君ト僕ト秘密

riyu

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#2

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いつも通りの朝がきた
今日はゴミ出しだ

袋いっぱいに積めた
ゴミ袋をゴミ置き場に
持って行く

アパートに住んでいるため
近所の人とは
面識がなく挨拶すら
ろくにしたことがない

通勤時間
僕はほぼ毎日
老舗スーパーで昼御飯を買う
昔からある町のスーパー
品揃えも微妙で
値段も高い
だが僕はこのスーパーが
昔から大好きだ・・
たまに弁当を作るが
昨日はなにもなかったから
今日は買い飯だ

お金にも限りがある
僕は買うものを計算しながら
会計を済ませた


会社に着いた
ロッカーで着替え
事務所に行き
作業時間が来るまで
のんびりしている

カレンダーを見た
今日は火曜日、バイトの日だ
なぜか分からないが心の中で
バイトを楽しみにしていた

就業のチャイムが鳴った
作業時間だ
僕はフォークリフトの運転手をしている
午前中に荷物を出し
午後からは次の日の準備をする
これを月曜から金曜日まで
続けている

ここの職場は残業がない
これは嬉しい

17時になり
退社する

僕はあるところに向かった
君がいる会社だ

僕はダブルワークをしている
昼間は普通のサラリーマンで
夕方の18時から終わるまで
君がいる会社でバイトとして働いている
 

「お疲れ様です!」

元気に挨拶するが
返事は返ってこない
ここはそういう会社だ
会社としては最悪だが
仕事はまあまあ良かった
時給も良かった

現場を見渡した
仕事の流れ
物量
人の配置
だが
君の姿はなかった

すこしだけ
ガッカリした気がした


もくもくと仕事をこなし
終わりを迎えた

家に着き
シャワーを浴び
真っ暗な部屋の
テーブルのイスに座る

テーブルの上には
なにも乗っていない
そこに今日も顔を伏せる

ぼんやりとした月明かりが
綺麗だった
無音の夜が続いてる

今日もまた
ここで眠っていた



僕には秘密がある
君に言えない秘密がある。
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