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亜空間「箱庭」異譚
転移の代償
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砕け散った最大出力の攻撃。
しかしネイッザは強敵を得た認識で口角を上げていた。
「久しぶりの敵だ。それも手応えが有る」
と。
まあ、適役としては、お互い申し分は無いけどな。けど、アンタは償いをさせる。
先ずは、あっけなくやられるトコからだ。
「肉化」
床に魔法陣が描かれる。
渦巻き状の陣はこれまでこの大陸で発動した事の無い紋だ。
輝きは何処までも優しく、何所までもしつこい。覚悟するんだな。
ネイッザは今更何で魔法陣をと思った表情をしたが、魔法陣から出現した物体を見た時に非常に不愉快な面持ちに変わった。
それはそうだ。
そこには蠢く肉が魔法陣の上に乗っかっている。
白とピンク色。びくびく・うねうねと時々大きく跳ねるような動き、更に痙攣したかのような激しい蠢きが彼方此方で見られる。
生暖かい風がいつの間にか舞っている。
その風には生臭さが有る、血の匂いが・脂の匂いが・処理のされていないモツの香が周りに立ち込める。
その肉塊は蠢きつつ、わずかに移動をしている。
最初の位置、陣からはみ出すと新たに陣が輝き再び肉塊が生成される。
止まらぬ連鎖が繰り返され、屠殺部屋だった召喚の間は瞬く間に肉塊で床を埋め尽くされた。
もちろんそれだけではない。
既にこの空間内での魔法の行使は俺以外使用不可。
物理攻撃も立ち込めた臭気の中にある神経伝達物質の阻害効果でままならない。
行動が激しく制限されている状態に更に追い打ちが掛かる。
寧ろ、これからが本領発揮なのだ。
発光する魔法陣と蠢く肉塊は人の居る場所まで迫ってくる。
所々、床が見えてはいるが徐々に埋め尽くされて行っている。
そして。
人の居る床に魔法陣が到達して。
肉塊が染み出してくると。
いきなりネイッザは片足を取られた。
それまで、どうにか回避し続けていたが・・・。
見ると周りの兵や魔導士たちも片足や片腕を床に飲み込まれていた。
意思の在る者はその身を物理的に拘束する為に片方の足を床に落とされている様だ、意識が無いか死んでいる者らは床に落とされること無く肉塊が被さり、包み込まれて肉塊そのものへと変わっていく。
肉塊から衣服やら鎧やらが吐き出されてくる・・・いや滲み出されて来るのは、すでに一体化している証拠なのだろう。
ここまでか・・・。
幾らドライブバーを変えてドライブロッドの攻撃をしても、発動しなくなっていたので諦めつつあった。
範囲攻撃を主とした魔法陣か。
対個人や対魔物で複数を相手にしていたが、こんな得体の知れない魔法を直に相手にするとは。
ネイッザは想う。
出身地である名も無き小さな村。生まれ育った故郷。
あれだけ頑張って守っていたのに・・・。
政府の奴らがあっけなく潰しやがった。
何人かは辛うじて逃げ出させたが、間に合わなかった。
だから。
誓ったんだ。
チカラが無かった。なら、権力を得る為に何でもする、と。
どうにか手に入れた権力で上り詰めた。
それでも足りない・・・。
貴族の血筋の女が妻に来たが、あんな者共なんて人じゃ無ぇ。使い潰してやる。実際使い潰した。
最終的にはホムンクルスにした、道具らしく道具にしてやった。
まだ人だった頃に試した薬物と精神魔法と洗脳の魔道具の実験は最上の結果を齎したな。
肉塊に覆われ、魔法陣の光る、その中心に佇んで眺めている。
召喚された時には何事かと思ったが、これは予定調和になるだろう。
此処の存在を知っている者たらオファーを受けているし、丁度良いだろうからな。
行動を進めよう。
俺は行動不能と化した全員の表情を見ながら、やっと断罪が出来る工程に至ったと思う。
そして次なる現象が床に片足や片腕を飲み込まれた者達を襲う。
先ず。
飲み込まれた身体の感覚だが、全く動かせない。しかし、皮膚感や衣類や鎧の感覚は残っている。
そして皮膚に接触してくる異物の感覚が、非常に凄まじい。
暖かく。柔らかく。不定形で。
纏わり付き、その範囲が広がり、多数同時多発で、一体化していくのが理解できる。
皮膚が一体化して神経と接触すると、自身の近くが広がっていく。
隣や後ろの視覚や感触が伝わってくるのだ。
実際ネイッザの後ろにいる者の視覚が流れ込み。思わず後ろを振り向いた自分の姿を視覚した。
その現象は広がり、連鎖し続けて、その場にいる者たち全員が一体化した感覚を得たのにそう時間は掛かって居なかった。
その中で。
ネイッザの居る場所に近づく者の動きを多数の視覚が捉えていた。
全く肉塊の影響を受ける事無く歩いてくる。
見るとその足元は宙に浮き、影響も干渉も無いのが判る。
それをひたすら見るだけの者達。
「贄と成り、糧と成るしかなくなった、英雄との名高いお前の無力となった今はどうだ?ネイッザ。・・・此処を穢した贖いを払え」
「何を・・・言っている。貴様は・・・一体・・・」
「何者かと問いたいなら答えてやろう。そして、絶望の淵に佇むといい」
「こ・・・んな事で・・・まだ・・・負けた・・・」
「負けたんだよ。お前はな」
睨むネイッザ。
「俺は。この大陸を創造した古の者。そしてネイッザよ、見込みがあるお前には罪の贖い、させてやろう」
「な・・・なんだと。・・・俺にさせる事なんぞ在る物か」
「一度死ね。再構築して、役目を与えるから、努力し、果たせ」
「・・・ど・・・どう言う・・・こ・・・と・・・」
肉塊は大きく蠢き魔法陣の輝きが溢れ、一瞬にしてこの場所が肉で満ち満ちて、扉を破壊して城内に溢れ出る。
召喚に用いた建造物を中心に、瞬く間に肉隗が広がり魔法陣が煌めき、その場にいた人々を巻き込んでいく。
城の中身が肉塊に覆われ、敷地にも及んだ所で奇妙な現象が起きた。
肉塊に飲まれない人の存在。
間違いなく選択している。
何故なら。肉塊に充満した城の勝手口から転がり出た複数の者が居たのだ。
そして証言が。
傍にいた物が飲み込まれ、何故か自分が助かった・・・と。
肉塊は城の壁や窓を破壊して外に噴出し、地面に落ちてそのまま肉塊の柱と化し、接地部から魔法陣が描かれて飲み込む人々を増やした。
それは城下町にも及び。如何なる手段か選り分けられる者。
もはや、行政機能も都市機能も不能状態と化し、都市グレートエルフはその存在を損なった。
異変がまだ続き、より異常を見せつける。
城は半分近くを肉塊に覆われ、街のかなりの規模を包まれているが、そこから黒い蒸気がゆらりと立ち昇った。
その煙は質量を伴い始めてグレートエルフの上空を占拠し、臓器の姿を採り出した。
更にそこからは雨の様に液体が降り注いで地上に魔法陣と肉塊を生じさせ、増殖を始める。
逃げ出す者たちはやがて大きな廻渦と化し、さほどの人数が退避していないだろうその時。
城は突然、沈下を始めた。
あっと言う間に城は地面から姿を消し。
そのまま周辺の地面を巻き込み。
陥没は広がりを見せて。
人々を巻き添えにしていく。
上空に有った肉塊と雲の融合体もその陥没に付き合って沈んだが、それで収まる事は無く、寧ろ穴と化した城跡から触手と化した腕を伸ばしてまだ足りぬとばかりに人々を捉えていった・・・。
そればかりか、触手が地面と接触した場所はそのまま、穴に飲み込まれて行き、都市の有った範囲自体を消そうとしているかの様であった。
実は飲み込まれた人々の中には肉塊から逃れ得た者も、決して少ない数では無かったが地面ごとの吸収には、さすがに成す術が無かった。
互いに助け合おうとし、両方共、虚しく飲み込まれ。或いは自分が助かろうと相手を突き飛ばしたが、範囲内の人々は皆、平等に失われて行った。
俺はそんな光景を、酷い現象の真っただ中に居て、見ていた。
凶悪な術を放ち、経緯を眺めている俺はいったい何者なのか・・・。
未だ身体は自分の物に戻って居ない。
創造をしたと自分の口が語ったが、そんな記憶など無い。そもそもそんな力なんてあるのか?
古の者?オールド・ワンか?なんだそれ・・・一体俺は何者なんだ。
周りの風景は酷い。
肉塊に飲み込まれて行く、いや、同化していく様々な工程の人間が目の前を通り過ぎて行く。
怨嗟の声が周囲に鳴り響く。
いや、その声は俺の思い過ごしなのか。
ここに地獄が在るって納得させられた。
しかしネイッザは強敵を得た認識で口角を上げていた。
「久しぶりの敵だ。それも手応えが有る」
と。
まあ、適役としては、お互い申し分は無いけどな。けど、アンタは償いをさせる。
先ずは、あっけなくやられるトコからだ。
「肉化」
床に魔法陣が描かれる。
渦巻き状の陣はこれまでこの大陸で発動した事の無い紋だ。
輝きは何処までも優しく、何所までもしつこい。覚悟するんだな。
ネイッザは今更何で魔法陣をと思った表情をしたが、魔法陣から出現した物体を見た時に非常に不愉快な面持ちに変わった。
それはそうだ。
そこには蠢く肉が魔法陣の上に乗っかっている。
白とピンク色。びくびく・うねうねと時々大きく跳ねるような動き、更に痙攣したかのような激しい蠢きが彼方此方で見られる。
生暖かい風がいつの間にか舞っている。
その風には生臭さが有る、血の匂いが・脂の匂いが・処理のされていないモツの香が周りに立ち込める。
その肉塊は蠢きつつ、わずかに移動をしている。
最初の位置、陣からはみ出すと新たに陣が輝き再び肉塊が生成される。
止まらぬ連鎖が繰り返され、屠殺部屋だった召喚の間は瞬く間に肉塊で床を埋め尽くされた。
もちろんそれだけではない。
既にこの空間内での魔法の行使は俺以外使用不可。
物理攻撃も立ち込めた臭気の中にある神経伝達物質の阻害効果でままならない。
行動が激しく制限されている状態に更に追い打ちが掛かる。
寧ろ、これからが本領発揮なのだ。
発光する魔法陣と蠢く肉塊は人の居る場所まで迫ってくる。
所々、床が見えてはいるが徐々に埋め尽くされて行っている。
そして。
人の居る床に魔法陣が到達して。
肉塊が染み出してくると。
いきなりネイッザは片足を取られた。
それまで、どうにか回避し続けていたが・・・。
見ると周りの兵や魔導士たちも片足や片腕を床に飲み込まれていた。
意思の在る者はその身を物理的に拘束する為に片方の足を床に落とされている様だ、意識が無いか死んでいる者らは床に落とされること無く肉塊が被さり、包み込まれて肉塊そのものへと変わっていく。
肉塊から衣服やら鎧やらが吐き出されてくる・・・いや滲み出されて来るのは、すでに一体化している証拠なのだろう。
ここまでか・・・。
幾らドライブバーを変えてドライブロッドの攻撃をしても、発動しなくなっていたので諦めつつあった。
範囲攻撃を主とした魔法陣か。
対個人や対魔物で複数を相手にしていたが、こんな得体の知れない魔法を直に相手にするとは。
ネイッザは想う。
出身地である名も無き小さな村。生まれ育った故郷。
あれだけ頑張って守っていたのに・・・。
政府の奴らがあっけなく潰しやがった。
何人かは辛うじて逃げ出させたが、間に合わなかった。
だから。
誓ったんだ。
チカラが無かった。なら、権力を得る為に何でもする、と。
どうにか手に入れた権力で上り詰めた。
それでも足りない・・・。
貴族の血筋の女が妻に来たが、あんな者共なんて人じゃ無ぇ。使い潰してやる。実際使い潰した。
最終的にはホムンクルスにした、道具らしく道具にしてやった。
まだ人だった頃に試した薬物と精神魔法と洗脳の魔道具の実験は最上の結果を齎したな。
肉塊に覆われ、魔法陣の光る、その中心に佇んで眺めている。
召喚された時には何事かと思ったが、これは予定調和になるだろう。
此処の存在を知っている者たらオファーを受けているし、丁度良いだろうからな。
行動を進めよう。
俺は行動不能と化した全員の表情を見ながら、やっと断罪が出来る工程に至ったと思う。
そして次なる現象が床に片足や片腕を飲み込まれた者達を襲う。
先ず。
飲み込まれた身体の感覚だが、全く動かせない。しかし、皮膚感や衣類や鎧の感覚は残っている。
そして皮膚に接触してくる異物の感覚が、非常に凄まじい。
暖かく。柔らかく。不定形で。
纏わり付き、その範囲が広がり、多数同時多発で、一体化していくのが理解できる。
皮膚が一体化して神経と接触すると、自身の近くが広がっていく。
隣や後ろの視覚や感触が伝わってくるのだ。
実際ネイッザの後ろにいる者の視覚が流れ込み。思わず後ろを振り向いた自分の姿を視覚した。
その現象は広がり、連鎖し続けて、その場にいる者たち全員が一体化した感覚を得たのにそう時間は掛かって居なかった。
その中で。
ネイッザの居る場所に近づく者の動きを多数の視覚が捉えていた。
全く肉塊の影響を受ける事無く歩いてくる。
見るとその足元は宙に浮き、影響も干渉も無いのが判る。
それをひたすら見るだけの者達。
「贄と成り、糧と成るしかなくなった、英雄との名高いお前の無力となった今はどうだ?ネイッザ。・・・此処を穢した贖いを払え」
「何を・・・言っている。貴様は・・・一体・・・」
「何者かと問いたいなら答えてやろう。そして、絶望の淵に佇むといい」
「こ・・・んな事で・・・まだ・・・負けた・・・」
「負けたんだよ。お前はな」
睨むネイッザ。
「俺は。この大陸を創造した古の者。そしてネイッザよ、見込みがあるお前には罪の贖い、させてやろう」
「な・・・なんだと。・・・俺にさせる事なんぞ在る物か」
「一度死ね。再構築して、役目を与えるから、努力し、果たせ」
「・・・ど・・・どう言う・・・こ・・・と・・・」
肉塊は大きく蠢き魔法陣の輝きが溢れ、一瞬にしてこの場所が肉で満ち満ちて、扉を破壊して城内に溢れ出る。
召喚に用いた建造物を中心に、瞬く間に肉隗が広がり魔法陣が煌めき、その場にいた人々を巻き込んでいく。
城の中身が肉塊に覆われ、敷地にも及んだ所で奇妙な現象が起きた。
肉塊に飲まれない人の存在。
間違いなく選択している。
何故なら。肉塊に充満した城の勝手口から転がり出た複数の者が居たのだ。
そして証言が。
傍にいた物が飲み込まれ、何故か自分が助かった・・・と。
肉塊は城の壁や窓を破壊して外に噴出し、地面に落ちてそのまま肉塊の柱と化し、接地部から魔法陣が描かれて飲み込む人々を増やした。
それは城下町にも及び。如何なる手段か選り分けられる者。
もはや、行政機能も都市機能も不能状態と化し、都市グレートエルフはその存在を損なった。
異変がまだ続き、より異常を見せつける。
城は半分近くを肉塊に覆われ、街のかなりの規模を包まれているが、そこから黒い蒸気がゆらりと立ち昇った。
その煙は質量を伴い始めてグレートエルフの上空を占拠し、臓器の姿を採り出した。
更にそこからは雨の様に液体が降り注いで地上に魔法陣と肉塊を生じさせ、増殖を始める。
逃げ出す者たちはやがて大きな廻渦と化し、さほどの人数が退避していないだろうその時。
城は突然、沈下を始めた。
あっと言う間に城は地面から姿を消し。
そのまま周辺の地面を巻き込み。
陥没は広がりを見せて。
人々を巻き添えにしていく。
上空に有った肉塊と雲の融合体もその陥没に付き合って沈んだが、それで収まる事は無く、寧ろ穴と化した城跡から触手と化した腕を伸ばしてまだ足りぬとばかりに人々を捉えていった・・・。
そればかりか、触手が地面と接触した場所はそのまま、穴に飲み込まれて行き、都市の有った範囲自体を消そうとしているかの様であった。
実は飲み込まれた人々の中には肉塊から逃れ得た者も、決して少ない数では無かったが地面ごとの吸収には、さすがに成す術が無かった。
互いに助け合おうとし、両方共、虚しく飲み込まれ。或いは自分が助かろうと相手を突き飛ばしたが、範囲内の人々は皆、平等に失われて行った。
俺はそんな光景を、酷い現象の真っただ中に居て、見ていた。
凶悪な術を放ち、経緯を眺めている俺はいったい何者なのか・・・。
未だ身体は自分の物に戻って居ない。
創造をしたと自分の口が語ったが、そんな記憶など無い。そもそもそんな力なんてあるのか?
古の者?オールド・ワンか?なんだそれ・・・一体俺は何者なんだ。
周りの風景は酷い。
肉塊に飲み込まれて行く、いや、同化していく様々な工程の人間が目の前を通り過ぎて行く。
怨嗟の声が周囲に鳴り響く。
いや、その声は俺の思い過ごしなのか。
ここに地獄が在るって納得させられた。
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