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二十二話『夏。戯れ』
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夏休みも終了間近に迫ってきた今日この頃。
私はお祭りに行く前に、七津さんの家にお邪魔することになった。なんでも、浴衣の着付けをしてくれるそうだ。
七津さんの家に行くのは初めてだなぁ。夢国さんの家も行ったことないけれど、夢国さんには家に来てもらったことはあるし。今度は七津さんも誘ってお菓子作りしようかな。
スマホに送られてきた住所を確認しながら歩いていると、大きな一軒家が目に止まった。シンプルなデザインながら、敷地が広い。一般的な二階建ての戸建てと比べると二倍ほど。庭もちょっとしたドッグラン程度に確保されている。
住所は……ここだ。夢国さんの家、じゃない。ちゃんと表札に七津って書いてあるし。七津さんって、実はお金持ちなんじゃ。
戸惑いながらインターホンを押してみる。
「あ! 古町さ~ん。ちょっと待ってて~」
元気な声に従って待っていると、玄関の扉が開き、大きな犬と戯れながら七津さんが出てきた。
あれはハスキーだ。ドッグランぽいって思ったけれど、あの庭は本当にドッグランなんだ。
「こんにちは、七津さん」
「いらっしゃ~い。入って入って」
家の中に入ろうとすると、ハスキーが検問がわりに匂いを嗅いできた。尻尾を上向きで振っているので、警戒はされていなさそうだ。
「この子はウルフィ。うちで一番の甘えん坊だよ~」
「一番ってことは、他にもいるの?」
笑顔で答えると、七津さんが手のひらを差し出す。ウルフィは付き添うように、爪を慣らしながらついていった。
私もその後ろから追いかけると、ペットを飼っている家独特の匂いがした。リビングには、大型テレビと三人がけのソファにテーブル。部屋の隅にはキャットタワーも設置されていて、その上で大きな猫ちゃんが寝ていた。
「メインクーンだ。やっぱりアメショーとかと比べて大きいなぁ。毛もサラサラしてそう」
「詳しいね、古町さん。あの子は麦丸。気分屋だけど、お昼寝の時は大体一緒だよ。で~」
七津さんはシーっと唇に人差し指を当てると、ソファを指刺した。そこには、二匹のゴールデンレトリーバーに挟まれて眠っている夢国さんがいた。
「可愛い。この子達は?」
「ローべと愛介だよ~。あーちゃん、今日が楽しみであまり寝れてなかったみたい。古町さんを待っている間に、挟まれて寝ちゃったんだ~」
起こすのが勿体無いくらいの光景に和んでいると、ウルフィが夢国さんの顔を舐めた。夢国さんは舐めてくる頭を手探りしながら、ゆっくりと起きた。
「ふぅん……。古町さん、いらしてましたの。ありがとう、ウルフィ。でも今度からは、お手で起こしてくれると助かりますわ」
夢国さんはまだ意識がポヤポヤなようで、ウルフィを撫でながら頭が右に左に揺れている。七津さんに頬を突かれても反応が薄い。
学校とかじゃなくて、七津さんの家だから安心してるのもあるのかも。
「あら。三人揃ったみたいね」
知らない声に振り向くと、七津さんと同じ髪色の女性が立っていた。低い位置で結ばれた髪を肩にかけ、左手を支えにして右手で頬杖をついている。七津さんと違い三つ編みではなかった。
「は、初めまして。古町 琉歌です。いつも楓さんにはお世話になっています」
「あらあら。楓の母のカトリです。聞いてた通り、礼儀正しくていいこねぇ」
七津さんのお母さん、綺麗な人だなぁ。七津さんの髪は染めてるとのかと思ってたけれど、遺伝なのかな。
