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学園にて
非実在聖女
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王太子やその側近の子たちが、自らを追い込むように学業武芸に努力を重ねているのは、学園のみんなが知っている。
むしろ特権階級でふんぞりかえってても許される家の子女たちが、ホントなんであんな必死なんだろ?
学園の七不思議にしたっていいくらいだ。
とか思ってたら、クラスのお友達で事情通のバヴァルダージュ嬢が、その答えを教えてくれた。
━━━━王太子殿下には心に決めた想い人が居て、王太子派の公達たちも、その想い人に対する崇拝の念を持っている。
……らしい。
「は?誰それ?王太子の想い人ってここにいる男爵令嬢だったじゃん」
驚きすぎて、つい素っ頓狂な声で口走ってしまった。
「サリー…、いつもそれ言って信じてくれてるのは嬉しいんだけど、さすがに私でも自分が殿下の想い人だなんて思ってないよ……」
フィーユがそのわたしのそでを引いて、申し訳なさそうにちっちゃくなってた。
あぁゴメンよぉ、そのための努力してる最中なのに、水を差す失言だったね。反省。
「知ってる」からといって、思い込んでしまうのは良くない事だ。
ともかく、その“想い人”ってのは、何者だ?
バヴァルダージュ嬢が言うには、件の謎の女性は優れた叡智と慈愛を備えた美しき聖女で、まさに現世に顕現した女神、だそうだ。
殿下たちは彼の御方の従僕に相応しくあろうとするあまりに、あの異常なまでの清廉潔白さの強要につながってるという。
(意味が分からなすぎるでしょ、それ……)
若干、ひく。
ひとりの女性を信奉して性格が変わった?いつからこの国は女神信仰になったのさ。
そもそも一国の王太子が、怪しげな宗教にハマって生活態度を歪に変えました、なんて、冗談だとしても笑えない。
「でもさぁ、そんな人、見た事ないよね?」
いっしょにお茶しながら聞いてたアンバーも、頬杖つきながら不思議そうに言った。
「いつもいっしょの侯爵令嬢や伯爵令嬢が元々婚約者候補だった、とかは聞いたことあるけど……」
エルサも思い出すようにして言うし、フィーユもなんだか深刻そうな顔してる。想い人に謎のライバルが出現したんなら、そりゃ気になるか。
わたしたちがフィーユとお友達になって以降、それなりに王太子派を注目するようになった。学習棟が違うとはいえ、遠目ながらもお見かけする機会が増えた。
だからなんとなく分かるんだけど、場面ごとに王太子に従ってるメンバーが入れ替わる事はあっても、それっぽい特別な扱いをされてる女性なんて思い当たらないんだ。
(だいたいそんな、惚れ込んでる女がいますよって顔つきじゃないんだよねぇ…)
恋してるなら、もっとにこやかに笑ってるもんでしょ、普通。思い詰めるにしても、悲壮感ではないはずだ。
「その人って実在してんの?あのグループの中には居てないよね?それか、物語によくある乳母とか幼少期に世話してくれた侍女の女性とかに憧れた系?」
「ううん、一応その女性は学園に在籍してるらしいのよ。私たちと同い年の同級生で。けどね、やっぱり誰もその人を見た事ないんだってさ」
噂好きのバヴァルダージュ嬢ですら、あちこちの情報を集めても正体がつかめてないらしい。幽霊とか、それこそ女神さまとかのように、実体が無いとしか思えない。
王太子派の限られたメンバー以外で知ってる人は居らず、彼らの中だけで共有されている存在……。
(なにそれ、怪し過ぎるでしょ…)
むしろそいつか?そいつが王太子殿下以下側近の子たちを洗脳して、あの思い詰めた感じにしてるのか?
実に迷惑な話だよ。
第一、フェアネスが一抜けしたといったって、王太子殿下のお立場と年齢では、新たに婚約者候補が選ばれてるはずだ。
リヴァル侯爵令嬢かラドゥジエム伯爵令嬢かその他か、出来れば中立派から探したいと思ったかもしれないけど、体裁のためにもとりあえず誰かしら決められただろう。候補になり得る令嬢は幾人かいたからだ。
そんなご令嬢たちを引き連れて、「女神さま~」とかふざけた事言うのが許されてんの?
実に腹立たしい。
とにかく敵は、その非実在令嬢だね。その聖女さま?だか女神さま?だかに操を立ててる限り、学園の雰囲気は変わらなさそうだ。
「うーん…、単に誰かを口説くのに、フリーのひとより恋人持ちから奪う方が簡単だと聞くけど、そんな非実在聖女(笑)相手だと何をアピールしたらいいか難しいな……」
実態がわからないからね、ホント。雲を掴むみたいな話だし。
「何よそれ、どこ情報?」
と、聞き咎めたアンバーが面白そうに笑った。彼女もこの手の話が、ちょっとだけ好きなタイプなのだ。
「ウチの下世話なメイド連中情報よ」
くっくっくっと、同じく噂話の好きなわたしも悪者の顔して、アンバーと笑い合った。
若干、そのわたしらふたりから距離を置き、
「ど、どうして、そんな、奪うような方が簡単になるの……?」
恐々とエルサが訊いてくる。
あれ、興味ある?エルサも好きだね~(笑)
「簡単よ。単に身持ちが固い相手だと、比較対象が相手の考える理想のパートナー像になって、結局は自分自身の価値を見られるわけ」
フンフン、と頷くエルサとフィーユ。アンバーはケラケラと笑ってる。
「その点、彼氏彼女持ちなら、そのお相手より自分の方がメリットあるよ、と見せるだけで魅力的に見せかけれるからね。
例えば忙しくて会う時間が少ないと言うなら、私ならいつでも会いに来てあげるよ、とか、優しいだけの相手なら、ちょっとだけワイルドなとこ見せる、とか、元々のパートナーの欠点のみを攻めればイチコロよ」
人差し指立て、唇の端を歪めてみせた。
「サリー、悪い顔してる」
「そうさ、わたしは悪い女なのさ」
言って、皆んなでクスクスと笑い合った。
むしろ特権階級でふんぞりかえってても許される家の子女たちが、ホントなんであんな必死なんだろ?
学園の七不思議にしたっていいくらいだ。
とか思ってたら、クラスのお友達で事情通のバヴァルダージュ嬢が、その答えを教えてくれた。
━━━━王太子殿下には心に決めた想い人が居て、王太子派の公達たちも、その想い人に対する崇拝の念を持っている。
……らしい。
「は?誰それ?王太子の想い人ってここにいる男爵令嬢だったじゃん」
驚きすぎて、つい素っ頓狂な声で口走ってしまった。
「サリー…、いつもそれ言って信じてくれてるのは嬉しいんだけど、さすがに私でも自分が殿下の想い人だなんて思ってないよ……」
フィーユがそのわたしのそでを引いて、申し訳なさそうにちっちゃくなってた。
あぁゴメンよぉ、そのための努力してる最中なのに、水を差す失言だったね。反省。
「知ってる」からといって、思い込んでしまうのは良くない事だ。
ともかく、その“想い人”ってのは、何者だ?
バヴァルダージュ嬢が言うには、件の謎の女性は優れた叡智と慈愛を備えた美しき聖女で、まさに現世に顕現した女神、だそうだ。
殿下たちは彼の御方の従僕に相応しくあろうとするあまりに、あの異常なまでの清廉潔白さの強要につながってるという。
(意味が分からなすぎるでしょ、それ……)
若干、ひく。
ひとりの女性を信奉して性格が変わった?いつからこの国は女神信仰になったのさ。
そもそも一国の王太子が、怪しげな宗教にハマって生活態度を歪に変えました、なんて、冗談だとしても笑えない。
「でもさぁ、そんな人、見た事ないよね?」
いっしょにお茶しながら聞いてたアンバーも、頬杖つきながら不思議そうに言った。
「いつもいっしょの侯爵令嬢や伯爵令嬢が元々婚約者候補だった、とかは聞いたことあるけど……」
エルサも思い出すようにして言うし、フィーユもなんだか深刻そうな顔してる。想い人に謎のライバルが出現したんなら、そりゃ気になるか。
わたしたちがフィーユとお友達になって以降、それなりに王太子派を注目するようになった。学習棟が違うとはいえ、遠目ながらもお見かけする機会が増えた。
だからなんとなく分かるんだけど、場面ごとに王太子に従ってるメンバーが入れ替わる事はあっても、それっぽい特別な扱いをされてる女性なんて思い当たらないんだ。
(だいたいそんな、惚れ込んでる女がいますよって顔つきじゃないんだよねぇ…)
恋してるなら、もっとにこやかに笑ってるもんでしょ、普通。思い詰めるにしても、悲壮感ではないはずだ。
「その人って実在してんの?あのグループの中には居てないよね?それか、物語によくある乳母とか幼少期に世話してくれた侍女の女性とかに憧れた系?」
「ううん、一応その女性は学園に在籍してるらしいのよ。私たちと同い年の同級生で。けどね、やっぱり誰もその人を見た事ないんだってさ」
噂好きのバヴァルダージュ嬢ですら、あちこちの情報を集めても正体がつかめてないらしい。幽霊とか、それこそ女神さまとかのように、実体が無いとしか思えない。
王太子派の限られたメンバー以外で知ってる人は居らず、彼らの中だけで共有されている存在……。
(なにそれ、怪し過ぎるでしょ…)
むしろそいつか?そいつが王太子殿下以下側近の子たちを洗脳して、あの思い詰めた感じにしてるのか?
実に迷惑な話だよ。
第一、フェアネスが一抜けしたといったって、王太子殿下のお立場と年齢では、新たに婚約者候補が選ばれてるはずだ。
リヴァル侯爵令嬢かラドゥジエム伯爵令嬢かその他か、出来れば中立派から探したいと思ったかもしれないけど、体裁のためにもとりあえず誰かしら決められただろう。候補になり得る令嬢は幾人かいたからだ。
そんなご令嬢たちを引き連れて、「女神さま~」とかふざけた事言うのが許されてんの?
実に腹立たしい。
とにかく敵は、その非実在令嬢だね。その聖女さま?だか女神さま?だかに操を立ててる限り、学園の雰囲気は変わらなさそうだ。
「うーん…、単に誰かを口説くのに、フリーのひとより恋人持ちから奪う方が簡単だと聞くけど、そんな非実在聖女(笑)相手だと何をアピールしたらいいか難しいな……」
実態がわからないからね、ホント。雲を掴むみたいな話だし。
「何よそれ、どこ情報?」
と、聞き咎めたアンバーが面白そうに笑った。彼女もこの手の話が、ちょっとだけ好きなタイプなのだ。
「ウチの下世話なメイド連中情報よ」
くっくっくっと、同じく噂話の好きなわたしも悪者の顔して、アンバーと笑い合った。
若干、そのわたしらふたりから距離を置き、
「ど、どうして、そんな、奪うような方が簡単になるの……?」
恐々とエルサが訊いてくる。
あれ、興味ある?エルサも好きだね~(笑)
「簡単よ。単に身持ちが固い相手だと、比較対象が相手の考える理想のパートナー像になって、結局は自分自身の価値を見られるわけ」
フンフン、と頷くエルサとフィーユ。アンバーはケラケラと笑ってる。
「その点、彼氏彼女持ちなら、そのお相手より自分の方がメリットあるよ、と見せるだけで魅力的に見せかけれるからね。
例えば忙しくて会う時間が少ないと言うなら、私ならいつでも会いに来てあげるよ、とか、優しいだけの相手なら、ちょっとだけワイルドなとこ見せる、とか、元々のパートナーの欠点のみを攻めればイチコロよ」
人差し指立て、唇の端を歪めてみせた。
「サリー、悪い顔してる」
「そうさ、わたしは悪い女なのさ」
言って、皆んなでクスクスと笑い合った。
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