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亜空間「箱庭」異譚
箱庭行脚 第伍話
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翌日の早朝。
まだ暗い頃に出発した。
この直前にまた呼ばれていて、今度はミッチーも同席(?)していた。
内容は今回の対応として、ミッチーの能力開放の許可とその知識の伝達。必要のある場合に限り、全開放での戦闘を許可。
どうも守護者の竜は非常にイレギュラー且つ危険度マックスな状態異常で、システム上のクライシスを覚悟しなければならないほどの状況に陥っているらしい。
今までは眠っている時だったから・・・。
目が覚めている状態での会見(?)は初めてだったので驚いた。
どうも別空間に時間をずらして移しているらしい。
それに彼女のワース・システムにも。
軽装から重装まで、鎧としての可変機能。それが固有の能力。
最も軽装だと通常の服と外見上見分けが付かない。
最大の重装だと、小説やSFで馴染みの有る装甲機動服と同等で外見は二足歩行の兵器まで変化できる。
共通して耐熱・抗圧力・衝撃吸収を担い、対生物・放射線・毒物機能で装着者を保護する。
同時に機動力を向上させるために魔法のみならず炸裂剤を用いた方向・姿勢制御を行える。
宇宙空間や太陽表面や大深度海底での活動を可能にしている異常な保護・戦闘服だ。
あくまでも使用者保護が目的の鎧なのだが、対戦車どころでは無い性能を持っている。
説明を一方的に聞いて元の位置に返された。
作戦は始まり、強行軍で移動を一日で終わらさせる。
通常なら二日では着かない、宿泊と休憩を考えると三日の距離になるそうだ。
その為、屈強な馬車が用意され、途中の休憩所や中継点で馬の交換や馬車のメンテナンス、予備との入れ替えを行った。
警護部隊も別途用意されて、参加者の負担を可能な限り軽くしている。
物々しくも粛々と用意された馬車に参加者が乗り込んでいく。
凄い眺めだ。
まるで軍隊だ。
違うのは服装が統一されていない・・・。年齢もだ。
見送る人は一定の距離から近づけない様、警備のギルド員やその役目を請け負ったらしい冒険者らが警備をしていた。
決意を湛えた眼差しの冒険者とその人達を送り出す人達も表情は引き締まっていた。
もしかしたら、最後の機会になるかも知れないから。
無言で神妙な雰囲気の中、緊張感に包まれて移動したが、幸い大きなトラブルは起きず助かった。
まあ、小競合いは有ったけど。
遂に現場に到着した。
そこは更地でかなり広く、居住地などからはかなりの距離が開いていた。
又、付近の住民や施設などは立ち退きや避難が徹底されていて、遠慮のない大規模戦闘を行える様に配慮されていた。
道中で至る所に在った、どう見ても金属製のL地アングルを組んだ太陽光発電パネルか看板の様な構造物が気になってダマさんに尋ねた。
「ああ、これはね、物理・魔法の迎撃装備なんだよ。大きいよね」
何種類かが有った。物によってはどうみても対空迎撃ミサイルにしか見えない物も有った。
どうも板状のはレーダー的な役割では無く高指向性の功撃魔法を飛ばす装置らしい。
ミサイルに見えたのも巨大な矢で有り、攻城兵器として発展したバリスタや投石機の一種なんだそうだ。
火薬や魔法を仕込めるそうで、やっぱりミサイルかロケットだと思う。
開発や研究には時間が掛かって居るだろうから、普段からの備えなんだろうと思う。
ただ、相手が大型の魔獣だけでなく同じ人同士でも使える仕様であるだけで。
ずらっと円形に配置されて、中央にはでかい岩山が存在していた。
オーストラリアの一枚岩が近いと思う。
サイズ的にはドーム球場くらいだろうか。
この岩山。魔法で天然の巨大な岩を転移させて色々な魔法をかけて在るんだそうだ。
特に封印と弱体化が多重に施されている。
それだけじゃ無く。
中央に小さい空洞を設けて拡張魔法と空間魔法で大きな岩で出来たカマクラみたいにドームにしている。
そこに繋がる道も設けられていて、そこから中に入る予定だ。
しかも幾つかの角度で空にも向かって穴が開いていて、そこから脱出したり、観察したり、或いは攻撃がかけられる様にしてあるんだそう。
「まるで拷問部屋だな」
「うん、まさにそうだね」
「これが守護者に対する仕打ちでしょうか」
「残念だが今の守護者は余りに無残な状態なんだ」
「え?」
「これから、それを見る事になるんだ。今までは上から見ていたそうで、その状況がつぶさに見て取れたんだ」
「それは・・・一体」
「あらかじめ言っておくよ下からだとはっきり見え難いんだ」
下からだと・・・見え難い?
「頭部にかなりの破損が有るんだ」
「え!」
破損って。
「竜属種・・・特に守護者なんかじゃ無ければ死んでいただろうダメージさ」
「でも、それは、かえって・・・」
「そう。普通の魔獣だったら死んだか消滅して苦しみも終わっていたはずなんだ」
「酷い・・・なんで」
「だから終わらせてやろう。もし、失敗しても封印出来る様にさせてあるんだ」
「封印って」
「利用価値だけにして道具に堕とす。その仕掛けがこの岩山なんだよ」
封印は拡張魔法を解除するか破壊される事で発動される。
魔法を解除すると潰せるように、と。
守護者としての存在を維持しつつ、害悪の根源とさせない配慮と、万が一の時の撲滅が可能な施設なんだとか。
竜のサイズより大きな構造だが、中央の空洞は握りこぶし程度。
圧縮が起きた時に竜のコアが封じられる為のもの。
実際のサイズは恐らく一メートル位だと予想されていて物理的に肉体が圧縮された後、封印する圧力を与える為の対比率から割り出した大きさの空洞との事。
それは守護者の魂をこの地に道具として封印し、人の為に利用する事のみの存在に貶める事。
さすがにダマさんは魔法を極めているだけあって詳しかった。
ああ、彼は違うと願っていたのに・・・。
笑顔で言った。
しかし悩ましいな、ダマさん達のチームが言われた通りの相手なら、相手をしなければならない。
親切な人達だと考えているとちょっと対応が遅れるだろう、だとすると強制干渉が始まる可能性が出て来る。
どんな方法で出るのか・・・、ネイッザの時みたいになるのだろうか?
けど、まだその判断をするのは早いだろう。
もしその時が来て、必要なら俺が決心すれば・・・うん。無力化しよう。
そして、守護者の処遇だ。
酷いダメージ。
治せるものなら癒してやりたい。
出来るか判らないけど。
だって傷ついた魂を癒すべく造られた場所の守護者なのだから。
もう一つ。
竜の騎士と竜の騎士の証についてまだ何も知らされていない。
どんな関連があるのか・・・。
第一陣の突入班として俺の居るチームが選ばれた。
元々のメンバーに増員が行われた。
ここでダマさんのチームを紹介しておこう。
リーダーは大柄で筋肉質のつぶらな目をした熊のイメージの男性冒険者。
ハワード・ウィリスさん。年齢は27才、結構若いので驚いた。
以前は大きなチームのサブリーダーまで上り詰めた実力者だ。
その実力故、独立を促されて今に至る。
片手剣、槍の使い手で体格を利用しての盾役も熟す。
身体の弱い姉と大工をしている父が居るそうだ。
サブリーダーがベルベルことベルダン・ベルガーだ。
気に入った人じゃ無いとベルベルと言わせないそうだ。
24才。ハワードさんと共に独立したチームメイト。
背が高くて豪快な人だけどかなり手先が器用で罠とか仕掛けを作って戦う、意外だ。
両手剣使いでパワーファイターっぷりは見た目で想像できるけどね。
斥候役を担っているのが、フィリップ・ブライトさん。
西洋人的な二人と違って日本人的。転移者の子孫らしい。
子が出来るんだ。
25才、小柄な体格で素早くまるで忍者だ。
実は魔法剣士で隠蔽術が得意。ますます忍者だよ。
もう一人大柄な人がいて、元々は貴族だそう。
22才のクラフト・リーブ・ハーベストさん。
少し変わったメイスに近い打撃武器を得意としていて、なんていうか・・・デカいドワーフな人だ。
結構伸びた無精髭がトレードマークなんだけど、ちゃんと剃って身綺麗にするといかにも貴族然となるんだって。
さすがだな。
ここに追加で俺が入る。
そして増員が三名。
二人は魔法を主に使う冒険者、一人は足が速くて魔道具で身を守っている情報伝達を任務としている軍隊・・・いや騎士団の人。
攻撃と防御が出来る兄のリーフ・リジッドさんと、防御専門のコイル・リジッドさん。
騎士団員のツインビーム・トラクションさん。
三人とも29才。
第一陣は同時に三班が突入。
ふた班が地上から直角に交わる角度で穴に入る。
ひと班だけ上から入る。これが俺達だ。
つまり、守護者のダメージを直に目にするんだ。
まだ暗い頃に出発した。
この直前にまた呼ばれていて、今度はミッチーも同席(?)していた。
内容は今回の対応として、ミッチーの能力開放の許可とその知識の伝達。必要のある場合に限り、全開放での戦闘を許可。
どうも守護者の竜は非常にイレギュラー且つ危険度マックスな状態異常で、システム上のクライシスを覚悟しなければならないほどの状況に陥っているらしい。
今までは眠っている時だったから・・・。
目が覚めている状態での会見(?)は初めてだったので驚いた。
どうも別空間に時間をずらして移しているらしい。
それに彼女のワース・システムにも。
軽装から重装まで、鎧としての可変機能。それが固有の能力。
最も軽装だと通常の服と外見上見分けが付かない。
最大の重装だと、小説やSFで馴染みの有る装甲機動服と同等で外見は二足歩行の兵器まで変化できる。
共通して耐熱・抗圧力・衝撃吸収を担い、対生物・放射線・毒物機能で装着者を保護する。
同時に機動力を向上させるために魔法のみならず炸裂剤を用いた方向・姿勢制御を行える。
宇宙空間や太陽表面や大深度海底での活動を可能にしている異常な保護・戦闘服だ。
あくまでも使用者保護が目的の鎧なのだが、対戦車どころでは無い性能を持っている。
説明を一方的に聞いて元の位置に返された。
作戦は始まり、強行軍で移動を一日で終わらさせる。
通常なら二日では着かない、宿泊と休憩を考えると三日の距離になるそうだ。
その為、屈強な馬車が用意され、途中の休憩所や中継点で馬の交換や馬車のメンテナンス、予備との入れ替えを行った。
警護部隊も別途用意されて、参加者の負担を可能な限り軽くしている。
物々しくも粛々と用意された馬車に参加者が乗り込んでいく。
凄い眺めだ。
まるで軍隊だ。
違うのは服装が統一されていない・・・。年齢もだ。
見送る人は一定の距離から近づけない様、警備のギルド員やその役目を請け負ったらしい冒険者らが警備をしていた。
決意を湛えた眼差しの冒険者とその人達を送り出す人達も表情は引き締まっていた。
もしかしたら、最後の機会になるかも知れないから。
無言で神妙な雰囲気の中、緊張感に包まれて移動したが、幸い大きなトラブルは起きず助かった。
まあ、小競合いは有ったけど。
遂に現場に到着した。
そこは更地でかなり広く、居住地などからはかなりの距離が開いていた。
又、付近の住民や施設などは立ち退きや避難が徹底されていて、遠慮のない大規模戦闘を行える様に配慮されていた。
道中で至る所に在った、どう見ても金属製のL地アングルを組んだ太陽光発電パネルか看板の様な構造物が気になってダマさんに尋ねた。
「ああ、これはね、物理・魔法の迎撃装備なんだよ。大きいよね」
何種類かが有った。物によってはどうみても対空迎撃ミサイルにしか見えない物も有った。
どうも板状のはレーダー的な役割では無く高指向性の功撃魔法を飛ばす装置らしい。
ミサイルに見えたのも巨大な矢で有り、攻城兵器として発展したバリスタや投石機の一種なんだそうだ。
火薬や魔法を仕込めるそうで、やっぱりミサイルかロケットだと思う。
開発や研究には時間が掛かって居るだろうから、普段からの備えなんだろうと思う。
ただ、相手が大型の魔獣だけでなく同じ人同士でも使える仕様であるだけで。
ずらっと円形に配置されて、中央にはでかい岩山が存在していた。
オーストラリアの一枚岩が近いと思う。
サイズ的にはドーム球場くらいだろうか。
この岩山。魔法で天然の巨大な岩を転移させて色々な魔法をかけて在るんだそうだ。
特に封印と弱体化が多重に施されている。
それだけじゃ無く。
中央に小さい空洞を設けて拡張魔法と空間魔法で大きな岩で出来たカマクラみたいにドームにしている。
そこに繋がる道も設けられていて、そこから中に入る予定だ。
しかも幾つかの角度で空にも向かって穴が開いていて、そこから脱出したり、観察したり、或いは攻撃がかけられる様にしてあるんだそう。
「まるで拷問部屋だな」
「うん、まさにそうだね」
「これが守護者に対する仕打ちでしょうか」
「残念だが今の守護者は余りに無残な状態なんだ」
「え?」
「これから、それを見る事になるんだ。今までは上から見ていたそうで、その状況がつぶさに見て取れたんだ」
「それは・・・一体」
「あらかじめ言っておくよ下からだとはっきり見え難いんだ」
下からだと・・・見え難い?
「頭部にかなりの破損が有るんだ」
「え!」
破損って。
「竜属種・・・特に守護者なんかじゃ無ければ死んでいただろうダメージさ」
「でも、それは、かえって・・・」
「そう。普通の魔獣だったら死んだか消滅して苦しみも終わっていたはずなんだ」
「酷い・・・なんで」
「だから終わらせてやろう。もし、失敗しても封印出来る様にさせてあるんだ」
「封印って」
「利用価値だけにして道具に堕とす。その仕掛けがこの岩山なんだよ」
封印は拡張魔法を解除するか破壊される事で発動される。
魔法を解除すると潰せるように、と。
守護者としての存在を維持しつつ、害悪の根源とさせない配慮と、万が一の時の撲滅が可能な施設なんだとか。
竜のサイズより大きな構造だが、中央の空洞は握りこぶし程度。
圧縮が起きた時に竜のコアが封じられる為のもの。
実際のサイズは恐らく一メートル位だと予想されていて物理的に肉体が圧縮された後、封印する圧力を与える為の対比率から割り出した大きさの空洞との事。
それは守護者の魂をこの地に道具として封印し、人の為に利用する事のみの存在に貶める事。
さすがにダマさんは魔法を極めているだけあって詳しかった。
ああ、彼は違うと願っていたのに・・・。
笑顔で言った。
しかし悩ましいな、ダマさん達のチームが言われた通りの相手なら、相手をしなければならない。
親切な人達だと考えているとちょっと対応が遅れるだろう、だとすると強制干渉が始まる可能性が出て来る。
どんな方法で出るのか・・・、ネイッザの時みたいになるのだろうか?
けど、まだその判断をするのは早いだろう。
もしその時が来て、必要なら俺が決心すれば・・・うん。無力化しよう。
そして、守護者の処遇だ。
酷いダメージ。
治せるものなら癒してやりたい。
出来るか判らないけど。
だって傷ついた魂を癒すべく造られた場所の守護者なのだから。
もう一つ。
竜の騎士と竜の騎士の証についてまだ何も知らされていない。
どんな関連があるのか・・・。
第一陣の突入班として俺の居るチームが選ばれた。
元々のメンバーに増員が行われた。
ここでダマさんのチームを紹介しておこう。
リーダーは大柄で筋肉質のつぶらな目をした熊のイメージの男性冒険者。
ハワード・ウィリスさん。年齢は27才、結構若いので驚いた。
以前は大きなチームのサブリーダーまで上り詰めた実力者だ。
その実力故、独立を促されて今に至る。
片手剣、槍の使い手で体格を利用しての盾役も熟す。
身体の弱い姉と大工をしている父が居るそうだ。
サブリーダーがベルベルことベルダン・ベルガーだ。
気に入った人じゃ無いとベルベルと言わせないそうだ。
24才。ハワードさんと共に独立したチームメイト。
背が高くて豪快な人だけどかなり手先が器用で罠とか仕掛けを作って戦う、意外だ。
両手剣使いでパワーファイターっぷりは見た目で想像できるけどね。
斥候役を担っているのが、フィリップ・ブライトさん。
西洋人的な二人と違って日本人的。転移者の子孫らしい。
子が出来るんだ。
25才、小柄な体格で素早くまるで忍者だ。
実は魔法剣士で隠蔽術が得意。ますます忍者だよ。
もう一人大柄な人がいて、元々は貴族だそう。
22才のクラフト・リーブ・ハーベストさん。
少し変わったメイスに近い打撃武器を得意としていて、なんていうか・・・デカいドワーフな人だ。
結構伸びた無精髭がトレードマークなんだけど、ちゃんと剃って身綺麗にするといかにも貴族然となるんだって。
さすがだな。
ここに追加で俺が入る。
そして増員が三名。
二人は魔法を主に使う冒険者、一人は足が速くて魔道具で身を守っている情報伝達を任務としている軍隊・・・いや騎士団の人。
攻撃と防御が出来る兄のリーフ・リジッドさんと、防御専門のコイル・リジッドさん。
騎士団員のツインビーム・トラクションさん。
三人とも29才。
第一陣は同時に三班が突入。
ふた班が地上から直角に交わる角度で穴に入る。
ひと班だけ上から入る。これが俺達だ。
つまり、守護者のダメージを直に目にするんだ。
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