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二十九話『他校の親友』
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お化け屋敷の恐怖を乗り越え、ご褒美代わりの甘いのもを求めて私たちは教室に戻った。
七津さん曰く。午前中ほど混はしていないそうだが、それでも多くの人が私たちのクラスに来てくれていた。大繁盛といかなくても、中繁盛くらいはしていると思う。人気も売上も上位に入ることができそうだ。
「マフィンは手に入りましたが、教室内は満室ですわね」
「廊下でサクッと食べちゃおうか~」
教室の前に立っていると邪魔になってしまうということで、ひとまず移動することにした。別棟に移動する廊下にベンチが設置されているので向かったが、すでに先客がいたので立って食べることにした。
味見の段階でしか食べてなかったけれど、美味しいなぁ。今度志穂ちゃんに作ってあげよう。
「琉ー歌ー! へーい!」
マフィンを味わっていると、テンションがかなり高まっている、聞き慣れた懐かしい声が私を呼んだ。お腹を軽く押され、背中に全体に触れる人の体温。それでありながら、体重をかけないように気遣っているのがわかる。
「やっと見つけたぜ! ま、宝探し感覚でわざと連絡しなかったけどなー」
「志穂ちゃん! 来てくれてたんだ」
小さくご機嫌な笑い声と共に、触れていた熱が離れた。振り向いて確認すると、志穂ちゃんは額に三本指のピースを当ててイタズラな笑顔をしていた。ショートのツーサイドアップ。自由人でありながら、セーラーの制服をしっかりと着用している。抱きついた反動で、少しリボンのバランスが崩れていた。
「ちょっと動かないで」
「あんがと、琉歌」
志穂ちゃんの青いリボンの位置を正して、全体を確認する。幼馴染が別の制服を着ているという現実に違和感を感じた。改めて、別々の高校に進んだことを実感する。
「紹介するね。友杉 志穂ちゃん。小学校から一緒なんだ」
「気軽に志穂でいいよ。琉歌のフレンズだしね」
志穂ちゃんは体の正面で右腕を回し、左胸の近くでサムズアップを作った。
初対面が相手でも、ノリが変わらないなあ。
「夢国 亜里沙ですわ」
「七津 楓だよ~」
志穂ちゃんなりのボケをを仕込んだ挨拶は特に触れられることもなく普通にスルーされ、普通に挨拶を返された。大人な対応をされた志穂ちゃんは、何か衝撃を受けていた。
元ネタわからなければ、ちょっとテンションの高い人だもんね。そもそも元ネタがあるのかどうかすら知らないけれど。
「亜里沙と楓ね。オッケオッケ、覚えた。亜里沙はメイド姿も見てるから、忘れっこないけど」
「通りで見覚えのある気がするわけですわね」
夢国さんは腑に落ちたようで、すっきりとした顔をしていた。
「志穂ちゃん、いつ来たの?」
「開始とほぼ同時。琉歌のクラスには二回いったよ。紅茶って淹れる人で味変わるんだね」
そんな早くに来てたんだ。私は開催したタイミングで調理室にこもってお菓子作りしてたから、気づくわけないか。来校者が立ち寄らない場所の一つだし。
「志穂さんに出した紅茶は、楓さんが入れたものでしたわ。確か」
「そマ? 天才すぎっしょ楓。琉歌と一緒に喫茶店作るべしだぜ」
わざとらしいリアクションを取ると、志穂ちゃんは七津さんの両手を握って激しく握手をした。七津さんは握られた時点で先の展開察していたのか、動きに合わせてブンブンと手を振っていた。
「照れちゃうな~」
志穂ちゃんは距離を詰めるのが早いなぁ。七津さんもあっさりと順応してるし。ちょっと羨ましいな。
活発ハイテンションな志穂ちゃんと、活発ゆるふわな七津さんの相性はバッチリのようだ。
「志穂さんは、普段からあんな感じですの?」
「うん。昔からずっとあんな感じ」
疲れている時くらいしか、落ち着いているところってあんまり見たことないんだよね。疲れてても言動と動きがオーバーなことが大半だったけれど。
夢国さんは納得しきれていない様子で「ふーん」と、お嬢様らしさもなく小さな声で呟いた。
