4 / 5
第4話 【ギルド】
しおりを挟む
第4話
【ギルド】
雲ひとつない青空と、小鳥のさえずり。
「ふぁー。ん、もう朝か。」
そう言って起きると、彩葉は階下にあるギルドホールへと向かった。
「あ、エマさん!おはようございます!」
「彩葉ちゃん、おはよう!」
そうエマと挨拶を交わす。
辺りを見回すと知らない顔ばかりであった。
「みんな!昨日入った新しいメンバーを紹介するわ!」
「初めまして!彩葉です。よろしくお願いします!」
「よろしく!」「よろしくねー!」
「「よろしくなのです!」」
(歓迎されてるみたい…良かった。)
その後、彩葉はエマにメンバーの紹介をして貰った。
「あたしは日向。よろしく。」
日向さんは面白くてかっこいい人。
「ラズよ。よろしく!可愛いね♡」
ちょっと変わったこの人がラズさん。
「蘭なの。」「凛ですー!」
大人しく蘭ちゃんと元気に凛ちゃんの双子。
蘭ちゃんがお姉ちゃんだそう。
「あの、えっと、ルナです。サブマスターです。」
サブマスターのルナさん。…人見知りなのかな?
「皆さん!こちらこそよろしくお願いします!!」
フロンティアのみんなを紹介してもらった後、彩葉はエマの勧めで武器を見に行くことになった。
ついて行く!と言って聞かなかったのは双子とラズ。
結局4人で出掛けることになった。
ラズの馴染みだという武器商人の元へ行って、いくらかの武器を見繕ってもらった。
武器の代金はツケにしておいてくれるそう。
とりあえず武器の調整を頼んで、3人に街の案内をしてもらうことになった。
「んー、でもとりあえずお金稼がなきゃなー…」
「じゃあ、フローで働くといいの。」
「そうなのですー!エマさんに言っておくのですー!」
私が前に行ったカフェ【フロー】はフロンティアの経営してる店だったらしい。
しばらくはそこでバイトとして雇ってもらえることになった。
「じゃあ、改めて街の案内と行きましょうか!」
「「「おー!」」」
たくさんの露店。おすすめの飲食店。娯楽施設。
街の様々な場所を案内してもらった。
最後に訪れたのは、どうやら何かの会場のよう。
「ねえ、ここは何?」
「ここは、よく腕試しの大会が行われてる場所よ。」
「ここで優勝するとスタフラに勧誘されるらしいのですー!」
「まあ、あくまで噂だけどね。スタフラ自体も本当にあるかわからないし。」
「スタフラって?」
「スターリング・フラン。最強と呼ばれる人たちが集まってるギルドなの。でもその存在は謎に包まれてるの。」
スタフラか…かっこいい!もしかして”あの人”も入ってるのかな…?
その後は他愛もない会話をしながら武器商人の元へ戻った。
「無事に武器もゲットできたね!可愛い彩葉ちゃんにはピッタリね☆」
語尾に☆が見える…
「「「「ただいまー!」」」」
「おかえり!そして…」
「「「「「「彩葉ちゃん!フロンティアへようこそ!!」」」」」」
どうやら、皆は今日1日、私の歓迎会の準備をしてくれてたらしい。
(めっちゃ嬉しい!!!)
「じゃあ、彩葉ちゃんのフロンティア加入を祝して!かんぱーい!」
「「「「「かんぱーい!」」」」」
エマの音頭で歓迎会が始まった。
「あちゃー、みんな寝ちゃったね…」
「あはははは…」
「あ、そうそう。これフローの制服ね。明日からよろしく、彩葉ちゃん。」
「エマさん、ありがとうございます!こちらこそよろしくお願いします。」
この街での生活も始まったばかり。
(明日からバイト頑張ろ。)
そう心に決めると、彩葉は眠りについた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ルナ -Luna- 女
フロンティアのサブマスター。
人見知りだが、優しい。
ジョブはクレリック。
ラズ -Razu- 女
フロンティアのメンバー。
無類の女の子好き。
ジョブはナイト。
蘭 -Ran- 女
フロンティアのメンバー。
見た目のそっくりな双子の妹(凛)がいる。
大人しい。
ジョブはファイター。
凛 -Rin- 女
フロンティアのメンバー。
見た目のそっくりな双子の姉(蘭)がいる。
元気っ子。
ジョブはアーチャー。
【ギルド】
雲ひとつない青空と、小鳥のさえずり。
「ふぁー。ん、もう朝か。」
そう言って起きると、彩葉は階下にあるギルドホールへと向かった。
「あ、エマさん!おはようございます!」
「彩葉ちゃん、おはよう!」
そうエマと挨拶を交わす。
辺りを見回すと知らない顔ばかりであった。
「みんな!昨日入った新しいメンバーを紹介するわ!」
「初めまして!彩葉です。よろしくお願いします!」
「よろしく!」「よろしくねー!」
「「よろしくなのです!」」
(歓迎されてるみたい…良かった。)
その後、彩葉はエマにメンバーの紹介をして貰った。
「あたしは日向。よろしく。」
日向さんは面白くてかっこいい人。
「ラズよ。よろしく!可愛いね♡」
ちょっと変わったこの人がラズさん。
「蘭なの。」「凛ですー!」
大人しく蘭ちゃんと元気に凛ちゃんの双子。
蘭ちゃんがお姉ちゃんだそう。
「あの、えっと、ルナです。サブマスターです。」
サブマスターのルナさん。…人見知りなのかな?
