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にゃんことの出会い
プロローグ的な。
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昔話を、しよう。
オルビスという国では、獣人と人間が共存するとても珍しい所だった。他の大陸でも獣人は居るのだろうが、この国の獣人は人間と同じように魔法が使えることもあり、とても重宝されて他の大陸の国の獣人にとってはとても自慢的な存在であった。
しかしオルビスの人間たちにとってはそれはそれは面白くない出来事で、長いことその国では獣人と人間の間で争いが絶えなかったそうな。ある時代では獣人を奴隷とし、一時的に優位に立った人間は獣人の麗しき見た目を気に入り愛玩として可愛がり、物言わぬただの動物として作り替えた。
そしてオルビスという名の国は、獣人を差別した国として一躍有名になり、各国から多大なる非難を受け戦争は各地へと大きく広がったが、元よりオルビスの魔法は強く、さらに獣人を喰いものとしていた為、力が累乗で増していった。
沢山の国が戦争に加入したが、それでもオルビスの力を抑えきることはできずに、日に日に戦場は悪化へと辿っていく。オルビスへと歩む足は、何時しか片方で本国へと戻ることが多くなり、物言わぬ肉塊となって朽ち果てた。最早兵器を持てど太刀打ちできなくなり、その状態で数日が過ぎた。
そんな頃だった。ある日突然愛玩として成り下がった動物が自我を取り戻し、仲間の為に戦った。オルビスではもうその事がなんともない事でも、貴族や王族にとってはそれは由々しき自体であった。それもそうである。自我を消したはずのペットが、意思を取り戻したのだから。貴族王族は急いで首輪を確認したが、何も異常は無く、なんだただの洗脳魔法が弱かったのだと思い、その日はゆっくりと瞼を閉じたのだが、そいつらの朝はいつまで経っても訪れなかった。
それは寝首をかかれたのだった。獣人の鋭い爪で首を落とされ、ベッドのシーツには鮮血が滴り染み込んだ。枕元には首輪が落ちてあり、いつの間にか獣人たちの自我は、洗脳魔法は何者かによって外されていたのだ。
このことにより、悪化していた戦争は掃除機でゴミを吸い取るよりも早く終結した。戦争の結末は意外にも呆気なく、その時代の王と魔法使いを全て斬殺することにより長い戦争は幕を下ろした。
そして、王と魔法使いを多く刈り取った英雄が居るという。言い伝えであるが、その名をカエルレウム、と言うらしい。ラテン語で青、そう意味する。
オルビスという国では、獣人と人間が共存するとても珍しい所だった。他の大陸でも獣人は居るのだろうが、この国の獣人は人間と同じように魔法が使えることもあり、とても重宝されて他の大陸の国の獣人にとってはとても自慢的な存在であった。
しかしオルビスの人間たちにとってはそれはそれは面白くない出来事で、長いことその国では獣人と人間の間で争いが絶えなかったそうな。ある時代では獣人を奴隷とし、一時的に優位に立った人間は獣人の麗しき見た目を気に入り愛玩として可愛がり、物言わぬただの動物として作り替えた。
そしてオルビスという名の国は、獣人を差別した国として一躍有名になり、各国から多大なる非難を受け戦争は各地へと大きく広がったが、元よりオルビスの魔法は強く、さらに獣人を喰いものとしていた為、力が累乗で増していった。
沢山の国が戦争に加入したが、それでもオルビスの力を抑えきることはできずに、日に日に戦場は悪化へと辿っていく。オルビスへと歩む足は、何時しか片方で本国へと戻ることが多くなり、物言わぬ肉塊となって朽ち果てた。最早兵器を持てど太刀打ちできなくなり、その状態で数日が過ぎた。
そんな頃だった。ある日突然愛玩として成り下がった動物が自我を取り戻し、仲間の為に戦った。オルビスではもうその事がなんともない事でも、貴族や王族にとってはそれは由々しき自体であった。それもそうである。自我を消したはずのペットが、意思を取り戻したのだから。貴族王族は急いで首輪を確認したが、何も異常は無く、なんだただの洗脳魔法が弱かったのだと思い、その日はゆっくりと瞼を閉じたのだが、そいつらの朝はいつまで経っても訪れなかった。
それは寝首をかかれたのだった。獣人の鋭い爪で首を落とされ、ベッドのシーツには鮮血が滴り染み込んだ。枕元には首輪が落ちてあり、いつの間にか獣人たちの自我は、洗脳魔法は何者かによって外されていたのだ。
このことにより、悪化していた戦争は掃除機でゴミを吸い取るよりも早く終結した。戦争の結末は意外にも呆気なく、その時代の王と魔法使いを全て斬殺することにより長い戦争は幕を下ろした。
そして、王と魔法使いを多く刈り取った英雄が居るという。言い伝えであるが、その名をカエルレウム、と言うらしい。ラテン語で青、そう意味する。
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