「ワンコいるの! 見たい!」
「今度先輩たちも呼ぶからおいで~」
「私の家も来て来て。コレクション見せたるぜ!」
あって数分で家に遊びに行く約束してる。流石に親交深まるのが早すぎるよ。相性がいいとは思ったけれど、ここまでとは想像できなかったなあ。
二人のコミュニケーション能力の異常さに若干のダメージを受けていると、夢国さんが俯いたまま静かに七津さんに近づいた。そのまま七津さんの制服に手を伸ばすと、ほんの少し後ろによろめくぐらいの力で裾を引っ張った。
「あーちゃん?」
顔だけ振り向いた七津さんに、リスのように頬を膨らまして睨む夢国さん。七津さんが自分のことを見てくれていることに気がつくと、大きなため息を吐いて、再度七津さんを見上げた。
「浮気。ですの?」
夏祭りの日。雪菜先輩の変貌ぶりに驚いて、距離感がおかしくなった夢国さんに七津さんが言った言葉。志穂ちゃんは空気を察したのか、静かな足取りで跳ねながら私の後ろに周り、覗き込むように二人を見ている。
志穂ちゃんが手を離して、完全に振り向けるようになった七津さんは夢国さんを見ると、幸せそうに笑ってギュッと抱きしめてた。以前の夢国さんなら、嫉妬したとしても伝えることはせず隠れてしまっていた。ストレートに伝えられる嫉妬という愛情が嬉しいようだ。
体を一回転させ、七津さんに背中を預けてこちらを見る夢国さんはどこか自慢げだ。
「イチャつきすぎだろ。私には琉歌いるから取らんし」
志穂ちゃんの容赦ない一言で夢国さんは冷静になり、七津さんから離れようとしたが、離してもらえずバタバタしていた。その光景を見た志穂ちゃんは「釣り合いは取れてそう」とやや呆れ気味に呟いた。
少しドタバタしたが、志穂ちゃんを加えた四人で文化祭を見て回ることになった。最初は雲行きが怪しかった夢国さんと志穂ちゃんも、見て回っているうちに普通以上に話せるくらい仲良くなっていた。
「あれ行ってみない?」
「いいねぇ。ジェットゥコゥーストゥアー」
志穂ちゃんの独特すぎる発音をスルーして、中に入った。椅子や机を柱として利用した、木製ジェットコースター。教室をグルッと回る作りで、中央には日本のお城がドドンと設置されている。七津さんが言うには「日本城キメラ」らしい。
「じゃあ琉歌。一番乗り頼んだ」
「え? 志穂ちゃん先でいいよ」
譲ろうとしたが、有無を言わさず背中を押されて一番最初に乗ることになった。人力で押し出されたジェットコースターは、緩やかなスピードながら。教室という本来無縁の空間で走る感覚は不思議であり、他にない迫力を感じた。
小さい頃に乗った遊園地のジェットコースタに似た感覚かも。あの頃はあれでも怖かったけれど。
私が乗った後。夢国さん、七津さん、志穂ちゃんの順番で乗っていった。楽しいことは我先にと走りがちな志穂ちゃんが、誰かに順番を譲るというのはとても珍しかった。
「部外者より関係者ってだけ」
適当なことを言うと、志穂ちゃんは隣の教室でチュロスを四本買ってきた。代金を渡すと、悪徳商人のような笑い方で「毎度あり」と言った。
「あれが件の友達とは思えんな。仮面厚いねぇ」
チュロスを食べながら適当に歩いていると、前を歩く二人に聞こえないくらいの声で志穂ちゃんが言った。話をしているうちに、二人が前に相談した相手だということに気がついたらしい。
「仮面、だったかもしれないけれど。今はちゃんと話してくれてるよ」
「さっき見たからわかっけどさ。琉歌も頑張ったろ。変わったよ」
そう言うと志穂ちゃんは、私の左腕を掴んで腕組みした。
「さっすが、私の琉歌。成長してるぜ」
誇らしげに笑って褒めてくれる志穂ちゃん。ある意味で、私にとって憧れであり目標とも言える幼馴染に褒めてもらえたのは、とても嬉しかった。嬉しさのあまり、腕を組む力を少し強くしてしまった。
「次はステージ見に行こう~?」
「私は賛成です。お二人は……お熱いですわね」
不意に振り向いた二人に、仲良く腕組みしているところを見られてしまった。ただ、親友と普通に接してる範囲の行動なので、恥ずかしいという思いはなかった。夢国さんも、先ほど「イチャつきすぎ」と言われたことへの仕返しのつもりで言っただけなのだろう。
「親友だから問題ナッシング。ライブっしょ? 見遅れする前に急ぐのじゃ」
七津さん曰く。午前中ほど混はしていないそうだが、それでも多くの人が私たちのクラスに来てくれていた。大繁盛といかなくても、中繁盛くらいはしていると思う。人気も売上も上位に入ることができそうだ。
「マフィンは手に入りましたが、教室内は満室ですわね」
「廊下でサクッと食べちゃおうか~」
教室の前に立っていると邪魔になってしまうということで、ひとまず移動することにした。別棟に移動する廊下にベンチが設置されているので向かったが、すでに先客がいたので立って食べることにした。
味見の段階でしか食べてなかったけれど、美味しいなぁ。今度志穂ちゃんに作ってあげよう。
「琉ー歌ー! へーい!」
マフィンを味わっていると、テンションがかなり高まっている、聞き慣れた懐かしい声が私を呼んだ。お腹を軽く押され、背中に全体に触れる人の体温。それでありながら、体重をかけないように気遣っているのがわかる。
「やっと見つけたぜ! ま、宝探し感覚でわざと連絡しなかったけどなー」
「志穂ちゃん! 来てくれてたんだ」
小さくご機嫌な笑い声と共に、触れていた熱が離れた。振り向いて確認すると、志穂ちゃんは額に三本指のピースを当ててイタズラな笑顔をしていた。ショートのツーサイドアップ。自由人でありながら、セーラーの制服をしっかりと着用している。抱きついた反動で、少しリボンのバランスが崩れていた。
「ちょっと動かないで」
「あんがと、琉歌」
志穂ちゃんの青いリボンの位置を正して、全体を確認する。幼馴染が別の制服を着ているという現実に違和感を感じた。改めて、別々の高校に進んだことを実感する。
「紹介するね。友杉 志穂ちゃん。小学校から一緒なんだ」
「気軽に志穂でいいよ。琉歌のフレンズだしね」
志穂ちゃんは体の正面で右腕を回し、左胸の近くでサムズアップを作った。
初対面が相手でも、ノリが変わらないなあ。
「夢国 亜里沙ですわ」
「七津 楓だよ~」
志穂ちゃんなりのボケをを仕込んだ挨拶は特に触れられることもなく普通にスルーされ、普通に挨拶を返された。大人な対応をされた志穂ちゃんは、何か衝撃を受けていた。
元ネタわからなければ、ちょっとテンションの高い人だもんね。そもそも元ネタがあるのかどうかすら知らないけれど。
「亜里沙と楓ね。オッケオッケ、覚えた。亜里沙はメイド姿も見てるから、忘れっこないけど」
「通りで見覚えのある気がするわけですわね」
夢国さんは腑に落ちたようで、すっきりとした顔をしていた。
「志穂ちゃん、いつ来たの?」
「開始とほぼ同時。琉歌のクラスには二回いったよ。紅茶って淹れる人で味変わるんだね」
そんな早くに来てたんだ。私は開催したタイミングで調理室にこもってお菓子作りしてたから、気づくわけないか。来校者が立ち寄らない場所の一つだし。
「志穂さんに出した紅茶は、楓さんが入れたものでしたわ。確か」
「そマ? 天才すぎっしょ楓。琉歌と一緒に喫茶店作るべしだぜ」
わざとらしいリアクションを取ると、志穂ちゃんは七津さんの両手を握って激しく握手をした。七津さんは握られた時点で先の展開察していたのか、動きに合わせてブンブンと手を振っていた。
「照れちゃうな~」
志穂ちゃんは距離を詰めるのが早いなぁ。七津さんもあっさりと順応してるし。ちょっと羨ましいな。
活発ハイテンションな志穂ちゃんと、活発ゆるふわな七津さんの相性はバッチリのようだ。
「志穂さんは、普段からあんな感じですの?」
「うん。昔からずっとあんな感じ」
疲れている時くらいしか、落ち着いているところってあんまり見たことないんだよね。疲れてても言動と動きがオーバーなことが大半だったけれど。
夢国さんは納得しきれていない様子で「ふーん」と、お嬢様らしさもなく小さな声で呟いた。
「ワンコいるの! 見たい!」
「今度先輩たちも呼ぶからおいで~」
「私の家も来て来て。コレクション見せたるぜ!」
あって数分で家に遊びに行く約束してる。流石に親交深まるのが早すぎるよ。相性がいいとは思ったけれど、ここまでとは想像できなかったなあ。
二人のコミュニケーション能力の異常さに若干のダメージを受けていると、夢国さんが俯いたまま静かに七津さんに近づいた。そのまま七津さんの制服に手を伸ばすと、ほんの少し後ろによろめくぐらいの力で裾を引っ張った。
「あーちゃん?」
顔だけ振り向いた七津さんに、リスのように頬を膨らまして睨む夢国さん。七津さんが自分のことを見てくれていることに気がつくと、大きなため息を吐いて、再度七津さんを見上げた。
「浮気。ですの?」
夏祭りの日。雪菜先輩の変貌ぶりに驚いて、距離感がおかしくなった夢国さんに七津さんが言った言葉。志穂ちゃんは空気を察したのか、静かな足取りで跳ねながら私の後ろに周り、覗き込むように二人を見ている。
志穂ちゃんが手を離して、完全に振り向けるようになった七津さんは夢国さんを見ると、幸せそうに笑ってギュッと抱きしめてた。以前の夢国さんなら、嫉妬したとしても伝えることはせず隠れてしまっていた。ストレートに伝えられる嫉妬という愛情が嬉しいようだ。
体を一回転させ、七津さんに背中を預けてこちらを見る夢国さんはどこか自慢げだ。
「イチャつきすぎだろ。私には琉歌いるから取らんし」
志穂ちゃんの容赦ない一言で夢国さんは冷静になり、七津さんから離れようとしたが、離してもらえずバタバタしていた。その光景を見た志穂ちゃんは「釣り合いは取れてそう」とやや呆れ気味に呟いた。
少しドタバタしたが、志穂ちゃんを加えた四人で文化祭を見て回ることになった。最初は雲行きが怪しかった夢国さんと志穂ちゃんも、見て回っているうちに普通以上に話せるくらい仲良くなっていた。
「あれ行ってみない?」
「いいねぇ。ジェットゥコゥーストゥアー」
志穂ちゃんの独特すぎる発音をスルーして、中に入った。椅子や机を柱として利用した、木製ジェットコースター。教室をグルッと回る作りで、中央には日本のお城がドドンと設置されている。七津さんが言うには「日本城キメラ」らしい。
「じゃあ琉歌。一番乗り頼んだ」
「え? 志穂ちゃん先でいいよ」
譲ろうとしたが、有無を言わさず背中を押されて一番最初に乗ることになった。人力で押し出されたジェットコースターは、緩やかなスピードながら。教室という本来無縁の空間で走る感覚は不思議であり、他にない迫力を感じた。
小さい頃に乗った遊園地のジェットコースタに似た感覚かも。あの頃はあれでも怖かったけれど。
私が乗った後。夢国さん、七津さん、志穂ちゃんの順番で乗っていった。楽しいことは我先にと走りがちな志穂ちゃんが、誰かに順番を譲るというのはとても珍しかった。
「部外者より関係者ってだけ」
適当なことを言うと、志穂ちゃんは隣の教室でチュロスを四本買ってきた。代金を渡すと、悪徳商人のような笑い方で「毎度あり」と言った。
「あれが件の友達とは思えんな。仮面厚いねぇ」
チュロスを食べながら適当に歩いていると、前を歩く二人に聞こえないくらいの声で志穂ちゃんが言った。話をしているうちに、二人が前に相談した相手だということに気がついたらしい。
「仮面、だったかもしれないけれど。今はちゃんと話してくれてるよ」
「さっき見たからわかっけどさ。琉歌も頑張ったろ。変わったよ」
そう言うと志穂ちゃんは、私の左腕を掴んで腕組みした。
「さっすが、私の琉歌。成長してるぜ」
誇らしげに笑って褒めてくれる志穂ちゃん。ある意味で、私にとって憧れであり目標とも言える幼馴染に褒めてもらえたのは、とても嬉しかった。嬉しさのあまり、腕を組む力を少し強くしてしまった。
「次はステージ見に行こう~?」
「私は賛成です。お二人は……お熱いですわね」
不意に振り向いた二人に、仲良く腕組みしているところを見られてしまった。ただ、親友と普通に接してる範囲の行動なので、恥ずかしいという思いはなかった。夢国さんも、先ほど「イチャつきすぎ」と言われたことへの仕返しのつもりで言っただけなのだろう。
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