23 / 43
第23話 本気のバカンス
しおりを挟む
【本気のバカンス】
「青い空!」
「青い海っす!」
「白い砂浜!」
「そして――」
「そして――」
「「スクール水着じゃない!!」」
歓喜の叫びと共に、倉子と真子はビーチへ向かって全力疾走した。
照りつける太陽。眩しい波の輝き。どこまでも広がる空の下――
夏休みに突入した二人は、念願の南国リゾートへとやって来たのだった。
制服も、任務も、トラブル大統領も、何もかも脱ぎ捨てて。
今、彼女たちは完全な“オフ”を満喫していた。
「……こんなの、いつ以来だろう?」
波打ち際で転がりながら倉子がぽつりと呟く。
「リアル女子高生だった時以来っすよ……」
「……私もだわ。就職してからは、休みは全部寝溜めに消えてた」
「私は撮りためたアニメか、ネトゲのレイド周回っすね」
「お互い、だいぶ不健康だったのね……」
「そんなの考えるのやめましょう! 今は、楽しまないと損っす!」
そう言って真子が、ぱしゃっと海水を倉子にかける。
「やったなー!」
倉子も応戦。水飛沫がキラキラと宙に舞い、二人の笑い声がビーチに響く。
ビーチバレーにスイカ割り、アイスの食べ比べに、浮き輪での漂流ごっこ。
夕暮れまで、全力で遊び倒した二人は、浜辺に座って夕陽を眺めながらごろりと寝転んだ。
「……なんか、こういうの……夢みたいね」
「いや、夢じゃないっす。スク水じゃないっすし」
「たしかに」
笑いながら、波の音に身を委ねる。
何も追われない、何も守らなくていい、ほんのひとときの休暇。
だが、この静けさが長く続かないことを、二人はまだ知らない。
【リゾートホテル】
宿泊先は、南国リゾートの海辺に立つ高級ホテル。 二人は奮発してスイートルームを予約していた。
「……豪華だな」
「本当っす。トラブル大統領の部屋、思い出すっす」
「その名前を出すな」
「先輩、トラウマになってるっすね?」
「当然だ。感謝の表彰より、振り回された記憶しか残ってない……」
「今は忘れましょう」
「そうだな。何もかも忘れよう」
ふたりは部屋の中を“探検”しながら、日常と任務の残り香を洗い流す。
「先輩! ジャグジーの露天風呂があるっす! しかも、夕焼けの海が見えるっすよ!」
「おぉ~~! これ、日本酒片手に入るべきやつじゃない?」
「それは後でっす! まずは、ディナーっす!」
「そうだな、腹が減っては戦……いや、遊びもできぬ!」
二人はドレスに着替え、ホテル最上階のレストランへと向かう。
「こういう場に来るときって、いつもスーツだったな……」
「私も。仕事で来ることしかなかった……」
「……なんか切ないっすね」
「せっかく仕事を忘れようとしてるのに、つい引きずってしまうな」
「普段の仕事が激務すぎるのが悪いっす」
エレベーターを降り、豪華なレストランの扉をくぐる。 店員が優雅にエスコートし、椅子を引いてくれた。
「れ、レディ扱い……生まれて初めてっす」
「私も……正直、感激してしまうな……」
コース料理が次々に運ばれ、華やかな空間の中で時間がゆっくりと流れる。 この上なく贅沢で、夢のようなひとときだった。
だが――
そんな二人の前に、一人の男が歩み寄ってきた。
「すみません、お楽しみ中のところ恐縮ですが……これにサインをいただけないでしょうか?」
「「……はい?」」
男が差し出したのは、某ニュース雑誌。 表紙には、制服姿でトラブル大統領と並ぶ倉子と真子の写真がデカデカと載っていた。
「有名なメイドSPさんですよね? ずっとファンで……」
楽園から現実へ、急降下。
「……申し訳ありません。私たちはプライベート中ですし、芸能人ではないので……サインはできません」
静かに、けれどハッキリと断る。
男は少し残念そうに頭を下げ、席へと戻っていった。
「……先輩、現実はいつでも追いかけてくるっすね……」
「せめて、デザートまでは夢を見させてくれ……」
スプーンにすくったティラミスを見つめながら、ふたりは小さくため息をついた。
【星空ジャグジー】
夜。リゾートホテルの露天ジャグジー。 湯けむりの立ち昇る湯船に身を沈めながら、倉子と真子はそれぞれ日本酒のグラスを片手に、頭上の満天の星を見上げていた。
「……生きててよかった」
「ほんとっす……こんな日が来るなんて、夢にも思わなかったっす」
「真面目に仕事してれば……ご褒美もあるもんなんだな」
「恥辱に耐え、制服でラーメン食わされ続けた甲斐があったっす」
「……生きてりゃ、いいこともあるんだね」
ぽつりぽつりと、しみじみとした声が湯面に溶けていく。
「……星、綺麗だな……」
「東京じゃこんなに見れないっすよね」
「東京じゃ……そもそも空を見上げる余裕なんてなかった」
ぽかんと空を仰ぎながら、二人の顔に浮かぶのは、心からの安堵と穏やかな微笑。
肩を並べて湯に浸かりながら、二人はただ黙って星空を眺めていた。
どんな任務よりも、この時間こそが自分たちにとって“必要だったもの”なのだと、胸の奥に静かに刻み込まれていく。
「……先輩、明日も、何も起こらないといいですね」
「うん。お願いだから、せめて明日ぐらいは……ね」
夜風がそっと頬を撫で、湯気と共に流れるように空へと昇っていく。
南国の静かな夜。 制服SPのふたりが“ただの女の子”に戻れる、かけがえのないひとときだった。
第24章-3「星空ジャグジー」を反映しました。
過酷な日常を乗り越えた二人が、満天の星空と湯けむりの中でようやく心から安らぐ、静かで美しい一夜を描いています。
続けて第24章-4(帰路の途中での出来事など)へ進めますか?それともバカンスのままさらに続けますか?
【夢の続き】
南国リゾートでの極上のバカンスを終え、倉子と真子は東京へと向かう列車に乗っていた。
だが、それは“終わり”ではない。彼女たちの休暇――いや、“夢の時間”はまだ終わらない。
「このまま東京で数日過ごしたら、次は温泉っすよね」
「うん。夏の温泉も悪くない……静かで、のんびりできる場所にしたいな」
列車の中、指定席の窓際。 二人は缶ビールとおつまみを広げ、すっかり“リラックスモード”。
「女子高生の修学旅行じゃ、こうやって酒なんて飲めないからね。これが“本当の列車旅”ってもんよ」
「これが“大人の自由っす”ね。サイコーっす」
笑いながら缶を軽くぶつける。
「東京では何か予定あるの?」
「私は、同人誌即売会に行くっす。冬のリストが伸びてて……夏で一気に補完する予定っす」
「相変わらずの“積み”癖だな」
「“薄い本”を積んで“厚く”する。それが即売会っす」
楽しそうに高笑いする真子に、倉子もつられて笑う。
「私も東京で少し買い物して、映画でも観ようかな」
そんな穏やかな時間が、なにより贅沢だった。
そして、東京駅。
「じゃあ、また温泉地でね」
「うっす、8月の温泉、楽しみにしてるっす」
駅の改札で、ふたりは手を軽く振って別れる。
それぞれの“個人休暇”へ。 でも、またすぐ再会すると分かっている気安さが、別れを重くしない。
制服も、警備任務も、しばし置いて――
夏の自由を、彼女たちはまだまだ謳歌していた。
「青い空!」
「青い海っす!」
「白い砂浜!」
「そして――」
「そして――」
「「スクール水着じゃない!!」」
歓喜の叫びと共に、倉子と真子はビーチへ向かって全力疾走した。
照りつける太陽。眩しい波の輝き。どこまでも広がる空の下――
夏休みに突入した二人は、念願の南国リゾートへとやって来たのだった。
制服も、任務も、トラブル大統領も、何もかも脱ぎ捨てて。
今、彼女たちは完全な“オフ”を満喫していた。
「……こんなの、いつ以来だろう?」
波打ち際で転がりながら倉子がぽつりと呟く。
「リアル女子高生だった時以来っすよ……」
「……私もだわ。就職してからは、休みは全部寝溜めに消えてた」
「私は撮りためたアニメか、ネトゲのレイド周回っすね」
「お互い、だいぶ不健康だったのね……」
「そんなの考えるのやめましょう! 今は、楽しまないと損っす!」
そう言って真子が、ぱしゃっと海水を倉子にかける。
「やったなー!」
倉子も応戦。水飛沫がキラキラと宙に舞い、二人の笑い声がビーチに響く。
ビーチバレーにスイカ割り、アイスの食べ比べに、浮き輪での漂流ごっこ。
夕暮れまで、全力で遊び倒した二人は、浜辺に座って夕陽を眺めながらごろりと寝転んだ。
「……なんか、こういうの……夢みたいね」
「いや、夢じゃないっす。スク水じゃないっすし」
「たしかに」
笑いながら、波の音に身を委ねる。
何も追われない、何も守らなくていい、ほんのひとときの休暇。
だが、この静けさが長く続かないことを、二人はまだ知らない。
【リゾートホテル】
宿泊先は、南国リゾートの海辺に立つ高級ホテル。 二人は奮発してスイートルームを予約していた。
「……豪華だな」
「本当っす。トラブル大統領の部屋、思い出すっす」
「その名前を出すな」
「先輩、トラウマになってるっすね?」
「当然だ。感謝の表彰より、振り回された記憶しか残ってない……」
「今は忘れましょう」
「そうだな。何もかも忘れよう」
ふたりは部屋の中を“探検”しながら、日常と任務の残り香を洗い流す。
「先輩! ジャグジーの露天風呂があるっす! しかも、夕焼けの海が見えるっすよ!」
「おぉ~~! これ、日本酒片手に入るべきやつじゃない?」
「それは後でっす! まずは、ディナーっす!」
「そうだな、腹が減っては戦……いや、遊びもできぬ!」
二人はドレスに着替え、ホテル最上階のレストランへと向かう。
「こういう場に来るときって、いつもスーツだったな……」
「私も。仕事で来ることしかなかった……」
「……なんか切ないっすね」
「せっかく仕事を忘れようとしてるのに、つい引きずってしまうな」
「普段の仕事が激務すぎるのが悪いっす」
エレベーターを降り、豪華なレストランの扉をくぐる。 店員が優雅にエスコートし、椅子を引いてくれた。
「れ、レディ扱い……生まれて初めてっす」
「私も……正直、感激してしまうな……」
コース料理が次々に運ばれ、華やかな空間の中で時間がゆっくりと流れる。 この上なく贅沢で、夢のようなひとときだった。
だが――
そんな二人の前に、一人の男が歩み寄ってきた。
「すみません、お楽しみ中のところ恐縮ですが……これにサインをいただけないでしょうか?」
「「……はい?」」
男が差し出したのは、某ニュース雑誌。 表紙には、制服姿でトラブル大統領と並ぶ倉子と真子の写真がデカデカと載っていた。
「有名なメイドSPさんですよね? ずっとファンで……」
楽園から現実へ、急降下。
「……申し訳ありません。私たちはプライベート中ですし、芸能人ではないので……サインはできません」
静かに、けれどハッキリと断る。
男は少し残念そうに頭を下げ、席へと戻っていった。
「……先輩、現実はいつでも追いかけてくるっすね……」
「せめて、デザートまでは夢を見させてくれ……」
スプーンにすくったティラミスを見つめながら、ふたりは小さくため息をついた。
【星空ジャグジー】
夜。リゾートホテルの露天ジャグジー。 湯けむりの立ち昇る湯船に身を沈めながら、倉子と真子はそれぞれ日本酒のグラスを片手に、頭上の満天の星を見上げていた。
「……生きててよかった」
「ほんとっす……こんな日が来るなんて、夢にも思わなかったっす」
「真面目に仕事してれば……ご褒美もあるもんなんだな」
「恥辱に耐え、制服でラーメン食わされ続けた甲斐があったっす」
「……生きてりゃ、いいこともあるんだね」
ぽつりぽつりと、しみじみとした声が湯面に溶けていく。
「……星、綺麗だな……」
「東京じゃこんなに見れないっすよね」
「東京じゃ……そもそも空を見上げる余裕なんてなかった」
ぽかんと空を仰ぎながら、二人の顔に浮かぶのは、心からの安堵と穏やかな微笑。
肩を並べて湯に浸かりながら、二人はただ黙って星空を眺めていた。
どんな任務よりも、この時間こそが自分たちにとって“必要だったもの”なのだと、胸の奥に静かに刻み込まれていく。
「……先輩、明日も、何も起こらないといいですね」
「うん。お願いだから、せめて明日ぐらいは……ね」
夜風がそっと頬を撫で、湯気と共に流れるように空へと昇っていく。
南国の静かな夜。 制服SPのふたりが“ただの女の子”に戻れる、かけがえのないひとときだった。
第24章-3「星空ジャグジー」を反映しました。
過酷な日常を乗り越えた二人が、満天の星空と湯けむりの中でようやく心から安らぐ、静かで美しい一夜を描いています。
続けて第24章-4(帰路の途中での出来事など)へ進めますか?それともバカンスのままさらに続けますか?
【夢の続き】
南国リゾートでの極上のバカンスを終え、倉子と真子は東京へと向かう列車に乗っていた。
だが、それは“終わり”ではない。彼女たちの休暇――いや、“夢の時間”はまだ終わらない。
「このまま東京で数日過ごしたら、次は温泉っすよね」
「うん。夏の温泉も悪くない……静かで、のんびりできる場所にしたいな」
列車の中、指定席の窓際。 二人は缶ビールとおつまみを広げ、すっかり“リラックスモード”。
「女子高生の修学旅行じゃ、こうやって酒なんて飲めないからね。これが“本当の列車旅”ってもんよ」
「これが“大人の自由っす”ね。サイコーっす」
笑いながら缶を軽くぶつける。
「東京では何か予定あるの?」
「私は、同人誌即売会に行くっす。冬のリストが伸びてて……夏で一気に補完する予定っす」
「相変わらずの“積み”癖だな」
「“薄い本”を積んで“厚く”する。それが即売会っす」
楽しそうに高笑いする真子に、倉子もつられて笑う。
「私も東京で少し買い物して、映画でも観ようかな」
そんな穏やかな時間が、なにより贅沢だった。
そして、東京駅。
「じゃあ、また温泉地でね」
「うっす、8月の温泉、楽しみにしてるっす」
駅の改札で、ふたりは手を軽く振って別れる。
それぞれの“個人休暇”へ。 でも、またすぐ再会すると分かっている気安さが、別れを重くしない。
制服も、警備任務も、しばし置いて――
夏の自由を、彼女たちはまだまだ謳歌していた。
0
あなたにおすすめの小説
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる