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アンネマリー編〜転生に気付いたのでやり直します
予定変更?
夜、両親が揃ったところで、仮婚約の話を白紙にして欲しいことを話した。
お父様が、2人で話が出来たのか聞いてきたので、今日の出来事を話し、もう話をしたくないことを伝えると、それならしょうがないと言ってくれた。公爵家にはゴタゴタが落ち着いたら、休みの日にでも両親で話をしに行ってくれることになった。良かったー。
これで、望まない結婚の回避を達成できる!
それと私の今後について。こっちが重要ですよね。
両親は、急いで次の相手を探すつもりはないようだが、学園を卒業するまでには決めて欲しいらしい。やっぱり、売れ残りを心配しているのね。
私の希望としては、爵位には拘らないから、自分を大事にしてくれる人と愛のある結婚がしたいことを伝えた。ちゃんとお父様みたいな人って付けましたよ!
そこでうちのボスことお母様が口を開き
「アン、この際だから、この人って思える人がいたら、爵位が低かろうが、次男とか三男とかでもいいわ。」
それ、かなり譲渡してますけど、いいのですか?
「うちは伯爵位も持っているから、それをアンにあげるわ。それと、お母様が嫁いで来た時に王家から貰ってきた領地があるから、そこをアンが管理すればいいのよ。元々の侯爵家の領地だけでも広いのに、大変だって話していたの。そこは温暖な気候で住みやすいから、いつかお父様が侯爵位を引退したら、引っ越そうかと話していたのよ。」
お父様は目を輝かせる。
「それなら、無理にお嫁に行かなくて済むね。優秀でお父様とお母様が仲良くなれそうな、次男・三男あたりを見つけてくればいい。」
この国は女性でも爵位が継げるから、悪くない話だと思う。
でも、娘と同居か、近居する気でいますよね!その話ぶりは。
お母様は今日も相変わらず自由です。上に姉と兄がいたお母様は、政略結婚させられることなく、自由に育ってきたそうなので、元王女とは考えられないくらい、伸び伸びした性格です。
お母様には少し歳の離れた弟君もいますが、私から見たら叔父であるその方も、お母様によく似た顔立ちで性格も大らかで自由な感じです。少し前に侯爵家に婿入りされましたね。
自由なお母様による、自由な発想で今は助けられているところなのですが。
うーん。領地の経営の知識が必要になるよね。
今までは、国の防衛の要の公爵家に嫁ぐつもりで、公爵夫人として必要な教養やマナーばかりやってきたけど、領地の経営は考えてなかったな。でも、何となく政略結婚させられるより、自分の力で歩んで行けるような気がして、魅力を感じてしまう。
「お母様、その話、前向きに考えてもいいですか?その領地の場所と特産品を教えて欲しいのです。」
「元々の侯爵家の領地から少し離れた南部にあるわ。温暖だから農産物がよく育つ土地ね。でも、一番の収入源は薬草かしらね。そこでしか育たない薬草は希少価値があるから、高値で取引されているわ。」
薬草・農産物か。全くの知識不足だ。どうしようか。領主は直接栽培しなくても、知識があるに越したことはないし、領民からの信用問題にも関わってくるよね。
「薬草は薬に調合しないで、薬草としてだけ出荷しているのでしょうか?」
「主に出荷しているみたいよ。薬師が沢山いるわけでもないし。」
だよねー。薬師は学が必要だから、誰でも出来る仕事ではない。
「出荷だけだと、もしも、天候に恵まれない年があったら、薬草にしても、農産物にしても大打撃ですよね。過去の天候と年毎の出荷量と収入は記録されているのでしょうか?それと、薬草は手間はかかっても、加工してしまったほうが、利益が上がって保存が出来る種類もあるのでは?」
と、お母様に聞いてみたところで、あっ!やっちゃった?
お父様とお母様がぽかーんとしている。
「アン!今まで口にしなかったようなことを話しているけど…、何というかね、16歳の令嬢らしくないというか、急にしっかりしてしまったというか。」
お父様、そうですよねー!今まで領地経営に興味を示さなかった娘が、急にペラペラと出荷量とか、利益とか言い出したら、びっくりしますよね。
「急に大人になってしまったみたいで、驚いたけど、その向上心は、お母様は応援したいわね。そんなに興味があるなら、お休みの日に領地を見に行ってみましょうか。いい所なのよ。」
「ぜひ、お願いします。」
「それと、領地経営するなら、優秀な文官を引き抜いたり、事務官を雇ったり、未来の旦那様に手伝ってもらったりと、いくらでも方法があると思うの。でも薬草をどうにかしたいなら、薬学を学んだほうがいいかもしれないわね。」
全くその通りだ。ついでに、農産物も何とかしたい。悪天候に負けない強い作物があればなぁ。味がよくて大きく育つ、品種改良ってこの世界に存在するのかしらね。前世で言う、ブランド野菜みたいなの作れるかもしれないし、そしたら貴族に高く売りつけたいわ。お母様を広告塔にして、ブランド野菜を使ったレストランも王都にオープンしちゃう?難しいチャレンジではあるが、夢があるわね。
「薬学とついでに、作物についても改善の余地があるような気がするのですが。誰かに弟子入り出来るのでしょうか?」
「本気で学びたいなら、学問が進んでいる隣国に留学するのも一つの方法かもしれないわ。特に薬学はうちの国よりかなり進んでいるみたいよ。やる気があるなら、お姉様にすぐに手紙を書くわよ。」
お母様のお姉様、隣国の王妃殿下ですね。いきなり隣国の権力No.2がサラッとでてきましたが、今は、お願いする以外の方法はないと思うのです。
私は迷わずに、お願いすることにした。
お父様が、2人で話が出来たのか聞いてきたので、今日の出来事を話し、もう話をしたくないことを伝えると、それならしょうがないと言ってくれた。公爵家にはゴタゴタが落ち着いたら、休みの日にでも両親で話をしに行ってくれることになった。良かったー。
これで、望まない結婚の回避を達成できる!
それと私の今後について。こっちが重要ですよね。
両親は、急いで次の相手を探すつもりはないようだが、学園を卒業するまでには決めて欲しいらしい。やっぱり、売れ残りを心配しているのね。
私の希望としては、爵位には拘らないから、自分を大事にしてくれる人と愛のある結婚がしたいことを伝えた。ちゃんとお父様みたいな人って付けましたよ!
そこでうちのボスことお母様が口を開き
「アン、この際だから、この人って思える人がいたら、爵位が低かろうが、次男とか三男とかでもいいわ。」
それ、かなり譲渡してますけど、いいのですか?
「うちは伯爵位も持っているから、それをアンにあげるわ。それと、お母様が嫁いで来た時に王家から貰ってきた領地があるから、そこをアンが管理すればいいのよ。元々の侯爵家の領地だけでも広いのに、大変だって話していたの。そこは温暖な気候で住みやすいから、いつかお父様が侯爵位を引退したら、引っ越そうかと話していたのよ。」
お父様は目を輝かせる。
「それなら、無理にお嫁に行かなくて済むね。優秀でお父様とお母様が仲良くなれそうな、次男・三男あたりを見つけてくればいい。」
この国は女性でも爵位が継げるから、悪くない話だと思う。
でも、娘と同居か、近居する気でいますよね!その話ぶりは。
お母様は今日も相変わらず自由です。上に姉と兄がいたお母様は、政略結婚させられることなく、自由に育ってきたそうなので、元王女とは考えられないくらい、伸び伸びした性格です。
お母様には少し歳の離れた弟君もいますが、私から見たら叔父であるその方も、お母様によく似た顔立ちで性格も大らかで自由な感じです。少し前に侯爵家に婿入りされましたね。
自由なお母様による、自由な発想で今は助けられているところなのですが。
うーん。領地の経営の知識が必要になるよね。
今までは、国の防衛の要の公爵家に嫁ぐつもりで、公爵夫人として必要な教養やマナーばかりやってきたけど、領地の経営は考えてなかったな。でも、何となく政略結婚させられるより、自分の力で歩んで行けるような気がして、魅力を感じてしまう。
「お母様、その話、前向きに考えてもいいですか?その領地の場所と特産品を教えて欲しいのです。」
「元々の侯爵家の領地から少し離れた南部にあるわ。温暖だから農産物がよく育つ土地ね。でも、一番の収入源は薬草かしらね。そこでしか育たない薬草は希少価値があるから、高値で取引されているわ。」
薬草・農産物か。全くの知識不足だ。どうしようか。領主は直接栽培しなくても、知識があるに越したことはないし、領民からの信用問題にも関わってくるよね。
「薬草は薬に調合しないで、薬草としてだけ出荷しているのでしょうか?」
「主に出荷しているみたいよ。薬師が沢山いるわけでもないし。」
だよねー。薬師は学が必要だから、誰でも出来る仕事ではない。
「出荷だけだと、もしも、天候に恵まれない年があったら、薬草にしても、農産物にしても大打撃ですよね。過去の天候と年毎の出荷量と収入は記録されているのでしょうか?それと、薬草は手間はかかっても、加工してしまったほうが、利益が上がって保存が出来る種類もあるのでは?」
と、お母様に聞いてみたところで、あっ!やっちゃった?
お父様とお母様がぽかーんとしている。
「アン!今まで口にしなかったようなことを話しているけど…、何というかね、16歳の令嬢らしくないというか、急にしっかりしてしまったというか。」
お父様、そうですよねー!今まで領地経営に興味を示さなかった娘が、急にペラペラと出荷量とか、利益とか言い出したら、びっくりしますよね。
「急に大人になってしまったみたいで、驚いたけど、その向上心は、お母様は応援したいわね。そんなに興味があるなら、お休みの日に領地を見に行ってみましょうか。いい所なのよ。」
「ぜひ、お願いします。」
「それと、領地経営するなら、優秀な文官を引き抜いたり、事務官を雇ったり、未来の旦那様に手伝ってもらったりと、いくらでも方法があると思うの。でも薬草をどうにかしたいなら、薬学を学んだほうがいいかもしれないわね。」
全くその通りだ。ついでに、農産物も何とかしたい。悪天候に負けない強い作物があればなぁ。味がよくて大きく育つ、品種改良ってこの世界に存在するのかしらね。前世で言う、ブランド野菜みたいなの作れるかもしれないし、そしたら貴族に高く売りつけたいわ。お母様を広告塔にして、ブランド野菜を使ったレストランも王都にオープンしちゃう?難しいチャレンジではあるが、夢があるわね。
「薬学とついでに、作物についても改善の余地があるような気がするのですが。誰かに弟子入り出来るのでしょうか?」
「本気で学びたいなら、学問が進んでいる隣国に留学するのも一つの方法かもしれないわ。特に薬学はうちの国よりかなり進んでいるみたいよ。やる気があるなら、お姉様にすぐに手紙を書くわよ。」
お母様のお姉様、隣国の王妃殿下ですね。いきなり隣国の権力No.2がサラッとでてきましたが、今は、お願いする以外の方法はないと思うのです。
私は迷わずに、お願いすることにした。
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表紙は写真ACより転載しました。