1 / 2
プロローグ
しおりを挟む
私、北柳麗奈は自分の本当の両親を知らない。
多分捨てられた。
私は生まれつき氷や雪を好きに操ることができた。多分魔女みたいで気味が悪かったんだと思う。
この力は魔法じゃない。魔法だと思いたくない。魔女や魔法使いというのはどの世界でも虐げられる対象だからだ。そして物心がついたときには、人に見ているところでは一切使用しなくなった。
4歳位の私を引き取って育ててくれたのは、とある有名なマジシャンだった。私の指の器用さを見込んで施設から引き取ってくれたらしい。施設から出られて嬉しかったことだけは覚えている。
育て親の2人は凄く優しくて、色々なことを教えてくれた。
勉強やマジック、そして柔軟性やパフォーマンス能力を向上させるためにフィギュアスケート、ピアノ、ヴァイオリン。。。
氷や雪のことを話して、見せても「きっとそれは神様が麗奈に与えてくれた贈り物よ」ときらきらとした目で見てくれた。本当に家族の一員として認められたみたいですごく嬉しかったのを覚えてる。
それからは、いざとなったら氷で剣を作って戦えるようにと剣道を始めたり、氷の研究をして、そのような意思を込めればなんでも分子レベルまで分解することができるようになったり、決して溶けなくなったりした(因みにこの件の発覚後、我が家のはさみの刃は私が作っている。切れ味抜群と好評だ。)。
私は本当に頭が良かったらしく、7歳になって直ぐ、ハーバー〇大学に通い始めた。
2人は喜んでいたけど凄く心配して、わざわざ日本から拠点を移してくれた。
無理を言って大量の学部に通い、医学、薬理学、コンピュータ学、法学、毒物学、航空宇宙工学の修士号を11歳で取得し、主席で卒業した。
その後は、気の向くままに素材からパソコンを作ってみたり、ヴァイオリンやピアノを作ってみたり、1ヶ月図書館に通い詰めてみたりした。自分の知らないこともまだまだたくさんあるんだな~って嬉しくなったら中毒になって、それ以降暇なときは本を読むようになり、本も音楽に加え私の精神安定剤になった。
ファンタジーは現実逃避に。ノンフィクションは私がまだ知らない世界を見せてくれる。それぞれの曲がそれぞれの思いやメロディーがあって飽きさせないように、どの本にもそれぞれの思いや考え、知識が乗っていて、どんなに読んでも飽きない。
養父母は「やっと年相応になったわね」と好きにさせてくれた。
私も大人になったら就職しよう。それまではマジックで養父母を支えるんだ。
とぼんやりと日々を過ごしていた時、アメリカ全土を震撼させる連続無差別誘拐殺人事件が起きた。
はっきりと覚えている。前々から楽しみにしていた私の誕生日ディナーが終わって家に帰ろうとしたとき。養父母が攫われそうになった。
無我夢中で氷の剣で犯人に切りかかったのを覚えている。犯人は逮捕されたし幸い養父母は亡くならなかったが、手に傷を負わされたせいでマジックが以前のようにできなくなった。犯人はどうやらマフィアの一員で、誘拐した人員は人身売買に使う予定だったらしい。
そのマフィアの全貌はわからなかった。
ーよくも私の養父母を。。。
その一心で私はそのマフィアの捜査をしていたFBIに15歳で就職した。
そして、そのマフィアの捜査をしていると、とある宝石に出会った。採れたばかりのもので、伝説の翡翠と同じ反応を見せたためボスに献上しようとしていたらしい。伝説によるとその翡翠の液を飲むと、その人の外見が20歳で止まり、不老不死になるらしい。
私はその翡翠がボスの手に渡されようとしている時に掠めとって逃走しようとした。
ただ、簡単には逃げさせてくれず、銃で撃たれた時にまだ生きていたい、養父母の所に戻りたい、と思い使用してしまった。
体にあった痛みや傷が一切消えていく、が、頭を撃たれ、意識が遠のいていく。
そして、その刹那、私は思った。『あぁ。やっぱり不老不死なんてないんだ。もう少し、家族で平和に過ごしたかったなぁ。私のヴァイオリンを養母さんのピアノと合わせたかった。。。FBIに入るって言ったとき珍しく渋ってたのになんでやめなかったんだろう。。。』
多分捨てられた。
私は生まれつき氷や雪を好きに操ることができた。多分魔女みたいで気味が悪かったんだと思う。
この力は魔法じゃない。魔法だと思いたくない。魔女や魔法使いというのはどの世界でも虐げられる対象だからだ。そして物心がついたときには、人に見ているところでは一切使用しなくなった。
4歳位の私を引き取って育ててくれたのは、とある有名なマジシャンだった。私の指の器用さを見込んで施設から引き取ってくれたらしい。施設から出られて嬉しかったことだけは覚えている。
育て親の2人は凄く優しくて、色々なことを教えてくれた。
勉強やマジック、そして柔軟性やパフォーマンス能力を向上させるためにフィギュアスケート、ピアノ、ヴァイオリン。。。
氷や雪のことを話して、見せても「きっとそれは神様が麗奈に与えてくれた贈り物よ」ときらきらとした目で見てくれた。本当に家族の一員として認められたみたいですごく嬉しかったのを覚えてる。
それからは、いざとなったら氷で剣を作って戦えるようにと剣道を始めたり、氷の研究をして、そのような意思を込めればなんでも分子レベルまで分解することができるようになったり、決して溶けなくなったりした(因みにこの件の発覚後、我が家のはさみの刃は私が作っている。切れ味抜群と好評だ。)。
私は本当に頭が良かったらしく、7歳になって直ぐ、ハーバー〇大学に通い始めた。
2人は喜んでいたけど凄く心配して、わざわざ日本から拠点を移してくれた。
無理を言って大量の学部に通い、医学、薬理学、コンピュータ学、法学、毒物学、航空宇宙工学の修士号を11歳で取得し、主席で卒業した。
その後は、気の向くままに素材からパソコンを作ってみたり、ヴァイオリンやピアノを作ってみたり、1ヶ月図書館に通い詰めてみたりした。自分の知らないこともまだまだたくさんあるんだな~って嬉しくなったら中毒になって、それ以降暇なときは本を読むようになり、本も音楽に加え私の精神安定剤になった。
ファンタジーは現実逃避に。ノンフィクションは私がまだ知らない世界を見せてくれる。それぞれの曲がそれぞれの思いやメロディーがあって飽きさせないように、どの本にもそれぞれの思いや考え、知識が乗っていて、どんなに読んでも飽きない。
養父母は「やっと年相応になったわね」と好きにさせてくれた。
私も大人になったら就職しよう。それまではマジックで養父母を支えるんだ。
とぼんやりと日々を過ごしていた時、アメリカ全土を震撼させる連続無差別誘拐殺人事件が起きた。
はっきりと覚えている。前々から楽しみにしていた私の誕生日ディナーが終わって家に帰ろうとしたとき。養父母が攫われそうになった。
無我夢中で氷の剣で犯人に切りかかったのを覚えている。犯人は逮捕されたし幸い養父母は亡くならなかったが、手に傷を負わされたせいでマジックが以前のようにできなくなった。犯人はどうやらマフィアの一員で、誘拐した人員は人身売買に使う予定だったらしい。
そのマフィアの全貌はわからなかった。
ーよくも私の養父母を。。。
その一心で私はそのマフィアの捜査をしていたFBIに15歳で就職した。
そして、そのマフィアの捜査をしていると、とある宝石に出会った。採れたばかりのもので、伝説の翡翠と同じ反応を見せたためボスに献上しようとしていたらしい。伝説によるとその翡翠の液を飲むと、その人の外見が20歳で止まり、不老不死になるらしい。
私はその翡翠がボスの手に渡されようとしている時に掠めとって逃走しようとした。
ただ、簡単には逃げさせてくれず、銃で撃たれた時にまだ生きていたい、養父母の所に戻りたい、と思い使用してしまった。
体にあった痛みや傷が一切消えていく、が、頭を撃たれ、意識が遠のいていく。
そして、その刹那、私は思った。『あぁ。やっぱり不老不死なんてないんだ。もう少し、家族で平和に過ごしたかったなぁ。私のヴァイオリンを養母さんのピアノと合わせたかった。。。FBIに入るって言ったとき珍しく渋ってたのになんでやめなかったんだろう。。。』
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
魔力がないと決めつけられ、乳母アズメロウと共に彼女の嫁ぎ先に捨てられたラミュレン。だが乳母の夫は、想像以上の嫌な奴だった。
乳母の息子であるリュミアンもまた、実母のことを知らず、父とその愛人のいる冷たい家庭で生きていた。
そんなに邪魔なら、お望み通りに消えましょう。
(小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる