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第9章 リーラの貴族学院デビュー
第3話 ハイベルク家潜入捜査
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放課後、リーラはエメラルド王女の招待を受け、ハイベルク家の屋敷へ向かう。馬車は通りから敷地内に入ると森のような木々を通り抜け、ようやく屋敷の前に馬車が止まる。さすが三大公爵家だけあって広大な敷地で屋敷を構えており、馬車の扉を開けると立派な屋敷が目に入り、その前には侍女達がずらりと迎えに立ち並ぶ。
「おかえりなさいませ」
「今日は友人を呼んだの。夫人に紹介したいと伝えてきて」
平民の友人を公爵夫人に紹介するの?と礼儀をあまり知らないリーラまで驚くが侍女は嫌な顔せず、かしこまりましたと従うようだ。
誰か教えてやれよ!っと周りを見ても使用人達は下を向き頭を下げているままだ。王女が好き勝手に振る舞う様子をナタリアに伝えたら間違いなく怒り出すに違いない。陛下に報告も大切だかナタリアには教えねばと考えながら屋敷内に案内される。
見事な彫刻の石像や歴代の当主や夫人を思わせる壁画、風景画など見ただけでかなりの資産があるとわかる屋敷の様子を見て、こんなにもお金持ちなんだからロバートに何が奢らせなくてはと心に刻みつける。
豪華な応接間のような場所を案内され、座るとすぐにお菓子とお茶が用意された。
はやっ!といつの間に準備されていたんだろうとつまらないことばかり考えていると、リーラの驚いた様子に気づいたエメラルド王女がクスッと笑う。
「あまり、こういった場が慣れていなのね」
「は、はい…」
「これからは私が色々と教えてあげるわ。ほら、あなたの家のドレスも使ってあげたいから、よろしく頼むわね」
押し付けがましく面倒見てやるとかドレスの打診までするとはなんて厚かましい王女だ…と思いながらも有難いですとお菓子を摘み、紅茶を飲みながら愛想笑いをして誤魔化しておく。
「王女様はハイベルク家とご親戚関係なのですか?」
「違うわ、まぁ、貴女にはこれからお世話になるから話しちゃうけど、公爵夫人が私を皇后候補に推してくださっていて…」
「はぁ……」
「なかなか良い方がいらっしゃらないみたいなの、私は王族で身分も悪くないでしょう。公爵夫人のご期待に応えたいと思っているのよ」
「素晴らしいですね、皇帝はエメラルド王女を伴侶としてお迎えになられるんですか?」
「近い未来そうなるわ。この前も皇宮で偶然にお会いできて…運命を感じたわ。もし、婚姻が決まればドレスは貴方の店に決めるわ、話題のドレスだもの。来夏だったわね」
「はい。是非よろしくお願いします」
扉がノックされ侍女が夫人の到来を告げる。
「王女様、何かご用ですか?」
とハイベルク公爵夫人が少し不機嫌な顔つきで部屋に入ってきた。
「こちらリーラ・レキシントンさんです。あの話題のアンデルクのドレスショップのお孫さんが留学してきたからご紹介しようと思いまして。リーラさん、ハイベルク公爵夫人よ」
「リーラ・レキシントンでございます。ご招待頂きありがとうございます」
平民にとっては公爵夫人はかなり身分の高い方にあたる、最上級の礼をして声が掛かるのを待つ。
公爵夫人の溜息が聞こえると顔をあげるように言われる。
「すでにフォールド公爵とは取引をされているから夫人も遅れをとらないようにとお連れしたのよ」
「フォールド公爵?!」
夫人は不機嫌な顔から一驚の表情になるとソファーに腰掛けてリーラに興味を抱き始めた。まずい…とドレスのことなんてフォールド公爵と何一つ話をしていないのにと焦り出す。
何か上手く誤魔化さなくては…
「フォールド公爵の息子様がご婚約者様にドレスを作りたいと用立てされまして…、祖母はアンデルク王室の注文も重なりお断り申し上げ、来夏までお待ち頂けるようお願い申し上げたのです」
「あら、そうなの。せっかちなのね。確か来夏は御子息の婚約者がデビュタントだったはずよ。きっとそのドレスね」
「こちらの事業の準備が整いましたら真っ先に王女様にお声掛け致しますわ」
「ハイベルク夫人もお願いできる?」
「もちろんでございます」
「嬉しいわ、あのコールディアの令嬢と差をつけなくてはいけませんわよ、王女様」
「わかっていますわ」
どうやら夫人はかなりの負けず嫌いな性格のようだ。度々会話に上がるコールディア侯爵を目の仇にしているようだ。
これ以上話すとボロが出ると感じ、ひとまずこの場を離れることにした。
「申し訳ありません、お花を摘みに行きたいので失礼しますわ」
と応接間をでるとトイレの場所へ向かう。
ポチャン
水の気配がした。
『水の精霊が近くにいるぞ』
エクストリアが精霊の感知をするとリーラも同様に感じる。
「あっちだ!」
気配がする方が向かうとあちらも二人の気配を気づいたようだ。素早く遠くに離れていくのがわかる。
「お客様、どちらへいらっしゃるのですか?」
無表情な黒髪の侍女がリーラを呼び止めた。
「いえ、迷ってしまって。外に出たらわかるかなぁと思ったんです」
「こちらです。ご案内します」
侍女に案内され再び応接間に戻り、王女達と他愛のない話を済ませてリーラはようやく帰路と着く。
リーラはドレスを脱ぎ、騎士服に着替えるとクリストファーの執務室へと向かう。
「第6番隊副隊長リーラ・ハントン、報告に参りました」
部屋に入ったリーラの姿を見て、クリストファーは少しがっかりとした表情になるが、すぐに報告せよと厳しい顔に変わる。
「本日、エメラルド王女、並びハイベルク公爵夫人に接触致しました。陛下のお耳に入っている内容と重複いたしましますが、学院内では陛下にお妃候補達の派閥争いが激化している様子です。エメラルド王女はハイベルク公爵夫人の後ろ盾を得ているようで他派閥の令嬢を屋敷に呼び王女陣営の派閥入りを勧めています。他にはハイベルク公爵夫人はコールディア派が妃になれば一族の妨げになるこを懸念してエメラルド王女を推しているようです。後気になることも発見致しました」
「なんだ」
「屋敷にて水の精霊の気配を感じました。追跡しましたが邪魔が入り失敗致しました。エメラルド王女、もしくハイベルク家の屋敷内にゾーンを招きいれている可能性があります」
「厄介な……。引き続き、エメラルド王女の動向を探れ」
「御意、では失礼します」
「リーラ…」
扉に手を掛け退出しようとすると呼び止められ、はい、なんでしょうかと振り返る。
「明日は騎士服に着替えず、ドレスのまま報告を許す。」
「はぁ…わかりました」
「あと…似合っていた…綺麗だった」
「??。あ、あっりがとうございます」
とクリストファーの口から意外な言葉をもらい、慌てながら頭を下げて部屋を退出する。
「び、びっくりした~、ふふ、綺麗だって…
褒められちゃった」
ドレス姿を誰にも綺麗だと言われなかったのでクリストファーに嬉しい言葉を頂き、ちょっぴり嬉しくなるリーラだった。
「おかえりなさいませ」
「今日は友人を呼んだの。夫人に紹介したいと伝えてきて」
平民の友人を公爵夫人に紹介するの?と礼儀をあまり知らないリーラまで驚くが侍女は嫌な顔せず、かしこまりましたと従うようだ。
誰か教えてやれよ!っと周りを見ても使用人達は下を向き頭を下げているままだ。王女が好き勝手に振る舞う様子をナタリアに伝えたら間違いなく怒り出すに違いない。陛下に報告も大切だかナタリアには教えねばと考えながら屋敷内に案内される。
見事な彫刻の石像や歴代の当主や夫人を思わせる壁画、風景画など見ただけでかなりの資産があるとわかる屋敷の様子を見て、こんなにもお金持ちなんだからロバートに何が奢らせなくてはと心に刻みつける。
豪華な応接間のような場所を案内され、座るとすぐにお菓子とお茶が用意された。
はやっ!といつの間に準備されていたんだろうとつまらないことばかり考えていると、リーラの驚いた様子に気づいたエメラルド王女がクスッと笑う。
「あまり、こういった場が慣れていなのね」
「は、はい…」
「これからは私が色々と教えてあげるわ。ほら、あなたの家のドレスも使ってあげたいから、よろしく頼むわね」
押し付けがましく面倒見てやるとかドレスの打診までするとはなんて厚かましい王女だ…と思いながらも有難いですとお菓子を摘み、紅茶を飲みながら愛想笑いをして誤魔化しておく。
「王女様はハイベルク家とご親戚関係なのですか?」
「違うわ、まぁ、貴女にはこれからお世話になるから話しちゃうけど、公爵夫人が私を皇后候補に推してくださっていて…」
「はぁ……」
「なかなか良い方がいらっしゃらないみたいなの、私は王族で身分も悪くないでしょう。公爵夫人のご期待に応えたいと思っているのよ」
「素晴らしいですね、皇帝はエメラルド王女を伴侶としてお迎えになられるんですか?」
「近い未来そうなるわ。この前も皇宮で偶然にお会いできて…運命を感じたわ。もし、婚姻が決まればドレスは貴方の店に決めるわ、話題のドレスだもの。来夏だったわね」
「はい。是非よろしくお願いします」
扉がノックされ侍女が夫人の到来を告げる。
「王女様、何かご用ですか?」
とハイベルク公爵夫人が少し不機嫌な顔つきで部屋に入ってきた。
「こちらリーラ・レキシントンさんです。あの話題のアンデルクのドレスショップのお孫さんが留学してきたからご紹介しようと思いまして。リーラさん、ハイベルク公爵夫人よ」
「リーラ・レキシントンでございます。ご招待頂きありがとうございます」
平民にとっては公爵夫人はかなり身分の高い方にあたる、最上級の礼をして声が掛かるのを待つ。
公爵夫人の溜息が聞こえると顔をあげるように言われる。
「すでにフォールド公爵とは取引をされているから夫人も遅れをとらないようにとお連れしたのよ」
「フォールド公爵?!」
夫人は不機嫌な顔から一驚の表情になるとソファーに腰掛けてリーラに興味を抱き始めた。まずい…とドレスのことなんてフォールド公爵と何一つ話をしていないのにと焦り出す。
何か上手く誤魔化さなくては…
「フォールド公爵の息子様がご婚約者様にドレスを作りたいと用立てされまして…、祖母はアンデルク王室の注文も重なりお断り申し上げ、来夏までお待ち頂けるようお願い申し上げたのです」
「あら、そうなの。せっかちなのね。確か来夏は御子息の婚約者がデビュタントだったはずよ。きっとそのドレスね」
「こちらの事業の準備が整いましたら真っ先に王女様にお声掛け致しますわ」
「ハイベルク夫人もお願いできる?」
「もちろんでございます」
「嬉しいわ、あのコールディアの令嬢と差をつけなくてはいけませんわよ、王女様」
「わかっていますわ」
どうやら夫人はかなりの負けず嫌いな性格のようだ。度々会話に上がるコールディア侯爵を目の仇にしているようだ。
これ以上話すとボロが出ると感じ、ひとまずこの場を離れることにした。
「申し訳ありません、お花を摘みに行きたいので失礼しますわ」
と応接間をでるとトイレの場所へ向かう。
ポチャン
水の気配がした。
『水の精霊が近くにいるぞ』
エクストリアが精霊の感知をするとリーラも同様に感じる。
「あっちだ!」
気配がする方が向かうとあちらも二人の気配を気づいたようだ。素早く遠くに離れていくのがわかる。
「お客様、どちらへいらっしゃるのですか?」
無表情な黒髪の侍女がリーラを呼び止めた。
「いえ、迷ってしまって。外に出たらわかるかなぁと思ったんです」
「こちらです。ご案内します」
侍女に案内され再び応接間に戻り、王女達と他愛のない話を済ませてリーラはようやく帰路と着く。
リーラはドレスを脱ぎ、騎士服に着替えるとクリストファーの執務室へと向かう。
「第6番隊副隊長リーラ・ハントン、報告に参りました」
部屋に入ったリーラの姿を見て、クリストファーは少しがっかりとした表情になるが、すぐに報告せよと厳しい顔に変わる。
「本日、エメラルド王女、並びハイベルク公爵夫人に接触致しました。陛下のお耳に入っている内容と重複いたしましますが、学院内では陛下にお妃候補達の派閥争いが激化している様子です。エメラルド王女はハイベルク公爵夫人の後ろ盾を得ているようで他派閥の令嬢を屋敷に呼び王女陣営の派閥入りを勧めています。他にはハイベルク公爵夫人はコールディア派が妃になれば一族の妨げになるこを懸念してエメラルド王女を推しているようです。後気になることも発見致しました」
「なんだ」
「屋敷にて水の精霊の気配を感じました。追跡しましたが邪魔が入り失敗致しました。エメラルド王女、もしくハイベルク家の屋敷内にゾーンを招きいれている可能性があります」
「厄介な……。引き続き、エメラルド王女の動向を探れ」
「御意、では失礼します」
「リーラ…」
扉に手を掛け退出しようとすると呼び止められ、はい、なんでしょうかと振り返る。
「明日は騎士服に着替えず、ドレスのまま報告を許す。」
「はぁ…わかりました」
「あと…似合っていた…綺麗だった」
「??。あ、あっりがとうございます」
とクリストファーの口から意外な言葉をもらい、慌てながら頭を下げて部屋を退出する。
「び、びっくりした~、ふふ、綺麗だって…
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ドレス姿を誰にも綺麗だと言われなかったのでクリストファーに嬉しい言葉を頂き、ちょっぴり嬉しくなるリーラだった。
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