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第三章 闘技大会 後編
第四十七話 司会者キャットマイルドとアイドルニニーの闘技中継
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「全世界の皆様! まもなくデイスペル国闘技大会が開催されます! 司会はこの私
キャットマイルドことマイルと、なーんとアイドルで有名なフニフラ族の
ニニーさんをお呼びしております! 皆様盛大な拍手をー!」
わぁーっと盛大な歓声があがる。
「ではニニーさんご挨拶を」
「どうもー、どうもー、どうもーでぇーすっ!
みんなのアイドル、ニニーちゃんでぇーっすっ! 今日はずーっと
楽しみにしてたので、緊張しちゃいますっ
けどけど頑張って応援しちゃいまーすっ!」
わはははと少し笑いめいた声も聞こえる。
「それでは闘技大会、まもなく開始です! まず本大会はリングが
全部で八つあります。それぞれのリングで注目試合を
解説していきましょう」
「お願いしますっマイルさんっ!」
「第一試合はルイン・ラインバウト選手対メキメドー選手ですね。
ルインさんは南のトリノポート大陸出身で、武器は持参しているそうです。かなり変わった武器を使用するということで注目です!」
会場がおおーっとどよめきにつつまれる。
対するメキメドー選手はディマ大陸から来た屈強な戦士といった感じでしょうか。さぁ試合が始まりますよ!」
「きゃーっ楽しみですっ!」
「ルイン選手速い! 左から回り込んで勢いよく回転蹴り!
メキメドー選手を思い切り吹っ飛ばした! これはきいたかー!
おっと、なんともう近づいてメキメドー選手の首に刃物をあてております! 勝負あった!」
「ええーっ早すぎますっ! 全然みえませんでしたっ!」
「Aブロックはルイン選手の勝利ですね。おおーっと
見とれている間に
Bブロックシュウ選手が勝利、Cブロックベルド選手勝利、Dブロックファナ選手勝利
Eブロックもリヒャルド選手勝利です! 速い速いー!」
「み、みれませんでしたっ。ぐすんっ」
「あとでマジックアイテムで見れるそうですからご安心ください!」
「はいっ!」
突如うおおおーーとすごい歓声があがる。
「これは、Fブロック、かなり残酷だ! 急ぎ治療室へ! 死んではいない
ようなので、Fブロックはルガール選手の勝利です!」
「GブロックとHブロックは混戦のようですっ!」
「ニニーさんはどちらが勝つと思いますか?」
「あの槍を使う女性に勝って欲しいです、可愛いっ!」
ニニーがそういうと可愛いコールがわきあがる。
「ここで可愛い選手ミリルが動いた!
可憐な槍裁きで相手を場外へ落としました!」
「可愛いは正義っ! かわいいは強いっ!」
観客から再び可愛いコールがわきあがる。
「Gブロックはミリル選手の勝利ですっ!」
「Hブロックはリルド選手の辛勝! カイ選手大健闘しました!
これで各ブロックの勝利者が出そろったようです。次の選手達が
入れ替わる前に一旦整備されます」
整備員が走って破損などがないかチェックする。
「その間に今大会では勝利した選手に一言こちらで話して頂く予定です!」
「えーっ。選手の方々に会えちゃうんですかっ!」
「そう、なんと選手の方々は勝てばアイドルニニーちゃんに
握手をもらえちゃうっ!
これは実に美味しいイベントだーっ!」
「きゃーっ! 握手がんばりますっ!」
会場からいいなーーという声援が聞こえる。
「早速最初に勝利したルイン選手がいらっしゃったようです。
ルイン選手、初戦突破おめでとうございます!」
「ありがとうございます。えっ? 握手? 誰?」
「ニニーでーすっ。すっごい速くてかっこよかったです! はいっ!」
「でもあの……」
会場から「ルインふっざけんじゃねー!」という叫び声が聞こえる。
「おっと彼女ですかー!? やりますねこのこのーっ」
「ええっと、帰ってもいいでしょうか……」
「では、本大会に向けて意気込みだけ一言!」
「師匠! 絶対勝ちあがってみせます! メルザもな!」
「彼女はメルザちゃんていうんですか? このこのーっ」
「っ! 失礼します!」
「実にいじり甲斐のある青年でしたねー。
おや、どうしましたニニーさん?」
「私の事、知らなかったっっ! がーんっ……」
「か、会場の皆さん! ニニーさんにどんまいコールを!」
どんまい、どんまいと激しく沸き起こる。
「ニニー、復活っ!」
「では次の選手に…」
会場は湧き上がる熱気に包まれて大いに盛り上がっていった。
キャットマイルドことマイルと、なーんとアイドルで有名なフニフラ族の
ニニーさんをお呼びしております! 皆様盛大な拍手をー!」
わぁーっと盛大な歓声があがる。
「ではニニーさんご挨拶を」
「どうもー、どうもー、どうもーでぇーすっ!
