326 / 1,085
三部 主と突き進む道 第一章 海底の世界へ向けて
第二百八十話 行ってくるよ
しおりを挟む
「おはようメルザ……おーい、メルザー-」
「うーん、もうちょっと……」
朝の寝起きの悪さは相変わらずだ。そしてよだれを垂らしている。
余程美味しいものを食べる夢でもみているのだろうか。
さっとよだれを拭ってやり、先に外へ出て泉を見る。澄んでいて綺麗な泉だ。
濁っていないのはプランクトンが少ないから……だったか。魚が住むには向かない環境。
飲み水以外で利用するには適している。俺も赤海水なる術を使えるが、そんなので
体を洗ったらベタベタになるだけだ。
幻術を使えればそれに越したことはないのだが、残念ながら幻術は利用できない。
いつか使えるようになればいいなーとは思うのだが……。
「ところでサラ。そこで何しているのかな?」
「ギクリ。なんでわかったのよ……」
「そりゃサラを封印してるのが俺だからだろうな……」
「まぁ。私の身も心も封印してるっていうのね」
「うう、どんどん発言がライラロさんぽくなっていくなサラは」
「ねえルイン。私も、お嫁さんにしてくれるんでしょ?」
「はい?」
「だって、地上に戻ったら主ちゃんと結婚んするんでしょ」
「いや、それは……聞いてたのか。あの言語を」
「私、フェルドナージュ様を救いにいかなきゃいけないし、しばらくは会えないの。
だから……それに私はもう、封印されちゃったんだからルイン以外の人とは結ばれないわ。
責任……とってくれるのよね?」
「えーと、その。俺はメルザと……」
「何抜け駆けしてるっし! 三人で側室になるって約束したっしょ!」
「ちっ。いいところで……」
「おーい、あのー-」
「あんた、もしかしてメルザと二人だけで結婚するつもりだったの? 予定変更よ。
サラは外しましょう」
「俺の話を聞いてくれー」
「何いってるのよ! 私が先制して主ちゃんとの後のりで結婚予定を企画したんじゃない!」
「こらこら勝手に話を進めるなー」
「はぁ? それは私が先に言ったんでしょ。どのみちルインには私たちの責任を取る義務があるのよ」
「ぐはっ、俺の話をまったく聞かずにすさまじい所をえぐってきた……」
「まぁいいっしょ。とにかくそういうことだからよろしくルイン」
なんか勝手に凄い話をすすめられている。現代日本に側室機能はない。
そんなことしたらブラッディ……いやデスカーニバルだよ。
この世界だとどうなのか知らないが、今の状況を顧みるに、ハングドマンになる可能性も大だ。
それに側室って身分差があるんだよな。
こいつらと身分差の関係なんてありえない。みんな平等だ。
「と、とにかくメルザと話し合ってみるから……三人とも、俺にとっては大切な仲間だし」
「仲間じゃなくて婚約者よ、ねぇ?」
「そうよそうよ」
「当然っしょ」
「はぁ……婚約した記憶がないんだが、既成事実は炸裂させた記憶がある……」
そう、俺ははめられた。うっかりしている貴様が悪いと先生には言われそうだけど。
でも今となっては三人とも大切だと思う。だが嫌な予感がするんだ。
このままいくと全員責任をとれといって、犬や骨とも結婚させられそうだ。
そんなダークネスな未来が俺には見えてしかたない。
そう思案していると、全員さっさと服を脱いで泉につかろうとしたので、急いで後ろ向きになり
桜の木の方へ猛ダッシュした。
「おまえら、また既成事実やろうとしただろうー! もうじきメルザ、起きてくるし!」
「ちっ。逃げ足が速いわ」
「おしかったっしょ。ファナ、胸でかすぎ」
「ふん。女は足よ。足を磨くのよベルディア!」
くそ、せっかくの水浴びタイムが台無しだ……そう考えていたら、パモが封印の中にいたらしく、出てきて水をだしてくれた!
ああ、パモ。お前はなんていいやつなんだ。生涯大事にするよ。
俺と真っ先に結婚してくれ。
「ぱーみゅ!」
「ああ、助かった。さっぱりするよ。お前も洗うか? 桶とか持ってこないとな」
「ぱみゅ? ぱーみゅ!」
「えっ? 自分のことはいいから、無事でいてねって? パモ……」
「ぱみゅ!」
名誉賞もののマスコットに励まされた俺の元気パラメーターは満タンになった。
今の俺なら魔王二体同時でも勝てる! 気がするだけだがそんな気持ちだ。
しかも風斗で乾かしてくれるパモ。もふもふふわふわしまくった。
「しかし海底神殿てのはどんなところなんだろうな。ブレディーから話を聞いていないから
わからないが、俺のイメージだとダンジョンなんだよなぁ」
「ぱみゅ?」
「後で聞いてみるか。そういやイーファやドーグルはどうしたんだろう。まだ寝てるのか?」
「ぱ、ぱーみゅ!」
「修行してる? 俺より早く起きてたのか。二人共無茶するな。それじゃレウスさんもか」
だいぶ時間が経ったので戻ってみると、全員下着だった……ちゃんと服を着ろ! 目に毒だ!
メルザも起きて水浴びしていたのか、こっちへ来ようとする。
「おいメルザ服を着ろ! うっかりしすぎだ!」
「ば、ばかやろー! 見るなーー!」
「俺のせいなのか!? ほら、先生が来る前に全員着替えなさい! 黒星でぶったぎられるぞ!」
『つまんないわね』
面白がってやってる場合か! はぁ、神殿に行く前にいい目の保養をもらったよ、まったく。
さて、全員集めて海底神殿に行ってくるか。
あれ、ブレディーとドルドーは……ああ。なるほど。
「ドルドー。水浴び、見れなくて残念だったな」
「く、畜生っす! 酷い扱いっす! ブレディー、あんまりっす!」
「ここ、ドルドー、家。一生、ここ、暮らす?」
「だはー、悪かったっす! 別に覗こうとしてたわけじゃあるっす!」
「案外正直な犬だな……よくファナにばれずに犬っぽくしてられたな」
「ふっふっふ、努力の賜物っすよ!」
ドルドーは桜の木の下に埋められていた。闇の沼のようなもので結界封印されている。
こいつの性質をよくわかっているようだ。
「ブレディー。海底神殿について詳しく聞きたいんだが」
「ダメ。試練、教えられない。でも、ツインなら、大丈夫。信じてる」
「そうか……試練ねぇ。行ってみりゃわかるか! 後はなるようになれだな。
全員集めたいところだが、イーファたちは忙しいかな」
「だめだぞルイン。我々に何も言わず向かうのは」
「な? 言ったろ? ほっとくと勝手に行くって。な?」
「ちみはせっかちだな。わらを置いて行こうとするとは」
「三人ともいつのまに……もういいのか? それに、多分つれていけないぞ?」
「ツイン、試す? 全員、入れるか」
「そうだな、せっかくならどうなるか見てみたいけど、命に関わったりはしないか?」
「多分、大丈夫。試練、死、目的、じゃない」
「なら全員で行ってみるか。せっかくここまできたんだし、神殿近くでみたいよな」
「遅いぞ貴様ら。さっさと支度しろ。俺は先に行く」
先生だけぶっちぎりに早く支度していた。そりゃそうだ。先生はもっともっと早く起きて
水浴びをして身だしなみを整えたに違いない。とても綺麗好きだ。
元日本人である俺も綺麗好きだ。なにせ風呂やシャワーは毎日でも入りたい。
急いで身支度を整え歩き出す。滝に近づくにつれ、ゴーーという音が大きくなっていく。
この辺りに桜はない。落ちた水はどこに流れていっているのだろうか。
