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雷混の腕輪?
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ご主人に見せてもらった紙に書かれているのは、こんな内容だった。
【雷混の腕輪 この腕輪を装備すると、雷に何かを混ぜる事ができる。
何かとは使用者次第で異なる】
雷に何かを混ぜる? そんな事出来るなんてなかなかいい装備じゃないですか?
「それならー-、うちでレギオン金貨四十枚てとこねー」
「あら、なかなか当たりじゃない。それを売ればそこそこの装備が買えるかもよ?」
「でもこれ売ったら買い戻すのにもっとお金がかかるんですよね?」
「そうねぇ。でもあんたたちのパーティに雷なんて扱えるやつ、いるの?」
「ふっふっふ。俺は進化する生物、ウルフィですよ? 今後雷の一つや二つ、放出してみせます!
でも今はパン焼きたいパン食べたい」
「それなら取っておけばいいのろー」
ということで取っておくことになりました。それからチャチャの店で装備や服を買っていくご主人。
溜めたお金をどんどん吐き出していきます……あれぇ? これはもしかして、また貧乏になるんじゃ!?
どうにも計画的に購入しているようには見えないご主人。
「お買い物、いぱいしてくれて嬉しいよー-。シェシェ! また来て欲しいよー-、ここ
あんまりお客さん来ないよ。皆どこに泊まてるの?」
我々の根城を丁寧に教えるサルサさん。はて……何かひっかかるぞ?
「あい、お客さん連れてきたからこれ、言われてた道具ね」
「あー--、サルサさん! 俺たちを売りましたねー-!」
「人聞きの悪い事言わないの! 売ったんじゃなくていい店を紹介しただけよ。
紹介した報酬はもらったけどねー-、うふふ。新しい魔術スクロール! やったわ!」
「魔術スクロールなんてのがあるんですか?」
「ええ。これがあれば魔術師は新しい魔術を覚えられるの」
「キノコを喰って覚える以外にも、そんな方法があるんですねぇ」
「ほかにもいくつかあるけど、これが一番手っ取り早いのよね。これはね……移動が
少し速くなれるスクロールなのよ。少ししか変わらないから安いやつだけどね」
「いいなぁ。俺も魔法が使いたいです! いでよ、風斗!」
ぴゅーとそよ風がふく。俺の、俺の知っている風斗ってやつはもっと凄い風が起こるのに!
「あー、他の世界の術を召喚すると物凄く疲れる……ごめんもう無理後よろしく」
「何ね? この子、今面白いことしたよ。調べてみたいよー--!」
これはまずい。チャチャに変な方面で興味を持たれた。
実験台にされそうです!
「ご主人、そろそろ帰りましょう。ウィーヴィルさんにお願いして初パン作成にトライしたいんです!」
「チャチャも店を閉めてついていくよー--。一緒に遊ぶよ!」
「俺たちは遊びに行くんじゃありません! 食べ物を作りに行くんです!」
無事に鑑定を終えた俺たち一行は、なぜかついてくるといって聞かないチャチャを伴い、変な物を
沢山売っているチャーニー・チャミィの店を後にした。
腕輪はもちろん、シロンが装備したよ!
雷に何かを混ぜる……一体どうやって使うんだろう? 宿屋に戻ったらためしてみようかな?
けれどもシロンは雷が使えません。はよー、レベルアップはよーー!
「ところであんたら、これからどうするわけ?」
「うーん、どうしようか、シロンちゃん、ニャトルちゃん」
「パンを焼いたらそろそろ旅に出ては?」
「そうニャ。この町にもそろそろ飽きてきた頃ニャ。食料を確保したら旅立つのはいいニャ」
「だそうだよ、サルサ!」
「あんたが決めるんでしょー! 召喚獣に決めさせてどーすんのよ! まったく!」
「いつものサルサさんに戻ったー。安心するぅー」
「うふふ。本当に皆さん、明るくて楽しいですね!」
「あのーーー、うちもいるのー、忘れないで欲しいよーー」
確かにこの流れだとチャチャを連れて行く流れになってしまう。おかしなキャラが混じるのは
やめて欲しいなー。
「ところで
【雷混の腕輪 この腕輪を装備すると、雷に何かを混ぜる事ができる。
何かとは使用者次第で異なる】
雷に何かを混ぜる? そんな事出来るなんてなかなかいい装備じゃないですか?
「それならー-、うちでレギオン金貨四十枚てとこねー」
「あら、なかなか当たりじゃない。それを売ればそこそこの装備が買えるかもよ?」
「でもこれ売ったら買い戻すのにもっとお金がかかるんですよね?」
「そうねぇ。でもあんたたちのパーティに雷なんて扱えるやつ、いるの?」
「ふっふっふ。俺は進化する生物、ウルフィですよ? 今後雷の一つや二つ、放出してみせます!
でも今はパン焼きたいパン食べたい」
「それなら取っておけばいいのろー」
ということで取っておくことになりました。それからチャチャの店で装備や服を買っていくご主人。
溜めたお金をどんどん吐き出していきます……あれぇ? これはもしかして、また貧乏になるんじゃ!?
どうにも計画的に購入しているようには見えないご主人。
「お買い物、いぱいしてくれて嬉しいよー-。シェシェ! また来て欲しいよー-、ここ
あんまりお客さん来ないよ。皆どこに泊まてるの?」
我々の根城を丁寧に教えるサルサさん。はて……何かひっかかるぞ?
「あい、お客さん連れてきたからこれ、言われてた道具ね」
「あー--、サルサさん! 俺たちを売りましたねー-!」
「人聞きの悪い事言わないの! 売ったんじゃなくていい店を紹介しただけよ。
紹介した報酬はもらったけどねー-、うふふ。新しい魔術スクロール! やったわ!」
「魔術スクロールなんてのがあるんですか?」
「ええ。これがあれば魔術師は新しい魔術を覚えられるの」
「キノコを喰って覚える以外にも、そんな方法があるんですねぇ」
「ほかにもいくつかあるけど、これが一番手っ取り早いのよね。これはね……移動が
少し速くなれるスクロールなのよ。少ししか変わらないから安いやつだけどね」
「いいなぁ。俺も魔法が使いたいです! いでよ、風斗!」
ぴゅーとそよ風がふく。俺の、俺の知っている風斗ってやつはもっと凄い風が起こるのに!
「あー、他の世界の術を召喚すると物凄く疲れる……ごめんもう無理後よろしく」
「何ね? この子、今面白いことしたよ。調べてみたいよー--!」
これはまずい。チャチャに変な方面で興味を持たれた。
実験台にされそうです!
「ご主人、そろそろ帰りましょう。ウィーヴィルさんにお願いして初パン作成にトライしたいんです!」
「チャチャも店を閉めてついていくよー--。一緒に遊ぶよ!」
「俺たちは遊びに行くんじゃありません! 食べ物を作りに行くんです!」
無事に鑑定を終えた俺たち一行は、なぜかついてくるといって聞かないチャチャを伴い、変な物を
沢山売っているチャーニー・チャミィの店を後にした。
腕輪はもちろん、シロンが装備したよ!
雷に何かを混ぜる……一体どうやって使うんだろう? 宿屋に戻ったらためしてみようかな?
けれどもシロンは雷が使えません。はよー、レベルアップはよーー!
「ところであんたら、これからどうするわけ?」
「うーん、どうしようか、シロンちゃん、ニャトルちゃん」
「パンを焼いたらそろそろ旅に出ては?」
「そうニャ。この町にもそろそろ飽きてきた頃ニャ。食料を確保したら旅立つのはいいニャ」
「だそうだよ、サルサ!」
「あんたが決めるんでしょー! 召喚獣に決めさせてどーすんのよ! まったく!」
「いつものサルサさんに戻ったー。安心するぅー」
「うふふ。本当に皆さん、明るくて楽しいですね!」
「あのーーー、うちもいるのー、忘れないで欲しいよーー」
確かにこの流れだとチャチャを連れて行く流れになってしまう。おかしなキャラが混じるのは
やめて欲しいなー。
「ところで
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