みんなのアイドル、ニニーちゃんでぇーっすっ! 今日はずーっと
楽しみにしてたので、緊張しちゃいますっ
けどけど頑張って応援しちゃいまーすっ!」
わはははと少し笑いめいた声も聞こえる。
「それでは闘技大会、まもなく開始です! まず本大会はリングが
全部で八つあります。それぞれのリングで注目試合を
解説していきましょう」
「お願いしますっマイルさんっ!」
「第一試合はルイン・ラインバウト選手対メキメドー選手ですね。
ルインさんは南のトリノポート大陸出身で、武器は持参しているそうです。かなり変わった武器を使用するということで注目です!」
会場がおおーっとどよめきにつつまれる。
対するメキメドー選手はディマ大陸から来た屈強な戦士といった感じでしょうか。さぁ試合が始まりますよ!」
「きゃーっ楽しみですっ!」
「ルイン選手速い! 左から回り込んで勢いよく回転蹴り!
メキメドー選手を思い切り吹っ飛ばした! これはきいたかー!
おっと、なんともう近づいてメキメドー選手の首に刃物をあてております! 勝負あった!」
「ええーっ早すぎますっ! 全然みえませんでしたっ!」
「Aブロックはルイン選手の勝利ですね。おおーっと
見とれている間に
Bブロックシュウ選手が勝利、Cブロックベルド選手勝利、Dブロックファナ選手勝利
Eブロックもリヒャルド選手勝利です! 速い速いー!」
「み、みれませんでしたっ。ぐすんっ」
「あとでマジックアイテムで見れるそうですからご安心ください!」
「はいっ!」
突如うおおおーーとすごい歓声があがる。
「これは、Fブロック、かなり残酷だ! 急ぎ治療室へ! 死んではいない
ようなので、Fブロックはルガール選手の勝利です!」
「GブロックとHブロックは混戦のようですっ!」
「ニニーさんはどちらが勝つと思いますか?」
「あの槍を使う女性に勝って欲しいです、可愛いっ!」
ニニーがそういうと可愛いコールがわきあがる。
「ここで可愛い選手ミリルが動いた!
可憐な槍裁きで相手を場外へ落としました!」
「可愛いは正義っ! かわいいは強いっ!」
観客から再び可愛いコールがわきあがる。
「Gブロックはミリル選手の勝利ですっ!」
「Hブロックはリルド選手の辛勝! カイ選手大健闘しました!
これで各ブロックの勝利者が出そろったようです。次の選手達が
入れ替わる前に一旦整備されます」
整備員が走って破損などがないかチェックする。
「その間に今大会では勝利した選手に一言こちらで話して頂く予定です!」
「えーっ。選手の方々に会えちゃうんですかっ!」
「そう、なんと選手の方々は勝てばアイドルニニーちゃんに
握手をもらえちゃうっ!
これは実に美味しいイベントだーっ!」
「きゃーっ! 握手がんばりますっ!」
会場からいいなーーという声援が聞こえる。
「早速最初に勝利したルイン選手がいらっしゃったようです。
ルイン選手、初戦突破おめでとうございます!」
「ありがとうございます。えっ? 握手? 誰?」
「ニニーでーすっ。すっごい速くてかっこよかったです! はいっ!」
「でもあの……」
会場から「ルインふっざけんじゃねー!」という叫び声が聞こえる。
「おっと彼女ですかー!? やりますねこのこのーっ」
「ええっと、帰ってもいいでしょうか……」
「では、本大会に向けて意気込みだけ一言!」
「師匠! 絶対勝ちあがってみせます! メルザもな!」
「彼女はメルザちゃんていうんですか? このこのーっ」
「っ! 失礼します!」
「実にいじり甲斐のある青年でしたねー。
おや、どうしましたニニーさん?」
「私の事、知らなかったっっ! がーんっ……」
「か、会場の皆さん! ニニーさんにどんまいコールを!」
どんまい、どんまいと激しく沸き起こる。
「ニニー、復活っ!」
「では次の選手に…」
会場は湧き上がる熱気に包まれて大いに盛り上がっていった。
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