「皆さん!こちらこそよろしくお願いします!!」
フロンティアのみんなを紹介してもらった後、彩葉はエマの勧めで武器を見に行くことになった。
ついて行く!と言って聞かなかったのは双子とラズ。
結局4人で出掛けることになった。
ラズの馴染みだという武器商人の元へ行って、いくらかの武器を見繕ってもらった。
武器の代金はツケにしておいてくれるそう。
とりあえず武器の調整を頼んで、3人に街の案内をしてもらうことになった。
「んー、でもとりあえずお金稼がなきゃなー…」
「じゃあ、フローで働くといいの。」
「そうなのですー!エマさんに言っておくのですー!」
私が前に行ったカフェ【フロー】はフロンティアの経営してる店だったらしい。
しばらくはそこでバイトとして雇ってもらえることになった。
「じゃあ、改めて街の案内と行きましょうか!」
「「「おー!」」」
たくさんの露店。おすすめの飲食店。娯楽施設。
街の様々な場所を案内してもらった。
最後に訪れたのは、どうやら何かの会場のよう。
「ねえ、ここは何?」
「ここは、よく腕試しの大会が行われてる場所よ。」
「ここで優勝するとスタフラに勧誘されるらしいのですー!」
「まあ、あくまで噂だけどね。スタフラ自体も本当にあるかわからないし。」
「スタフラって?」
「スターリング・フラン。最強と呼ばれる人たちが集まってるギルドなの。でもその存在は謎に包まれてるの。」
スタフラか…かっこいい!もしかして”あの人”も入ってるのかな…?
その後は他愛もない会話をしながら武器商人の元へ戻った。
「無事に武器もゲットできたね!可愛い彩葉ちゃんにはピッタリね☆」
語尾に☆が見える…
「「「「ただいまー!」」」」
「おかえり!そして…」
「「「「「「彩葉ちゃん!フロンティアへようこそ!!」」」」」」
どうやら、皆は今日1日、私の歓迎会の準備をしてくれてたらしい。
(めっちゃ嬉しい!!!)
「じゃあ、彩葉ちゃんのフロンティア加入を祝して!かんぱーい!」
「「「「「かんぱーい!」」」」」
エマの音頭で歓迎会が始まった。
「あちゃー、みんな寝ちゃったね…」
「あはははは…」
「あ、そうそう。これフローの制服ね。明日からよろしく、彩葉ちゃん。」
「エマさん、ありがとうございます!こちらこそよろしくお願いします。」
この街での生活も始まったばかり。
(明日からバイト頑張ろ。)
そう心に決めると、彩葉は眠りについた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ルナ -Luna- 女
フロンティアのサブマスター。
人見知りだが、優しい。
ジョブはクレリック。
ラズ -Razu- 女
フロンティアのメンバー。
無類の女の子好き。
ジョブはナイト。
蘭 -Ran- 女
フロンティアのメンバー。
見た目のそっくりな双子の妹(凛)がいる。
大人しい。
ジョブはファイター。
凛 -Rin- 女
フロンティアのメンバー。
見た目のそっくりな双子の姉(蘭)がいる。
元気っ子。
ジョブはアーチャー。
0
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
続・冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
の続編です。
アンドリューもそこそこ頑張るけど、続編で苦労するのはその息子かな?
辺境から結局建国することになったので、事務処理ハンパねぇー‼ってのを息子に押しつける俺です。楽隠居を決め込むつもりだったのになぁ。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
合成師
あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。
そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる