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③
コトハジメ
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4月に結婚し、一緒に住むようになった。
依里さんのお琴教室を手伝いながら、前の会社の関連会社でPCを使って在宅勤務をしている。内職のような感じだ。
今は、1年が過ぎた6月。私は妊娠している。予定日は過ぎた。
泰之くんはいつも帰りは早いが、特に最近は早い。資料作成など、持ち帰ってしていることもある。
「くれぐれも、無理すんなよ」
って。
こんなに心配性だったっけ?と思う。
泰之くんたちが住み始めてからも、少しずつ家のリフォームはしていて、全部の内階段は緩やかにし、左右両方に手すりを付けた。
最初は、依里さんのためだったが、妊娠してからは、私も助かっている。
金曜日の夜、寝ようと思った頃だった。
「始まったかも」
「陣痛?」
「うん」
病院に連絡し、依里さんにもついて行ってもらい、泰之くんの車で向かった。
病院に着いてから、2時間程、日付変わる前に、私は出産した。
女の子だった。
名前は『温』と名付けた。
「橙香、ありがとう」
運命のいたずらはあるかもしれない。
でも、出会えた。
泰之くんに。
依里さんのお琴教室を手伝いながら、前の会社の関連会社でPCを使って在宅勤務をしている。内職のような感じだ。
今は、1年が過ぎた6月。私は妊娠している。予定日は過ぎた。
泰之くんはいつも帰りは早いが、特に最近は早い。資料作成など、持ち帰ってしていることもある。
「くれぐれも、無理すんなよ」
って。
こんなに心配性だったっけ?と思う。
泰之くんたちが住み始めてからも、少しずつ家のリフォームはしていて、全部の内階段は緩やかにし、左右両方に手すりを付けた。
最初は、依里さんのためだったが、妊娠してからは、私も助かっている。
金曜日の夜、寝ようと思った頃だった。
「始まったかも」
「陣痛?」
「うん」
病院に連絡し、依里さんにもついて行ってもらい、泰之くんの車で向かった。
病院に着いてから、2時間程、日付変わる前に、私は出産した。
女の子だった。
名前は『温』と名付けた。
「橙香、ありがとう」
運命のいたずらはあるかもしれない。
でも、出会えた。
泰之くんに。
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