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蒼空目線 告白
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クリスマス
愛舞「あっ!蒼空先輩、おはようございます!」
愛舞さん…まさかこんな寒い中でずっと外で待ってたのか…?
蒼空「…木村さん髪ボサボサじゃんw」
愛舞「朝こっち来る時に風強かったんですよ!そーゆう蒼空先輩こそ耳まで真っ赤じゃないですか!」
蒼空「寒がりでねw薄着過ぎない?心配だよ…」
愛舞「大丈夫です!蒼空先輩の優しい心に触れて暖かくなったので」
蒼空「何言ってんの?頭狂った?」
愛舞「酷いですよぉ!」
俺を優しいなんて言うのは君だけだよ…寒くて震えてるくせに…本当に…健気で…
蒼空「可愛いな…」
愛舞「ふぇ!?」
蒼空「…そのネックレス…花弁がガラスで出来てるんだ」
愛舞「え?あっ…これの事かwほのちゃんがくれたんです…」
蒼空「本当に仲いいんだね」
愛舞「はい!自慢の親友ですよ!」
…また誤魔化しちゃったな…て言うか声に出すなんて…俺…今日大丈夫かなぁ…
愛舞「それで…蒼空先輩、今日はどうするんですか?私何も知らされてないんですけどぉ…」
蒼空「…こっち来て」
道案内…そんなものを口実にしないと手すら繋げない…だけど彼女の手は冷たいのに何故か凄くホッとする。やりたい事は沢山あったけど…ただ…彼女に俺を見て欲しい…他の何かを見つめる彼女じゃなく…俺だけを見ていて欲しい…
ホントにどうしたんだかw最初は何かに熱中する愛舞さんが好きだったのに…その瞳に別の【何か】を写してほしくない…他の人だろうと…モノだろうと
愛舞「あの…あの!先輩!?どこ向かってるんですか?」
蒼空「…少し肌寒いけどさw海辺にある百花広場行かない?」
愛舞「百花広場…でも冬だから殆ど花は咲いてないしもう暗くなり始めてますよね…」
蒼空「少しだけ一緒に歩こう?俺のわがままだけどさw君にも見せたいんだ」
百花広場はクリスマスの日だけ中央噴水の周りの庭園がイルミネーションで彩られるから…街から少し離れているから知ってる人も少ないけれど俺はその光景を毎年見に行ってる。ただ彼女に見せたいと思った
愛舞「…蒼空先輩からのお願いなら…それじゃ…このまま手を繋いでてもいいですか?」
蒼空「うん…あっ!そうだ…木村さんこっち向いて」
俺は自分が巻いてたマフラーを彼女に巻いた…風が強くなるから余計に冷え込むのは知っていたし寒そうにしてる彼女を見ていられないしなw
愛舞「これ…蒼空先輩が寒くなりますよ!私は大丈夫ですから…」
蒼空「良いからそれ巻いてな。俺は十分暖かいよ」
愛舞「え…でも…」
本当に暖かい…無意識に彼女と手を繋いだまま手をコートのポケットに入れていた。今日は晴れてたから…きっと綺麗に見えるよな
蒼空「愛舞さんは綺麗なモノって何が思いつく?」
愛舞「綺麗なモノですか…硝子細工とか…弓を引いたあとのみんなの姿も綺麗ですね…あとは…キラキラしているものとか?」
蒼空「…きっと見れるよ。俺が見してあげる」
愛舞「え?」
蒼空「木村さん、あそこ見てみ」
愛舞「…あれ中央噴水の庭園…光ってる?」
蒼空「ここはクリスマスの日だけイルミネーションが輝くんだ。みんな街中に行くから知らないけどねw」
愛舞「綺麗…ですね…」
あぁ…やっぱり彼女の瞳は綺麗だ…俺の手を引いて走り出した彼女は木々の下で瞳に光を宿らせていた
蒼空「笑ってくれて良かった…木村さんこっちに来て?」
愛舞「こっち側…結構光が減りましたね」
蒼空「塀のそばだから気を付けてね?ここ、寝っ転がってみな」
愛舞「え?」
蒼空「俺の横w」
愛舞「え!?あっ…はい!」
芝生の上に寝転び空を見上げる…視線の先に広がったのは無数の星々…街中から外れたここなら星は綺麗に見える
愛舞「そっか…先輩天文部だったからこの場所知ってるんですね」
蒼空「うん。去年のクリスマスも部活で夜は歩き回ってたからねwたまたま見つけたんだよね…木村さんにも見せたくて」
愛舞「ありがとうございます!」
蒼空「…木村さん、こんな体制でこのタイミングで言う事じゃないと思うけどさ」
…大丈夫。きっと伝えられる
蒼空「俺は君が好きだよ。愛舞さん」
愛舞「え…?本当…ですか?」
蒼空「うん。君と一緒に居たい…色んな表情を見たい…一生懸命で素直で…自分の為にがむしゃらに頑張れる君が好きなんだ。」
君が…
蒼空「愛舞さんがこれから歩む時間を…俺も一緒に歩ませて下さい」
愛舞「はい…!」
愛舞「あっ!蒼空先輩、おはようございます!」
愛舞さん…まさかこんな寒い中でずっと外で待ってたのか…?
