叔父と双子の兄二人に溺愛飼育

ミネ

文字の大きさ
80 / 102
おまけ

9

しおりを挟む
お昼はローストビーフを食べた。前菜は海鮮で刺身とかブイヤベースとかが出て好きだった。
大正ロマンみたいな店内で、一階の壁一面の大きな窓からは広くて手入れの行き届いたきれいな庭が見える。

デザートが何種類か選べて嬉しい。俺は苺のショートケーキとザッハトルテを食べた。

五色叔父さんは洋梨のタルト。


給仕されるたび上からだとハイネックの中が見えてチョーカーが見えないか気になりながら食事を終えた。


「五色仕事は?」
そういえば今日は平日だ。まあ、五色叔父さんは土日が休みでもないんだけど。

「今日と明日は休みを取ったよ」




ご飯を食べ終えると五色叔父さんは水族館に行こうと言ってきた。めずらしいの。


水族館には駐車場がないから一番近いパーキングに駐める。地下駐車場は静かで人の気配がしない。平日だからだろうか。
叔父さんの車はジャガーのXFサルーンのグレー。

俺が車から降りようとすると呼び止められて後部座席に座るよう言われた。

なんか嫌な予感。

後部座席には肩掛けのバッグが置いてあって、五色叔父さんも後部座席に乗り込むとバッグから片手より小さいくらいのアクセサリーケースを取り出した。

「なにこれ」

「ニップルクリップ」

それはシルバーのハート型をしていて、ハートには斜めに弓矢が刺さっているデザインだ。
だけど真ん中のハートの弓矢の部分は二つに分かれる形になっていてネジみたく回して弓矢の間の幅を調節できるようになっている。

たぶん弓矢の間に乳首を挟むんだろう。


「やだよー‥」

「魚ばっかり観てても飽きるからね」

五色叔父さんはグレーのニットをたくし上げるときれいな長い指でくりくりと乳首を捏ねる。

「うう‥」

「気持ちいい?」

「いくない」

五色叔父さんは、ふ、と短く笑うと嘘つきって言って今度は乳首を舐めてきた。

「や‥!」

「気持ちよくしないと勃たないだろ?」

あー、嘘、噛まないでよ‥。

これじゃ違うとこも勃つ‥。

ちう、と吸うと気持ちいい?ってまた聞かれた。

「‥‥うん」

「素直だね、いい子」

乳首をきゅっ、とつまむとニップルクリップを両胸に着ける。

俺は押し殺していたため息を吐き出すと股間に集まる熱を散らそうとして、この間嶺にいちゃんと観たくだらないYouTubeの動画を思い出すことに専念し始める。

「こっちも勃ちそうだね」

俺の雑念への専念も虚しく、五色叔父さんがボトムス越しに勃ちつつあるちんちんを、それは上手にいやらしく触ってくる。

「脱いでごらん」

「い、いい‥。我慢するから」

五色叔父さんは優しくちょんちょんと俺の鼻の頭を撫でた。

「脱いでって言ったんだよ?」


あー、逆らっちゃいけないやつだ。

俺がボトムスと下着をちんこが出るくらいまで下ろすと、五色叔父さんは俺の腰を腕で持ち上げてお尻を向けるような体勢にした。


ここでやるの?

五色叔父さんに背を向けた四つん這いのポーズになると、後部座席の窓が目の前に広がる。薄暗い駐車場は未だ人の姿は見えない。

後ろからは叔父さんがバッグから何かを取り出す音と、パッケージを開けるカサカサとした音が聞こえた。


お尻の穴につぷりと少しぬめりのある球状のものが入ってきた。

「やらしい気持ちになる薬。体温でゆっくり溶けるからちゃんと我慢するんだよ」

「五色‥」

「さっき我慢するって言ってたからね。こっちも触らないでおくよ」

五色叔父さんはゆるく腰を持つと体勢を元に戻し、下着とボトムスを着せる。

「じゃ‥じゃあ、落ち着くまでここにいる‥」

熱っぽい眼差しで五色叔父さんを見つめると叔父さんは色っぽい目をして微笑んだ。

「私は早く京と水族館に行きたいな」


叔父さんは俺に少し霞んだ色合いの赤くてやわらかいピーコートを羽織らせると後部座席のドアを開けた。


しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

嫌われ者の長男

りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

【創作BL】溺愛攻め短編集

めめもっち
BL
基本名無し。多くがクール受け。各章独立した世界観です。単発投稿まとめ。

処理中です...