27 / 27
箱庭異端 終章
終章11話
しおりを挟む
その村は復興を果たした。
スプラッシュ・ワイバーンを基にした巨大な植物から取れる枝の加工品やワイバーンの口から吐き出される実を売る事で。
これらの特産物はワイバーンを忌避する成分や場合によっては食わせて発芽して対処する事が可能になった。
長年、広範囲で悩まされていた対処法が見つかったので大いに喜ばれて繁盛した。
ただ、その頃に採取される実はそれ以上の繁殖が叶わず、村に自生?している状態の時にのみ採集できた。
何故なら、ワイバーンの花?が咲かないのだ。
多数の首が生した植物はさすがに異様だったが、効果が大きく、加工もし易くて盾や槍等にして売られて行った。
不思議なのは他の植物には影響が無く、かなりの帰還全く何の手を掛けないでよくよく茂っていた。
人工が半分以下から始まった再興は順調だが、一つだけ条件が有った。
村長となる人物は指定が有るのだ。
一応村長はその時の才能が有る者が推薦される。
それとは別に村長家が幾つか在り、首長家と呼ばれており、ここから実務を行う村長が指定される。
時には二人の村長が生れ、苦難の時や発展に際して協力する事も度々だった。
首長家から指定される村長は、何処かの家から選ばれる男子で長子。
選ばれた子供は物心が出来る頃に伝えられて、そのまま成長していき、ある年齢に達すると・・・供物として捧げられる。
死ぬわけでは無く、かなりの長寿でおまけに若々しさを保つ。
しかし、見かけは男性では無くて女性で有り、ついでに言えば子を産む事さえある。
性格や人格が奇妙な事に記憶ごと継承される。
生き字引を超えた存在。
その代わり、ベースとなった少年の意識は失われる。
当人にとっては死と同義。
供物とされる条件は特に決められてはいなかった。
ある日に生まれた子がアルビノだった。
特に問題も無く成長していったが、首長代理から選別されたと伝えられた。
両親には兄と姉がいるせいかそれ程の動揺をせず、大切に育てる事とした。
その子は選ばれたという事を幼い頃から聞いてはいたが、何を示すかは理解していなかった。
長じるに従って、周りからの反応と知識が蓄えられる事で自分の運命を知ったのだろう、酷く悲しんだ。
その悲しみと怒りは、村の誰にも両親も兄弟姉妹にも、分かってもらえなかった。
何故ならその少年自体は死んでいないから。
存在が編かはしても、亡くなる訳では無いからだ。
だから。
無謀な事を幾つか行った。
先ず、恐らく叶いそうもない狂暴・大型の生物に挑んだ。
次に自殺も兼ねて有毒種の動物や昆虫に、植物に、或いは水中に飛び込み、高所から飛び出した。
他人の目が有れば未遂に。
しかし、自力での決意は果たせなかった。
恐ろしいことに毒物に対して、瀕死の状態に対した、無敵と言わんばかりの耐性が付いていた。
窒息にも対応し、物理的な衝撃にも身体が傷こそつくが破壊や壊死が起きない・・・。
正確には発生プロセスは見られるのだが、悪化しない。
完全な復元を成す。
過去にも酷い状況から復活を果たした者がいるという事実を伝えられた。
更に追い打ちをかける様に、精神を病んでも、何らかの薬物を使って意識を失くしても本来の目的には一切の問題が無い事を告げられた。
なにしろ、意識を手放していた方が事が滞り無く進むのだから。
その日までには、安全が保障されて、自由が許される。
恐らく最も恐怖する運命だろう。
やがてその日が訪れ、儀式に赴く。
儀式に参加しなくても強制的に始まるのだから、逃げても意味が無いとも言われて、好きなだけ喰いまくり酒を飲み、違う方法で死のうと試みた。
最後の自分の運命への抵抗だった。
虚しくとも、自分で自分への存在表現だった。
整えられた舞台へ諦めきって、表情を失った状態のまま、一歩、また一歩と進む。
清められて、一切の身に着ける物の無い状態で。
心中はいかほどの物だろうか。
最後に涙を一筋頬を伝う。・・・抵抗か、それとも悲しみか。
舞台は定められた方法で設え、その時が訪れれば発動する魔法陣が埋め込まれている。
その時が来た。
魔法陣は起動して、アルビノの少年を吞み込んだ。
眩しく瞬く光の奔流の中に一人の人間が滲んで溶けていく。
白い裸体には紫と黄色の栓が流れて、銀に煌めく白髪は凄い勢いでたなびく。
重力を見死して宙に浮かぶと、開いていた瞳を閉じる、真っ白な睫毛が頬に被る。
過去、アルビノの固体が選らべれた事も有ったし、普通の肌色や濃い色の時も有った。
外的条件では無く、魂の状態か素質なのだろう。
儀式は終盤に差し掛かり、光の乱舞は治まり出して、宙に浮いている足先は舞台へとたどり着く。
光が無くなった時に見えた姿は全く違っていた。
いつの間にか膝まで伸びた髪は艶やかな黒色に。睫毛も黒くなり、開いた瞼から覗くのはアルビノだった赤い色では無く緑色の縁どられた漆黒の眼だった。
唯一の名残は白い肌だけ。
外見は男性では無くなり、少女のそれだ。
この変化はその時々で決まり、特に定まったルールは無いとされている。
村長であり、首長であり、この村の新しいリーダーへと至ったその人物は語る。
自分は代理人であり、これからは主人への忠誠を誓ってもらい、適性の有る人物がいれば有名を然るべく任務の為に然るべき場所へと誘って働いてもらう、と。
適性を所有する人物以外は一切の詳細を伝える事が出来ないし、適性を持つ者も他言が出来ない。
場合によっては二度と此処には降り立つことが出来ない可能性が有る。
恐らくは一時的に帰る事も出来るだろう、もしかしたら家族ごと移動するかも知れない。
少し詳細がかたられた。
その場は沈黙の後、一気に騒がしくなった。
適性次第だが、今後は抵抗も反論も出来ない。そのかわり、希望するのなら家族ごとの異動も不可能では無いと告げて終わった。
暫くの後、適性者と異動を望む家族を選出して、一部の村人が 消えた 。
更に暫くして、戻ってきたり、別の者が消えたり、全く知らない者が訪れたりした。
同時に、特産物が共に消えたり・・・全く原理の異なる物資が届けたり、人払いし隔離された状態で巨大な物体や、見知らぬ生物や姿の異なる人が送り届けられたりした。
この村のみならず、知らない物と者が住むコロニーが周辺に形作られた。
以後、この村はひっそりと生活するようになり、詳しいことを知らされない様になった。
遺された少年の手記。
いやだいやだいやだ。
何故?父ちゃんも母ちゃんも!姉ちゃんと兄ちゃんも、弟も妹も、僕が居なくなるのに喜んでいるんだよ。
どうせ無くなるなら死んでやる。死んだらこの悲しさから逃げたいから。
けど。
毒草を食べても口の中から無くなる。
高い所から飛び降りても傷一つない。
獰猛な獣に向かって行ってもにげる、あの凶悪な猪や熊も。
鋭く尖った物を踏んでも殴っても全部砕けちゃう。
切れる刃物を体のどこに当てても引いても、決して肌は切れない。服は切れるのに。
居なくなるより死んだ方がいいのに。
儀式の後は自分が居なくなる、身体だけ残ったって僕には意味なんて無い。
なのに、なのに、誰もが喜ぶばかりでとてもつらい。かなしい。何で生まれて来たんだろ。
居なくなる為に生まれて来たなんて。
認めたくないよ。
儀式の日が近づくと夢を見るようになった。
優しい夢。
女の子。僕と同じくらいのが出て来て凄く優しく抱きしめて来る。
僕は自分の事を話すと、一緒に泣いてくれる。
でも誰にも夢の事を喋っていない。
唯一の慰めだから。
誰も味方なんていないから。
黒くて、長くて、とてもきれいな髪の毛をして、黒い瞳の娘。
ちょっと好きかも。
だけど困るのはいつも裸なんだ。
目のやり場に困るんだ。
不思議だけど抱きしめられると安心するし、母ちゃんや姉ちゃんとも違う良い匂いがする。
最期にもう一度水の中に飛び込もう。
夢の女の子を思いながら。
死のう。
やっぱり死ねなかった。
息をしなくても苦しくなかったし、高い崖から飛び降りたのに、水にぶつかっていたのに、痛くもなんともなかった。
明日が儀式の日、皆は浮かれていたけど、僕はとても辛いんだ。
誰にもわかってもらえないの含めて。
もうどうでもいいや。
最期の夜、せめていい夢を見たいよ。
あの女の子が出て来て、そっとキスをしてくれた。
僅かな慰め。
ありがとう。
もう明日には僕は居なくなる。
かなしい。すごくかなしいよ。
スプラッシュ・ワイバーンを基にした巨大な植物から取れる枝の加工品やワイバーンの口から吐き出される実を売る事で。
これらの特産物はワイバーンを忌避する成分や場合によっては食わせて発芽して対処する事が可能になった。
長年、広範囲で悩まされていた対処法が見つかったので大いに喜ばれて繁盛した。
ただ、その頃に採取される実はそれ以上の繁殖が叶わず、村に自生?している状態の時にのみ採集できた。
何故なら、ワイバーンの花?が咲かないのだ。
多数の首が生した植物はさすがに異様だったが、効果が大きく、加工もし易くて盾や槍等にして売られて行った。
不思議なのは他の植物には影響が無く、かなりの帰還全く何の手を掛けないでよくよく茂っていた。
人工が半分以下から始まった再興は順調だが、一つだけ条件が有った。
村長となる人物は指定が有るのだ。
一応村長はその時の才能が有る者が推薦される。
それとは別に村長家が幾つか在り、首長家と呼ばれており、ここから実務を行う村長が指定される。
時には二人の村長が生れ、苦難の時や発展に際して協力する事も度々だった。
首長家から指定される村長は、何処かの家から選ばれる男子で長子。
選ばれた子供は物心が出来る頃に伝えられて、そのまま成長していき、ある年齢に達すると・・・供物として捧げられる。
死ぬわけでは無く、かなりの長寿でおまけに若々しさを保つ。
しかし、見かけは男性では無くて女性で有り、ついでに言えば子を産む事さえある。
性格や人格が奇妙な事に記憶ごと継承される。
生き字引を超えた存在。
その代わり、ベースとなった少年の意識は失われる。
当人にとっては死と同義。
供物とされる条件は特に決められてはいなかった。
ある日に生まれた子がアルビノだった。
特に問題も無く成長していったが、首長代理から選別されたと伝えられた。
両親には兄と姉がいるせいかそれ程の動揺をせず、大切に育てる事とした。
その子は選ばれたという事を幼い頃から聞いてはいたが、何を示すかは理解していなかった。
長じるに従って、周りからの反応と知識が蓄えられる事で自分の運命を知ったのだろう、酷く悲しんだ。
その悲しみと怒りは、村の誰にも両親も兄弟姉妹にも、分かってもらえなかった。
何故ならその少年自体は死んでいないから。
存在が編かはしても、亡くなる訳では無いからだ。
だから。
無謀な事を幾つか行った。
先ず、恐らく叶いそうもない狂暴・大型の生物に挑んだ。
次に自殺も兼ねて有毒種の動物や昆虫に、植物に、或いは水中に飛び込み、高所から飛び出した。
他人の目が有れば未遂に。
しかし、自力での決意は果たせなかった。
恐ろしいことに毒物に対して、瀕死の状態に対した、無敵と言わんばかりの耐性が付いていた。
窒息にも対応し、物理的な衝撃にも身体が傷こそつくが破壊や壊死が起きない・・・。
正確には発生プロセスは見られるのだが、悪化しない。
完全な復元を成す。
過去にも酷い状況から復活を果たした者がいるという事実を伝えられた。
更に追い打ちをかける様に、精神を病んでも、何らかの薬物を使って意識を失くしても本来の目的には一切の問題が無い事を告げられた。
なにしろ、意識を手放していた方が事が滞り無く進むのだから。
その日までには、安全が保障されて、自由が許される。
恐らく最も恐怖する運命だろう。
やがてその日が訪れ、儀式に赴く。
儀式に参加しなくても強制的に始まるのだから、逃げても意味が無いとも言われて、好きなだけ喰いまくり酒を飲み、違う方法で死のうと試みた。
最後の自分の運命への抵抗だった。
虚しくとも、自分で自分への存在表現だった。
整えられた舞台へ諦めきって、表情を失った状態のまま、一歩、また一歩と進む。
清められて、一切の身に着ける物の無い状態で。
心中はいかほどの物だろうか。
最後に涙を一筋頬を伝う。・・・抵抗か、それとも悲しみか。
舞台は定められた方法で設え、その時が訪れれば発動する魔法陣が埋め込まれている。
その時が来た。
魔法陣は起動して、アルビノの少年を吞み込んだ。
眩しく瞬く光の奔流の中に一人の人間が滲んで溶けていく。
白い裸体には紫と黄色の栓が流れて、銀に煌めく白髪は凄い勢いでたなびく。
重力を見死して宙に浮かぶと、開いていた瞳を閉じる、真っ白な睫毛が頬に被る。
過去、アルビノの固体が選らべれた事も有ったし、普通の肌色や濃い色の時も有った。
外的条件では無く、魂の状態か素質なのだろう。
儀式は終盤に差し掛かり、光の乱舞は治まり出して、宙に浮いている足先は舞台へとたどり着く。
光が無くなった時に見えた姿は全く違っていた。
いつの間にか膝まで伸びた髪は艶やかな黒色に。睫毛も黒くなり、開いた瞼から覗くのはアルビノだった赤い色では無く緑色の縁どられた漆黒の眼だった。
唯一の名残は白い肌だけ。
外見は男性では無くなり、少女のそれだ。
この変化はその時々で決まり、特に定まったルールは無いとされている。
村長であり、首長であり、この村の新しいリーダーへと至ったその人物は語る。
自分は代理人であり、これからは主人への忠誠を誓ってもらい、適性の有る人物がいれば有名を然るべく任務の為に然るべき場所へと誘って働いてもらう、と。
適性を所有する人物以外は一切の詳細を伝える事が出来ないし、適性を持つ者も他言が出来ない。
場合によっては二度と此処には降り立つことが出来ない可能性が有る。
恐らくは一時的に帰る事も出来るだろう、もしかしたら家族ごと移動するかも知れない。
少し詳細がかたられた。
その場は沈黙の後、一気に騒がしくなった。
適性次第だが、今後は抵抗も反論も出来ない。そのかわり、希望するのなら家族ごとの異動も不可能では無いと告げて終わった。
暫くの後、適性者と異動を望む家族を選出して、一部の村人が 消えた 。
更に暫くして、戻ってきたり、別の者が消えたり、全く知らない者が訪れたりした。
同時に、特産物が共に消えたり・・・全く原理の異なる物資が届けたり、人払いし隔離された状態で巨大な物体や、見知らぬ生物や姿の異なる人が送り届けられたりした。
この村のみならず、知らない物と者が住むコロニーが周辺に形作られた。
以後、この村はひっそりと生活するようになり、詳しいことを知らされない様になった。
遺された少年の手記。
いやだいやだいやだ。
何故?父ちゃんも母ちゃんも!姉ちゃんと兄ちゃんも、弟も妹も、僕が居なくなるのに喜んでいるんだよ。
どうせ無くなるなら死んでやる。死んだらこの悲しさから逃げたいから。
けど。
毒草を食べても口の中から無くなる。
高い所から飛び降りても傷一つない。
獰猛な獣に向かって行ってもにげる、あの凶悪な猪や熊も。
鋭く尖った物を踏んでも殴っても全部砕けちゃう。
切れる刃物を体のどこに当てても引いても、決して肌は切れない。服は切れるのに。
居なくなるより死んだ方がいいのに。
儀式の後は自分が居なくなる、身体だけ残ったって僕には意味なんて無い。
なのに、なのに、誰もが喜ぶばかりでとてもつらい。かなしい。何で生まれて来たんだろ。
居なくなる為に生まれて来たなんて。
認めたくないよ。
儀式の日が近づくと夢を見るようになった。
優しい夢。
女の子。僕と同じくらいのが出て来て凄く優しく抱きしめて来る。
僕は自分の事を話すと、一緒に泣いてくれる。
でも誰にも夢の事を喋っていない。
唯一の慰めだから。
誰も味方なんていないから。
黒くて、長くて、とてもきれいな髪の毛をして、黒い瞳の娘。
ちょっと好きかも。
だけど困るのはいつも裸なんだ。
目のやり場に困るんだ。
不思議だけど抱きしめられると安心するし、母ちゃんや姉ちゃんとも違う良い匂いがする。
最期にもう一度水の中に飛び込もう。
夢の女の子を思いながら。
死のう。
やっぱり死ねなかった。
息をしなくても苦しくなかったし、高い崖から飛び降りたのに、水にぶつかっていたのに、痛くもなんともなかった。
明日が儀式の日、皆は浮かれていたけど、僕はとても辛いんだ。
誰にもわかってもらえないの含めて。
もうどうでもいいや。
最期の夜、せめていい夢を見たいよ。
あの女の子が出て来て、そっとキスをしてくれた。
僅かな慰め。
ありがとう。
もう明日には僕は居なくなる。
かなしい。すごくかなしいよ。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
時き継幻想フララジカ
日奈 うさぎ
ファンタジー
少年はひたすら逃げた。突如変わり果てた街で、死を振り撒く異形から。そして逃げた先に待っていたのは絶望では無く、一振りの希望――魔剣――だった。 逃げた先で出会った大男からその希望を託された時、特別ではなかった少年の運命は世界の命運を懸ける程に大きくなっていく。
なれば〝ヒト〟よ知れ、少年の掴む世界の運命を。
銘無き少年は今より、現想神話を紡ぐ英雄とならん。
時き継幻想(ときつげんそう)フララジカ―――世界は緩やかに混ざり合う。
【概要】
主人公・藤咲勇が少女・田中茶奈と出会い、更に多くの人々とも心を交わして成長し、世界を救うまでに至る現代ファンタジー群像劇です。
現代を舞台にしながらも出てくる新しい現象や文化を彼等の目を通してご覧ください。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる