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2章隣国の公爵に拾われる
2-2月光の館
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2-2月光の館
国境付近は王都とは打って変わり、森や山岳地帯が多く、農村が点在するばかりだ。人家も少なく、夜になれば辺りは真っ暗に包まれる。そんな中で、ゼインが“領地”と呼んだ場所――ファーガス公爵家の別邸――は、まるで月光を浴びるように白く輝く館だった。
大きな門をくぐると、整然とした並木道が館の玄関口まで続いており、街灯代わりの魔導ランプがいくつも灯されている。深い森の中にひっそりと佇むようでありながら、敷地内はどこか幻想的な雰囲気を湛えていた。
馬車が館の正面につくと、ゼインは馬から下り、スカーレットたちを振り返る。
「ここが俺の領地の一つだ。そこまで豪勢ではないが、客人を泊めるくらいの部屋はある。……少なくとも、峠道で一夜を明かすよりはましだろう」
「お言葉に甘えさせていただきます。……本当にありがとうございます」
スカーレットは申し訳なさそうに頭を下げる。御者が馬車から降り、スカーレットの荷物を持とうとすると、ゼインの部下らしき人物たちがいつの間にか集まってきて、手早く荷を運び始めた。おそらく、館の従者なのだろう。彼らは慣れた様子でスカーレットたちを出迎え、案内の手筈を整えている。
「公爵様、お帰りなさいませ。そして、お客様がおられるのですね。早急に客室の準備をいたします」
執事と思しき老人が深々と頭を下げ、ゼインにそう告げる。その言葉に、スカーレットは目を見開いた。「公爵様」と呼ばれたのだ。つまり、彼こそが隣国において「ファーガス公爵」と呼ばれる高位貴族――しかも国王に次ぐ権威と力を持つとされる存在だということになる。
「あなたは……公爵、でいらっしゃったのですね」
「名乗るのが遅れたな。俺はゼイン・ファーガス。隣国ルーヴェル王国で公爵をしている。ここは俺が静養や仕事の合間に立ち寄る別邸で、領内の管理を行う拠点の一つだ」
やはり、ただ者ではなかった。スカーレットは呆然としつつも、すぐに礼を取ろうとする。しかし、あまりにも突然の展開に頭が追いつかず、ぎこちない動作となってしまう。
「そ、それは失礼を……。まさか、そんな高貴な方とは存じ上げず、無礼の数々をお許しください。先ほども馬車の修理を手伝っていただいたというのに……」
「構うな。俺が名乗らなかったのが悪い。それに、俺の地位や立場など知っていようといまいと、助けるべきだと思ったから助けただけだ」
ゼインの言葉はぶっきらぼうでありながら、どこか優しさも含んでいる。スカーレットは安堵と緊張が入り混じった複雑な心持ちで、小さく息を吐いた。
「……ありがとうございます。改めて名乗らせていただきますが、私はスカーレット・ヨークと申します。先日まで……いえ、王都グランフォードで暮らしていました。詳しい事情はあまり話したくはないのですが、今は旅の途中で……」
「言いたくないのなら、無理に聞くつもりはない。ここでの滞在中は客人として扱うから、好きに過ごすといい。体を休めろ」
ゼインはそう言い残すと、執事に指示を出して足早に邸内へ消えていった。スカーレットはその広い背中を見送りながら、彼の冷静な態度と、静かな気遣いに胸を打たれる。
(……なんて不思議な方なのでしょう。あれだけ高位の身分なのに、嫌味がなくて……)
こんなにも心の広い人物がいるとは思わなかった。王太子アルバートはどちらかといえば、温和な表情で周囲を和ませるタイプだったが、その実、彼は非常に自己中心的な側面を持ち合わせていた。おそらくアメリアに対しても、その“騎士道精神”が過剰に働いた結果、スカーレットに嫌疑をかけているのだろう――などと考えてしまう。
一方で、ゼイン・ファーガスは決して人当たりが“柔らかい”わけではない。言葉遣いも丁寧とは言い難いが、不思議な説得力と、合理的な優しさを感じさせる。彼のほうがよほど“誠実”という言葉が似合うようにスカーレットには思えた。
そんな思考を巡らせているうちに、スカーレットは執事や侍女たちの案内を受け、邸内にある客室へと通される。そこは落ち着いた色調の家具と、床にはふかふかの絨毯が敷かれた、とても“別邸”とは思えないほど豪華で快適な部屋だった。
「しばらくこちらでお休みくださいませ。お荷物はそちらにおいて、疲れが取れ次第、夕食の席へご案内いたします」
侍女の丁寧な声に、スカーレットは頭を下げる。邸内には多くの使用人が働いているようで、どの者も規律正しく動き、洗練された接客態度を示していた。国境近くの辺境とはとても思えないレベルの高さだ。
「ありがとうございます。本当に助かります。――あの、御者の方は?」
「御者様には使用人用の部屋をご用意いたしております。馬車や馬も、こちらで管理いたしますのでご安心ください」
「……お気遣い感謝します」
スカーレットはほっと胸を撫で下ろす。よかった、と素直に思う。馬車の御者までぞんざいに扱われたらどうしようと不安だったが、それも杞憂で終わったらしい。
ドアが閉じられ、スカーレットは一人きりになる。ふと室内を見回すと、大きな窓から薄暗い森が見える。日が沈んだ後の森は漆黒に染まり、少し不気味にも感じるが、この邸内ならば襲われる心配はなさそうだ。何より、旅の疲れを癒やすには申し分ない静けさがある。
スカーレットはベッドの端に腰掛けると、ようやく安堵のため息をついた。馬車での旅路や、度重なるトラブル、そしてこの不可思議な出会い――緊張で張り詰めていた心が弛緩していくのを感じる。
「……自分が、こんなところにいるなんて、夢みたい」
ほんの数日前まで、彼女は王太子妃となるはずだった。しかし、気づけば無実の罪を着せられ、婚約を破棄され、王都を追われる身となり、今こうして隣国の公爵邸で客人として迎えられている。あまりに波乱に満ちた展開に、現実感が湧かないほどだ。
だが、嫌でも思い出してしまうのは、アルバートの冷たい眼差し、そして自分を陥れた誰かの陰謀――まるで悪夢のように、心を締め付ける。スカーレットは首を振って思考を振り払った。今は休むことが先決だ。いずれにせよ、明日はゼインに礼を述べる際、もう少し詳しい事情を聞かれるかもしれない。そのときにどう説明するか、簡単な嘘で誤魔化しても良いのだろうか。
「でも、嘘をつくのは好きじゃないし……。あまりに大きな出来事だったから、正直に話してしまったほうが……いや、でも、王太子の婚約破棄の話なんて、下手をすれば政争の火種になりかねないわ」
スカーレットは唇を噛む。公爵という立場であれば、隣国ルーヴェル王国の王宮や外交問題にも深く関わっているに違いない。下手なことを告げれば、王太子アルバートとの関係のみならず、両国間の微妙な政治バランスにまで波紋を及ぼす可能性がある。スカーレットはそこまで気遣う義務はないかもしれないが、ヨーク伯爵家がこれ以上追い込まれる事態は避けたいのだ。
結局、あれこれ考えた挙句、スカーレットは眠気に負けてベッドに横になった。旅の疲れは想像以上に身体を蝕んでいた。少しでも身体を休めておかなければ、今後の対応など考えようにも頭が回らない。
「……眠れるうちに眠っておこう……」
そう呟くと、スカーレットは瞼を閉じた。まるで、ずっと不安定だった心を柔らかな毛布が包み込むかのように、彼女は深い眠りへと落ちていった。
国境付近は王都とは打って変わり、森や山岳地帯が多く、農村が点在するばかりだ。人家も少なく、夜になれば辺りは真っ暗に包まれる。そんな中で、ゼインが“領地”と呼んだ場所――ファーガス公爵家の別邸――は、まるで月光を浴びるように白く輝く館だった。
大きな門をくぐると、整然とした並木道が館の玄関口まで続いており、街灯代わりの魔導ランプがいくつも灯されている。深い森の中にひっそりと佇むようでありながら、敷地内はどこか幻想的な雰囲気を湛えていた。
馬車が館の正面につくと、ゼインは馬から下り、スカーレットたちを振り返る。
「ここが俺の領地の一つだ。そこまで豪勢ではないが、客人を泊めるくらいの部屋はある。……少なくとも、峠道で一夜を明かすよりはましだろう」
「お言葉に甘えさせていただきます。……本当にありがとうございます」
スカーレットは申し訳なさそうに頭を下げる。御者が馬車から降り、スカーレットの荷物を持とうとすると、ゼインの部下らしき人物たちがいつの間にか集まってきて、手早く荷を運び始めた。おそらく、館の従者なのだろう。彼らは慣れた様子でスカーレットたちを出迎え、案内の手筈を整えている。
「公爵様、お帰りなさいませ。そして、お客様がおられるのですね。早急に客室の準備をいたします」
執事と思しき老人が深々と頭を下げ、ゼインにそう告げる。その言葉に、スカーレットは目を見開いた。「公爵様」と呼ばれたのだ。つまり、彼こそが隣国において「ファーガス公爵」と呼ばれる高位貴族――しかも国王に次ぐ権威と力を持つとされる存在だということになる。
「あなたは……公爵、でいらっしゃったのですね」
「名乗るのが遅れたな。俺はゼイン・ファーガス。隣国ルーヴェル王国で公爵をしている。ここは俺が静養や仕事の合間に立ち寄る別邸で、領内の管理を行う拠点の一つだ」
やはり、ただ者ではなかった。スカーレットは呆然としつつも、すぐに礼を取ろうとする。しかし、あまりにも突然の展開に頭が追いつかず、ぎこちない動作となってしまう。
「そ、それは失礼を……。まさか、そんな高貴な方とは存じ上げず、無礼の数々をお許しください。先ほども馬車の修理を手伝っていただいたというのに……」
「構うな。俺が名乗らなかったのが悪い。それに、俺の地位や立場など知っていようといまいと、助けるべきだと思ったから助けただけだ」
ゼインの言葉はぶっきらぼうでありながら、どこか優しさも含んでいる。スカーレットは安堵と緊張が入り混じった複雑な心持ちで、小さく息を吐いた。
「……ありがとうございます。改めて名乗らせていただきますが、私はスカーレット・ヨークと申します。先日まで……いえ、王都グランフォードで暮らしていました。詳しい事情はあまり話したくはないのですが、今は旅の途中で……」
「言いたくないのなら、無理に聞くつもりはない。ここでの滞在中は客人として扱うから、好きに過ごすといい。体を休めろ」
ゼインはそう言い残すと、執事に指示を出して足早に邸内へ消えていった。スカーレットはその広い背中を見送りながら、彼の冷静な態度と、静かな気遣いに胸を打たれる。
(……なんて不思議な方なのでしょう。あれだけ高位の身分なのに、嫌味がなくて……)
こんなにも心の広い人物がいるとは思わなかった。王太子アルバートはどちらかといえば、温和な表情で周囲を和ませるタイプだったが、その実、彼は非常に自己中心的な側面を持ち合わせていた。おそらくアメリアに対しても、その“騎士道精神”が過剰に働いた結果、スカーレットに嫌疑をかけているのだろう――などと考えてしまう。
一方で、ゼイン・ファーガスは決して人当たりが“柔らかい”わけではない。言葉遣いも丁寧とは言い難いが、不思議な説得力と、合理的な優しさを感じさせる。彼のほうがよほど“誠実”という言葉が似合うようにスカーレットには思えた。
そんな思考を巡らせているうちに、スカーレットは執事や侍女たちの案内を受け、邸内にある客室へと通される。そこは落ち着いた色調の家具と、床にはふかふかの絨毯が敷かれた、とても“別邸”とは思えないほど豪華で快適な部屋だった。
「しばらくこちらでお休みくださいませ。お荷物はそちらにおいて、疲れが取れ次第、夕食の席へご案内いたします」
侍女の丁寧な声に、スカーレットは頭を下げる。邸内には多くの使用人が働いているようで、どの者も規律正しく動き、洗練された接客態度を示していた。国境近くの辺境とはとても思えないレベルの高さだ。
「ありがとうございます。本当に助かります。――あの、御者の方は?」
「御者様には使用人用の部屋をご用意いたしております。馬車や馬も、こちらで管理いたしますのでご安心ください」
「……お気遣い感謝します」
スカーレットはほっと胸を撫で下ろす。よかった、と素直に思う。馬車の御者までぞんざいに扱われたらどうしようと不安だったが、それも杞憂で終わったらしい。
ドアが閉じられ、スカーレットは一人きりになる。ふと室内を見回すと、大きな窓から薄暗い森が見える。日が沈んだ後の森は漆黒に染まり、少し不気味にも感じるが、この邸内ならば襲われる心配はなさそうだ。何より、旅の疲れを癒やすには申し分ない静けさがある。
スカーレットはベッドの端に腰掛けると、ようやく安堵のため息をついた。馬車での旅路や、度重なるトラブル、そしてこの不可思議な出会い――緊張で張り詰めていた心が弛緩していくのを感じる。
「……自分が、こんなところにいるなんて、夢みたい」
ほんの数日前まで、彼女は王太子妃となるはずだった。しかし、気づけば無実の罪を着せられ、婚約を破棄され、王都を追われる身となり、今こうして隣国の公爵邸で客人として迎えられている。あまりに波乱に満ちた展開に、現実感が湧かないほどだ。
だが、嫌でも思い出してしまうのは、アルバートの冷たい眼差し、そして自分を陥れた誰かの陰謀――まるで悪夢のように、心を締め付ける。スカーレットは首を振って思考を振り払った。今は休むことが先決だ。いずれにせよ、明日はゼインに礼を述べる際、もう少し詳しい事情を聞かれるかもしれない。そのときにどう説明するか、簡単な嘘で誤魔化しても良いのだろうか。
「でも、嘘をつくのは好きじゃないし……。あまりに大きな出来事だったから、正直に話してしまったほうが……いや、でも、王太子の婚約破棄の話なんて、下手をすれば政争の火種になりかねないわ」
スカーレットは唇を噛む。公爵という立場であれば、隣国ルーヴェル王国の王宮や外交問題にも深く関わっているに違いない。下手なことを告げれば、王太子アルバートとの関係のみならず、両国間の微妙な政治バランスにまで波紋を及ぼす可能性がある。スカーレットはそこまで気遣う義務はないかもしれないが、ヨーク伯爵家がこれ以上追い込まれる事態は避けたいのだ。
結局、あれこれ考えた挙句、スカーレットは眠気に負けてベッドに横になった。旅の疲れは想像以上に身体を蝕んでいた。少しでも身体を休めておかなければ、今後の対応など考えようにも頭が回らない。
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