「そしたら早速、着付け始めちゃいましょうか」
リビングから和室に移動すると、すでに浴衣が三枚用意されていた。七津さんは夢国さんのを。カトリさんは私の着付けをしてくれるようだ。
「写真てみた通り、琉歌ちゃんはこの浴衣でバッチリそうねぇ」
カトリさんはなれた手つきで進めていく。私少し裾を持ち上げたりする程度しかしていないのに、どんどん形になっていく。
「カトリさんはどちらで着付けを? 日本語もお上手ですし」
「母に教わったの。日本語に関しては、生まれた時からだからね」
生まれた時からってことは、日本住まいでハーフってことかな。でも、ハーフにしては東洋っぽさは薄いような。
「ママは純正フィンランド人だよ~。私はハーフだけど」
会話の流れで私の疑問を察したのか、七津さんが答えた。
「日本生まれのフィンランド人ね。スウェーデン語も一応話せるのだけど、日本語を使うことのが多いから」
カトリさんのご両親。七津さんのお祖父さんとお祖母さんも日本の文化が好きなんだ。浴衣の着付け方とか、日本人でも知らない人はたくさんいるし。実際、私も知らないし。
七津さんの日本史好きも、遺伝みたいなものなのかも。
「はい、完成。とてもよく似合ってるわよ~」
鏡の前に立って確認すると、テレビの特集でみるくらい綺麗に着付けてもらえていた。薄い桃色に、橙と赤の菊が散りばめられた浴衣だ。
浴衣なんて初めてだけれど、すごい可愛い。自分で自分のこと褒めてるみたいで恥ずかしい感想になってるけれど。
「ママ~、ちょっと手伝って~」
「はいはい。どれどれ~。あら、前よりも上手くなってるわね~」
七津さんのヘルプに呼ばれたカトリさんだったが、半分以上は完成しているようだ。カトリさんも近くには行ったものの、手は出さず、指示だけ出している。七津さんも思い出すようにしながら、着付けを進めていった。
七津さんが夢国さんに反応しないで、真剣に浴衣と向き合ってる。ちょっとかっこいかも。
「はい完成。あーちゃん、キツくない?」
「ええ。大丈夫ですわ」
夢国さんの浴衣は薄い紫の布地に、菫が生える涼しげな浴衣だ。夢国さんの雰囲気にとても似合っている。
「夏祭りでしか見れないけど、超可愛いよ~、あーちゃん。いつも可愛いけど~」
着付けが終わった七津さんは、夢国さんに頬擦りしていた。浴衣を崩さないためか、愛情表現も、それに対する夢国さんの抵抗も普段よりおとなしかった。
少しむくれてるけれど、夢国さん、やっぱり嬉しそう。
「最後は楓ちゃんね~」
カトリさんが七津さんの着付けをしようとすると、扉の方から、引っ掻くカリッカリッという音がした。
「おやつはあげたけど、寂しくなっちゃったか~」
着付けには時間がかかるから、来ちゃったんだ。寂しがりって言ってたウルフィかな。
「よかったら、少し遊んできてもいいかな?」
着付けをしてもらった私は、お礼も兼ねてワンちゃんたちの相手を申し出た。関係なく自分が戯れたいだけかもしれない。
「そしたらお願いね、古町さん」
「気崩れても直してあげるから、気にしないで~」
「私も行きますわ」
二人の了承を得て、扉を開ける。引っ掻いていたのは予想通りウルフィだった。しかし、ローべと愛介も近くで伏せて待っていた。
みんなで寂しかったんだね。
「ごめんね。二人はもう少しかかるから、私たちとちょっと遊ぼ?」
言葉が通じたのか、三匹はリビングまで戻って行った。ウルフィは途中で何度もこちらを振り向いて確認していた。
リビングに到着すると、撫でろと言わんばかりにお腹を見せてきた。警戒心というものはないのだろうか。その様子を、麦丸がキャットタワーから見下ろしていた。
では失礼して。あー、ウルフィくんすごいモフモフしてるー。
「もう、少し落ち着きなさい。逃げませんわわよ」
夢国さんは寝ていた時と同じように、ローべと愛介に挟まれていた。頻繁に家に来ているからなのか、とても懐かれているようだ。あそこまでもみくちゃにされるのは少し羨ましい。
「みんな何歳だろう?」
「えっと。確か麦丸が三歳。他は五歳ですわね。甘えん坊なのは、パピー時代から変わっていませんわ。麦丸くらいです、ツンデレになってしまったのわ」
猫ちゃん好きとしては、そのツンデレも嬉しい要素なんだけどなぁ。でも、たくさん甘えてほしい気持ちもわかる。
そのまま二十分少々。ワンちゃんたちと戯れていたが、麦丸が降りてきてくれることはなかった。
「お待たせ~。似合うかな~?」
七津さんは自慢するように、両腕を開き、片足立ちでポーズをとった。黒い布地に、大小の向日葵とそれを繋ぐ紫のライン。とても七津らしくて似合っている。
「すごく可愛いよ、七津さん」
「に、似合っていますわ」
夢国さんは、少し照れ気味に褒めていた。
「ありがと~」
七津さんは夢国さんが動けないのをいいことに、本日二回目の頬擦りをしていた。
「黒は毛が目立ちますわよ」
「コロコロするも~ん」
三人とも浴衣に着替え終わり、時間もいい頃合いになっていた。
ペットの毛がたくさんついてしまっているので、コロコロクリーナーで綺麗にする。夢国さんの言っていた通り、接触が一番少なかったはずの七津さんが一番毛が目立っていた。
準備を終えて出かけようとすると、ウルフィが悲しい顔で見つめてきた。
「すっかり懐かれてるね~」
ハスキーってイケメン顔なのに、あざと可愛い。
「また遊びに来るね」
頭を撫でてあげると、私の気持ちが伝わったのか、小さく「バフッ」と返事をしてくれた。
「いってらっしゃ~い」
カトリさんに見送られ、お祭りの会場へと向かう。浴衣姿がまばらに歩く街は、少し別世界観があった。
私はお祭りに行く前に、七津さんの家にお邪魔することになった。なんでも、浴衣の着付けをしてくれるそうだ。
七津さんの家に行くのは初めてだなぁ。夢国さんの家も行ったことないけれど、夢国さんには家に来てもらったことはあるし。今度は七津さんも誘ってお菓子作りしようかな。
スマホに送られてきた住所を確認しながら歩いていると、大きな一軒家が目に止まった。シンプルなデザインながら、敷地が広い。一般的な二階建ての戸建てと比べると二倍ほど。庭もちょっとしたドッグラン程度に確保されている。
住所は……ここだ。夢国さんの家、じゃない。ちゃんと表札に七津って書いてあるし。七津さんって、実はお金持ちなんじゃ。
戸惑いながらインターホンを押してみる。
「あ! 古町さ~ん。ちょっと待ってて~」
元気な声に従って待っていると、玄関の扉が開き、大きな犬と戯れながら七津さんが出てきた。
あれはハスキーだ。ドッグランぽいって思ったけれど、あの庭は本当にドッグランなんだ。
「こんにちは、七津さん」
「いらっしゃ~い。入って入って」
家の中に入ろうとすると、ハスキーが検問がわりに匂いを嗅いできた。尻尾を上向きで振っているので、警戒はされていなさそうだ。
「この子はウルフィ。うちで一番の甘えん坊だよ~」
「一番ってことは、他にもいるの?」
笑顔で答えると、七津さんが手のひらを差し出す。ウルフィは付き添うように、爪を慣らしながらついていった。
私もその後ろから追いかけると、ペットを飼っている家独特の匂いがした。リビングには、大型テレビと三人がけのソファにテーブル。部屋の隅にはキャットタワーも設置されていて、その上で大きな猫ちゃんが寝ていた。
「メインクーンだ。やっぱりアメショーとかと比べて大きいなぁ。毛もサラサラしてそう」
「詳しいね、古町さん。あの子は麦丸。気分屋だけど、お昼寝の時は大体一緒だよ。で~」
七津さんはシーっと唇に人差し指を当てると、ソファを指刺した。そこには、二匹のゴールデンレトリーバーに挟まれて眠っている夢国さんがいた。
「可愛い。この子達は?」
「ローべと愛介だよ~。あーちゃん、今日が楽しみであまり寝れてなかったみたい。古町さんを待っている間に、挟まれて寝ちゃったんだ~」
起こすのが勿体無いくらいの光景に和んでいると、ウルフィが夢国さんの顔を舐めた。夢国さんは舐めてくる頭を手探りしながら、ゆっくりと起きた。
「ふぅん……。古町さん、いらしてましたの。ありがとう、ウルフィ。でも今度からは、お手で起こしてくれると助かりますわ」
夢国さんはまだ意識がポヤポヤなようで、ウルフィを撫でながら頭が右に左に揺れている。七津さんに頬を突かれても反応が薄い。
学校とかじゃなくて、七津さんの家だから安心してるのもあるのかも。
「あら。三人揃ったみたいね」
知らない声に振り向くと、七津さんと同じ髪色の女性が立っていた。低い位置で結ばれた髪を肩にかけ、左手を支えにして右手で頬杖をついている。七津さんと違い三つ編みではなかった。
「は、初めまして。古町 琉歌です。いつも楓さんにはお世話になっています」
「あらあら。楓の母のカトリです。聞いてた通り、礼儀正しくていいこねぇ」
七津さんのお母さん、綺麗な人だなぁ。七津さんの髪は染めてるとのかと思ってたけれど、遺伝なのかな。
「そしたら早速、着付け始めちゃいましょうか」
リビングから和室に移動すると、すでに浴衣が三枚用意されていた。七津さんは夢国さんのを。カトリさんは私の着付けをしてくれるようだ。
「写真てみた通り、琉歌ちゃんはこの浴衣でバッチリそうねぇ」
カトリさんはなれた手つきで進めていく。私少し裾を持ち上げたりする程度しかしていないのに、どんどん形になっていく。
「カトリさんはどちらで着付けを? 日本語もお上手ですし」
「母に教わったの。日本語に関しては、生まれた時からだからね」
生まれた時からってことは、日本住まいでハーフってことかな。でも、ハーフにしては東洋っぽさは薄いような。
「ママは純正フィンランド人だよ~。私はハーフだけど」
会話の流れで私の疑問を察したのか、七津さんが答えた。
「日本生まれのフィンランド人ね。スウェーデン語も一応話せるのだけど、日本語を使うことのが多いから」
カトリさんのご両親。七津さんのお祖父さんとお祖母さんも日本の文化が好きなんだ。浴衣の着付け方とか、日本人でも知らない人はたくさんいるし。実際、私も知らないし。
七津さんの日本史好きも、遺伝みたいなものなのかも。
「はい、完成。とてもよく似合ってるわよ~」
鏡の前に立って確認すると、テレビの特集でみるくらい綺麗に着付けてもらえていた。薄い桃色に、橙と赤の菊が散りばめられた浴衣だ。
浴衣なんて初めてだけれど、すごい可愛い。自分で自分のこと褒めてるみたいで恥ずかしい感想になってるけれど。
「ママ~、ちょっと手伝って~」
「はいはい。どれどれ~。あら、前よりも上手くなってるわね~」
七津さんのヘルプに呼ばれたカトリさんだったが、半分以上は完成しているようだ。カトリさんも近くには行ったものの、手は出さず、指示だけ出している。七津さんも思い出すようにしながら、着付けを進めていった。
七津さんが夢国さんに反応しないで、真剣に浴衣と向き合ってる。ちょっとかっこいかも。
「はい完成。あーちゃん、キツくない?」
「ええ。大丈夫ですわ」
夢国さんの浴衣は薄い紫の布地に、菫が生える涼しげな浴衣だ。夢国さんの雰囲気にとても似合っている。
「夏祭りでしか見れないけど、超可愛いよ~、あーちゃん。いつも可愛いけど~」
着付けが終わった七津さんは、夢国さんに頬擦りしていた。浴衣を崩さないためか、愛情表現も、それに対する夢国さんの抵抗も普段よりおとなしかった。
少しむくれてるけれど、夢国さん、やっぱり嬉しそう。
「最後は楓ちゃんね~」
カトリさんが七津さんの着付けをしようとすると、扉の方から、引っ掻くカリッカリッという音がした。
「おやつはあげたけど、寂しくなっちゃったか~」
着付けには時間がかかるから、来ちゃったんだ。寂しがりって言ってたウルフィかな。
「よかったら、少し遊んできてもいいかな?」
着付けをしてもらった私は、お礼も兼ねてワンちゃんたちの相手を申し出た。関係なく自分が戯れたいだけかもしれない。
「そしたらお願いね、古町さん」
「気崩れても直してあげるから、気にしないで~」
「私も行きますわ」
二人の了承を得て、扉を開ける。引っ掻いていたのは予想通りウルフィだった。しかし、ローべと愛介も近くで伏せて待っていた。
みんなで寂しかったんだね。
「ごめんね。二人はもう少しかかるから、私たちとちょっと遊ぼ?」
言葉が通じたのか、三匹はリビングまで戻って行った。ウルフィは途中で何度もこちらを振り向いて確認していた。
リビングに到着すると、撫でろと言わんばかりにお腹を見せてきた。警戒心というものはないのだろうか。その様子を、麦丸がキャットタワーから見下ろしていた。
では失礼して。あー、ウルフィくんすごいモフモフしてるー。
「もう、少し落ち着きなさい。逃げませんわわよ」
夢国さんは寝ていた時と同じように、ローべと愛介に挟まれていた。頻繁に家に来ているからなのか、とても懐かれているようだ。あそこまでもみくちゃにされるのは少し羨ましい。
「みんな何歳だろう?」
「えっと。確か麦丸が三歳。他は五歳ですわね。甘えん坊なのは、パピー時代から変わっていませんわ。麦丸くらいです、ツンデレになってしまったのわ」
猫ちゃん好きとしては、そのツンデレも嬉しい要素なんだけどなぁ。でも、たくさん甘えてほしい気持ちもわかる。
そのまま二十分少々。ワンちゃんたちと戯れていたが、麦丸が降りてきてくれることはなかった。
「お待たせ~。似合うかな~?」
七津さんは自慢するように、両腕を開き、片足立ちでポーズをとった。黒い布地に、大小の向日葵とそれを繋ぐ紫のライン。とても七津らしくて似合っている。
「すごく可愛いよ、七津さん」
「に、似合っていますわ」
夢国さんは、少し照れ気味に褒めていた。
「ありがと~」
七津さんは夢国さんが動けないのをいいことに、本日二回目の頬擦りをしていた。
「黒は毛が目立ちますわよ」
「コロコロするも~ん」
三人とも浴衣に着替え終わり、時間もいい頃合いになっていた。
ペットの毛がたくさんついてしまっているので、コロコロクリーナーで綺麗にする。夢国さんの言っていた通り、接触が一番少なかったはずの七津さんが一番毛が目立っていた。
準備を終えて出かけようとすると、ウルフィが悲しい顔で見つめてきた。
「すっかり懐かれてるね~」
ハスキーってイケメン顔なのに、あざと可愛い。
「また遊びに来るね」
頭を撫でてあげると、私の気持ちが伝わったのか、小さく「バフッ」と返事をしてくれた。
「いってらっしゃ~い」
カトリさんに見送られ、お祭りの会場へと向かう。浴衣姿がまばらに歩く街は、少し別世界観があった。
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