私は秘書?

陽紫葵

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私は秘書?

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そして、
「俺、支社長の話は、断った」
「じゃ、帰っちゃうの?」
「そうだな」
奥さんのとこに帰っちゃうって事なんだ?
「ここはどうなるの?」
「本社から別の人が来る」
「私は?」
「丹代は、また別のとこ移動だろうな。俺の秘書だったわけだから」
「そっか」
「そんな不安そうな顔すんな」
「だって、」
「大丈夫だ、丹代なら、何処行っても」
それって励ましてる?突き放されてる気分だよ。
秘書の仕事が終わってから、当分は前の課・見浪さんの下で働く事になった。
年が明け、異動の辞令が出た。
3月中旬からで、異動先は、別の支社で、引っ越すことになる。
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