叔父と双子の兄二人に溺愛飼育

ミネ

文字の大きさ
上 下
44 / 102

44

しおりを挟む
五色叔父さんとえっちしたあと、お昼に食べ損ねた、凱にいちゃんの作ってくれたグラタンを温めて直して一緒に食べた。(五色叔父さんのは嶺にいちゃんの分だったやつ)

叔父さんの膝の上に座ってあーんされながら、俺が先にご飯を食べた。それでたくさんえっちしたから身体がつらいだろ?ってトイレも叔父さんに連れてかれた。お風呂にもう一度入れてもらって、パジャマを着させられた。

今着てるこの紺色のパジャマは、嶺にいちゃんに買ってもらったカラシ色のやつを好きだって言ったら、今度は凱にいちゃんが一緒に買い物に連れてってくれて買ってくれたやつ。

にいちゃん達は帰ってきたのかな?えっちの途中から五色叔父さんの部屋に居るから、部屋の外の様子がわからない。ちゃんとうちに帰って来てほしい。


お風呂から上がって俺の世話する間、濡れた髪でバスローブ姿だった五色叔父さんも身支度を整えてベッドの中に入ってきた。

「二人で暮らしてるみたいで楽しいね。本当にどこか遠くに二人だけで越そうか」

五色叔父さんと二人暮らしなんてやだよ。

にいちゃん達に会いたいな。そんで太い両腕でぎゅっ、ってしてほしい。五色叔父さんの隣はドキドキするから落ち着かない。

「京、覚えてる?一緒に暮らし始めた時、夜寝るのが怖いって私の部屋に来ただろう。まあ、私が怖いだろうから一緒に寝てあげるって言われたんだけどね」
ふふ、と五色叔父さんは思い出し笑いをする。

「お、覚えてない‥」

「昔から京は素直じゃない」

「‥父さんと俺は似てる?」

「兄さん?兄さんと京は似てないよ。似てるのは外見だけ」
だからそこまで俺に興味を惹かれるなんて思ってなかったのだ。なんて五色叔父さんは思ってても言わない。


五色叔父さんの胸の中、シャンプーとサンダルウッドの香り。しっかりした胸板に顔を埋める。
「‥父さんとどっちが好き?」

叔父さんがくすりと笑うと胸も僅かに動いて頬に伝わった。

「兄さんは私の天使」
天使‥。死んじゃったから?

「いいや、私が産まれた時から私の天使。亡くなった今もね」

ふうん。崇め奉ってる。
「でも、触れられる幸福は京が教えてくれたんだよ」

「‥なら俺は?」

「京は私のかわいいパピヨン」

パピヨン?俺はわかんなくてスマホで調べる。なにこれ、犬じゃん。しかも小型犬。

「せめてドーベルマンとかがいい‥」

五色叔父さんは笑う。
「ドーベルマンは賢いよ」

「叔父さん、きらい」

「ほら、また名前。ドーベルマンになりたいなら憶えなさい」

「わざとだもん。てか、犬なんてやだよ」

「躾けが必要なんだから犬だろう?」

「躾けってなに?必要ないし」
雲行きがあやしい。五色叔父さんは俺から身体を離すと少し目にかかりそうな俺の前髪を中指で耳の後ろへ掻き分けた。


「教えてあげる」
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

婚約破棄されたけど前世が伝説の魔法使いだったので楽勝です

sai
ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:1,499pt お気に入り:4,185

ひかるくんの太もも

BL / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:22

私が恋したのは婚約者の父親です

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:248pt お気に入り:1,104

鉱夫剣を持つ 〜ツルハシ振ってたら人類最強の肉体を手に入れていた〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:1,052pt お気に入り:160

双対性理論

Ru
BL / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:3

能力1のテイマー、加護を三つも授かっていました。

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:10,289pt お気に入り:2,216

脇役転生者は主人公にさっさと旅立って欲しい

BL / 連載中 24h.ポイント:1,552pt お気に入り:10

どっちも好き♡じゃダメですか?

BL / 完結 24h.ポイント:2,104pt お気に入り:53

どうやら、我慢する必要はなかったみたいです。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:98,762pt お気に入り:3,575

処理中です...