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座談会
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ショートショート 「真夜中の怪」
「うぅ……」
俺は短くうなり声を上げた。
「眠い……」
そう言いながら、あくびを噛み殺す。
──夜中。
自室を出て船内の廊下をうろついているのはワケがあった。
別に、トイレとかじゃないぞ。
実はついさっき。たまたま夜中に目覚めたのだが、部屋に設置されている計器パネルのライトが光っているのに気付いたのだ。
ライトが指し示している場所はブリッジ。
誰かがブリッジを使用していることになるのだが──。
こんな夜中に誰が?
シュタイナーかな? けど、ヤツならブリッジよりも機関室に篭っている方が納得がいく。
……一度篭ると1週間は出てこないからな~あいつ。
じゃあ、トーマ……? 夜中に何か急に危険な実験を思い立って、装置とかを取り付けているのかも。
ヤツなら充分ありうる。
この間それをやって、宇宙船に寄生しようと侵入してきた未確認生命体をブリッジでバーベキューにしたのは、トーマがいつの間にかつけた怪しげな装置だった。(おかげでブリッジが当分、エゲツナイ匂いで堪らなく臭かった)
あと、詩織とソーニャは除外。人形たちはこんな行動はとらない。
「勘弁して欲しいぜ──」
俺は犯人をトーマに決め付け、眠い目をこすりながらよろよろとブリッジを目指した。
亜空間航行中の船内で、泥棒はありえないからだ。しかも宇宙海賊の船だしなっ!
ブリッジに着いた。
扉の前に立つと、音もなく開いた。
「──?」
おかしいな。
俺は思わず上を振り仰いだ。
いつもなら、あのキーの高い素っ頓狂な声が上から降ってくるはずなのに。……まさかAIが眠るなんて事はないよな?
不審に思いながら俺はブリッジに一歩足を踏み込んだ。
いたいた。
いつもならソーニャが座っている、一番前の座席のモニターが闇の中で光っている。
──やっぱりおかしい。
俺はもう一度上を見た。
普通、乗組員がブリッジに入れば、自動的にライトが点くはずだ。
変わった電脳だとは思っていたが、タナトスのヤツ……本当に夜は眠るんだろうか……。
俺はそうっと──トーマの姿が辛うじて見える程度の位置に近づいて様子を伺った。
何をしているのか知りたいという、純粋な興味だ。
だが──俺は自分の目を疑った。
そこに座っていたのはトーマではない。
見知らぬ影だった。
そいつは椅子に座って、モニターに映し出される映像を一心に見入っていた。
かすかに。ごく小さな音量が聞こえてきた。
何だろう? ──俺は耳を済ませた。
モニターの中で何かの影が動き、何事かを喋った。
『──お前の悪逆非道の数々、連邦政府が許しても、このあたしが許さないわっ!』
何かのニュース番組か、それとも映画の深夜放送だろうか。画面の中の人物がさらに話を続ける。
『──見なさいっ! このあたしをっ! 讃えなさいっ! このあたしをっ!』
何だ──? ちょっと台詞が妙だ。
俺はもう少し首を伸ばして、モニターに何が映っているのか見ようと身体を動かした。人影の間から僅かに見える。
カラフルな色のコスチュームに、ステッキを構えた少女の姿だ。
──────?
俺は口を「へ」の字に曲げた。
モニターの中の少女がステッキを振りあげ、高らかに叫ぶ。
『──ベリババンガに代わって天罰を下すわっ!』
「へ──?」
そのセリフの珍妙さに、思わず声が漏れた。慌てて押さえたが、もう遅い。見知らぬそいつが振り返った。
俺は銃を抜き、引き金に手をかけた。
「うわはぁっ! お止めくださいっ! キャプテン・カーチェスっ!」
「──!? なんだっ! 俺はお前なんかに面識はないっ! 何処からこの船に忍び込んだ」
──てか、亜高速航行中のこの船に、どうやって忍び込めた?
慌てて立ち上がったその男は、眼前で激しく両手を振っている。
「私ですっ! 私ですってば、キャプテン・カーチェス!」
…………。
…………。
…………。
…………。
「 …………。その声には聞き覚えがあるぞ」
しかも、いや~な予感が。
男がニッコリと微笑んだ。
「そう。私です!」
イヤ。聞きたくない。何となく。
聞きたくないと心の中で俺が叫んでいるにもかかわらず、そいつはしれっと名乗りをあげた。
「タナトスです」
目の前の男が口を開いたが、声は、いつもと変わらず、何処からともなく降ってきた。
がくーーっ!!
肩を落とし思いっきり脱力する俺に向かって、あいかわらず犯罪的に無邪気な声で話しかけてくる。
「おや、どうなさったんです?」
「おまえっ、おまっ……おまっ!」
「──はい?」
俺は息を切らせながら一気にまくし立てた。
「何でお前がこんなトコに居んだっ? ──ってか、一体夜中に何やってたんだ? それと、その姿は何だっ!?」
目前の男──タナトス──が無邪気に微笑んでいる。
心なしか身体が透けていた。身体の境界が微妙にずれている。まるでホログラムの焦点が合っていないときのように──。
「──ホログラムっ?」
俺の言葉に、ホログラムの男が悪びれもせず頷いた。
「はい。表情はご勘弁を。あまり細かい表情は、メモリーを沢山くっちゃうんで」
「──お前がタナトスだということは分った。って言うか、お前にそんな機能なんて、あったっけ? イヤイヤ、それ以前に、一体夜中に何やってたんだ? いや、何やってたかは見りゃ分かるけど、俺が言いたいのは、見てるビデオの内容というか……」
俺は頭に浮かんだ疑問を全て一度に言おうとして、失敗した。
なんて言うか、こう……うん。表現に困る。
仕方がないので、俺はタナトスが熱心に見ていたモニターの画像にちらりと目をやった。
そばまで近づいた今は、何の映像が流れていたのかハッキリと見えた。
流れ続ける映像の中で、主人公の少女がエフェクトのかかったシーンの中で、ステッキを振り回しながら暴れまわっている。
そして次々と敵が倒され、ありえない放物線を描きながら空の彼方へと飛ばされていく。
俺にとっては結構見慣れた場面だ。
なんて言うか、マジシャン・トーマの戦闘シーンを彷彿とさせるのだ。
画面の中で少女が決めポーズを見せていた。
タナトスのAIが優秀だからかどうかはわからないが、「ああ。これですね」とタナトスが答えた。それと同時にホログラムが消えた。
「私って、まだ新しいですので、データ領域が余ってるんですよ。それで、皆さんと少しでもスムーズな会話が出来るように、日夜データを集めて、AIを鍛えていたんです」
「このアニメを見るのが……?」
「はい! きめ台詞の勉強ですっ! これは魔法少女ものですが──この船にはマジシャン・トーマが居ますから、魔法って言うワードに検索で引っかかったんです
──戦隊ヒーローものも、決め台詞の宝庫なんですが、ジャンルは問わずイロイロ見ている最中何です──」
──ああ──そう。
俺は肩の力どころか、脚の力までが抜けていくのを感じた。
「それでですね。私、皆さんに勉強熱心なところを見られたくなかったものですから、夜中、皆が寝静まった頃を見計らってこうしていろんなビデオを見ていたって言うわけなんです」
「見て……って……お前ね。で、夜中にブリッジでビデオ流してたわけ? ホロを表示させながら?」
「はい」
俺の言葉に、タナトスがしれっと答える。
「ホログラムは必要ですよ? だって、夜中のブリッジにビデオだけが流れていたら、ホラーじゃないですか」
「……お前は電脳なんだから、単にデータをコピーすればいいだけなんじゃ……?」
「雰囲気をだしたかったのです」
雰囲気って、お前……。
俺はあまりの馬鹿馬鹿しさに脱力した。
そして、あまりの空しさに怒りもこみ上げてくる。
俺は拳を振り上げた。
「……それで、いざって時に容量足りなくって軌道計算できませんなんつったら、容赦せんぞ……!!」
誰かこの宇宙船に、常識ってものを教えてやってくれ!
「うぅ……」
俺は短くうなり声を上げた。
「眠い……」
そう言いながら、あくびを噛み殺す。
──夜中。
自室を出て船内の廊下をうろついているのはワケがあった。
別に、トイレとかじゃないぞ。
実はついさっき。たまたま夜中に目覚めたのだが、部屋に設置されている計器パネルのライトが光っているのに気付いたのだ。
ライトが指し示している場所はブリッジ。
誰かがブリッジを使用していることになるのだが──。
こんな夜中に誰が?
シュタイナーかな? けど、ヤツならブリッジよりも機関室に篭っている方が納得がいく。
……一度篭ると1週間は出てこないからな~あいつ。
じゃあ、トーマ……? 夜中に何か急に危険な実験を思い立って、装置とかを取り付けているのかも。
ヤツなら充分ありうる。
この間それをやって、宇宙船に寄生しようと侵入してきた未確認生命体をブリッジでバーベキューにしたのは、トーマがいつの間にかつけた怪しげな装置だった。(おかげでブリッジが当分、エゲツナイ匂いで堪らなく臭かった)
あと、詩織とソーニャは除外。人形たちはこんな行動はとらない。
「勘弁して欲しいぜ──」
俺は犯人をトーマに決め付け、眠い目をこすりながらよろよろとブリッジを目指した。
亜空間航行中の船内で、泥棒はありえないからだ。しかも宇宙海賊の船だしなっ!
ブリッジに着いた。
扉の前に立つと、音もなく開いた。
「──?」
おかしいな。
俺は思わず上を振り仰いだ。
いつもなら、あのキーの高い素っ頓狂な声が上から降ってくるはずなのに。……まさかAIが眠るなんて事はないよな?
不審に思いながら俺はブリッジに一歩足を踏み込んだ。
いたいた。
いつもならソーニャが座っている、一番前の座席のモニターが闇の中で光っている。
──やっぱりおかしい。
俺はもう一度上を見た。
普通、乗組員がブリッジに入れば、自動的にライトが点くはずだ。
変わった電脳だとは思っていたが、タナトスのヤツ……本当に夜は眠るんだろうか……。
俺はそうっと──トーマの姿が辛うじて見える程度の位置に近づいて様子を伺った。
何をしているのか知りたいという、純粋な興味だ。
だが──俺は自分の目を疑った。
そこに座っていたのはトーマではない。
見知らぬ影だった。
そいつは椅子に座って、モニターに映し出される映像を一心に見入っていた。
かすかに。ごく小さな音量が聞こえてきた。
何だろう? ──俺は耳を済ませた。
モニターの中で何かの影が動き、何事かを喋った。
『──お前の悪逆非道の数々、連邦政府が許しても、このあたしが許さないわっ!』
何かのニュース番組か、それとも映画の深夜放送だろうか。画面の中の人物がさらに話を続ける。
『──見なさいっ! このあたしをっ! 讃えなさいっ! このあたしをっ!』
何だ──? ちょっと台詞が妙だ。
俺はもう少し首を伸ばして、モニターに何が映っているのか見ようと身体を動かした。人影の間から僅かに見える。
カラフルな色のコスチュームに、ステッキを構えた少女の姿だ。
──────?
俺は口を「へ」の字に曲げた。
モニターの中の少女がステッキを振りあげ、高らかに叫ぶ。
『──ベリババンガに代わって天罰を下すわっ!』
「へ──?」
そのセリフの珍妙さに、思わず声が漏れた。慌てて押さえたが、もう遅い。見知らぬそいつが振り返った。
俺は銃を抜き、引き金に手をかけた。
「うわはぁっ! お止めくださいっ! キャプテン・カーチェスっ!」
「──!? なんだっ! 俺はお前なんかに面識はないっ! 何処からこの船に忍び込んだ」
──てか、亜高速航行中のこの船に、どうやって忍び込めた?
慌てて立ち上がったその男は、眼前で激しく両手を振っている。
「私ですっ! 私ですってば、キャプテン・カーチェス!」
…………。
…………。
…………。
…………。
「 …………。その声には聞き覚えがあるぞ」
しかも、いや~な予感が。
男がニッコリと微笑んだ。
「そう。私です!」
イヤ。聞きたくない。何となく。
聞きたくないと心の中で俺が叫んでいるにもかかわらず、そいつはしれっと名乗りをあげた。
「タナトスです」
目の前の男が口を開いたが、声は、いつもと変わらず、何処からともなく降ってきた。
がくーーっ!!
肩を落とし思いっきり脱力する俺に向かって、あいかわらず犯罪的に無邪気な声で話しかけてくる。
「おや、どうなさったんです?」
「おまえっ、おまっ……おまっ!」
「──はい?」
俺は息を切らせながら一気にまくし立てた。
「何でお前がこんなトコに居んだっ? ──ってか、一体夜中に何やってたんだ? それと、その姿は何だっ!?」
目前の男──タナトス──が無邪気に微笑んでいる。
心なしか身体が透けていた。身体の境界が微妙にずれている。まるでホログラムの焦点が合っていないときのように──。
「──ホログラムっ?」
俺の言葉に、ホログラムの男が悪びれもせず頷いた。
「はい。表情はご勘弁を。あまり細かい表情は、メモリーを沢山くっちゃうんで」
「──お前がタナトスだということは分った。って言うか、お前にそんな機能なんて、あったっけ? イヤイヤ、それ以前に、一体夜中に何やってたんだ? いや、何やってたかは見りゃ分かるけど、俺が言いたいのは、見てるビデオの内容というか……」
俺は頭に浮かんだ疑問を全て一度に言おうとして、失敗した。
なんて言うか、こう……うん。表現に困る。
仕方がないので、俺はタナトスが熱心に見ていたモニターの画像にちらりと目をやった。
そばまで近づいた今は、何の映像が流れていたのかハッキリと見えた。
流れ続ける映像の中で、主人公の少女がエフェクトのかかったシーンの中で、ステッキを振り回しながら暴れまわっている。
そして次々と敵が倒され、ありえない放物線を描きながら空の彼方へと飛ばされていく。
俺にとっては結構見慣れた場面だ。
なんて言うか、マジシャン・トーマの戦闘シーンを彷彿とさせるのだ。
画面の中で少女が決めポーズを見せていた。
タナトスのAIが優秀だからかどうかはわからないが、「ああ。これですね」とタナトスが答えた。それと同時にホログラムが消えた。
「私って、まだ新しいですので、データ領域が余ってるんですよ。それで、皆さんと少しでもスムーズな会話が出来るように、日夜データを集めて、AIを鍛えていたんです」
「このアニメを見るのが……?」
「はい! きめ台詞の勉強ですっ! これは魔法少女ものですが──この船にはマジシャン・トーマが居ますから、魔法って言うワードに検索で引っかかったんです
──戦隊ヒーローものも、決め台詞の宝庫なんですが、ジャンルは問わずイロイロ見ている最中何です──」
──ああ──そう。
俺は肩の力どころか、脚の力までが抜けていくのを感じた。
「それでですね。私、皆さんに勉強熱心なところを見られたくなかったものですから、夜中、皆が寝静まった頃を見計らってこうしていろんなビデオを見ていたって言うわけなんです」
「見て……って……お前ね。で、夜中にブリッジでビデオ流してたわけ? ホロを表示させながら?」
「はい」
俺の言葉に、タナトスがしれっと答える。
「ホログラムは必要ですよ? だって、夜中のブリッジにビデオだけが流れていたら、ホラーじゃないですか」
「……お前は電脳なんだから、単にデータをコピーすればいいだけなんじゃ……?」
「雰囲気をだしたかったのです」
雰囲気って、お前……。
俺はあまりの馬鹿馬鹿しさに脱力した。
そして、あまりの空しさに怒りもこみ上げてくる。
俺は拳を振り上げた。
「……それで、いざって時に容量足りなくって軌道計算できませんなんつったら、容赦せんぞ……!!」
誰かこの宇宙船に、常識ってものを教えてやってくれ!
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