャンベル様の詰問に、3人は無言のままバツの悪そうな顔をしていた。その反応から、キャンベル様の言う話は知っていたような雰囲気だった。ただ、国際問題と言う大袈裟な話になっているという事を、当事者の僕自身知らなかったが、もしかしたらそういった周知もあって、今まで女性しか居ないクルセイダー達の中でも、平和な生活が成り立っていたのかもしれないと思い至った。
「はぁ・・・あなた達の処分については、後日、査問会を開いて決定されるでしょう。それまでは自室で謹慎するように!司令官には私の方から報告しておきます!」
「・・・失礼します」
「すみませんでしたッス」
「申し訳ありませんでした」
キャンベル様が今後についての事を伝えて、この場から去るように告げると、3人はゆっくりと立ち上がり、小さな謝罪の言葉を残して浴場から出ていった。その一瞬、長髪の女性が僕の方へ視線を向けてきたのだが、その目からは、獰猛な害獣のような雰囲気が漂ってきていて、僕は少しだけ身を震わせた。
『ドッカーン!!』
「「「っ!!?」」」
浴室の床に倒れ、両手足を押さえつけられたままお腹の上にのし掛かられてしまい、ジタバタもがこうとも完全に動きを封じられてしまった僕は、恐怖と絶望から、半ば諦めの境地でこれからされることに歯を喰い縛っていた。
しかし、突如誰かの掛け声と共に、唯一の出入り口である扉が吹っ飛んでいった。その衝撃音に、この場の誰もがその音の発生源の方へ視線を向けた。そこには、拳を振り抜いた姿勢で残心している、私服姿のジェシカ様が居た。
「貴様ら・・・ジール殿に何をしている!!!」
「「「ヒッ!!」」」
僕の置かれている状況を確認すると、今まで見たこともない憤怒の表情を浮かべたジェシカ様から、温かいはずの浴室が底冷えするような寒さを感じる冷気が伝わってきた。おそらくこれは殺気なのだろうが、これほど濃密なものは僕も経験したことが無いものだ。
僕を押さえつけている3人の女性も同様なのだろう、ジェシカ様の気迫に呑まれたようで、短い悲鳴を上げて、身体が萎縮しているようだった。
「あなた達、すぐにそこから退いて名前と序列を名乗りなさい!」
ジェシカ様に続き、キャンベル様が姿を見せると、同様に怒りの形相で3人の女性に対して声を荒げていた。
「キャ、キャンベル殿下・・・これは、そのーーー」
「いいから先ずはそこを退きなさい!!」
僕のお腹に乗っている女性が、焦りの表情を浮かべながら何事か言い訳をしようとしたようだったが、その言葉を制して更に声を荒げていた。激怒した表情を浮かべるキャンベル様に、3人は先程までの勢いを完全に失い、項垂れるように僕から離れた。
「ジールさん!大丈夫なのです?」
すると、すぐにルピス様が駆け寄って来て、バスタオルを僕に掛けながら、心配した眼差しで問いかけてきた。
「あ・・・」
「大丈夫です」と言おうとしたのだが、あまりにも衝撃的なことが起こったせいか、僕の口は上手く動いてくれずに、意味の無い声が漏れるだけだった。
「ジール、落ち着いて。ゆっくりと呼吸するのよ」
続けてレイラ様も僕の側に駆け寄って来て、手を握りながら焦ったような表情を浮かべていた。レイラ様の手の温もりを感じると、自分の手が尋常ではないほど冷たくなっている事に気づかされた。
「はっ・・はっ・・はっ・・」
レイラ様が呼吸について指摘したことで、自分の呼吸が浅く早くなっている事に気づくと同時に、猛烈な息苦しさが襲ってきた。何とか深呼吸しようとするのだが、何故か呼吸が上手く出来なくなっていた。
「待ってジルジル!深呼吸はダメ!」
そう言って焦りの表情を浮かべながら、パピル様も僕の元へと駆け寄ってきた。ただ、この息苦しさから逃れるには、たくさんの息を吸いたいのに、それがダメだという理由が分からなかった。
「はっ・はっ・はっ・」
しっかり息を吸おうとしても吸いきれず、短く浅い呼吸を繰り返すだけになってしまい、段々意識も朦朧とし始めてきた。そんな僕の様子を、真剣な表情でパピル様が見つめていた。
「・・・過呼吸ね。ちょっと強引だけど、これ以上はジルジルの意識が無くなっちゃいそうだし、医療行為の緊急処置だから、勘弁してね!」
僕の今の状態を理解したのだろう、パピル様は申し訳なさそうな表情を浮かべると、そのまま顔を近づけ、僕の唇を自分の唇で塞いできた。
「っ!?」
驚きと共に口呼吸が出来なくなってしまった僕は、息苦しさからパピル様を手で押し退けようとしたのだが、パピル様に簡単にあしらわれてしまった。
「ぷはっ!」
少しすると唇が離され、僕が酸素を求めて大きく呼吸すると、次の瞬間にはまたパピル様に唇を塞がれてしまった。
そうして何度か同じ事を繰り返していると、次第に呼吸が落ち着いていき、先程までの息苦しさが嘘のように消えて、普通に呼吸が出来るようになっていた。
「もう大丈夫だよ~」
僕の呼吸が落ち着いたのが分かったのだろう、パピル様は唇を離すと、舌舐めずりをして悪戯っぽい笑みを浮かべていた。その表情から、最後に僕の口の中に舌を入れてきたのは、必要の無い行為だったのではないかと思ってしまう。それでも、僕の症状を治してくれたのは事実だったので、感謝の言葉を伝えようとした。
「あ、ありがとうございます、パピルでーーー」
「パピル殿下?ちょっとお話があります」
僕の言葉を遮るように、レイラ様が鋭い視線をパピル様に向けていた。
「え~?パピルには無いんだけどな~。むしろジルジルを治療したことに感謝して欲しいくらいなんだけど~?」
「ジールの症状を的確に診断し、応急処置をしたのは評価します。しかし、キスである必要があったのかは疑問がありますわ!」
何やら言い争いを始めてしまったパピル様とレイラ様に対して、どうすれば分からない僕は、とりあえず上半身を起こして現状を確認しようとした。
「ジールさん、急に起きて大丈夫なのです?」
傍らでずっと僕の様子を見守ってくれたのだろうルピス様が、僕の上半身を支えるようにして体調を確認してきた。
「ルピス殿下・・・ありがとうございます。もう大丈夫です」
「無理はしないで下さい。あんなに苦しそうにしていたのです。でも、キスが治療に効果があるなんて知らなかったです。その・・・ボクも治療した方が良いですか?」
「えっ?えっと、その・・・」
頬を染めながら僕の返答を待っているルピス様に、僕は困惑してしまう。既に症状は収まっているので必要ないと思うのだが、僕の体調を気遣ってくれるルピス様の思いを無下にするのもどうかと思う。ただ、その治療方法はキスなので、それをお願いするのには抵抗もある。
「「ルピス殿下?」」
そんな状況に、パピル様とレイラ様が低い声を発しながら、ジト目をルピス様に向けていた。そんな2人に気圧されたのか、ルピス様は苦笑いを浮かべて誤魔化してしるようだった。
「あなた達、自分が何をしようとしたのか理解した上で、今回の事に及んだという認識でいいのかしら?」
「そ、それは・・・」
落ち着いて周囲の様子を確認すると、浴場の床に正座させられて項垂れている3人が、キャンベル様から叱責を受けているようだった。キャンベル様の隣には、憤怒の表情で腕を組み、仁王立ちして3人に睨みを効かせているジェシカ様の姿があった。
「この駐屯地の司令官からも、事前に警告していたはずですよね?彼に手を出すことは、ともすれば国際問題になりかねない要因を孕んでいるため、絶対に手を出すなと」
「「「・・・・・・」」」
キャンベル様の詰問に、3人は無言のままバツの悪そうな顔をしていた。その反応から、キャンベル様の言う話は知っていたような雰囲気だった。ただ、国際問題と言う大袈裟な話になっているという事を、当事者の僕自身知らなかったが、もしかしたらそういった周知もあって、今まで女性しか居ないクルセイダー達の中でも、平和な生活が成り立っていたのかもしれないと思い至った。
「はぁ・・・あなた達の処分については、後日、査問会を開いて決定されるでしょう。それまでは自室で謹慎するように!司令官には私の方から報告しておきます!」
「・・・失礼します」
「すみませんでしたッス」
「申し訳ありませんでした」
キャンベル様が今後についての事を伝えて、この場から去るように告げると、3人はゆっくりと立ち上がり、小さな謝罪の言葉を残して浴場から出ていった。その一瞬、長髪の女性が僕の方へ視線を向けてきたのだが、その目からは、獰猛な害獣のような雰囲気が漂ってきていて、僕は少しだけ身を震わせた。
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