サブキャラ転生したけどロマンがあればそれでいい

オロシィ

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一章

能力確認及び安全確認

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最初に魔法剣士のキャラの方でと説明しなかった俺も悪いし時間の関係からか確認を取らなかった観測者も悪い。

なんなら最初に言わなかった俺の方が悪いから文句は言えない。
むしろごめんな観測者。

もう起きてしまったことは仕方ないのだからこれからをどうするか考えるとしよう。

生き延びるだけなら隠密特化のこのキャラでも大丈夫なはずだ。

とりあえず今俺が出来ることを調べてみてから今後の動きを決めよう。
まずはスキルからかな。
スキルを使おうと思った瞬間、使い方が頭に流れ込んできた。
いや、浮かび上がってきたと言った方が正しいかもしれない。
スキルの効果をイメージしながら言葉を発する。

分身ドッペルゲンガー

分身ドッペルゲンガー】は幻術の基本的なスキルの一つであり、指定した場所に自分の分身を出現させることができる。
あくまで幻術なので実体はないがモンスターを引きつける用途に使われるスキルだ。

俺がスキル名を唱えた瞬間に淡い光が集まり、目の前に俺の分身が現れた。
キャラメイクで作成した通り、少し長めの髪を後ろで束ねた白髪で紫色の瞳を持つ美青年だ。
今の自分の姿がイケメンであることが嬉しくて少しニヤついてしまった。
しっかり姿も作り替えてくれていることが証明できた。

他にもいくつか試して見た結果覚えているスキルに関しては問題なく使えることがわかった。
全てのスキルを試してみたいが中には今使わない方が良いものもあるのでその辺は追々検証していくとしよう。

さて次はその他のゲーム内の機能、マップやストレージだけど...
こっちはそもそもメニュー画面が開けないからどうやら使えなそうかな。
使えたらかなり便利だったんだけどなぁ。
これに関しても希望として伝えてなかったから仕方ない部分だな。

ひとまず能力に関してはこんなところだろうか。

能力の確認が済んだのでとりあえず安全確保をしなければいけない。
ここがどんな世界なのかわからない以上、なるべく堅実に少しずつ進む必要がある。
ここが元の世界の日本のような平和な場所ならいいがそれこそ急にモンスターなどが現れたらまずい。

「感知の術」

俺は忍術の中の索敵スキルを発動した。
このスキルは一定範囲内の生き物の輪郭をしばらく可視化することができる。
周りを見渡してみると所々に鳥や兎のような形の小動物が見える中、少し離れたところに大型の動物を発見した。
あれが何かはわからないがあそこには近づかない方が良さそうだな。
人らしき影があれば様子を見つつ近づきたいがここからだとそれらしき生き物は近くにいないようだ。

ひとまずあの大型動物から離れる方向に進んでみよう。
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