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甘えたい日もあります
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私の前世は孤独だった。両親は事故で早くに亡くなったし、周りはそんな自分を「可哀想な子」と不憫そうな目で見てきた。
トラックが前から突っ込んできて運転席と助手席にいた
両親が死んだわけだが、後部座席にいた自分は重症ではあるけど助かった。
ぐしゃっと潰れている両親を見た私。大切な人をつくらなければこんなに悲しい思いはしないと周囲との関わりを絶った。
異世界に転生して新たな家族ができた。前世の記憶があるせいで子供らしくない私でもかわいがってくれた。
幸せな生活が崩れたのは13歳の時。盗賊が村を襲って戦闘要員である父は殺され、母は自分をかばって殺された。
(ああ、まただ)
母が死に際に言った「貴女は生きるのよ」という言葉のせいで自殺することも叶わない。
ならば両親の死を忘れるくらい充実した日々を送ろうと
王都で働きに出ることにした。
しかしこうしてイオに溺愛される日々を過ごしている。
ドレスは何着も買ってくれるし、キラキラとした高価な宝石も買ってくれる。食事は村では食べれないほど豪華(イオの手作り)。普通の人から見れば贅沢で充実した日々を送っているように見えるだろう。
何日過ごそうとも心にぽっかりと穴が空いているのを感じる。
「リア」
どうして私だけが生き残るんだろう。どうして大切な人ほど先に死ぬんだろう。どうして、どうして、どうして!
「リア!」
「なあに?」
「…………一緒にいるのに僕のことを見ていなかったから」
「イオのことを考えていたのよ」
スリスリスリ
胸元や首筋に顔をスリスリスリする。温もりを感じた。今、彼は生きている。
世界最強の黒竜騎士団の団員。魔法・武の両方に秀でていて、彼はそんな優秀な騎士団の中でもトップの実力を持つ。
彼ならば、彼が大切な人となっても手から失われることはないはず。
「今日は甘えん坊だね」
「うん」
「かわいい」
「ね、イオ?」
「ん?」
イオだけは、イオだけでもこの手から離れていかないように。大切な人はこの手で守り抜こう。たとえ彼ほどの実力を持っていなくとも、何かしらの役には立つはず。
「イオ、ずーっと一緒にいようね」
「勿論だよ。離れたいって言っても離さない」
「ふふふ」
彼と一緒なら安心。セシリアはイディオスに見守られながら寝た。
「……………」
セシリアの出身や生い立ちなどは諜報部の調べで分かっている。両親を亡くし、1人で生きてきたらしい。親しい友人や知り合いはおらず、王都に入って働く前に出会ったからここでも知り合いがいない。頼れるのは自分だけ。
リアは時々暗い目をする。彼女の憂いを全て取り除いてあげたい。害ある人は徹底的に排除する。
過去に竜の番を害した人がいた。彼女らの住む領地は見るも無惨な状況になり、彼らは今後もこのようなことが起きないように自らを戒めた。
あれから何10年と立っている。人間、いや竜人は同じことを繰り返す生き物。諜報の人間からセルバンテス伯爵家の令嬢が不穏なことを企んでいると聞いた。
人目のある夜会で、知らしめるように、今後もこのようなことが起きないように徹底的に潰す。イディオスはそう誓った。
~作者から~
そろそろストックが無くなりそうです( ノД`)…
アイデアも出てこないし、どうしよヽ(д`ヽ)
トラックが前から突っ込んできて運転席と助手席にいた
両親が死んだわけだが、後部座席にいた自分は重症ではあるけど助かった。
ぐしゃっと潰れている両親を見た私。大切な人をつくらなければこんなに悲しい思いはしないと周囲との関わりを絶った。
異世界に転生して新たな家族ができた。前世の記憶があるせいで子供らしくない私でもかわいがってくれた。
幸せな生活が崩れたのは13歳の時。盗賊が村を襲って戦闘要員である父は殺され、母は自分をかばって殺された。
(ああ、まただ)
母が死に際に言った「貴女は生きるのよ」という言葉のせいで自殺することも叶わない。
ならば両親の死を忘れるくらい充実した日々を送ろうと
王都で働きに出ることにした。
しかしこうしてイオに溺愛される日々を過ごしている。
ドレスは何着も買ってくれるし、キラキラとした高価な宝石も買ってくれる。食事は村では食べれないほど豪華(イオの手作り)。普通の人から見れば贅沢で充実した日々を送っているように見えるだろう。
何日過ごそうとも心にぽっかりと穴が空いているのを感じる。
「リア」
どうして私だけが生き残るんだろう。どうして大切な人ほど先に死ぬんだろう。どうして、どうして、どうして!
「リア!」
「なあに?」
「…………一緒にいるのに僕のことを見ていなかったから」
「イオのことを考えていたのよ」
スリスリスリ
胸元や首筋に顔をスリスリスリする。温もりを感じた。今、彼は生きている。
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彼ならば、彼が大切な人となっても手から失われることはないはず。
「今日は甘えん坊だね」
「うん」
「かわいい」
「ね、イオ?」
「ん?」
イオだけは、イオだけでもこの手から離れていかないように。大切な人はこの手で守り抜こう。たとえ彼ほどの実力を持っていなくとも、何かしらの役には立つはず。
「イオ、ずーっと一緒にいようね」
「勿論だよ。離れたいって言っても離さない」
「ふふふ」
彼と一緒なら安心。セシリアはイディオスに見守られながら寝た。
「……………」
セシリアの出身や生い立ちなどは諜報部の調べで分かっている。両親を亡くし、1人で生きてきたらしい。親しい友人や知り合いはおらず、王都に入って働く前に出会ったからここでも知り合いがいない。頼れるのは自分だけ。
リアは時々暗い目をする。彼女の憂いを全て取り除いてあげたい。害ある人は徹底的に排除する。
過去に竜の番を害した人がいた。彼女らの住む領地は見るも無惨な状況になり、彼らは今後もこのようなことが起きないように自らを戒めた。
あれから何10年と立っている。人間、いや竜人は同じことを繰り返す生き物。諜報の人間からセルバンテス伯爵家の令嬢が不穏なことを企んでいると聞いた。
人目のある夜会で、知らしめるように、今後もこのようなことが起きないように徹底的に潰す。イディオスはそう誓った。
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