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2、僕は異世界で暮らし始める

7、僕にはミナレスしかできないから

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彼が僕の股間に顔を埋めて、大きく息を吸う。
恥ずかしくて足を閉じると、また足を広げられてしまう。

「いや、いや、恥ずかしい」

「ああ、君の股間はいい匂いがする」

そう言って、玉をもみしだきペニスの周りを執拗に舐める。
身体がどんどん熱くなる。
股間を舐められると、ビリビリ感じてたまらない。
どんどん媚薬が効いてきた。

や、ヤバい、マジでヤバい。
もっと、もっと乱暴にして欲しい。激しく僕を陵辱して欲しい。
ああっ!ああっ!ヤバい!理性が吹っ飛ぶ!!

「ああっ!ああっ!いやあっ!舐めて!舐めてよお!」

彼が僕の右足を上げ、その足を肩にかけて大きく足を広げるとあの、プラグに媚薬入りの潤滑剤を付けてお尻にあてがった。
ピタリと冷たい物が肛門にあてがわれ、ぽたぽたゼリー状の潤滑剤が左足の内側に落ちる。

「ヒッ!や、やめて!これ以上……うう!!入れて!入れてえ!」

何言ってんだよ僕、これ以上媚薬入れられたら狂っちゃうよ!

グッとそれが侵入して、彼が持ち手をぐるりと回す。
プラグの表面の微妙な溝が、ざらりと直腸壁を刺激する。

「うぐあっ!」

思わず僕は、手首を口に入れてガマンした。

「あれ?ヒーヒー言ってくれないの?」

「うぐうっ!!」

敏感になった直腸が刺激され、僕のペニスが立ち上がる。
それを、彼がゴシゴシとしごくと、あっという間に精液を吹きだした。

「んんーーーーーーっっ!!」

「気持ちいいんだ、僕のとどっちが良かった?」

「い、いやって言ってるうっ!のにぃっ!あっ!あっ!あーーーーーーっ!!」

ふうふう息を付いて、必死で返事を返す。
何度も噛んだ腕は、内出血で青くなっている。

直腸が、激しい快感にビクビク痙攣する!
落ち着け、落ち着け!はあ、はあ、はあ、

彼がプラグをグイッと引いて、肛門で抽挿を始めた。
ザラザラ痛くて電撃が走る!ああああーーーーーー!!

「ああっ!ああっ!あっあっあーーー!!」

彼が取っ手を持って、中でぐるぐる回す。

「ひっひっ!うううーーーーっ!」

でもああ、物足りない。もっと、もっと、もっと激しく!
うるんだ目で、唇を噛んでこらえながら、彼をじっと見る。
彼がパッと手を離し、横に寝そべった。

「自分で出してごらんよ。そしたら僕の入れてあげる」

はあ、はあ、はあ、あああ、僕の理性、踏ん張ってくれーー

「だーかーらー、そんな余裕ないんだってば!んんっ!んっ!んっ!」

「自分で引っ張ればいいじゃない」

ニヤニヤ顔の彼の前で、おおきく股を広げて取っ手を引っ張ってみた。
ビクともしない。ああ、また痙攣してて直腸が硬くなってる。
あああああああ、もう、僕は、僕は、

「うっ!」

心臓がバクバクする違和感に、胸を押さえて1つ大きく深呼吸した。

「はあ、はあ、はあ、はあ」

ズキン、ズキン、ズキン、ズキン、ズキン、ズキン、

さっきから、どんどん、どんどん頭が痛くなる。割れそうに痛くなる。

「リツ?」

「な、なんでもない。媚薬が、ちょっと効いてきた」

「気分悪いならやめようか?」

「だ、大丈夫だよ!ああ、もう、あなたが抜いてくれないと、舐めるんだから!」

僕は彼にまたがって、お尻を彼に向けて上から彼のペニスを舐めた。
はあ、はあ、はあ、落ち着け、落ち着くんだ。
動悸が治まるのを待とう。頭痛はガマンできる。

だって、ずっと彼は待ってくれたんだ。
今夜を大事にしなきゃ。僕はミナレスの為にいるんだから。僕の価値はミナレスだけだから。
ああ、頭が混乱する。
そんな事、彼は思ってない。彼は、僕を愛して……ああ、僕は何考えてるんだ。

息を整えながら、ペロペロ、彼の下腹部を舐め始める。
彼のは人の陰毛と言うより、動物の毛みたいに腹から陰部に残っている。
毛並みをべろりとなめて、そそり立つ彼のペニスにふうっと息を吹きかける。

「んむっ」彼の感じている声が漏れた。

あ、はあ、はあ、ふふっ、あなたが気持ちいいなら、それでいいよ。

ペロンと先を舐めて、じわじわと口に含む。
大きい、大きくて口に入らない。
歯を立てないように、苦しくてもグッと口でしごいた。
うっうっ、息が苦しい。
それでも、舐めている間にアナルの痙攣が治まって来ている気がする。
ふう、ふう、ああ、良かった。

「うぬっ!うむうっ!この、いたずらっ子め」

いきなり、グッとプラグが引かれ、彼が僕のペニスを後ろから玉ごと掴んでもみだした。

「うぐっ!はっ!」

僕はペニスから口を離し、ううっとうめく。
強烈に快感が走る。
すっごい、すっごい今まで感じた事がないほど、媚薬が効いてる。

口開けたまま閉じられない。
盛りがついたイヌみたいに、よだれがダラダラ出る。
またプラグで彼が遊びだした。

やめてえええええっっ!!

それだけで、僕のペニスからは凄い勢いで精液を吐く。

「うぐ、あああああああ!!!」

ダメだ、なんか違う!媚薬の感受性高いのはキキじゃない。僕だったんだ。

ブルブル震える手で、股からのぞき込み、彼の手を持ちプラグを勢いよく抜いた。
中に出されていた、彼の精液がボタボタと彼のお腹に落ちる。
僕は身体の向きを変え、自分で彼のペニスを肛門にあてがうと、グッと自分で入れた。

「うぐうっ!!」

「リツ、どうしたんだい?リツ!」

痛い、痛い、アナルが硬い。でも、それでも身体が突き入れていく。
頭が、お尻が痛い!痛さもすべてが快感になる。

「いいいいい!!!!ひいいぃぃっ!!」

のけぞって、それでも無理矢理突き入れるとバンと彼の下腹部に打ち付けた。
ギュウギュウ彼のペニスを締めつけながら、バンバン上下して打ち付ける。
僕はボロボロ涙を流し、よだれを流し、白目になって突き入れたまま頭をかきむしる。

「いああああああああ!!頭があああいだあああああ!!!」

「リツ!リツ!」

彼の声は届かず、また、ひたすら彼のお腹に手をつき自分で抽挿する。

バンバンバンバンバンバンバン!!

「ひいひいひいいいひひいひいいぃぃぃ」

早く、早く、薬が抜けるのを必死で願う自分がいる一方で、激しい頭痛と混乱する頭が僕を狂わせる。

狂う、くるう、僕は、ああ!痛い痛い!頭が!頭が割れる!死ぬ!死ぬ!

「うあああああああ…………ひいいいいぃぃぃっ!!

うぐああああ!!!ぎゃあああああああああああ!!!」

自分が自分でどうにも出来ない。
頭を押さえながら腰を上下して激しくただ狂ったように抽挿して、もう痛いほどなのに止められない。
彼が何度も僕の名を呼び、そして部屋に誰かが飛び込んでくる。

助けて!ダナファン助けてえええ!!!

「……らな……助けれえええええ……あー!あーーー!!!」

誰かが僕を彼から引き剥がそうとする。
身体中がぐううっと痙攣して、ドサリと彼の胸に倒れ込んだ。

ああ、あのピンクの媚薬は僕はダメだ。
身体に合わない。

彼の悲鳴のように呼ぶ声が遠い。
僕はそのまま意識を失った。
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