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①
お返しはいらない‼
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3月、
「俺、体調も落ち着いてるし、仕事もいい感じに出来てるし、何てゆうか、さ、」
「蒼生?」
「胡唯未と結婚したい」
「うん」
鞄から箱を取り出し、
「これ」
「え、指輪?」
「うん」
パカッと開けると、2つ入ってた。
「サイズ知ってた?」
「うん、そっと測った」
「え、いつの間に?」
「ナイショ」
蒼生は指輪を取り出し、私の指にはめてくれた。
そして、私も、蒼生の指にはめた。
「これからもよろしく」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
私たちは、9月に結婚した。
私の両親には、蒼生の両親も挨拶に行ってくれてて、話を取り持ってくれた。
式は両家の両親だけで占詠家の近くの神社で行い、うちの両親が帰った後、礼美さんたちや、近所の人、蒼生の付き合いのある人などを呼んで、家で披露宴的な食事会を行った。
その後、職場の人を呼んでの披露パーティーもレストランで行った。
夏休みの頃に、新居に引っ越していた。
「私、入社してすぐの頃にさ、仕事でミスして落ち込んでた時に、蒼生に励ましてもらって、あの時、すごく嬉しくて。その時からだと思う、蒼生を好きになったの」
「へぇ・・・」
「覚えてない?」
「覚えてるけど」
「それまで、からかわれてる感じもあったけど」
「パンちゃん、って呼ぶの嫌だった?」
「うん、最初はね」
「俺は、可愛いって思ったんだけどな」
「なんかわからないけど、蒼生の人柄なのか、嫌じゃなくなって、親しみ感じて来たけど」
「なるほどね」
「バレンタインの時、1年目はみんなに便乗して渡したけど、本当は義理じゃなく特別にしたかった。でも、お返し貰えて嬉しかった」
「俺は、貰った人にはちゃんと返さなきゃって」
「2年目の時、みんな渡さなくなって、でも、蒼生にだけ渡したくて、」
「あ、あの日のチョコな。あれ、高かったろ?」
「まぁ、少しね」
「俺、あの時、気付いちゃったんだよね、バレンタインのって」
「え、そうなの?」
「だから、翌月、俺も真似した。それだけじゃなって、交換するのを思い付いたんだ」
「私、嬉しかったよ。蒼生と2人だけのそうゆうの」
「俺も多分さ、あの頃から胡唯未の事が気になっていたんだろうな。でも、同僚だし、それ以上の関係にはなれないって、思ってたし。病気して、入院して、気弱にもなったし、そんな時に胡唯未の存在が心強かったし、会いに来てくれて嬉しかったし、頑張ろうって思えたし、好きだなって、はっきりとわかった」
「蒼生が病気で休暇して行っちゃた時、もうこっちに帰ってこない気がして、悲しくなった。連絡先も知らなかったし」
「あ、俺の連絡先、誰かに聞いた?」
「うん、瀬菜さんに」
「そうだったんだ?ごめん、俺、弱いとこ見せたくなかったし。なのに、胡唯未に弱音吐いちゃったしな」
「会いたいって言ってくれて、嬉しかった」
「あぁやって言える人、初めてかもしれない。だから、胡唯未と一緒にいたいって思うんだよな」
「私も、蒼生といると楽しい」
蒼生は抱きしめ、
「ずっと、一緒にいような」
「うん」
「俺、体調も落ち着いてるし、仕事もいい感じに出来てるし、何てゆうか、さ、」
「蒼生?」
「胡唯未と結婚したい」
「うん」
鞄から箱を取り出し、
「これ」
「え、指輪?」
「うん」
パカッと開けると、2つ入ってた。
「サイズ知ってた?」
「うん、そっと測った」
「え、いつの間に?」
「ナイショ」
蒼生は指輪を取り出し、私の指にはめてくれた。
そして、私も、蒼生の指にはめた。
「これからもよろしく」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
私たちは、9月に結婚した。
私の両親には、蒼生の両親も挨拶に行ってくれてて、話を取り持ってくれた。
式は両家の両親だけで占詠家の近くの神社で行い、うちの両親が帰った後、礼美さんたちや、近所の人、蒼生の付き合いのある人などを呼んで、家で披露宴的な食事会を行った。
その後、職場の人を呼んでの披露パーティーもレストランで行った。
夏休みの頃に、新居に引っ越していた。
「私、入社してすぐの頃にさ、仕事でミスして落ち込んでた時に、蒼生に励ましてもらって、あの時、すごく嬉しくて。その時からだと思う、蒼生を好きになったの」
「へぇ・・・」
「覚えてない?」
「覚えてるけど」
「それまで、からかわれてる感じもあったけど」
「パンちゃん、って呼ぶの嫌だった?」
「うん、最初はね」
「俺は、可愛いって思ったんだけどな」
「なんかわからないけど、蒼生の人柄なのか、嫌じゃなくなって、親しみ感じて来たけど」
「なるほどね」
「バレンタインの時、1年目はみんなに便乗して渡したけど、本当は義理じゃなく特別にしたかった。でも、お返し貰えて嬉しかった」
「俺は、貰った人にはちゃんと返さなきゃって」
「2年目の時、みんな渡さなくなって、でも、蒼生にだけ渡したくて、」
「あ、あの日のチョコな。あれ、高かったろ?」
「まぁ、少しね」
「俺、あの時、気付いちゃったんだよね、バレンタインのって」
「え、そうなの?」
「だから、翌月、俺も真似した。それだけじゃなって、交換するのを思い付いたんだ」
「私、嬉しかったよ。蒼生と2人だけのそうゆうの」
「俺も多分さ、あの頃から胡唯未の事が気になっていたんだろうな。でも、同僚だし、それ以上の関係にはなれないって、思ってたし。病気して、入院して、気弱にもなったし、そんな時に胡唯未の存在が心強かったし、会いに来てくれて嬉しかったし、頑張ろうって思えたし、好きだなって、はっきりとわかった」
「蒼生が病気で休暇して行っちゃた時、もうこっちに帰ってこない気がして、悲しくなった。連絡先も知らなかったし」
「あ、俺の連絡先、誰かに聞いた?」
「うん、瀬菜さんに」
「そうだったんだ?ごめん、俺、弱いとこ見せたくなかったし。なのに、胡唯未に弱音吐いちゃったしな」
「会いたいって言ってくれて、嬉しかった」
「あぁやって言える人、初めてかもしれない。だから、胡唯未と一緒にいたいって思うんだよな」
「私も、蒼生といると楽しい」
蒼生は抱きしめ、
「ずっと、一緒にいような」
「うん」
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