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おまけ
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お昼はローストビーフを食べた。前菜は海鮮で刺身とかブイヤベースとかが出て好きだった。
大正ロマンみたいな店内で、一階の壁一面の大きな窓からは広くて手入れの行き届いたきれいな庭が見える。
デザートが何種類か選べて嬉しい。俺は苺のショートケーキとザッハトルテを食べた。
五色叔父さんは洋梨のタルト。
給仕されるたび上からだとハイネックの中が見えてチョーカーが見えないか気になりながら食事を終えた。
「五色仕事は?」
そういえば今日は平日だ。まあ、五色叔父さんは土日が休みでもないんだけど。
「今日と明日は休みを取ったよ」
ご飯を食べ終えると五色叔父さんは水族館に行こうと言ってきた。めずらしいの。
水族館には駐車場がないから一番近いパーキングに駐める。地下駐車場は静かで人の気配がしない。平日だからだろうか。
叔父さんの車はジャガーのXFサルーンのグレー。
俺が車から降りようとすると呼び止められて後部座席に座るよう言われた。
なんか嫌な予感。
後部座席には肩掛けのバッグが置いてあって、五色叔父さんも後部座席に乗り込むとバッグから片手より小さいくらいのアクセサリーケースを取り出した。
「なにこれ」
「ニップルクリップ」
それはシルバーのハート型をしていて、ハートには斜めに弓矢が刺さっているデザインだ。
だけど真ん中のハートの弓矢の部分は二つに分かれる形になっていてネジみたく回して弓矢の間の幅を調節できるようになっている。
たぶん弓矢の間に乳首を挟むんだろう。
「やだよー‥」
「魚ばっかり観てても飽きるからね」
五色叔父さんはグレーのニットをたくし上げるときれいな長い指でくりくりと乳首を捏ねる。
「うう‥」
「気持ちいい?」
「いくない」
五色叔父さんは、ふ、と短く笑うと嘘つきって言って今度は乳首を舐めてきた。
「や‥!」
「気持ちよくしないと勃たないだろ?」
あー、嘘、噛まないでよ‥。
これじゃ違うとこも勃つ‥。
ちう、と吸うと気持ちいい?ってまた聞かれた。
「‥‥うん」
「素直だね、いい子」
乳首をきゅっ、とつまむとニップルクリップを両胸に着ける。
俺は押し殺していたため息を吐き出すと股間に集まる熱を散らそうとして、この間嶺にいちゃんと観たくだらないYouTubeの動画を思い出すことに専念し始める。
「こっちも勃ちそうだね」
俺の雑念への専念も虚しく、五色叔父さんがボトムス越しに勃ちつつあるちんちんを、それは上手にいやらしく触ってくる。
「脱いでごらん」
「い、いい‥。我慢するから」
五色叔父さんは優しくちょんちょんと俺の鼻の頭を撫でた。
「脱いでって言ったんだよ?」
あー、逆らっちゃいけないやつだ。
俺がボトムスと下着をちんこが出るくらいまで下ろすと、五色叔父さんは俺の腰を腕で持ち上げてお尻を向けるような体勢にした。
ここでやるの?
五色叔父さんに背を向けた四つん這いのポーズになると、後部座席の窓が目の前に広がる。薄暗い駐車場は未だ人の姿は見えない。
後ろからは叔父さんがバッグから何かを取り出す音と、パッケージを開けるカサカサとした音が聞こえた。
お尻の穴につぷりと少しぬめりのある球状のものが入ってきた。
「やらしい気持ちになる薬。体温でゆっくり溶けるからちゃんと我慢するんだよ」
「五色‥」
「さっき我慢するって言ってたからね。こっちも触らないでおくよ」
五色叔父さんはゆるく腰を持つと体勢を元に戻し、下着とボトムスを着せる。
「じゃ‥じゃあ、落ち着くまでここにいる‥」
熱っぽい眼差しで五色叔父さんを見つめると叔父さんは色っぽい目をして微笑んだ。
「私は早く京と水族館に行きたいな」
叔父さんは俺に少し霞んだ色合いの赤くてやわらかいピーコートを羽織らせると後部座席のドアを開けた。
大正ロマンみたいな店内で、一階の壁一面の大きな窓からは広くて手入れの行き届いたきれいな庭が見える。
デザートが何種類か選べて嬉しい。俺は苺のショートケーキとザッハトルテを食べた。
五色叔父さんは洋梨のタルト。
給仕されるたび上からだとハイネックの中が見えてチョーカーが見えないか気になりながら食事を終えた。
「五色仕事は?」
そういえば今日は平日だ。まあ、五色叔父さんは土日が休みでもないんだけど。
「今日と明日は休みを取ったよ」
ご飯を食べ終えると五色叔父さんは水族館に行こうと言ってきた。めずらしいの。
水族館には駐車場がないから一番近いパーキングに駐める。地下駐車場は静かで人の気配がしない。平日だからだろうか。
叔父さんの車はジャガーのXFサルーンのグレー。
俺が車から降りようとすると呼び止められて後部座席に座るよう言われた。
なんか嫌な予感。
後部座席には肩掛けのバッグが置いてあって、五色叔父さんも後部座席に乗り込むとバッグから片手より小さいくらいのアクセサリーケースを取り出した。
「なにこれ」
「ニップルクリップ」
それはシルバーのハート型をしていて、ハートには斜めに弓矢が刺さっているデザインだ。
だけど真ん中のハートの弓矢の部分は二つに分かれる形になっていてネジみたく回して弓矢の間の幅を調節できるようになっている。
たぶん弓矢の間に乳首を挟むんだろう。
「やだよー‥」
「魚ばっかり観てても飽きるからね」
五色叔父さんはグレーのニットをたくし上げるときれいな長い指でくりくりと乳首を捏ねる。
「うう‥」
「気持ちいい?」
「いくない」
五色叔父さんは、ふ、と短く笑うと嘘つきって言って今度は乳首を舐めてきた。
「や‥!」
「気持ちよくしないと勃たないだろ?」
あー、嘘、噛まないでよ‥。
これじゃ違うとこも勃つ‥。
ちう、と吸うと気持ちいい?ってまた聞かれた。
「‥‥うん」
「素直だね、いい子」
乳首をきゅっ、とつまむとニップルクリップを両胸に着ける。
俺は押し殺していたため息を吐き出すと股間に集まる熱を散らそうとして、この間嶺にいちゃんと観たくだらないYouTubeの動画を思い出すことに専念し始める。
「こっちも勃ちそうだね」
俺の雑念への専念も虚しく、五色叔父さんがボトムス越しに勃ちつつあるちんちんを、それは上手にいやらしく触ってくる。
「脱いでごらん」
「い、いい‥。我慢するから」
五色叔父さんは優しくちょんちょんと俺の鼻の頭を撫でた。
「脱いでって言ったんだよ?」
あー、逆らっちゃいけないやつだ。
俺がボトムスと下着をちんこが出るくらいまで下ろすと、五色叔父さんは俺の腰を腕で持ち上げてお尻を向けるような体勢にした。
ここでやるの?
五色叔父さんに背を向けた四つん這いのポーズになると、後部座席の窓が目の前に広がる。薄暗い駐車場は未だ人の姿は見えない。
後ろからは叔父さんがバッグから何かを取り出す音と、パッケージを開けるカサカサとした音が聞こえた。
お尻の穴につぷりと少しぬめりのある球状のものが入ってきた。
「やらしい気持ちになる薬。体温でゆっくり溶けるからちゃんと我慢するんだよ」
「五色‥」
「さっき我慢するって言ってたからね。こっちも触らないでおくよ」
五色叔父さんはゆるく腰を持つと体勢を元に戻し、下着とボトムスを着せる。
「じゃ‥じゃあ、落ち着くまでここにいる‥」
熱っぽい眼差しで五色叔父さんを見つめると叔父さんは色っぽい目をして微笑んだ。
「私は早く京と水族館に行きたいな」
叔父さんは俺に少し霞んだ色合いの赤くてやわらかいピーコートを羽織らせると後部座席のドアを開けた。
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