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第20話 班編成と旅行プラン
しおりを挟む初夏の気配が漂う午後、校舎の窓から差し込む光はどこか眩しく、教室内の空気を浮き立たせていた。
ざわつく2年生の教室。その原因は、ただ一つ。
――修学旅行。
「行き先は沖縄……」
真子が机に突っ伏したまま、口元だけでつぶやいた。
「おいしい海産物と青い海。けど、うちらにとっては任務付きの出張なんすよね……」
「そう。楽しい修学旅行なんて、ありえないわ」
倉子は淡々と答えながら、配られたプリントに目を通していた。
護衛対象である澪が、当然ながら修学旅行に参加する以上――SPである倉子と真子も、同じく沖縄へ同行することが義務となる。しかも、生徒という身分のままで。
「班行動、ですか……」
放課後、教室に集められた5人。澪と、同じクラスの女子生徒2人、そしてSP二人。
「5人1組の班行動、ってことは、しばらくずっと一緒なんですね~。楽しみ!」
「ね! 澪様の班とか絶対安全! SP付きとか、逆にVIP待遇ですよね!」
「警備対象って言うな。澪に聞こえる」
真子がぼそりと突っ込み、倉子が軽くため息をついた。
「皆さん、まずは旅行のしおりを確認しましょう」
澪が促すと、全員がプリントを開く。
初日は那覇市内で自主研修。二日目は美ら海水族館と古宇利島、三日目はビーチでのマリン体験。最終日は帰京。
「えっと……班ごとに回る場所を決めるってことですね? 国際通りとか、首里城とか……」
女子生徒の一人が提案しながら、視線を澪に向けた。
「西表島にも行ってみたいです」
「そこは、3人で自由に決めてもらっていいわ」
倉子が即座に言うと、澪はきょとんとした顔をした。
「え? 倉子さんも、好きな場所を言ってもらいたいです」
倉子は少し沈黙し、苦笑する。
「……忘れてない? 私と真子は、生徒じゃなくてSPなのよ」
「でも、クラスメイトです。本物の友達じゃありませんか?」
その一言に、倉子は思わず言葉を失った。
真子が苦笑する。
「先輩、完全に正論ぶつけられて負けてるっすね」
「……うるさい」
「じゃあ! みんなで首里城とブルーシールのアイスめぐり、しませんか? あと、美ら海も!」
「ブルーシールは譲れないっすね! あと、タコライスと海ぶどう!」
「観光じゃなくて、任務のつもりだったのに……」
倉子の小さなぼやきが、澪の楽しげな笑顔にかき消されていった。
こうして、制服を着たSP二人と少女たちの、南国への旅路は静かに幕を開ける――。
【第20章-2:出発と飛行機内】
空港ロビーのざわめきは、どこか非日常的な興奮を帯びていた。
早朝集合にもかかわらず、制服姿の生徒たちは目を輝かせながらスーツケースを引きずって集まってくる。
「……なあ、先輩。うちら、完全に“引率の先生”に見えてるっすね」
「うるさい。気にするな。任務中よ」
冷たい声で返しつつも、倉子もまた周囲からの視線を無視できなかった。
どう見ても高校生には見えない、年齢とオーラのせいだ。
しかもスーツケースの中には、変装道具と緊急用具がギッシリ。荷物検査で止められなかったのが奇跡である。
「真田さん、服部さん、点呼お願いします」
旅行担当の先生から声をかけられ、さらに引率感が増してしまう。
「……はい」
「了解っす」
二人はしぶしぶクラスの名簿を手に、出席確認を開始した。
「なんでSPが出欠取ってんすかね……」
「黙ってやる。顔を売るな。存在感を消していけ」
「いや、無理があるっす。すでに“謎の年上女子高生”で話題になってるっすよ?」
苦笑しつつ名簿を確認し、ようやく全員が揃ったことを確認して出発ゲートへ移動。
飛行機は那覇行きのチャーター便。機内では学校が席を指定しており、当然のように澪の両隣には倉子と真子が座ることになっていた。
「なんだか修学旅行って感じがしませんわね……」
澪が窓の外を見ながらつぶやく。
「まあ……SP付きの修学旅行とか、普通じゃないからね」
倉子が苦笑する。
しばらくして機体が滑走路を離れ、雲の上へと舞い上がった。
耳がふさがる感覚とともに、日常から切り離されていくような浮遊感。
それは生徒たちにとって“旅の始まり”を実感させる瞬間だった。
「……飛行機、実はちょっと苦手なんです」
澪がぽつりと打ち明ける。
「マジっすか? 見た目完全に“空も制する系お嬢様”っすけど」
「それはどんな分類ですの……」
苦笑しながらも、真子は手元の飴を差し出す。
「耳抜き、これ舐めてると楽っすよ」
「……ありがとう」
「ま、任務とはいえ、こういう距離感のほうがやりやすいわよね」
倉子が肩の力を抜き、座席に深くもたれかかった。
そのとき、後方からざわめきが聞こえた。
「ねえ、あれって、3年の間で有名な二人じゃない?」
「服部って人、先生かと思ってたけど、まさか生徒とか……」
「え、あの人たち一緒に寝泊まりすんの!? やばくない!?」
「……先輩、完全に都市伝説扱いされてるっす」
「黙れ。気にするな。空気になれ」
倉子が目を閉じて精神統一を始めたところで、CAが飲み物サービスにやってくる。
「お飲み物は何になさいますか?」
「コーヒーを。ブラックで」
「わ、私もっす。ブラックで」
「……生徒さん……ですよね?」
CAが戸惑いながら尋ねる。
「はい。2年の……服部です」
「私は真田です……えっと、甘いのもありますっすか?」
「オレンジジュース……でよろしいですか?」
「お願いしますっす……」
二人は顔を見合わせて、なぜか同時にため息をついた。
「この旅、無事に終われる気がしない……」
「いや、先は長いっすよ……初日から、もう帰りたいっす」
機体が雲を抜け、青空の下へ。
南国の旅は、ようやくその第一歩を踏み出したのだった――。
【第20章-3:自由行動とナンパ事件】
修学旅行二日目の午後――
ホテルでの昼食を終え、班ごとの自由行動が始まった。
那覇市中心部、観光とグルメの名所「国際通り」は平日にも関わらず多くの観光客で賑わい、生徒たちの姿もそこかしこに見える。
「うーん……お土産は最終日にまとめて買いたいから、今日はカフェ巡りメインでどうですか?」
班メンバーの一人が提案し、もう一人も即座にうなずく。
「大賛成です! 澪様も、それでいいですか?」
「ええ、皆さんが楽しければ私はどこでも」
澪の控えめな笑顔に、班の空気は柔らかくなる。
その隣で、倉子と真子も一応“生徒”として、同行していた。
「この感じ、完全に修学旅行の班行動っすね」
「気を抜くな。警備中よ。あそこ、外国人観光客が固まってる」
倉子が目線だけで示した先にいたのは、屈強な男たち。白いTシャツにハーフパンツ、よく日焼けした腕にはタトゥーが刻まれている。
「……アメリカ兵っぽいっすね。あのノリ、間違いなくそうっす」
「澪と目が合わないように……って、あ」
すでに遅かった。
澪に気付いた彼らは、気さくな笑顔で近づいてくる。
「Hey! You girls from local school?」
「……No, thank you. We're busy.」
倉子が即座に割り込み、英語でやんわりと断る。しかし彼らは引かない。
「Come on, we just wanna talk! Your friend there, she's super cute」
澪の背後に立つ真子が、無言でスッと一歩前に出る。
「先輩、行きましょうっす。そろそろ抑止のフェーズ超えそうっす」
「そうね。やるわよ」
二人の目に、任務モードの光が宿る。
「Just a photo, okay? One shot!」
片方の男が澪の肩に触れようとした、その瞬間。
「やめていただけますか?」
倉子の手が鋭く伸び、相手の腕を取り、制圧するように捻る。
男が呻き声を上げる。
「What the hell!?」
「私たちは民間警備会社所属、警護任務中の正当行動です。あなたの行為は不適切です」
冷たく、毅然と告げると、周囲の視線が一気に集まる。
真子は背後でスマホを取り出し、写真を撮るふりをしながら通報準備。
「軍関係者が民間の学生に不適切接触……記録残すっすよ」
「Wait, wait, okay! We're leaving, alright!?」
兵士たちは気まずそうに離れていった。
「はぁ……びっくりした……」
女子生徒が青ざめた表情で澪の腕を取る。
「大丈夫ですか?」
「私は大丈夫。でも……お二人がいなければ、どうなっていたか……」
澪が胸に手を当て、そっと頭を下げる。
「本当にありがとうございます」
「……任務ですから」
倉子はそう言いながら、そっと深呼吸をした。
緊張が抜けた瞬間、真子が軽く口を尖らせる。
「せっかくの観光が……やっぱり私ら、修学旅行ってより“遠方警備出張”っすね」
「まったく同感よ……」
その日の夜、ホテルに戻ったあと――
「先輩……ちょっと、変なニュース出てません?」
真子がスマホを見せる。
画面には《沖縄の基地所属の米兵が地元女子高生に接触、警備員の対応で事態回避》といった記事が並んでいた。
「……いやな予感しかしない」
その予感は、翌週、現実となる。
承知しました。それでは以下に、**第20章・エピローグ「トラブル大統領、動く」**を2000文字以上のラノベ文体でお届けします。
【第20章・エピローグ:トラブル大統領、動く】
その知らせが最初に届いたのは、修学旅行から戻ってまだ数日、疲労も抜けきらない朝のことだった。
職員室から呼び出され、生徒会室に向かった倉子と真子は、そこで予想もしない人物に迎えられる。
「……社長?」
私服スーツにサングラス。絶対に学校の風景に馴染まない、警備会社セキュリティ・アテナの社長が、椅子にどっかり座っていた。
「よく戻ったな。二人とも、任務ご苦労だった」
「えっと……今日は何の用で?」
倉子が警戒気味に尋ねると、社長は苦笑混じりに一枚の書類を机に叩きつけた。
「トラブル大統領から、正式に書状が届いた」
「……はい?」
思わず聞き返したのは真子だった。
「例の、沖縄でのナンパ未遂事件。あれ、報道されてただろう?」
「……はい、見ました。けどまさか、大統領にまで……」
「届いてしまったんだよ。それも、当人のSNSに直接投稿されてバズった」
社長がスマホを見せると、そこには例の“大統領個人アカウント”が英語で書いた投稿があった。
「このような行為は我が国の品位を損なう。関係兵は即時帰還命令。日本国民、特に沖縄の学生と警備に従事する方々に謝罪する」
「……」
「……は?」
二人の口から、完全に同じタイミングで声が漏れた。
「トラブル大統領が、まとも……?」
「ありえないっす。世界七不思議級の奇跡っす……」
「そのうえ、該当兵士は翌日に即送還された。大統領府から公式謝罪文と共に、君たちの働きを讃える文書まで日本政府経由でうちに届いた」
倉子が書類を手に取り、目を通す。
「“二人の警備員の的確な判断と迅速な行動は、日米友好の象徴として高く評価される”……いやいや、なんでこれが外交文書に……?」
「これで社の評判はうなぎ上りだ。全国警備協会からも表彰される予定だぞ?」
真子が口を押さえ、震える声でつぶやく。
「……うちって、いつからそんな大手になったんすか……?」
倉子は書類を机に置き、遠い目をした。
「信じられない……あのトラブル大統領が……トラブルになってない……」
そのとき、ドアの向こうで聞き耳を立てていた澪が、そっと顔を出した。
「倉子さん、真子さん……おめでとうございます。世界が見ていたんですわね……」
「見てほしくなかったわ、むしろ……」
「賞状より、普通の学生生活が欲しいっす……」
社長が満足そうに立ち上がり、スーツの襟を整える。
「じゃあ、次は表彰式で顔を出してもらうぞ。制服でな」
「制服って……まさか、セーラー服で……?」
「もちろんだ。そこが君たちの“ブランド”だからな」
二人は同時に頭を抱えた。
「……死にたい……」
「……恥ずか死ぬっす……」
だが、彼女たちはまだ知らなかった。
その投稿を見た別の国の要人――例えば、ブリテン王国の王子が、「この“メイドSP”たちに会ってみたい」と公言してしまったことを。
そして、世界がまた少しずつ、“制服のSP”に興味を持ち始めていることを。
制服に、任務に、そして友情に。
――そのすべてが混ざった彼女たちの物語は、まだ終わらない。
そして、再び現れる“あの大統領”の影に気づくのは、もう少し先のことだった。
ご希望があれば、この続きで第21章:修学旅行の後始末編や、ブリテン王国編へ続けられます!どういたしましょうか?
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