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箱庭異端 終章
終章3回
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あの手の化け物はその後出現しない。
召喚陣と思しき天井に存在していた”の”の文字が消失した事も原因だろうし、本来は俺の守護をあの教室内に限定しての術式だったからだろう。
ああ、カンだけど。恐らく間違っていないだろうな。
もうこれからは必要が無いって認識しているんだからな。
龍八さんとは尋問を兼ねた事情聴取と世間話をした。
同時進行の検疫で十回は体中の垢をいろんな方法で落とされて、使っていた紙の着物も使い捨てて、着ていた制服なんかは色んな分析に回されて、二度と手元には来ないそうだ。
今は家から持って来てくれた私服に包まれていて、実はホッとしていた。
ただ、カルテットの存在が消えているのが気にかかる。
記録や写真に記憶も・・・。
知っている筈の人達の思い出がまるきり消えている、写真や映像等一切が・・・物理的に・・・。
ただ、オリジナルを知っている俺からすれば、加工のされた映像なので、意図して行われたんだろうし、その事を実行したのは・・・彼女自身だろう。
検疫は無事パス。
しかし、暫くは監視と行動範囲の限定が言い渡された。
仕方が無い。
世間話の中で気に掛かる事が。
俺の住む町の近くに十石町が有るんだが。
さほど大きくは無くて、めぼしい特産も無く、何代も続く農業の人が多い。
そこで起きた連続人身事故。
異常な目撃証言。
発見されたのは夥しい血液の跡と、不可解な人体の一部。それに目撃情報。
「黒い犬らしい四足歩行のケモノに喰われた」
犬ではないそうだ。
黒くてまるで影が実態になったかの姿で、ガラスの様な眼をして瞬きをせず、犬なのに口を開けて体温調節をしない。
無表情で、食人の時には前肢の向きが自分に向けていた・・・つまり、犬なら腱で固められている掌が、猫の様に・・・或いは人と同じに稼働した?
犬は機能を絞って特化した社会性の動物。
猫の様に、単独での狩りにふさわしい機能に恵まれたが故に繊細さで相殺され、人に飼われる事で存在意義さえ齎した方向性とは逆に。
群れを作って行動し、連携の為に順位が有って一つの意思で幾つもの個体が同時に連携して行動する。
昆虫で蟻や蜂でも行われるし、少し異なるが飛行中の鳥の群れや水中を群れで泳ぐ魚達も同様、水牛等の草食動物でもだ。
個々が連携して全体で一個の生命体で発現する。その脅威度は進行中の速い速度の群れが障害物を避ける行動に極まるだろう。
なにしろ群れを分断する様な木や岩や人なんかを避けて再び合流するのだから。
その為に。
ボスの存在が不可欠、居なければ自分がボスとして群れを守る様に思考する・・・たとえペットだと定義されていても。
有りは走る事と穴が掘れて疲れない様に特化して・・・汗をかかない様になったので口を開けて体温を調整する・・・視覚に頼り過ぎず嗅覚と聴覚を発達させ・・・三次元の立体行動を連携して行えるべく三次元の方位認識を自身の前後左右の延長線上に仮想の認識を持っていつでも切り替えられる。
何気に最強種。
その犬では無い、謎の存在か。
まあさすがに記憶には無い。けど。
自信が無かったりする。
この話をしてきた理由。
同時に目撃されたこの学校生徒。
それは少女であり、知り合いだからだ。
最後に見たのは何時だったか・・・。
突然に生活態度が激変して、謂れが無いとは思えない悪評が広まっていった。
幼い頃、一緒に遊んだ頃の彼女はそんな人格では無かった・・・ハズだ。
目撃された初期の情報では単にそぐわない地域や場所でのもので、品行にうるさい保護者会からはかなり問題視されていた。
余りに頻繁な目撃と振る舞いが大きく取沙汰されたが、それを超える話題が件の黒い犬騒ぎで、しかも彼女が関連しているらしい一致がより深刻化させていった。
彼女が或る日を境に突如として買春かそれに近い行動を始めた。
犬の目撃が広まったのはそれより後の時期だが、かなり当初から目にされていた事が判り、どうも犬との接触が起因で行動の変化が表れたと思われる。
彼女の行動自体より、その後に起きる犬による食人が脅威なのだ。
対象は間違いなく彼女の身体を楽しんだ男で間違いないらしい。
なら、彼女の拘束・保護が犬の食人抑制になるだろう。
同時に捕獲・処理が可能に成り得る。
問題は。
その犬、本当に犬なのか?・・・イヌ科の動物と言うよりも生物なのか?・・・恐ろしい情報が得られている。
犬の姿のまま、直立二足歩行や梯子を登ったそうだ、つまり前足で水平の丸棒を掴んだことになる。
他にもビルの屋上や駐車場などの平面での加速してからの跳躍で異常な距離を「滑走」したとか、咬み切る力は金属や樹脂、ゴムなども全く抵抗感が見られずあっさりと綺麗に決断されていた等。
これらは数回、追い詰め、鹵獲すべく大規模な作戦を発動させた結果。
集団で視点の異なる複数の証言は危険度をひたすら上げていった。
しかし。
俺にどうしろと?
囮にしかならないぞ?
させるのはどうなのさ・・・。
まずいでしょ。
まあ、知らない相手じゃないし、説得しろとかなら協力してやっても吝かじゃないが。
心配だしな・・・。
その頃。
ラブホテルから出た少女がフラっと外の雑踏に紛れて行った。
男がチェックアウトをしないのを不審に感じた従業員が確認した時、無残に食い散らされた恐らく人だろう残骸が有った。
手首とか足首とか人以外では思えない物体とか半分残った顔とか、目撃した従業員は恐慌状態になったがすぐに静かになった。
そこには黒い犬らしき姿をした「者」が胡坐をかいて頭部だけの物体を片手で掴んで中身を啜り、反対の手で掴んでいる赤い肉らしい物体を潰して全身を赤く染めたのだから。
そう、気絶したのだ。
幸いだった、その後にこの部屋は二体分のヒトらしき残骸と血液に塗れていたのだから。
少女は覚束ない足取りで人の通りが少ない道を歩き、子供の頃から何回も来ていた公園に辿り着いた。
誰も居ない公園。
時間も遅いせいだが、何か誰からも近づけさせない雰囲気が満ちていた。
ブランコに座り込む。
子供用のそれはとても低い位置に腰が落ち着く。
深いため息。
何度も何度も・・・。
やがて低く・・・か細い・・・嗚咽が零れ出す。
微かに、こんな事とか、何でとか、呟きが聞こえて来る。
彼女は思い出す。
かなり前。
ここで黒犬と出会った事を。
それは、草むらからわずかに聞こえる慟哭の様な声を聴こえて傍に寄ったのが始まり。
衝撃な光景だった。
服装がかなり乱された女性が仰向けに倒れ・・・いや寝ていた。背中には何か敷かれていたから。
その上に覆いかぶさる男性。筋肉質なのが判る上体は反り上げて顔は上を仰いでいる、下半身は下着ごと膝まで下ろされていて今は痙攣をしている。
状況的には青姦なのだが、異常さがそれを上書きしている。
男性は声は二度と出せまい。
対して女性は恍惚としている。
いやおかしい、悲鳴くらい上げろよ・・・彼女は突っ込んだ。
何故なら。
男性の首には牙が刺さり何か啜る音が密やかに聞こえている。
牙の持ち主は黒い犬・・・っぽい何か。
何しろ後頭部と肩を犬の前足とは思えない形状の手が掴んでいるのだから。
見方によってはディープキスをしている黒服のヒトにも見えなくもないが。
時々鮮血を迸して犬と女性を赤く染め上げて行く。
この光景は現実感を奪い・・・恐怖さえ薄めて逃げ出す機会を失わせた。
どれだけ時間が経ったのか。
かなりの時間が経過したのか、或いは男性の捕食時間は少なくて済むのか、胴体内部を食い尽くされて皮一枚で繋がっていた頭部がゆっくりと地面に落ちてその引き攣った表情を曝し、やっと正気に戻った。
逃げるべく身体を動かそうとするが。
すでに彼女の身体の自由は犯されていたらしい。
犬はいつの間にか姿を消していた。
そして寝ていた女性は恍惚の表情のままいまだ結合している状態の男性の残骸を無造作に退かして立ち上がる。
その動きで体内に絞り出された体液が結構な勢いで地面に排出された。
「凄い量だな」
彼女は現実逃避もあるのかそんな事を思っていたが、立ち上がった女性は片足から脱げたハイヒールを気にもせずに歩いて来るのを見て悲鳴を上げた。
しかし声は外には出ておらず、歪な呼吸音か擦れた咳くらいしか聞こえてこなかった。
まざまざと女性を見る。
セミロングで乱れてはいるがしっかりとしたビジネススーツを着ている、下半身は丸出しだが。
メガネの似合う知的美人か・・・やり手のキャリアウーマンだ・・・けど今は不気味な笑顔を貼り付かせた壊れた人形がもっとも合っているだろう。
女性は手を伸ばして、いつの間にか地面にへたり込んでいた彼女の頬に触れる。
そして。
「やっと私の番が終わる・・・次は頑張ってもいいかもね」
その呟きは恐怖以外を感じられなかった。
彼女はそれを最後に女性の姿と男性の遺体を見ていない。
気を失ったのではなく、目を背けたのでもなく、彼女は別の空間か部屋に正座して誰かと会話をしょうとしていた。
召喚陣と思しき天井に存在していた”の”の文字が消失した事も原因だろうし、本来は俺の守護をあの教室内に限定しての術式だったからだろう。
ああ、カンだけど。恐らく間違っていないだろうな。
もうこれからは必要が無いって認識しているんだからな。
龍八さんとは尋問を兼ねた事情聴取と世間話をした。
同時進行の検疫で十回は体中の垢をいろんな方法で落とされて、使っていた紙の着物も使い捨てて、着ていた制服なんかは色んな分析に回されて、二度と手元には来ないそうだ。
今は家から持って来てくれた私服に包まれていて、実はホッとしていた。
ただ、カルテットの存在が消えているのが気にかかる。
記録や写真に記憶も・・・。
知っている筈の人達の思い出がまるきり消えている、写真や映像等一切が・・・物理的に・・・。
ただ、オリジナルを知っている俺からすれば、加工のされた映像なので、意図して行われたんだろうし、その事を実行したのは・・・彼女自身だろう。
検疫は無事パス。
しかし、暫くは監視と行動範囲の限定が言い渡された。
仕方が無い。
世間話の中で気に掛かる事が。
俺の住む町の近くに十石町が有るんだが。
さほど大きくは無くて、めぼしい特産も無く、何代も続く農業の人が多い。
そこで起きた連続人身事故。
異常な目撃証言。
発見されたのは夥しい血液の跡と、不可解な人体の一部。それに目撃情報。
「黒い犬らしい四足歩行のケモノに喰われた」
犬ではないそうだ。
黒くてまるで影が実態になったかの姿で、ガラスの様な眼をして瞬きをせず、犬なのに口を開けて体温調節をしない。
無表情で、食人の時には前肢の向きが自分に向けていた・・・つまり、犬なら腱で固められている掌が、猫の様に・・・或いは人と同じに稼働した?
犬は機能を絞って特化した社会性の動物。
猫の様に、単独での狩りにふさわしい機能に恵まれたが故に繊細さで相殺され、人に飼われる事で存在意義さえ齎した方向性とは逆に。
群れを作って行動し、連携の為に順位が有って一つの意思で幾つもの個体が同時に連携して行動する。
昆虫で蟻や蜂でも行われるし、少し異なるが飛行中の鳥の群れや水中を群れで泳ぐ魚達も同様、水牛等の草食動物でもだ。
個々が連携して全体で一個の生命体で発現する。その脅威度は進行中の速い速度の群れが障害物を避ける行動に極まるだろう。
なにしろ群れを分断する様な木や岩や人なんかを避けて再び合流するのだから。
その為に。
ボスの存在が不可欠、居なければ自分がボスとして群れを守る様に思考する・・・たとえペットだと定義されていても。
有りは走る事と穴が掘れて疲れない様に特化して・・・汗をかかない様になったので口を開けて体温を調整する・・・視覚に頼り過ぎず嗅覚と聴覚を発達させ・・・三次元の立体行動を連携して行えるべく三次元の方位認識を自身の前後左右の延長線上に仮想の認識を持っていつでも切り替えられる。
何気に最強種。
その犬では無い、謎の存在か。
まあさすがに記憶には無い。けど。
自信が無かったりする。
この話をしてきた理由。
同時に目撃されたこの学校生徒。
それは少女であり、知り合いだからだ。
最後に見たのは何時だったか・・・。
突然に生活態度が激変して、謂れが無いとは思えない悪評が広まっていった。
幼い頃、一緒に遊んだ頃の彼女はそんな人格では無かった・・・ハズだ。
目撃された初期の情報では単にそぐわない地域や場所でのもので、品行にうるさい保護者会からはかなり問題視されていた。
余りに頻繁な目撃と振る舞いが大きく取沙汰されたが、それを超える話題が件の黒い犬騒ぎで、しかも彼女が関連しているらしい一致がより深刻化させていった。
彼女が或る日を境に突如として買春かそれに近い行動を始めた。
犬の目撃が広まったのはそれより後の時期だが、かなり当初から目にされていた事が判り、どうも犬との接触が起因で行動の変化が表れたと思われる。
彼女の行動自体より、その後に起きる犬による食人が脅威なのだ。
対象は間違いなく彼女の身体を楽しんだ男で間違いないらしい。
なら、彼女の拘束・保護が犬の食人抑制になるだろう。
同時に捕獲・処理が可能に成り得る。
問題は。
その犬、本当に犬なのか?・・・イヌ科の動物と言うよりも生物なのか?・・・恐ろしい情報が得られている。
犬の姿のまま、直立二足歩行や梯子を登ったそうだ、つまり前足で水平の丸棒を掴んだことになる。
他にもビルの屋上や駐車場などの平面での加速してからの跳躍で異常な距離を「滑走」したとか、咬み切る力は金属や樹脂、ゴムなども全く抵抗感が見られずあっさりと綺麗に決断されていた等。
これらは数回、追い詰め、鹵獲すべく大規模な作戦を発動させた結果。
集団で視点の異なる複数の証言は危険度をひたすら上げていった。
しかし。
俺にどうしろと?
囮にしかならないぞ?
させるのはどうなのさ・・・。
まずいでしょ。
まあ、知らない相手じゃないし、説得しろとかなら協力してやっても吝かじゃないが。
心配だしな・・・。
その頃。
ラブホテルから出た少女がフラっと外の雑踏に紛れて行った。
男がチェックアウトをしないのを不審に感じた従業員が確認した時、無残に食い散らされた恐らく人だろう残骸が有った。
手首とか足首とか人以外では思えない物体とか半分残った顔とか、目撃した従業員は恐慌状態になったがすぐに静かになった。
そこには黒い犬らしき姿をした「者」が胡坐をかいて頭部だけの物体を片手で掴んで中身を啜り、反対の手で掴んでいる赤い肉らしい物体を潰して全身を赤く染めたのだから。
そう、気絶したのだ。
幸いだった、その後にこの部屋は二体分のヒトらしき残骸と血液に塗れていたのだから。
少女は覚束ない足取りで人の通りが少ない道を歩き、子供の頃から何回も来ていた公園に辿り着いた。
誰も居ない公園。
時間も遅いせいだが、何か誰からも近づけさせない雰囲気が満ちていた。
ブランコに座り込む。
子供用のそれはとても低い位置に腰が落ち着く。
深いため息。
何度も何度も・・・。
やがて低く・・・か細い・・・嗚咽が零れ出す。
微かに、こんな事とか、何でとか、呟きが聞こえて来る。
彼女は思い出す。
かなり前。
ここで黒犬と出会った事を。
それは、草むらからわずかに聞こえる慟哭の様な声を聴こえて傍に寄ったのが始まり。
衝撃な光景だった。
服装がかなり乱された女性が仰向けに倒れ・・・いや寝ていた。背中には何か敷かれていたから。
その上に覆いかぶさる男性。筋肉質なのが判る上体は反り上げて顔は上を仰いでいる、下半身は下着ごと膝まで下ろされていて今は痙攣をしている。
状況的には青姦なのだが、異常さがそれを上書きしている。
男性は声は二度と出せまい。
対して女性は恍惚としている。
いやおかしい、悲鳴くらい上げろよ・・・彼女は突っ込んだ。
何故なら。
男性の首には牙が刺さり何か啜る音が密やかに聞こえている。
牙の持ち主は黒い犬・・・っぽい何か。
何しろ後頭部と肩を犬の前足とは思えない形状の手が掴んでいるのだから。
見方によってはディープキスをしている黒服のヒトにも見えなくもないが。
時々鮮血を迸して犬と女性を赤く染め上げて行く。
この光景は現実感を奪い・・・恐怖さえ薄めて逃げ出す機会を失わせた。
どれだけ時間が経ったのか。
かなりの時間が経過したのか、或いは男性の捕食時間は少なくて済むのか、胴体内部を食い尽くされて皮一枚で繋がっていた頭部がゆっくりと地面に落ちてその引き攣った表情を曝し、やっと正気に戻った。
逃げるべく身体を動かそうとするが。
すでに彼女の身体の自由は犯されていたらしい。
犬はいつの間にか姿を消していた。
そして寝ていた女性は恍惚の表情のままいまだ結合している状態の男性の残骸を無造作に退かして立ち上がる。
その動きで体内に絞り出された体液が結構な勢いで地面に排出された。
「凄い量だな」
彼女は現実逃避もあるのかそんな事を思っていたが、立ち上がった女性は片足から脱げたハイヒールを気にもせずに歩いて来るのを見て悲鳴を上げた。
しかし声は外には出ておらず、歪な呼吸音か擦れた咳くらいしか聞こえてこなかった。
まざまざと女性を見る。
セミロングで乱れてはいるがしっかりとしたビジネススーツを着ている、下半身は丸出しだが。
メガネの似合う知的美人か・・・やり手のキャリアウーマンだ・・・けど今は不気味な笑顔を貼り付かせた壊れた人形がもっとも合っているだろう。
女性は手を伸ばして、いつの間にか地面にへたり込んでいた彼女の頬に触れる。
そして。
「やっと私の番が終わる・・・次は頑張ってもいいかもね」
その呟きは恐怖以外を感じられなかった。
彼女はそれを最後に女性の姿と男性の遺体を見ていない。
気を失ったのではなく、目を背けたのでもなく、彼女は別の空間か部屋に正座して誰かと会話をしょうとしていた。
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