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おまけ
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結局ケーキはすべて二人で食べさせ合って完食した。
俺はやれやれと少し冷めたミルクティーを飲む。
凱にいちゃんもカップを空けて一息つくと、腰を上げ俺の隣から空いているソファの後ろの隙間に入り込んできた。つまりソファで俺を抱きかかえて座るかたちだ。
ちゅっ、ちゅっ、と耳元や首筋にキスしてきて、俺の手の上から手を重ねて指を絡めてくる。
うーん。これはやる雰囲気だ。
さっきやりそうになったから食べさせ合いっこして止めたのに。意味ないじゃん‥。
絡めた指をにぎにぎして俺は話しかける。
「夜にしようよー‥」
「んー‥?」
凱にいちゃんの甘い声。
「ねー‥?」
しゃべるのと同時に挟んだにいちゃんの指先をむにむにと強く締め付ける。
凱にいちゃんは俺の首筋に顔を埋めた。
「だって京、かわいいんだもん」
「じゃあ、デートしようよー、デート」
外に出たらやらないもんね。凱にいちゃんは二人で出かけるのをデートと称すると喜ぶ。
にいちゃんは首筋に顔を埋めたまま話す。
「‥手、つないでくれる?」
「えー‥‥」
ただ、『デート』をすると手をつないできたり、肩を抱いてきたり、スキンシップが激しくて俺はだいたい拒否してる。
俺が黙ると凱にいちゃんは首筋を強く吸ってきた。
あ、キスマークつくな。
「手つないでくれたら、行く」
だってさー、凱にいちゃんとはクリスマスにくれたペアリングをしてるからそれだけでもカフェとかだと注目されるのにー‥。
手つないで街中でも見られんのやだ。
それでなくてもにいちゃんはデカくて目立つのに。
凱にいちゃんの太い腕が俺の頭に当てがわれてソファにゆっくり押し倒される。唇にちゅう。
早く決めないとまずい体勢になってきた。
「いまえっちしたら夜しない?」
凱にいちゃんはちょっとむすっとしたけど、顔には出さずクールなままキスを続ける。
「わかんない。京のこと大好きだから」
明日バレンタインってことは少なくとも明日もなんかあるはずだろ?五色叔父さんの変態プレイが始まったら俺はやばい。初日から昼も夜もやられている場合じゃない。俺のお尻は俺が守る。
俺は凱にいちゃんの太い首に腕を回し、見つめる。
「夜にえっちしようよー、手ぇつなぐから‥」
凱にいちゃんは少しその気になり始めてたっぽくって、ちょっと色っぽい顔で俺を見下ろした。そんで少し艶のある堪えているような短いため息を吐いた後、凱にいちゃんは頷いてくれた。
「いいよ。じゃあ手つないでデートして、夜はたくさんしよう」
俺はやれやれと少し冷めたミルクティーを飲む。
凱にいちゃんもカップを空けて一息つくと、腰を上げ俺の隣から空いているソファの後ろの隙間に入り込んできた。つまりソファで俺を抱きかかえて座るかたちだ。
ちゅっ、ちゅっ、と耳元や首筋にキスしてきて、俺の手の上から手を重ねて指を絡めてくる。
うーん。これはやる雰囲気だ。
さっきやりそうになったから食べさせ合いっこして止めたのに。意味ないじゃん‥。
絡めた指をにぎにぎして俺は話しかける。
「夜にしようよー‥」
「んー‥?」
凱にいちゃんの甘い声。
「ねー‥?」
しゃべるのと同時に挟んだにいちゃんの指先をむにむにと強く締め付ける。
凱にいちゃんは俺の首筋に顔を埋めた。
「だって京、かわいいんだもん」
「じゃあ、デートしようよー、デート」
外に出たらやらないもんね。凱にいちゃんは二人で出かけるのをデートと称すると喜ぶ。
にいちゃんは首筋に顔を埋めたまま話す。
「‥手、つないでくれる?」
「えー‥‥」
ただ、『デート』をすると手をつないできたり、肩を抱いてきたり、スキンシップが激しくて俺はだいたい拒否してる。
俺が黙ると凱にいちゃんは首筋を強く吸ってきた。
あ、キスマークつくな。
「手つないでくれたら、行く」
だってさー、凱にいちゃんとはクリスマスにくれたペアリングをしてるからそれだけでもカフェとかだと注目されるのにー‥。
手つないで街中でも見られんのやだ。
それでなくてもにいちゃんはデカくて目立つのに。
凱にいちゃんの太い腕が俺の頭に当てがわれてソファにゆっくり押し倒される。唇にちゅう。
早く決めないとまずい体勢になってきた。
「いまえっちしたら夜しない?」
凱にいちゃんはちょっとむすっとしたけど、顔には出さずクールなままキスを続ける。
「わかんない。京のこと大好きだから」
明日バレンタインってことは少なくとも明日もなんかあるはずだろ?五色叔父さんの変態プレイが始まったら俺はやばい。初日から昼も夜もやられている場合じゃない。俺のお尻は俺が守る。
俺は凱にいちゃんの太い首に腕を回し、見つめる。
「夜にえっちしようよー、手ぇつなぐから‥」
凱にいちゃんは少しその気になり始めてたっぽくって、ちょっと色っぽい顔で俺を見下ろした。そんで少し艶のある堪えているような短いため息を吐いた後、凱にいちゃんは頷いてくれた。
「いいよ。じゃあ手つないでデートして、夜はたくさんしよう」
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