14 / 14
エピローグ 幸せな春の庭で
カインが何に対して謝っているのか分からず、私は首をかしげる。
「カイン様……何を?」
「君を手放すべきじゃなかったんだ」
その口からは、後悔が溢れていた。
「ずっと君のことは思っていた。だけど親子ほど年の離れた娘に恋をしているなど認めてしまっては、ダメだってセーブしていたんだ」
「……恋」
「ああ。だから君を狙う騎士団の奴らは遠ざけ、なるべく他の男の目に入らないようにして……いつか本当にいいと思った男に譲るつもりだった」
「私が騎士団への訪問を止めたのは、淑女になったからではなく」
「醜い嫉妬だ。譲るなんて思いながらも、あの日君が婚約することになったと言われ動揺してしまった」
あの日、私はただ呆気なく突き放されたのだと思っていた。
私になんてやっぱり興味などなく、親か兄としての役目が終わったくらいにしか思ってないんだって。
でもそうじゃなかったんだ。
カインの言葉と、この表情を見ていたら、どちらが真実かなんて考えなくても分かる。
「それでも君の幸せを祈って諦めようと思った。その結果がこれだ」
「でもそれはカイン様のせいではないじゃないですか」
「いや。俺はあの時ちゃんと止めておけばよかったんだ」
そう言い切ったあと、カインは私を真っすぐに見た。
私はきちんと彼の方に向き直る。
「リュシカ、俺は君にずっと惚れていた。………君が好きなんだ。年甲斐もないし、許されないことかもしれないが……。俺と結婚して欲しい」
カインは私の前で跪く。
そして、私にもう一度手を差し伸べた。
あんなに惨めだった思いも、怒りも悲しみも、もう訳が分からないほどだ。
何が起きたんだろう。
そう、その一言に尽きる。
あれだけ欲しくてももらえなかった言葉も、大好きな人も目の前にいる。
私、幸せになってもいいのかな。
こんなの許されるのかな。
「リュシカ」
「カイン様、嘘だとしてももう撤回させませんから」
私は一度手を掴んだあと、そのまま彼の体に抱きつく。
「嘘じゃないよ」
カインはそう言いながら軽々と、片手で私を持ち上げた。
「ちょ、ちょっとさすがに降ろしてください。もう子どもじゃないんですから」
「ああそうだな。子どもじゃないのは知っているよ。俺の可愛い姫が疲れ切っているんだ。歩かせるわけにはいかないだろう」
私の抵抗などまったく気にすることなく、カインは呼び寄せた自分の馬車に私を担ぎ入れる。
見ていた観客たちからは、黄色い声援や拍手が飛び交う。
さすがに一気に恥ずかしくなってしまった私は、カインの肩に顔を埋めたのだった。
◇ ◇ ◇
あれから父以外にも、騎士団の方や王族の方まで巻き込んで、結婚の話は一気に進んだ。
通常半年以上かかるであろう式も、ほぼ一か月で行われたほどだ。
あの日夜会の前に起きた事件は、恥ずかしくも記事になってしまったから。
民衆まで広く、私の婚約破棄の暴れっぷりと、カインの求婚は話題となったらしい。
いろんな人に祝福されるのは嬉しいことだけど、我を忘れて暴れるのは金輪際やめなくてはと思う。
「ですが、まさかキーシスト様が犯罪を起こしているとは思ってもみませんでした」
飲み干した紅茶のカップを静かにテーブルに置きながら、私は目の前に座るカインに話しかける。
結婚式を終えて、今日で半月ほど経っただろうか。
温かな日差しが差し込む、春の昼下がり。
私たちはカインの別荘の中庭で、いつもの、二人だけのお茶会を楽しんでいた。
「君との婚約が決まった時に、すぐさま調べ出したんだ」
カインや騎士団たちの調べで、キーシストが実の兄を殺害しているということが判明したのだ。
どうやら原因はマチュだったらしい。
いつまでも屋敷にマチュを囲うことに反対した兄を、キーシストが偶発的に、ということらしい。
彼はその後、貴族殺害の罪で死刑となった。
そしてお家は取り潰しに遭い、没落。
マチュは二度目となる没落を味わったらしい。
もっとも、元々もう平民だった彼女にはさほどダメージはないのかもしれない。
ただ寄生先がなくなったというだけで。
あれだけ大切だった家族なのだから、きっと残った二人で肩を寄せ合って生きていくでしょう。
私にはもう関係のないことだ。
「さすが優秀なんですね」
「いや、もしなかったらでっち上げてでも、追放していたところだ」
「んんん?」
今さらりと、不穏なことを聞いた気がするけれど、これは聞かなかったことにしよう。
「とにかく君を取り戻せて良かったよ」
あの日最後だと思ったこの景色は、ある意味永遠になった。
私とカインの二人だけの空間。
あんな馬鹿みたいなことに意地を張って我慢したことは、どこまでも苦しかったけれど、今があるからもう十分すぎる。
きっとお互いの気持ちを確かめるための、必要な通過点だったのね。
「私もカイン様とこうやって一緒にいることが出来て幸せですわ」
そう微笑めば、カインはテーブル越しに身を乗り出し、私にキスをしてくれた。
「でももう半月もお仕事に顔を出さなくても平気なのですか?」
「いいんだ。新婚だからな」
「ですがつい先日も、王都から騎士団の方が困ってやって来たではないですか」
「だが君にもしものことがあると困るから、離れるわけには」
珍しくカインが口を尖らせる。
いくら新婚だとはいえ、さすがにこれだけ休んだら騎士団に迷惑がかかってしまうのに。
何度大丈夫だと言い聞かせても、カインは首を縦に振らなかった。
ここへ来る前もそうだが、求婚されてからというもの、カインの過保護っぷりは増すばかり。
転ぶといけないからとすぐに抱っこしようとするし。
私の実家が近い方が私が安らげるだろうという理由で、王都の屋敷にも一緒に帰ろうともしない。
「私にこんなに過保護だと、子どもが生まれたらどうするんですかね」
ふと思った疑問を口に出す。
するとカインはスッと勢いよく立ち上がった。
「娘なら絶対に嫁にはやらん!」
「あの、まだ妊娠してもいないのですが」
「いや、絶対にダメだ。君に似た子ならば、絶対に可愛いに違いない。誘拐でもされたら困る。そうだ。子どもが出来たら仕事を辞めよう。そうしよう」
片手で拳を作り、カインが何度も頷く。
まったく、これでは本当に先が思いやられるわ。
結婚するまでは、こんなに過保護に愛してくれる人だなんて思いもしなかった。
だけどその過ぎるほどの過保護さが、今の私には心地いい。
さぁ、なんと言いくるめて王都へ戻ろうかしら。
今はかけがえのない二人の家族だけど、それが増えるのはそう遠くない未来かもしれない。
どこまでも温かな日差しの中、一人暴走するカインを見て、私は幸せを噛みしめていた。
「カイン様……何を?」
「君を手放すべきじゃなかったんだ」
その口からは、後悔が溢れていた。
「ずっと君のことは思っていた。だけど親子ほど年の離れた娘に恋をしているなど認めてしまっては、ダメだってセーブしていたんだ」
「……恋」
「ああ。だから君を狙う騎士団の奴らは遠ざけ、なるべく他の男の目に入らないようにして……いつか本当にいいと思った男に譲るつもりだった」
「私が騎士団への訪問を止めたのは、淑女になったからではなく」
「醜い嫉妬だ。譲るなんて思いながらも、あの日君が婚約することになったと言われ動揺してしまった」
あの日、私はただ呆気なく突き放されたのだと思っていた。
私になんてやっぱり興味などなく、親か兄としての役目が終わったくらいにしか思ってないんだって。
でもそうじゃなかったんだ。
カインの言葉と、この表情を見ていたら、どちらが真実かなんて考えなくても分かる。
「それでも君の幸せを祈って諦めようと思った。その結果がこれだ」
「でもそれはカイン様のせいではないじゃないですか」
「いや。俺はあの時ちゃんと止めておけばよかったんだ」
そう言い切ったあと、カインは私を真っすぐに見た。
私はきちんと彼の方に向き直る。
「リュシカ、俺は君にずっと惚れていた。………君が好きなんだ。年甲斐もないし、許されないことかもしれないが……。俺と結婚して欲しい」
カインは私の前で跪く。
そして、私にもう一度手を差し伸べた。
あんなに惨めだった思いも、怒りも悲しみも、もう訳が分からないほどだ。
何が起きたんだろう。
そう、その一言に尽きる。
あれだけ欲しくてももらえなかった言葉も、大好きな人も目の前にいる。
私、幸せになってもいいのかな。
こんなの許されるのかな。
「リュシカ」
「カイン様、嘘だとしてももう撤回させませんから」
私は一度手を掴んだあと、そのまま彼の体に抱きつく。
「嘘じゃないよ」
カインはそう言いながら軽々と、片手で私を持ち上げた。
「ちょ、ちょっとさすがに降ろしてください。もう子どもじゃないんですから」
「ああそうだな。子どもじゃないのは知っているよ。俺の可愛い姫が疲れ切っているんだ。歩かせるわけにはいかないだろう」
私の抵抗などまったく気にすることなく、カインは呼び寄せた自分の馬車に私を担ぎ入れる。
見ていた観客たちからは、黄色い声援や拍手が飛び交う。
さすがに一気に恥ずかしくなってしまった私は、カインの肩に顔を埋めたのだった。
◇ ◇ ◇
あれから父以外にも、騎士団の方や王族の方まで巻き込んで、結婚の話は一気に進んだ。
通常半年以上かかるであろう式も、ほぼ一か月で行われたほどだ。
あの日夜会の前に起きた事件は、恥ずかしくも記事になってしまったから。
民衆まで広く、私の婚約破棄の暴れっぷりと、カインの求婚は話題となったらしい。
いろんな人に祝福されるのは嬉しいことだけど、我を忘れて暴れるのは金輪際やめなくてはと思う。
「ですが、まさかキーシスト様が犯罪を起こしているとは思ってもみませんでした」
飲み干した紅茶のカップを静かにテーブルに置きながら、私は目の前に座るカインに話しかける。
結婚式を終えて、今日で半月ほど経っただろうか。
温かな日差しが差し込む、春の昼下がり。
私たちはカインの別荘の中庭で、いつもの、二人だけのお茶会を楽しんでいた。
「君との婚約が決まった時に、すぐさま調べ出したんだ」
カインや騎士団たちの調べで、キーシストが実の兄を殺害しているということが判明したのだ。
どうやら原因はマチュだったらしい。
いつまでも屋敷にマチュを囲うことに反対した兄を、キーシストが偶発的に、ということらしい。
彼はその後、貴族殺害の罪で死刑となった。
そしてお家は取り潰しに遭い、没落。
マチュは二度目となる没落を味わったらしい。
もっとも、元々もう平民だった彼女にはさほどダメージはないのかもしれない。
ただ寄生先がなくなったというだけで。
あれだけ大切だった家族なのだから、きっと残った二人で肩を寄せ合って生きていくでしょう。
私にはもう関係のないことだ。
「さすが優秀なんですね」
「いや、もしなかったらでっち上げてでも、追放していたところだ」
「んんん?」
今さらりと、不穏なことを聞いた気がするけれど、これは聞かなかったことにしよう。
「とにかく君を取り戻せて良かったよ」
あの日最後だと思ったこの景色は、ある意味永遠になった。
私とカインの二人だけの空間。
あんな馬鹿みたいなことに意地を張って我慢したことは、どこまでも苦しかったけれど、今があるからもう十分すぎる。
きっとお互いの気持ちを確かめるための、必要な通過点だったのね。
「私もカイン様とこうやって一緒にいることが出来て幸せですわ」
そう微笑めば、カインはテーブル越しに身を乗り出し、私にキスをしてくれた。
「でももう半月もお仕事に顔を出さなくても平気なのですか?」
「いいんだ。新婚だからな」
「ですがつい先日も、王都から騎士団の方が困ってやって来たではないですか」
「だが君にもしものことがあると困るから、離れるわけには」
珍しくカインが口を尖らせる。
いくら新婚だとはいえ、さすがにこれだけ休んだら騎士団に迷惑がかかってしまうのに。
何度大丈夫だと言い聞かせても、カインは首を縦に振らなかった。
ここへ来る前もそうだが、求婚されてからというもの、カインの過保護っぷりは増すばかり。
転ぶといけないからとすぐに抱っこしようとするし。
私の実家が近い方が私が安らげるだろうという理由で、王都の屋敷にも一緒に帰ろうともしない。
「私にこんなに過保護だと、子どもが生まれたらどうするんですかね」
ふと思った疑問を口に出す。
するとカインはスッと勢いよく立ち上がった。
「娘なら絶対に嫁にはやらん!」
「あの、まだ妊娠してもいないのですが」
「いや、絶対にダメだ。君に似た子ならば、絶対に可愛いに違いない。誘拐でもされたら困る。そうだ。子どもが出来たら仕事を辞めよう。そうしよう」
片手で拳を作り、カインが何度も頷く。
まったく、これでは本当に先が思いやられるわ。
結婚するまでは、こんなに過保護に愛してくれる人だなんて思いもしなかった。
だけどその過ぎるほどの過保護さが、今の私には心地いい。
さぁ、なんと言いくるめて王都へ戻ろうかしら。
今はかけがえのない二人の家族だけど、それが増えるのはそう遠くない未来かもしれない。
どこまでも温かな日差しの中、一人暴走するカインを見て、私は幸せを噛みしめていた。
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(4件)
あなたにおすすめの小説
幼馴染最優先の婚約者に愛想が尽きたので、笑って家出しました ― 笑顔で去っただけなのに、なぜ泣いているのですか
ラムネ
恋愛
侯爵令嬢リオナは、婚約者アルベルトが「幼馴染が可哀想だから」と約束を破り続ける日々に耐えていた。領地再建の帳簿も契約も、実はリオナが陰で支えていたのに、彼は「君は強いから」と当然のように扱う。決定的な侮辱の夜、リオナは怒らず泣かず、完璧な笑顔で婚約指輪だけを返して屋敷を去った――引継ぎは、何一つ残さずに。
翌日から止まる交易、崩れる資金繰り、露出する不正。追いすがるアルベルトを置き去りに、リオナは王立監査院の臨時任官で辺境へ。冷徹と噂される監察騎士レオンハルトと共に、数字と契約で不正を断ち、交易路を再生していく。
笑顔で去っただけなのに、泣くのは捨てた側だった。
夫の告白に衝撃「家を出て行け!」幼馴染と再婚するから子供も置いて出ていけと言われた。
佐藤 美奈
恋愛
伯爵家の長男レオナルド・フォックスと公爵令嬢の長女イリス・ミシュランは結婚した。
三人の子供に恵まれて平穏な生活を送っていた。
だがその日、夫のレオナルドの言葉で幸せな家庭は崩れてしまった。
レオナルドは幼馴染のエレナと再婚すると言い妻のイリスに家を出て行くように言う。
イリスは驚くべき告白に動揺したような表情になる。
「子供の親権も放棄しろ!」と言われてイリスは戸惑うことばかりで、どうすればいいのか分からなくて混乱した。
「私も新婚旅行に一緒に行きたい」彼を溺愛する幼馴染がお願いしてきた。彼は喜ぶが二人は喧嘩になり別れを選択する。
佐藤 美奈
恋愛
イリス公爵令嬢とハリー王子は、お互いに惹かれ合い相思相愛になる。
「私と結婚していただけますか?」とハリーはプロポーズし、イリスはそれを受け入れた。
関係者を招待した結婚披露パーティーが開かれて、会場でエレナというハリーの幼馴染の子爵令嬢と出会う。
「新婚旅行に私も一緒に行きたい」エレナは結婚した二人の間に図々しく踏み込んでくる。エレナの厚かましいお願いに、イリスは怒るより驚き呆れていた。
「僕は構わないよ。エレナも一緒に行こう」ハリーは信じられないことを言い出す。エレナが同行することに乗り気になり、花嫁のイリスの面目をつぶし感情を傷つける。
とんでもない男と結婚したことが分かったイリスは、言葉を失うほかなく立ち尽くしていた。
結婚したけど夫の不倫が発覚して兄に相談した。相手は親友で2児の母に慰謝料を請求した。
佐藤 美奈
恋愛
伯爵令嬢のアメリアは幼馴染のジェームズと結婚して公爵夫人になった。
結婚して半年が経過したよく晴れたある日、アメリアはジェームズとのすれ違いの生活に悩んでいた。そんな時、机の脇に置き忘れたような手紙を発見して中身を確かめた。
アメリアは手紙を読んで衝撃を受けた。夫のジェームズは不倫をしていた。しかも相手はアメリアの親しい友人のエリー。彼女は既婚者で2児の母でもある。ジェームズの不倫相手は他にもいました。
アメリアは信頼する兄のニコラスの元を訪ね相談して意見を求めた。
婚約した幼馴染の彼と妹がベッドで寝てた。婚約破棄は嫌だと泣き叫んで復縁をしつこく迫る。
佐藤 美奈
恋愛
伯爵令嬢のオリビアは幼馴染と婚約して限りない喜びに満ちていました。相手はアルフィ皇太子殿下です。二人は心から幸福を感じている。
しかし、オリビアが聖女に選ばれてから会える時間が減っていく。それに対してアルフィは不満でした。オリビアも彼といる時間を大切にしたいと言う思いでしたが、心にすれ違いを生じてしまう。
そんな時、オリビアは過密スケジュールで約束していたデートを直前で取り消してしまい、アルフィと喧嘩になる。気を取り直して再びアルフィに謝りに行きますが……
「今日から妹も一緒に住む」幼馴染と結婚したら彼の妹もついてきた。妹を溺愛して二人の生活はすれ違い離婚へ。
佐藤 美奈
恋愛
「今日から妹のローラも一緒に住むからな」
ミカエルから突然言われてクロエは寝耳に水の話だった。伯爵家令嬢一人娘のクロエは、幼馴染のミカエル男爵家の次男と結婚した。
クロエは二人でいつまでも愛し合って幸福に暮らせると思っていた。だがミカエルの妹ローラの登場で生活が変わっていく。クロエとローラは学園に通っていた時から仲が悪く何かと衝突していた。
住んでいる邸宅はクロエの亡き両親が残してくれたクロエの家で財産。クロエがこの家の主人なのに、入り婿で立場の弱かったミカエルが本性をあらわして、我儘言って好き放題に振舞い始めた。
君を幸せにする、そんな言葉を信じた私が馬鹿だった
白羽天使
恋愛
学園生活も残りわずかとなったある日、アリスは婚約者のフロイドに中庭へと呼び出される。そこで彼が告げたのは、「君に愛はないんだ」という残酷な一言だった。幼いころから将来を約束されていた二人。家同士の結びつきの中で育まれたその関係は、アリスにとって大切な生きる希望だった。フロイドもまた、「君を幸せにする」と繰り返し口にしてくれていたはずだったのに――。
婚約者は妹のような幼馴染みを何より大切にしているので、お飾り妻予定な令嬢は幸せになることを諦めた……はずでした。
待鳥園子
恋愛
伯爵令嬢アイリーンの婚約者であるセシルの隣には『妹のような幼馴染み』愛らしい容姿のデイジーが居て、身分差で結婚出来ない二人が結ばれるためのお飾り妻にされてしまうことが耐えられなかった。
そして、二人がふざけて婚姻届を書いている光景を見て、アイリーンは自分の我慢が限界に達そうとしているのを感じていた……のだけど!?
平民落ちして、平民のくせに調子に乗ってるマチュを今すぐボコボコしたい👊😡💢
HIROさん、いつもありがとうございます。
もうちょっとでぼこぼこ回がやって来ます(〃艸〃)ムフッ
溜めに溜め込んだ感情が一気に行きますので、最後までよろしくお願いいたします
こんな酷い仕打ちを嫁ぎ先(予定)にされてまで滞在する意味😮💨
私なら幼馴染の元カノなんて、ただの居候だから、ボコボコにしてやる😒