蒼空「…木村さん髪ボサボサじゃんw」
愛舞「朝こっち来る時に風強かったんですよ!そーゆう蒼空先輩こそ耳まで真っ赤じゃないですか!」
蒼空「寒がりでねw薄着過ぎない?心配だよ…」
愛舞「大丈夫です!蒼空先輩の優しい心に触れて暖かくなったので」
蒼空「何言ってんの?頭狂った?」
愛舞「酷いですよぉ!」
俺を優しいなんて言うのは君だけだよ…寒くて震えてるくせに…本当に…健気で…
蒼空「可愛いな…」
愛舞「ふぇ!?」
蒼空「…そのネックレス…花弁がガラスで出来てるんだ」
愛舞「え?あっ…これの事かwほのちゃんがくれたんです…」
蒼空「本当に仲いいんだね」
愛舞「はい!自慢の親友ですよ!」
…また誤魔化しちゃったな…て言うか声に出すなんて…俺…今日大丈夫かなぁ…
愛舞「それで…蒼空先輩、今日はどうするんですか?私何も知らされてないんですけどぉ…」
蒼空「…こっち来て」
道案内…そんなものを口実にしないと手すら繋げない…だけど彼女の手は冷たいのに何故か凄くホッとする。やりたい事は沢山あったけど…ただ…彼女に俺を見て欲しい…他の何かを見つめる彼女じゃなく…俺だけを見ていて欲しい…
ホントにどうしたんだかw最初は何かに熱中する愛舞さんが好きだったのに…その瞳に別の【何か】を写してほしくない…他の人だろうと…モノだろうと
愛舞「あの…あの!先輩!?どこ向かってるんですか?」
蒼空「…少し肌寒いけどさw海辺にある百花広場行かない?」
愛舞「百花広場…でも冬だから殆ど花は咲いてないしもう暗くなり始めてますよね…」
蒼空「少しだけ一緒に歩こう?俺のわがままだけどさw君にも見せたいんだ」
百花広場はクリスマスの日だけ中央噴水の周りの庭園がイルミネーションで彩られるから…街から少し離れているから知ってる人も少ないけれど俺はその光景を毎年見に行ってる。ただ彼女に見せたいと思った
愛舞「…蒼空先輩からのお願いなら…それじゃ…このまま手を繋いでてもいいですか?」
蒼空「うん…あっ!そうだ…木村さんこっち向いて」
俺は自分が巻いてたマフラーを彼女に巻いた…風が強くなるから余計に冷え込むのは知っていたし寒そうにしてる彼女を見ていられないしなw
愛舞「これ…蒼空先輩が寒くなりますよ!私は大丈夫ですから…」
蒼空「良いからそれ巻いてな。俺は十分暖かいよ」
愛舞「え…でも…」
本当に暖かい…無意識に彼女と手を繋いだまま手をコートのポケットに入れていた。今日は晴れてたから…きっと綺麗に見えるよな
蒼空「愛舞さんは綺麗なモノって何が思いつく?」
愛舞「綺麗なモノですか…硝子細工とか…弓を引いたあとのみんなの姿も綺麗ですね…あとは…キラキラしているものとか?」
蒼空「…きっと見れるよ。俺が見してあげる」
愛舞「え?」
蒼空「木村さん、あそこ見てみ」
愛舞「…あれ中央噴水の庭園…光ってる?」
蒼空「ここはクリスマスの日だけイルミネーションが輝くんだ。みんな街中に行くから知らないけどねw」
愛舞「綺麗…ですね…」
あぁ…やっぱり彼女の瞳は綺麗だ…俺の手を引いて走り出した彼女は木々の下で瞳に光を宿らせていた
蒼空「笑ってくれて良かった…木村さんこっちに来て?」
愛舞「こっち側…結構光が減りましたね」
蒼空「塀のそばだから気を付けてね?ここ、寝っ転がってみな」
愛舞「え?」
蒼空「俺の横w」
愛舞「え!?あっ…はい!」
芝生の上に寝転び空を見上げる…視線の先に広がったのは無数の星々…街中から外れたここなら星は綺麗に見える
愛舞「そっか…先輩天文部だったからこの場所知ってるんですね」
蒼空「うん。去年のクリスマスも部活で夜は歩き回ってたからねwたまたま見つけたんだよね…木村さんにも見せたくて」
愛舞「ありがとうございます!」
蒼空「…木村さん、こんな体制でこのタイミングで言う事じゃないと思うけどさ」
…大丈夫。きっと伝えられる
蒼空「俺は君が好きだよ。愛舞さん」
愛舞「え…?本当…ですか?」
蒼空「うん。君と一緒に居たい…色んな表情を見たい…一生懸命で素直で…自分の為にがむしゃらに頑張れる君が好きなんだ。」
君が…
蒼空「愛舞さんがこれから歩む時間を…俺も一緒に歩ませて下さい」
愛舞「はい…!」
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