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第二章
廃病院と希少アイテム
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第二階層の廃都市は、建物がほとんど倒壊している。
原因は言うまでもなく森であり、植物に侵食された世界で無事な建物は数える程度しかない。
特にセカンドエリアの住宅街は酷く、大体が真ん中辺りから崩れて大木が生えている。
故に無事な建物は存在しない。
そんなエリアの中に、ぽつんと一箇所だけ霧が発生していた。
「おー、ゲームならではの現象だなぁ」
霧の中に入ると、目の前に廃墟病院が出現する。
植物に侵食はされているけど、全く倒壊していない見事な建物。
このエリアに、こんな建物は存在していなかった。
ゲーム的用語で説明するなら、霧に入った段階でボク達は別の専用ステージに移動したのだろう。
その証拠にマップ名はセカンドエリアではなく【過去の残影】と記されていた。
クエストはエミリーさんがリスト化してくれた中から選んだ、セカンドエリアで神隠しにあった三人のエルフを捜す事。
チームの四人で建物に入ると、中は真っ暗で明かりは足元の光るキノコだけだった。
「こりゃ探索のしがいがあるな!」
「……病院ってウソでしょ。ゴーストタイプが出ませんようにゴーストタイプが出ませんようにゴーストタイプが出ませんように」
「暗くてジメジメしてて……ミカゲは好き」
一歩も進めなさそうなユウには、ガウルフ君を召喚してその上に乗せる事にした。
ガタガタ震える相方の情けない姿に、リッカは実に愉快そうに笑った。
「クハハハ! ほんとオバケが出そうなところに来ると、おまえメチャクチャ情けなくなるよな!」
「だ、誰だって弱点の一つや二つあるでしょ……」
「ユウさんの気持ちわかります。ミカゲも苦手なものがあるので……」
「ですよね、ミカゲさん。あのデリカシーがない脳筋女と違って、私達はか弱いですよね」
心強い援護をもらい、ユウが嬉しそうに同意する。
だがそこにリッカは容赦なく、彼女の発言の一部を否定した。
「先輩はか弱いと思うけど、おまえはか弱くないだろ握力60」
「……今度は人間の頭蓋骨潰してみようかしら」
「ナチュラルに殺害予告すんな!」
「ん? アレは……」
二人のやり取りをスルーして進むと、なにやら前方に人っぽいシルエットが出てくる。
一体なんだろうかボクとリッカが先頭になって進む。
ミカゲ先輩は、ユウと共に後方で警戒してもらう。
ゆっくり警戒しながら接近すると、それはなんと人の姿を模したトレントだった。
顔は訪れたプレイヤーを驚かす為か、有名な叫びをテーマとした油彩作品を思い出す。
「きゃああああああああああああああああああ」
「離れてるのに耳痛てぇ!?」
「ユウにはちょっと刺激が強かったかな?」
後方から凄まじい音の衝撃波が耳を叩く。
ちょっとビクッとさせられたが、ボクは直ぐに気を引き締めガンソードを構える。
そして正面にいる、まるでゾンビのように接近する敵を見据えた。
『データ照合完了。アレは実験で人の血を与えられて進化した、特殊個体の〈ミュータント・トレント〉です。触手に捕獲されると〈エナジードレイン〉でHPが削られるので注意してください』
「なるほど、人工的に生み出されたモンスターか」
つまりこの建物はそういう研究をしていた実験場か。
病院って事を考えると闇が凄く深そうだけど、流石に研究をしていた者達は生きていまい。
戦闘態勢に入った敵の手から、拘束で伸びて来る触手をステップ回避。
幸いにも攻撃は全て直線的なモノしかない。左右に避けながら移動系スキル〈ソニックダッシュ〉で接近し、そのまま一刀両断にして光の粒子に変えた。
「人の血で作られたトレントらしいよ」
「植物の可能性を研究してたって、記録を物好きな奴らがまとめてたな」
「なんだ、オバケやゾンビじゃないなら怖くないわ」
「……ミカゲも初めて見た、中々に闇が深いモンスターなんだね」
とは言ってもトレント系の動きは遅い。
触手も先端を向けた先にしか来ないので、見て回避は全然余裕である。
「というわけで大した脅威じゃないから、どんどん先に進もうか」
それから数十分くらい探索したのだが、建物の中はホラーゲーム固有の驚きエンカウントが多かった。
天上から落ちてきたり、足元から出てきたり、真っ暗になって囲まれたり。
ボクとリッカとミカゲ先輩は、驚かしギミックにも耐性あるから問題なく対処できたが。
ユウはびっくりして動きが固まり、その隙を突かれて何度か捕まって中々他人に見せられない格好になっていた。
いやはや、このゲームが全年齢仕様でよかったね。
当然そういう機能はオミットされているので、ただ拘束されるだけで済んだけど。
「みんなごめんなさい、今日の私は回復しかできない味方絶対死なせないウーマンよ……」
ガウルフ君に顔をうずめるユウは、これ以上ない程に疲れ切っていた。
「面白いくらい弱ってんな」
「だって怖いんだもの……」
「そんなユウに朗報だよ、もう少しでこのダンジョンのボスフロアに行けるよ」
結局一階から全ての部屋を探索したが、大したものは見つからなかった。
このフロアの探索も終わり、最後の階段にうじゃうじゃいる人型トレントを見据える。
「それじゃミカゲ先輩、援護お願いします」
「ま、任せて」
リッカが〈挑発〉で引きつけながら突っ込み。
次いでボクが目に付く敵を語っt端から切り捨てる。
ミカゲ先輩がファイアランスで討ち漏らした敵をまとめて貫くと、難なく最後のフロアに上がる階段の道が開かれた。。
「よーし、それじゃレッツチャレンジ!」
最上階でボク達を待っていたのは、今まで戦ったトレントよりも一回りでかい個体だった。
4メートルのサイズになると、もはや人というよりは巨人である。
名前は〈ミュータント・キングトレント〉。
能力は種をまいて〈ミュータント・トレント〉を生産する事。
行動パターンは今まで相手した個体と同じ、ただ一つだけ違うのは接近し過ぎると範囲攻撃〈ライフドレイン〉を使用してくる。
ただ範囲は赤い危険予測で知ることが可能、見てから〈ソニックダッシュ〉で回避できる。
タンク役のリッカがユウの回復を受けながら耐えて、その隙に属性攻撃ができるボクとミカゲ先輩が削る役割を請け負う。
「バースト・ファイアアロー!」
ミカゲ先輩が放った強烈な火の矢が炸裂、動きが止まった敵にボクが最後の突撃をする。
『シャアアアアアアアアアアアアアアアア』
「これでおしまいだよ──〈ファイア・アインスソード〉!」
炎の一撃がガードごと身体に大きな一閃を刻む。
残っていた〈ミュータント・キングトレント〉のHPは減少して残り一割からゼロに。
光の粒子となって消滅すると、なにやらクリスタルをドロップした。
「わ、すごいスキルクリスタルだ」
「ああ、そういえばSNSの情報でボスから稀にドロップするって書いてありましたね。中身は……1メートル以内の敵HPを吸収する〈ライフドレイン・小〉か、タンクのリッカに相性が良いんじゃないかな」
「おう、それなら有り難くもらうぜ」
「他には研究記録っぽいものと、行方不明になってた人達だね」
エルフの少女達は無傷で床に倒れている。
呼吸はしているみたいなので、命に別状はないようだ。
ガーディアン君を召喚して三人を抱えてもらうと、ボク達はクエストクリア報告をする為にノースエリアに帰還した。
原因は言うまでもなく森であり、植物に侵食された世界で無事な建物は数える程度しかない。
特にセカンドエリアの住宅街は酷く、大体が真ん中辺りから崩れて大木が生えている。
故に無事な建物は存在しない。
そんなエリアの中に、ぽつんと一箇所だけ霧が発生していた。
「おー、ゲームならではの現象だなぁ」
霧の中に入ると、目の前に廃墟病院が出現する。
植物に侵食はされているけど、全く倒壊していない見事な建物。
このエリアに、こんな建物は存在していなかった。
ゲーム的用語で説明するなら、霧に入った段階でボク達は別の専用ステージに移動したのだろう。
その証拠にマップ名はセカンドエリアではなく【過去の残影】と記されていた。
クエストはエミリーさんがリスト化してくれた中から選んだ、セカンドエリアで神隠しにあった三人のエルフを捜す事。
チームの四人で建物に入ると、中は真っ暗で明かりは足元の光るキノコだけだった。
「こりゃ探索のしがいがあるな!」
「……病院ってウソでしょ。ゴーストタイプが出ませんようにゴーストタイプが出ませんようにゴーストタイプが出ませんように」
「暗くてジメジメしてて……ミカゲは好き」
一歩も進めなさそうなユウには、ガウルフ君を召喚してその上に乗せる事にした。
ガタガタ震える相方の情けない姿に、リッカは実に愉快そうに笑った。
「クハハハ! ほんとオバケが出そうなところに来ると、おまえメチャクチャ情けなくなるよな!」
「だ、誰だって弱点の一つや二つあるでしょ……」
「ユウさんの気持ちわかります。ミカゲも苦手なものがあるので……」
「ですよね、ミカゲさん。あのデリカシーがない脳筋女と違って、私達はか弱いですよね」
心強い援護をもらい、ユウが嬉しそうに同意する。
だがそこにリッカは容赦なく、彼女の発言の一部を否定した。
「先輩はか弱いと思うけど、おまえはか弱くないだろ握力60」
「……今度は人間の頭蓋骨潰してみようかしら」
「ナチュラルに殺害予告すんな!」
「ん? アレは……」
二人のやり取りをスルーして進むと、なにやら前方に人っぽいシルエットが出てくる。
一体なんだろうかボクとリッカが先頭になって進む。
ミカゲ先輩は、ユウと共に後方で警戒してもらう。
ゆっくり警戒しながら接近すると、それはなんと人の姿を模したトレントだった。
顔は訪れたプレイヤーを驚かす為か、有名な叫びをテーマとした油彩作品を思い出す。
「きゃああああああああああああああああああ」
「離れてるのに耳痛てぇ!?」
「ユウにはちょっと刺激が強かったかな?」
後方から凄まじい音の衝撃波が耳を叩く。
ちょっとビクッとさせられたが、ボクは直ぐに気を引き締めガンソードを構える。
そして正面にいる、まるでゾンビのように接近する敵を見据えた。
『データ照合完了。アレは実験で人の血を与えられて進化した、特殊個体の〈ミュータント・トレント〉です。触手に捕獲されると〈エナジードレイン〉でHPが削られるので注意してください』
「なるほど、人工的に生み出されたモンスターか」
つまりこの建物はそういう研究をしていた実験場か。
病院って事を考えると闇が凄く深そうだけど、流石に研究をしていた者達は生きていまい。
戦闘態勢に入った敵の手から、拘束で伸びて来る触手をステップ回避。
幸いにも攻撃は全て直線的なモノしかない。左右に避けながら移動系スキル〈ソニックダッシュ〉で接近し、そのまま一刀両断にして光の粒子に変えた。
「人の血で作られたトレントらしいよ」
「植物の可能性を研究してたって、記録を物好きな奴らがまとめてたな」
「なんだ、オバケやゾンビじゃないなら怖くないわ」
「……ミカゲも初めて見た、中々に闇が深いモンスターなんだね」
とは言ってもトレント系の動きは遅い。
触手も先端を向けた先にしか来ないので、見て回避は全然余裕である。
「というわけで大した脅威じゃないから、どんどん先に進もうか」
それから数十分くらい探索したのだが、建物の中はホラーゲーム固有の驚きエンカウントが多かった。
天上から落ちてきたり、足元から出てきたり、真っ暗になって囲まれたり。
ボクとリッカとミカゲ先輩は、驚かしギミックにも耐性あるから問題なく対処できたが。
ユウはびっくりして動きが固まり、その隙を突かれて何度か捕まって中々他人に見せられない格好になっていた。
いやはや、このゲームが全年齢仕様でよかったね。
当然そういう機能はオミットされているので、ただ拘束されるだけで済んだけど。
「みんなごめんなさい、今日の私は回復しかできない味方絶対死なせないウーマンよ……」
ガウルフ君に顔をうずめるユウは、これ以上ない程に疲れ切っていた。
「面白いくらい弱ってんな」
「だって怖いんだもの……」
「そんなユウに朗報だよ、もう少しでこのダンジョンのボスフロアに行けるよ」
結局一階から全ての部屋を探索したが、大したものは見つからなかった。
このフロアの探索も終わり、最後の階段にうじゃうじゃいる人型トレントを見据える。
「それじゃミカゲ先輩、援護お願いします」
「ま、任せて」
リッカが〈挑発〉で引きつけながら突っ込み。
次いでボクが目に付く敵を語っt端から切り捨てる。
ミカゲ先輩がファイアランスで討ち漏らした敵をまとめて貫くと、難なく最後のフロアに上がる階段の道が開かれた。。
「よーし、それじゃレッツチャレンジ!」
最上階でボク達を待っていたのは、今まで戦ったトレントよりも一回りでかい個体だった。
4メートルのサイズになると、もはや人というよりは巨人である。
名前は〈ミュータント・キングトレント〉。
能力は種をまいて〈ミュータント・トレント〉を生産する事。
行動パターンは今まで相手した個体と同じ、ただ一つだけ違うのは接近し過ぎると範囲攻撃〈ライフドレイン〉を使用してくる。
ただ範囲は赤い危険予測で知ることが可能、見てから〈ソニックダッシュ〉で回避できる。
タンク役のリッカがユウの回復を受けながら耐えて、その隙に属性攻撃ができるボクとミカゲ先輩が削る役割を請け負う。
「バースト・ファイアアロー!」
ミカゲ先輩が放った強烈な火の矢が炸裂、動きが止まった敵にボクが最後の突撃をする。
『シャアアアアアアアアアアアアアアアア』
「これでおしまいだよ──〈ファイア・アインスソード〉!」
炎の一撃がガードごと身体に大きな一閃を刻む。
残っていた〈ミュータント・キングトレント〉のHPは減少して残り一割からゼロに。
光の粒子となって消滅すると、なにやらクリスタルをドロップした。
「わ、すごいスキルクリスタルだ」
「ああ、そういえばSNSの情報でボスから稀にドロップするって書いてありましたね。中身は……1メートル以内の敵HPを吸収する〈ライフドレイン・小〉か、タンクのリッカに相性が良いんじゃないかな」
「おう、それなら有り難くもらうぜ」
「他には研究記録っぽいものと、行方不明になってた人達だね」
エルフの少女達は無傷で床に倒れている。
呼吸はしているみたいなので、命に別状はないようだ。
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