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作者、主人公の恋を邪魔する
しおりを挟む俺の名前は竹山 要 (たけやま かなめ)16歳
今窓側の席に座っているあの子に恋しているんだ。
その子の名は月島 舞(つきしま まい)、今日月島さんに告白しようと思ってる。
「あの…月島さん放課後体育館裏に来てくれないかな?大事な話があるんだけど…。」
「え?うん、いいよ。」
月島さん今日も声可愛いなぁ…。告白、絶対成功させるぞ!!
──放課後
体育館裏にはすでに月島さんがいた。
「ごめん待った?」
「いや、今着いたとこ。それで大事な話って何?」
「えと、俺と付き合っt#”>=*+」
「ん?どうしたの?」
あれ?なんか上手く喋れない…どうなってんだ?
「俺とt?>=*!」
「あ、えっとごめん、用事思い出した、帰るね。」
「えっ?ちょt?まっ<!”」
月島さんは小走りで帰って行った。
「何で声が出なかっ…あれ!?ちゃんと喋れてる!?」
「ww告白失敗しちゃったみたいだねw雑魚乙w」
「お前は作者!?なんでここにいんだよ!俺を喋れなくしたのもお前か!?」
「せやで。なんかお前が僕お気に入りの月島ちゃんと結ばれるとこ見るのやだもん。」
「この小説はラブコメだろ!テメェは字さえ打っとけりゃいいんだよ!」
「そんなメタい事言うなよ。あと僕ちゃん明日からこの学校に転校することになってるから、そこんとこよろピコ~。」
ぐぬぬ~作者め、間抜けた面してるくせにぃ~。絶対月島さんは渡さん!!
──次の日
「みんな席に着けー。転校生を紹介するぞー。作者くんだ。仲良くしてやってくれ。」
うわぁーマジで来やがった。ってなんかイケメンになってる!こいつ顔変えやがったな!この小説に好き勝手しやがって!
「みんな,キリッ、今日からよろしくね!キリッ」
ウゼェーなんやねんこいつ。何が「キリッ」やねん!こんなのでかっこつけたつもりか!
きゃー!作者くんかっこいい~!結婚して~。
えぇ~!何で?なにしたんだあいつ。
「作者の力だよ。竹山くんw」
ウゼェー。もうマジでウゼェー。
「これなら月島ちゃんも僕ちゃんのとりこに…あれ?もしかしてまだ学校に来てない?
風邪かな?僕なら風邪を治してここに呼び出すこともできるけど。」
まぁ時間をかけて竹山くんを苦しめたいからな~。
僕のお気に入りに告白未遂した罪は重いぞ!
くそぉ、このままじゃ月島さんが取られてしまう…。
「竹山ー。お前、月島さんの家近いだろ?プリント渡していってくれないか?」
先生ナイス!月島さんのプリント渡すついでに告白してしまえ!
──放課後
「おい!お前この小説の作者らしいじゃねえか。俺はこの学校の番長だ。てめぇをボコボコにして俺を主人公にしてもらうぜ!」
「番長ってwwお前みたいなやつ作った覚えないんだけどwてかボコボコにして主人公ってwこの小説ラブコメだよ?wwそういうのは別のとこに行けよw」
「お前が言うな!!4ね!」
「殴るスピードがおそいぞぉ?」
クソ!拳が当たんねぇ…。これが作者の力か…
「おいおい、殴んの遅すぎだろwお前の事消そうか迷ったけど面白そうだから残しといてやるよww」
作者が番長の首をトンする。
「ぐわぁ!」バタッ!
そろそろ月島ちゃんの家に行かないと竹山のやつに取られちゃう~。よし、テレポートしよ♪
──月島家
「はぁはぁ。作者はいないな?よし!」ピンポーン
「はーい。あっ竹山くん!プリント持ってきてくれたんだね、プリントありがと!ちょっと上がってく?」
え?マジかよ。やったぁ!
「ほ、ほんとに?じゃあ、上がろっかな。」
「あっ!あと、作者くんもいるよ!」
な、なにぃー!?作者のやつもうここまで来てたのか?先輩に五百円も払って足止めしてもらってたのにぃ~!
「よっ!竹山くん♪」
く、くそぉ~これじゃ告白出来ない~。で、でも作者を何とかして追い出せば告れる!!
「そ、そういえば、先生が作者の事呼んでたよ~。学校の戻った方がいいんじゃない?」
「あ、そなの。じゃ、テレポって確認すっか。」ビュン!
え?テレポート出来んの?
ビュン!「別に呼んでないって言ってたよ?竹山ぁ、いくら僕達が仲良いからって嘘は駄目だよぉ~?ね?月島さん?」
「うん。転校して初日なのに二人とも仲良いね!」
「あれ?もう暗くなったみたいだね!帰ろっか竹山くん♪」
えっ!?さっきまで明るかったのに……、作者の仕業かぁ~!!!あいつ時間進めたな~!!!
作者が竹山の方を見てどや顔をする。
「ホントだ!竹山くん作者くん、またねー。」
──竹山家
くそぉ~作者の野郎!告白のチャンス奪いやがってぇ~。あと、あの自称番長も!金やったんだからちゃんと足止めしろボケ!なんか眠くなってきたな…寝るか。
ごめんね竹山くん…君には異世界に行ってもらうことにしたよ。もうね、学園系のやつ飽きてきたからさ、とりあえず行ってこーい!
「ふわぁ~よく寝た。ん?どこだここ?……うわぁ!なんだあの生き物は!気持ち悪!ここもしかして……」
異世界か!作者にやられた!なんで俺だけこんな目に…。って、うわぁ!キモい生き物が襲ってきた!誰か助けて~!
すると火の玉が飛んできた!
ぶぉぉおお!キモい生き物は燃えカスになった…。
助かった…。
「大丈夫かおめぇ!なめってっと、いてー目にあうぞ!ケガしてねえかゴラァ!」
「せ、先輩!なんでここに?助けてくれたんですね!ありがとうございます!」
「はぁ?俺の名前はセンパイって名前じゃねぇぞ!俺の名はヴァンツォーだ!」
「ば、番長?」
「ちがうちがう、ヴァンツォーだ!」
「わ,分かりました。ヴァンツォーさん。」
「おう!おめぇ、ここはモンスターがうじゃうじゃいる危険な森だぞ!さっさと出るぞゴルェ!」
ヴァンツォーと竹山は森を出た。
「おい!おめぇ村に着いたぞ!ところでおめぇの名前ってなんだ?」
「えと、竹山要です。」
「え、トゥケヤーマ、カヌァネ?」
「ち、違います。竹島要!ですよ!」
「タケヤマ カナメ…の階乗?」
いやっ!、ちが、なんでこの人「!」を階乗って読むんだよ!ちゃうやん!ふつーに考えておかしいやろ!
「よろしくな!…の階乗!」
おい!肝心な竹山要はどうした!?もうわけ分からん!
するとおじいさんがこちらに向かってきた。
「おぉ!ヴァンツォーじゃないか!隣の男は何者だ?」
「村長!この男はモンスターに襲われているところを助けてやったんだ。名前は…階乗だ!」
「いや竹山要です。」
「そうか、よろしくな階乗くん。」
「竹山要です。」
「ところで階乗くんに合わしたい者がいるんじゃが…。来てもらえるかの…。」
このクソジジイ耳千切れてんのかボケ!
「はい、もちろんです。クソj…村長さん。」
こうして村長の家に向かった。すると見覚えのある顔があった。
「やぁ!竹山くん♪会いたかったお♪」
「うわぁ!なんでここにいるんだよ!!」
「んなこと言うなよぉ~友達だろ?な?」
またこいつかよ…くそこうなったら…。
「おい!番長!あいつを追っ払え!」
そう言うとヴァンツォーは手を差し出した。
「それじゃあれをくれ。」
「あ、あれって…」
「金くれ。」
ここでもかよ!クソッここの世界の金なんて持ってねぇしなぁ~。五百円でいけるかな?
「ど、どうぞ。五百円です。」
「ゴ…ヒャク…エン!俺に任せろ!」
なんかいけた。チョロッ!
「おい!お前この小説の作者らしいじゃねえか。俺はこの村のヴァンツォーだ。てめぇをボコボコにして俺を主人公にしてもらうぜ!」
「なんかどっかで聞いたことあるセリフかと思ったらお前か。」
「うるせぇ!4ね!」
作者がヴァンツォーの首をトンとする。
「ぐわぁ~!」バタッ!
「ここら辺のセリフさっきの文丸コピするだけだから楽だったわw」
先輩…もうちょい粘れよ…
するとまた見覚えのある人が来た。
「何の騒ぎですか?ってヴァンツォー!大丈夫ですか?」
「おお!月島っちじゃーん♪大丈夫だよ!そいつ気絶してるだけだから!」
「そうですか?それならいいんですけど…見たことない服装をしている方がいますね。お名前はなんですか?」
「竹山要です…。」
「カナメさんですね!よろしくお願いします!」
やったぁ月島さんに下の名前で呼んでもらえたぁ~。嬉しい~!どうだ作者!
作者の方を見るとほっぺを膨らましてた。
「むぅ~竹山めぇ~。図乗りやがってぇ~。元の世界に戻してやる!」
う、うわぁーー!!
目を覚ますと自分の部屋にいた。
よ、よかったぁ。元の世界に戻れたんだ。
「おい!竹山!下の名前呼ばれたからって調子に乗んなよ!僕の力さえあれば簡単に月島ちゃんなんか惚れさせれるんだぞ!」
「その前に俺が告ってやる!」
「させるか!」
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