そして進んで行くと……滝の薄い部分からうっすらと見える、立派な巨大神殿が目に入った。
数十メートル高い位置にあるそこからは、神々しい雰囲気すら感じる。
「凄い、なんだこれ。どうやって建造したんだ」
「領域構築。それ以外、不可能」
「アルカーンさんのやってるあれか。想像力もいるだろ。考えた奴と直接話をしてみたいもんだな」
「貴様でもこれは想像できんか。おかしな発想なら得意だろう?」
「別におかしな発想しているわけじゃないですって! 前世であったようなものを想像しているというか」
「つまりその世界は、こちらからすれば随分とおかしな世界……ということだ。別の世界なら当然だろう」
「そうですね……魔族や術なんてありはしない世界だった。だからこそ、そういったものを想像する人で
溢れていたのかもしれませんね。俺もその一人ですけど」
「俺はそうではないが、アルカーンであればつまらんと一蹴するだろうな。
あいつはああ見えて好奇心が
強い」
「あー、それわかります……おっと、話している場合じゃなかった。
入口まで試しにみんなで行ってみよう」
滝の左右には階段があり、そこを登って行く。結構な段数なのでメルザを抱えて登る。
俺にとっては軽いものだ。
「入口、でけー! 俺様の何倍もあるぞ!」
「このサイズの何かが出入りしてたってことなのか。巨人……いや、大型の魔獣かもしれない」
「この神殿、魔獣、いない。神の使い、神獣なら、いる」
「そうか、魔獣と神獣じゃ大分違うな。神殿てことは祀られてるのは……イネービュなのか」
「そう。ここ、イネービュ様、第三、神殿。ティソーナ、特別」
「私でも使いこなせないような代物。そしてコラーダと二つ揃ったらどうなるかわからない。
十分気を付けるのだぞ、ルイン」
「ああ。まずはみんなで入ってみよう」
全員で海底神殿に入ろうとした……が、やはり入れるのは俺だけだった。
見えない壁に全員阻まれる。念のため封印していたパモも、いつの間にか外に出されていた。
「やっぱりダメか……それじゃみんな、行ってくる。もし時間がかかったらごめん!
先生、みんな。メルザを頼みます」
「行ってこい。その間、こいつらを鍛えておいてやる」
「はい!」
俺は一人、神殿の奥へと歩きだした。
「うーん、もうちょっと……」
朝の寝起きの悪さは相変わらずだ。そしてよだれを垂らしている。
余程美味しいものを食べる夢でもみているのだろうか。
さっとよだれを拭ってやり、先に外へ出て泉を見る。澄んでいて綺麗な泉だ。
濁っていないのはプランクトンが少ないから……だったか。魚が住むには向かない環境。
飲み水以外で利用するには適している。俺も赤海水なる術を使えるが、そんなので
体を洗ったらベタベタになるだけだ。
幻術を使えればそれに越したことはないのだが、残念ながら幻術は利用できない。
いつか使えるようになればいいなーとは思うのだが……。
「ところでサラ。そこで何しているのかな?」
「ギクリ。なんでわかったのよ……」
「そりゃサラを封印してるのが俺だからだろうな……」
「まぁ。私の身も心も封印してるっていうのね」
「うう、どんどん発言がライラロさんぽくなっていくなサラは」
「ねえルイン。私も、お嫁さんにしてくれるんでしょ?」
「はい?」
「だって、地上に戻ったら主ちゃんと結婚んするんでしょ」
「いや、それは……聞いてたのか。あの言語を」
「私、フェルドナージュ様を救いにいかなきゃいけないし、しばらくは会えないの。
だから……それに私はもう、封印されちゃったんだからルイン以外の人とは結ばれないわ。
責任……とってくれるのよね?」
「えーと、その。俺はメルザと……」
「何抜け駆けしてるっし! 三人で側室になるって約束したっしょ!」
「ちっ。いいところで……」
「おーい、あのー-」
「あんた、もしかしてメルザと二人だけで結婚するつもりだったの? 予定変更よ。
サラは外しましょう」
「俺の話を聞いてくれー」
「何いってるのよ! 私が先制して主ちゃんとの後のりで結婚予定を企画したんじゃない!」
「こらこら勝手に話を進めるなー」
「はぁ? それは私が先に言ったんでしょ。どのみちルインには私たちの責任を取る義務があるのよ」
「ぐはっ、俺の話をまったく聞かずにすさまじい所をえぐってきた……」
「まぁいいっしょ。とにかくそういうことだからよろしくルイン」
なんか勝手に凄い話をすすめられている。現代日本に側室機能はない。
そんなことしたらブラッディ……いやデスカーニバルだよ。
この世界だとどうなのか知らないが、今の状況を顧みるに、ハングドマンになる可能性も大だ。
それに側室って身分差があるんだよな。
こいつらと身分差の関係なんてありえない。みんな平等だ。
「と、とにかくメルザと話し合ってみるから……三人とも、俺にとっては大切な仲間だし」
「仲間じゃなくて婚約者よ、ねぇ?」
「そうよそうよ」
「当然っしょ」
「はぁ……婚約した記憶がないんだが、既成事実は炸裂させた記憶がある……」
そう、俺ははめられた。うっかりしている貴様が悪いと先生には言われそうだけど。
でも今となっては三人とも大切だと思う。だが嫌な予感がするんだ。
このままいくと全員責任をとれといって、犬や骨とも結婚させられそうだ。
そんなダークネスな未来が俺には見えてしかたない。
そう思案していると、全員さっさと服を脱いで泉につかろうとしたので、急いで後ろ向きになり
桜の木の方へ猛ダッシュした。
「おまえら、また既成事実やろうとしただろうー! もうじきメルザ、起きてくるし!」
「ちっ。逃げ足が速いわ」
「おしかったっしょ。ファナ、胸でかすぎ」
「ふん。女は足よ。足を磨くのよベルディア!」
くそ、せっかくの水浴びタイムが台無しだ……そう考えていたら、パモが封印の中にいたらしく、出てきて水をだしてくれた!
ああ、パモ。お前はなんていいやつなんだ。生涯大事にするよ。
俺と真っ先に結婚してくれ。
「ぱーみゅ!」
「ああ、助かった。さっぱりするよ。お前も洗うか? 桶とか持ってこないとな」
「ぱみゅ? ぱーみゅ!」
「えっ? 自分のことはいいから、無事でいてねって? パモ……」
「ぱみゅ!」
名誉賞もののマスコットに励まされた俺の元気パラメーターは満タンになった。
今の俺なら魔王二体同時でも勝てる! 気がするだけだがそんな気持ちだ。
しかも風斗で乾かしてくれるパモ。もふもふふわふわしまくった。
「しかし海底神殿てのはどんなところなんだろうな。ブレディーから話を聞いていないから
わからないが、俺のイメージだとダンジョンなんだよなぁ」
「ぱみゅ?」
「後で聞いてみるか。そういやイーファやドーグルはどうしたんだろう。まだ寝てるのか?」
「ぱ、ぱーみゅ!」
「修行してる? 俺より早く起きてたのか。二人共無茶するな。それじゃレウスさんもか」
だいぶ時間が経ったので戻ってみると、全員下着だった……ちゃんと服を着ろ! 目に毒だ!
メルザも起きて水浴びしていたのか、こっちへ来ようとする。
「おいメルザ服を着ろ! うっかりしすぎだ!」
「ば、ばかやろー! 見るなーー!」
「俺のせいなのか!? ほら、先生が来る前に全員着替えなさい! 黒星でぶったぎられるぞ!」
『つまんないわね』
面白がってやってる場合か! はぁ、神殿に行く前にいい目の保養をもらったよ、まったく。
さて、全員集めて海底神殿に行ってくるか。
あれ、ブレディーとドルドーは……ああ。なるほど。
「ドルドー。水浴び、見れなくて残念だったな」
「く、畜生っす! 酷い扱いっす! ブレディー、あんまりっす!」
「ここ、ドルドー、家。一生、ここ、暮らす?」
「だはー、悪かったっす! 別に覗こうとしてたわけじゃあるっす!」
「案外正直な犬だな……よくファナにばれずに犬っぽくしてられたな」
「ふっふっふ、努力の賜物っすよ!」
ドルドーは桜の木の下に埋められていた。闇の沼のようなもので結界封印されている。
こいつの性質をよくわかっているようだ。
「ブレディー。海底神殿について詳しく聞きたいんだが」
「ダメ。試練、教えられない。でも、ツインなら、大丈夫。信じてる」
「そうか……試練ねぇ。行ってみりゃわかるか! 後はなるようになれだな。
全員集めたいところだが、イーファたちは忙しいかな」
「だめだぞルイン。我々に何も言わず向かうのは」
「な? 言ったろ? ほっとくと勝手に行くって。な?」
「ちみはせっかちだな。わらを置いて行こうとするとは」
「三人ともいつのまに……もういいのか? それに、多分つれていけないぞ?」
「ツイン、試す? 全員、入れるか」
「そうだな、せっかくならどうなるか見てみたいけど、命に関わったりはしないか?」
「多分、大丈夫。試練、死、目的、じゃない」
「なら全員で行ってみるか。せっかくここまできたんだし、神殿近くでみたいよな」
「遅いぞ貴様ら。さっさと支度しろ。俺は先に行く」
先生だけぶっちぎりに早く支度していた。そりゃそうだ。先生はもっともっと早く起きて
水浴びをして身だしなみを整えたに違いない。とても綺麗好きだ。
元日本人である俺も綺麗好きだ。なにせ風呂やシャワーは毎日でも入りたい。
急いで身支度を整え歩き出す。滝に近づくにつれ、ゴーーという音が大きくなっていく。
この辺りに桜はない。落ちた水はどこに流れていっているのだろうか。
そして進んで行くと……滝の薄い部分からうっすらと見える、立派な巨大神殿が目に入った。
数十メートル高い位置にあるそこからは、神々しい雰囲気すら感じる。
「凄い、なんだこれ。どうやって建造したんだ」
「領域構築。それ以外、不可能」
「アルカーンさんのやってるあれか。想像力もいるだろ。考えた奴と直接話をしてみたいもんだな」
「貴様でもこれは想像できんか。おかしな発想なら得意だろう?」
「別におかしな発想しているわけじゃないですって! 前世であったようなものを想像しているというか」
「つまりその世界は、こちらからすれば随分とおかしな世界……ということだ。別の世界なら当然だろう」
「そうですね……魔族や術なんてありはしない世界だった。だからこそ、そういったものを想像する人で
溢れていたのかもしれませんね。俺もその一人ですけど」
「俺はそうではないが、アルカーンであればつまらんと一蹴するだろうな。
あいつはああ見えて好奇心が
強い」
「あー、それわかります……おっと、話している場合じゃなかった。
入口まで試しにみんなで行ってみよう」
滝の左右には階段があり、そこを登って行く。結構な段数なのでメルザを抱えて登る。
俺にとっては軽いものだ。
「入口、でけー! 俺様の何倍もあるぞ!」
「このサイズの何かが出入りしてたってことなのか。巨人……いや、大型の魔獣かもしれない」
「この神殿、魔獣、いない。神の使い、神獣なら、いる」
「そうか、魔獣と神獣じゃ大分違うな。神殿てことは祀られてるのは……イネービュなのか」
「そう。ここ、イネービュ様、第三、神殿。ティソーナ、特別」
「私でも使いこなせないような代物。そしてコラーダと二つ揃ったらどうなるかわからない。
十分気を付けるのだぞ、ルイン」
「ああ。まずはみんなで入ってみよう」
全員で海底神殿に入ろうとした……が、やはり入れるのは俺だけだった。
見えない壁に全員阻まれる。念のため封印していたパモも、いつの間にか外に出されていた。
「やっぱりダメか……それじゃみんな、行ってくる。もし時間がかかったらごめん!
先生、みんな。メルザを頼みます」
「行ってこい。その間、こいつらを鍛えておいてやる」
「はい!」
俺は一人、神殿の奥へと歩きだした。
0
あなたにおすすめの小説
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる