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第2章 魔女たちの暗躍編
第5話ー⑤ 不安
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――研究所、カフェ。
優香がカフェに着くと、剛とゆめかが席を囲んでいた。
「おはようございます。ずいぶん珍しい組み合わせですね」
優香はそう言って、2人の元に歩み寄った。
「おはよう、優香」
「おはよう。剛君とは、ここで偶然ね。それで、調子はどうかな?」
「あ、私は問題ないです! ありがとうございます」
「『私は』という事は、キリヤ君はあまり良くないってことかい?」
ニコニコと優香にそう尋ねるゆめか。
さすが、鋭いな――と心の中で思う優香。
「キリヤに何かあったんですか?」
剛は心配そうな表情で2人に尋ねた。
「ああ、まあ。仕事のことでちょっとね」
「そう、ですか……俺に何かしてあげられないかな」
剛はそう言って腕を組んでから、「うーん」とうなる。
やっぱり火山君は友人として、キリヤ君のことを心配に思うんだな――
「あ、そういえば、火山君はキリヤ君の幼馴染なんですよね?」
「幼馴染って言うのが正しいのかわからないけど、付き合いは長いほう、かな」
「ほう、それは興味深い。昔のキリヤ君のことを聞かせてくれないか?」
剛の話に興味を持ったゆめかは目を輝かせてそう言った。
「え……うーん。あまりいい印象じゃないけど、大丈夫ですか?」
「もちろん。どんなキリヤ君のことでも知りたいさ! ね、優香君?」
「は、はい!」
私の知らないキリヤ君、か……確かに気になるかも――!
そして剛はキリヤとの出会いから自分が眠りにつくまでのことを話した。
「――ちょっと意外でした。普段、温厚で優しいキリヤ君にそんな時期があったなんて」
「あの時は本当に怖かったんだよな……誰もキリヤに逆らえなくてさ。大人たちを目の敵にしていて――」
剛の話を聞いていた優香はS級の保護施設で暁と楽しそうに話していたキリヤの姿を思い出していた。
大人を目の敵にしていた彼が、たった一度の出来事をきっかけに変わったんだ――
「暁先生って、すごい方なんですね」
「知らなかったのか!? 暁先生は本当にすごいんだぜ! 俺は暁先生に出会ったから、教師になりたいってそう思ったんだからさ!」
「へ、へえ」
私はそんなに先生と関わりがなかったからな……それに1年しかあの施設にはいなかったわけだし――
「それも興味深いね。剛君、ぜひそのことも詳しく教えてくれるかい?」
ゆめかはニコニコと剛に問いかけた。
「もちろん! 始まりは先生が施設に来たときにやった追いかけっこかな――」
それから剛は暁との思い出を語り始めた。
「――その時に先生が言ったんだよ! 『本当の強さは自分の弱さを知ること』だって。力にばかり頼っていたあの頃の俺は、自分は弱かったんだって知ってさ。それで、この人についていけば、俺は本当の強さを知ることができるって思ったんだよ」
先生がそんなことを――と優香は感心しながら、剛の話を聞いていた。
「強さ、か……」
そして優香は昨夜の訓練室のことを思い出す。
キリヤ君、課題の答えは見つかったのかな――
そんなことを思いながら、ぼーっとする優香。
「優香君、どうしたんだい? もしかして、キリヤ君のことでも思い出してたのかい?」
ゆめかはそう言ってニヤニヤしながら優香の顔を覗き込む。
「え!? ち、ちが、いませんけど……ただ昨日のことを思い出していただけです」
「ああ。例の課題の件か」
「はい……」
「課題??」
剛は首をかしげて、そう言った。
「ああ。仕事の話だから、剛君はあまり気にしなくても大丈夫だよ」
ゆめかはそう言って剛に笑いかけた。
「ああ、はい」
剛はその笑顔を見て何かを悟ったのか、それ以上は尋ねることはなかった。
「あ。ずいぶん話し込んじゃいましたね。キリヤ君に朝食を持って行かないと」
「ふふふ。優香君はいい奥さんになれそうだね」
ゆめかはニヤニヤしながら、優香にそう告げた。
「だーかーらー!!」
「はいはい。ほら、キリヤ君が待っているんだろう? ちなみに今日はサンドイッチがおすすめだそうだ」
「それって誰のおすすめなんですか?」
剛はゆめかの方を見てそう尋ねると、
「初美かな!」
「田川さん、ですか……」
優香はそう言って不機嫌な顔になる。
「ははは、どうしたんだい?」
「いえ、ちょっと朝のことを思い出しただけです。とりあえずサンドイッチ以外のものにします」
優香はそう言って立ち上がり、自分のトレーを配膳口に持っていくと、そのまま購入のカウンターへ向かった。
ゆめかと剛はそんな優香の背中をニコニコを笑いながら、見つめたのだった。
「おにぎりでよかったかな」
優香はカフェで購入したおにぎりの入った袋を覗きながら、そんなことを呟いていた。
そして先ほど、剛から聞いたキリヤの過去の話をふと思い出す。
「信じたいのに信じられないって、確かに辛いことだよね……」
私は何があっても、キリヤ君の味方でいよう。今は先生も近くにいなくて、きっとキリヤ君も不安だと思うんだ。だから先生の代わりとまではいかないかもしれないけど、少しでもキリヤ君が安らげるように努めよう――
「うん」
優香はそう言って小さく頷いたのだった。
それからキリヤの部屋の前に着いた優香は、
「キリヤ君、いる? ご飯持ってきたよ」
そう言ってその扉をノックした。すると、「開いているから、入ってきてもいいよ」と中からキリヤの声がした。
「お邪魔しまーす」
優香がそう言いながら部屋に入ると、目の前に髪が濡れているキリヤが座っていた。
「ありがとう、優香。今ちょうど出てきたところなんだ」
「……」
「優香?」
「あ、ごめん! ついぼーっと……」
これが水も滴るいい男というやつなんだろうなと優香は心の中でそう思っていた。
「じゃあお腹空いたし、さっそく――」
「待って!」
おにぎりに手をつけようとするキリヤを静止する優香。
「え?」
「髪、濡れたままじゃ風邪ひくよ」
濡れた髪を指さしながら、そう言う優香。
「大丈夫だよ。もう春だからそんなに寒くないし」
「ダメ! 体調管理も仕事のうち! ドライヤーある? 私が乾かしてあげるから。そうしたらキリヤ君はご飯食べられるでしょ?」
「か、髪くらい1人で乾かせるよ!!」
キリヤはそう言いながら立ち上がり、洗面所へと向かった。
そして数分後、髪を乾かしたキリヤが洗面所から出てきた。
「これでいいかな?」
「うん。それならいいよ」
「なんだか優香が最近お母さんに見えるよ……」
ため息交じりにそう言うキリヤ。
「失礼な! 私はまだ19歳だよ? それに、そんなお母さん感を出しているつもりはありません!」
「そう、かな?」
「そうなの!」
「わかったよ」
キリヤはそう言って笑いながら、優香が持ってきたおにぎりを頬張った。
「そういえばさ、今日はゆっくりするとして、明日のお休みはどうするの?」
優香はおにぎりにかじりつくキリヤにそう尋ねた。
「うーん。とりあえず予定もないから、自主訓練を――」
「また訓練するの!? お休みなんだから、ちゃんと身体を休めないと!!」
「そうだけど……でも」
キリヤはそう言って、優香から顔をそらした。
「強くなりたいって?」
「…………うん」
「さっきカフェで火山君が言っていたけど、『本当の強さは自分の弱さを知ること』だって暁先生が言っていたんだって」
「自分の弱さを知る……?」
そう言いながら、ゆっくりと優香の方を向くキリヤ。
「そう。だからさ、君は君らしい強さで良いと思うんだよ。みんながみんな同じ強さなんてことはないんだから」
優しく微笑みながら優香はそう言った。
「僕らしい強さ、か……」
そう言って俯くキリヤ。
この答えは君の中にしかないもの。だから私に言えるのはここまでかな――優香は俯くキリヤを見ながらそう思っていた。
「ま、そのことはいったん置いておいて。予定がないのなら、ちょっと付き合ってくれない?」
「いや、だから訓練が――」
「付き合ってくれるよね?」
優香は満面の笑みでキリヤにそう告げた。
「も、もちろんです……」
「よしよし」
「それで、何をしようっていうの?」
「ショッピングだよ!!」
「へ??」
優香のその言葉にきょとんとするキリヤだった。
優香がカフェに着くと、剛とゆめかが席を囲んでいた。
「おはようございます。ずいぶん珍しい組み合わせですね」
優香はそう言って、2人の元に歩み寄った。
「おはよう、優香」
「おはよう。剛君とは、ここで偶然ね。それで、調子はどうかな?」
「あ、私は問題ないです! ありがとうございます」
「『私は』という事は、キリヤ君はあまり良くないってことかい?」
ニコニコと優香にそう尋ねるゆめか。
さすが、鋭いな――と心の中で思う優香。
「キリヤに何かあったんですか?」
剛は心配そうな表情で2人に尋ねた。
「ああ、まあ。仕事のことでちょっとね」
「そう、ですか……俺に何かしてあげられないかな」
剛はそう言って腕を組んでから、「うーん」とうなる。
やっぱり火山君は友人として、キリヤ君のことを心配に思うんだな――
「あ、そういえば、火山君はキリヤ君の幼馴染なんですよね?」
「幼馴染って言うのが正しいのかわからないけど、付き合いは長いほう、かな」
「ほう、それは興味深い。昔のキリヤ君のことを聞かせてくれないか?」
剛の話に興味を持ったゆめかは目を輝かせてそう言った。
「え……うーん。あまりいい印象じゃないけど、大丈夫ですか?」
「もちろん。どんなキリヤ君のことでも知りたいさ! ね、優香君?」
「は、はい!」
私の知らないキリヤ君、か……確かに気になるかも――!
そして剛はキリヤとの出会いから自分が眠りにつくまでのことを話した。
「――ちょっと意外でした。普段、温厚で優しいキリヤ君にそんな時期があったなんて」
「あの時は本当に怖かったんだよな……誰もキリヤに逆らえなくてさ。大人たちを目の敵にしていて――」
剛の話を聞いていた優香はS級の保護施設で暁と楽しそうに話していたキリヤの姿を思い出していた。
大人を目の敵にしていた彼が、たった一度の出来事をきっかけに変わったんだ――
「暁先生って、すごい方なんですね」
「知らなかったのか!? 暁先生は本当にすごいんだぜ! 俺は暁先生に出会ったから、教師になりたいってそう思ったんだからさ!」
「へ、へえ」
私はそんなに先生と関わりがなかったからな……それに1年しかあの施設にはいなかったわけだし――
「それも興味深いね。剛君、ぜひそのことも詳しく教えてくれるかい?」
ゆめかはニコニコと剛に問いかけた。
「もちろん! 始まりは先生が施設に来たときにやった追いかけっこかな――」
それから剛は暁との思い出を語り始めた。
「――その時に先生が言ったんだよ! 『本当の強さは自分の弱さを知ること』だって。力にばかり頼っていたあの頃の俺は、自分は弱かったんだって知ってさ。それで、この人についていけば、俺は本当の強さを知ることができるって思ったんだよ」
先生がそんなことを――と優香は感心しながら、剛の話を聞いていた。
「強さ、か……」
そして優香は昨夜の訓練室のことを思い出す。
キリヤ君、課題の答えは見つかったのかな――
そんなことを思いながら、ぼーっとする優香。
「優香君、どうしたんだい? もしかして、キリヤ君のことでも思い出してたのかい?」
ゆめかはそう言ってニヤニヤしながら優香の顔を覗き込む。
「え!? ち、ちが、いませんけど……ただ昨日のことを思い出していただけです」
「ああ。例の課題の件か」
「はい……」
「課題??」
剛は首をかしげて、そう言った。
「ああ。仕事の話だから、剛君はあまり気にしなくても大丈夫だよ」
ゆめかはそう言って剛に笑いかけた。
「ああ、はい」
剛はその笑顔を見て何かを悟ったのか、それ以上は尋ねることはなかった。
「あ。ずいぶん話し込んじゃいましたね。キリヤ君に朝食を持って行かないと」
「ふふふ。優香君はいい奥さんになれそうだね」
ゆめかはニヤニヤしながら、優香にそう告げた。
「だーかーらー!!」
「はいはい。ほら、キリヤ君が待っているんだろう? ちなみに今日はサンドイッチがおすすめだそうだ」
「それって誰のおすすめなんですか?」
剛はゆめかの方を見てそう尋ねると、
「初美かな!」
「田川さん、ですか……」
優香はそう言って不機嫌な顔になる。
「ははは、どうしたんだい?」
「いえ、ちょっと朝のことを思い出しただけです。とりあえずサンドイッチ以外のものにします」
優香はそう言って立ち上がり、自分のトレーを配膳口に持っていくと、そのまま購入のカウンターへ向かった。
ゆめかと剛はそんな優香の背中をニコニコを笑いながら、見つめたのだった。
「おにぎりでよかったかな」
優香はカフェで購入したおにぎりの入った袋を覗きながら、そんなことを呟いていた。
そして先ほど、剛から聞いたキリヤの過去の話をふと思い出す。
「信じたいのに信じられないって、確かに辛いことだよね……」
私は何があっても、キリヤ君の味方でいよう。今は先生も近くにいなくて、きっとキリヤ君も不安だと思うんだ。だから先生の代わりとまではいかないかもしれないけど、少しでもキリヤ君が安らげるように努めよう――
「うん」
優香はそう言って小さく頷いたのだった。
それからキリヤの部屋の前に着いた優香は、
「キリヤ君、いる? ご飯持ってきたよ」
そう言ってその扉をノックした。すると、「開いているから、入ってきてもいいよ」と中からキリヤの声がした。
「お邪魔しまーす」
優香がそう言いながら部屋に入ると、目の前に髪が濡れているキリヤが座っていた。
「ありがとう、優香。今ちょうど出てきたところなんだ」
「……」
「優香?」
「あ、ごめん! ついぼーっと……」
これが水も滴るいい男というやつなんだろうなと優香は心の中でそう思っていた。
「じゃあお腹空いたし、さっそく――」
「待って!」
おにぎりに手をつけようとするキリヤを静止する優香。
「え?」
「髪、濡れたままじゃ風邪ひくよ」
濡れた髪を指さしながら、そう言う優香。
「大丈夫だよ。もう春だからそんなに寒くないし」
「ダメ! 体調管理も仕事のうち! ドライヤーある? 私が乾かしてあげるから。そうしたらキリヤ君はご飯食べられるでしょ?」
「か、髪くらい1人で乾かせるよ!!」
キリヤはそう言いながら立ち上がり、洗面所へと向かった。
そして数分後、髪を乾かしたキリヤが洗面所から出てきた。
「これでいいかな?」
「うん。それならいいよ」
「なんだか優香が最近お母さんに見えるよ……」
ため息交じりにそう言うキリヤ。
「失礼な! 私はまだ19歳だよ? それに、そんなお母さん感を出しているつもりはありません!」
「そう、かな?」
「そうなの!」
「わかったよ」
キリヤはそう言って笑いながら、優香が持ってきたおにぎりを頬張った。
「そういえばさ、今日はゆっくりするとして、明日のお休みはどうするの?」
優香はおにぎりにかじりつくキリヤにそう尋ねた。
「うーん。とりあえず予定もないから、自主訓練を――」
「また訓練するの!? お休みなんだから、ちゃんと身体を休めないと!!」
「そうだけど……でも」
キリヤはそう言って、優香から顔をそらした。
「強くなりたいって?」
「…………うん」
「さっきカフェで火山君が言っていたけど、『本当の強さは自分の弱さを知ること』だって暁先生が言っていたんだって」
「自分の弱さを知る……?」
そう言いながら、ゆっくりと優香の方を向くキリヤ。
「そう。だからさ、君は君らしい強さで良いと思うんだよ。みんながみんな同じ強さなんてことはないんだから」
優しく微笑みながら優香はそう言った。
「僕らしい強さ、か……」
そう言って俯くキリヤ。
この答えは君の中にしかないもの。だから私に言えるのはここまでかな――優香は俯くキリヤを見ながらそう思っていた。
「ま、そのことはいったん置いておいて。予定がないのなら、ちょっと付き合ってくれない?」
「いや、だから訓練が――」
「付き合ってくれるよね?」
優香は満面の笑みでキリヤにそう告げた。
「も、もちろんです……」
「よしよし」
「それで、何をしようっていうの?」
「ショッピングだよ!!」
「へ??」
優香のその言葉にきょとんとするキリヤだった。
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