ミックスド★バス~注文の多いラブホテル~

taki

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月曜 治癒してください

白衣とナース服 ❤︎

水川が広げたのは、白衣と看護師の服。本職の人が着ているものよりペラッペラで安っぽい。



「せっかくですから着てみませんか」

「…えーー、私は似合わないって。だいたいどこから見つけてきたの」

「ほら、ここの棚にサイズ違いとか他の種類もありますよ。温子さんの好きなの選べますよ」


なんだか着ることが既定になっていないか、その言い方。

一応どんなものがあるのか確認すると、ドクター用の白衣のサイズ違いが何種類か、看護師用の服は女性用もあるし男性の看護師さん用のものもある。色は目に痛い真っ赤なものから爽やかな水色やピンクなどなど。けれどどれも布地が薄い気がする。



「温子さんが白衣着るなら僕はこの看護師の服にしようかな。どうします?」

「どうって言われても、白衣なんか普段着てるから仕事モードになっちゃいそう」

「そっか。じゃあ僕が白衣にして、温子さんがナースですね。可愛いナースになりそう」

「もう!というか着ないからね、恥ずかしい」

「えー、ちょっと着てみましょうよ。はい、じゃあこの白のをリクエストします。サイズはこれかな。どうぞ」


服を渡され、僕はあっち見ていますからどうぞどうぞと背を向けられた。簡易なプラスチックの籠が用意され服を置けるようになっている。

「ちょっ、ちょっと」


もう、と思いつつ今日付き合ってもらったこともあるし、まぁちょっと楽しんでみるかという気持ちもあり服に手をかけた。






こちらに背を向けている水川に声を掛ける。


「着替えたよ」


振り返った水川はいつのまにかスーツのジャケットを脱いでいてワイシャツの上から白衣を羽織っている。実験用白衣を普段から着ている私よりも着こなしている感じで悔しい。悔しいが…くぅ、かっこいいではないか。どこからか探してきたのかちゃっかり聴診器まで首から下げている。

若手の医師のようで爽やかさがある。体躯がしっかりしていることもあり「抱きつきたいかも」という思いが沸き上がる。


「全部見せて下さいよ」


下半身が危ういため今日着ていた服で隠していたがそれを退けるよう言われ従う。

スカートの裾が膝丈ではなく膝上15cmほどで危うい。裾がめくれないように手で押さえる。


「…うわ………エロい……」

「っ!何言ってんのよ」

「ごめんなさい、つい本音が。いやでも、本当に……可愛い」

すうっと近づいてくる水川に後ずさる。が、なおも距離を詰めてくるからまた下がる。後ろの壁にこつんと当たりもう下がれない。

「近いって」

「もっとよく見せて下さい」

裾を押さえていた手を取られてぎゅっと握られる。そしてそのまま白い壁に押し当てられる。裾が上がっちゃいそうで恥ずかしさに目をぎゅっと閉じる。


「サイズが合ってないの分かってるから、あんまり見ないでよ」

「確かにミニスカになってますね。サイズが合ってないというより……胸のせいで裾が持ち上がってるんじゃないですか。あぁ、ブラも透けちゃって」


テカリのある薄い布地は下に着ているものが透けるようだ。全身鏡で見たわけではないが自分の今の姿を想像し、それを水川に視られていることに息がほのかに上がる。


「看護師さん?顔が赤いな、熱があるかもしれませんね」

「え、ちょっと」

看護師さんこちらへ、と手を引かれ白い大きなデスクの前にある丸椅子に導かれる。ポスンと座らされる。

「悪い病気じゃないか診察しましょうね」

水川は背もたれのある黒革の椅子にゆったりと座り、にこっと笑いかける。

「水川くん、もう、何ノってきちゃってるのよ」

「ここでは水川先生って呼んでくださいよ。ね、伊角さん」

普段は職場でも"温子さん"と呼ぶ水川が伊角さんと言うのは珍しく、こそばゆい。
やばい、私も雰囲気に飲まれそう。このままただ帰るのも嫌だし、ああ、もうっ、ちょっとだけ、ちょっとだけ楽しんで帰ろう。



「先生…診てもらえますか?」


少しだけ驚いた顔を一瞬だけ浮かべた水川はコホンと咳払いをしにこっと微笑んだ。




◆◆◆◆




机には万年筆があり、クリップボードに挟まれた紙には人体の簡単な絵が描かれ、所見が書き込めるようになっている。水川"先生"はそれっぽい質問を私に投げかけ、相槌を打っている。


「分かりました、では音を聞かせて下さい」


聴診器を構えながら距離を縮めらる。うわ、なんかイメージプレイみたいになってきた。

「失礼します」

布越しに鎖骨の下あたりにまずは聴診器を当てている。そしてそれが少しずつ、少しずつ胸の方に下りてくる。心臓がドクンドクンと響く。

「心拍数高いですね。これはしっかり診ないと」

「はい、お願いします」
私もノッてきている。


胸のところに聴診器がくると、ふに、と胸が揺れる。


「乳房が大きいからしっかり当てないと聞こえにくいな。伊角さん、もっと当てても良いですか?」

「ん、はい、水川先生」
返事をすると、それまで軽く触れる程度だった聴診器が胸に沈んでいく。

「吸って、、。吐いて、、。もう一度、吸って、、。吐いて、、」




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