桜と花火、それと僕

やっすー

文字の大きさ
4 / 11

4日目.会いたくて

しおりを挟む
花火と出会ってから、僕はここに来るのが楽しみになっていた。

「ねー、君。今日はさ絵かかないよ! 」
「はっ?じゃあなにするんだよ。」
こいつはここになにをしにきたんだろう。
「今日は君とカフェに行こうと思います!」
こいつ、とうとう頭のネジが全てはずれたらしい。
「え…、だって僕お金もってないし…。」
「いいからいいから、今日は私の奢り!」
僕はこうして、半ば強制的にカフェに連れていかれるのであった。




そのカフェは、いつもの土手沿いから徒歩5分ぐらいのところにあった。
カフェとゆうより喫茶店みたいな、
ちょっとアンティークな雰囲気ただよう建物だった。
花火は入るなり
「マスター!ホットコーヒー2つ!」
そう叫んでから奥の方の席へ歩いて行った。
「君をここに読んだ理由…、それは…。
勉強を教えてもらうためです!じゃないと次のテストがかなり…。」
いやいやいや…、絵描いてる場合じゃないでしょ…。
「でもさ、僕頭よくないし…、教えれるわけないよ…。」
「大丈夫大丈夫!絶対私よりは頭いい!」
まあ、いいや。コーヒー3杯で堪忍してやろう。

それから数学II、古文あと三教科ぐらいを
4時間ほどみっちり教えてやった。

「ふー、やっと終わったよ。鬼のような授業が!
まあ、君のおかげで今度のテストはなんとか赤点が回避できそうだよ。ありがとう。」
「どういたしまして。これで赤点だったら、今度はケーキ奢ってね。」
花火は少し嫌そうな顔をしたが、すぐにいつもの
ニコニコ花火にもどっていた。
「さー、そろそろ出ようか。途中まで送って行ってあげるから、心配しないでね。」
そう言って、お会計を済ませ、見覚えのある道まで送って行ってくれた。

「じゃあ、また明日。明日はちゃんとスケッチしようね。」
花火は暗闇に消えて行った。

確かその時だった。
僕の中で嫌な胸騒ぎがしたのが。
ちょっと気にはなったが、
まあ、そんなの気持ちの問題だろう。
さほど気にはしなかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

愛しているなら拘束してほしい

守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。

屋上の合鍵

守 秀斗
恋愛
夫と家庭内離婚状態の進藤理央。二十五才。ある日、満たされない肉体を職場のビルの地下倉庫で慰めていると、それを同僚の鈴木哲也に見られてしまうのだが……。

処理中です...