私も貴方を愛さない〜今更愛していたと言われても困ります

せいめ

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プロローグ

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 結婚初夜、旦那様は私に冷たく言い放つ。

「私は君を愛することはないだろう。
 しかし、この結婚は王命だ。不本意だが、君とは白い結婚には出来ない。貴族の義務として今宵は君を抱く。
 これを終えたら、君は領地で好きに生活すればいい。」

 白い結婚ならば、時期が来たら夫の同意なしで離縁出来てしまう。
 王命での結婚を白い結婚には出来ないという考えらしい。



 短い婚約期間、旦那様は義務的な態度で数回私に会いに来てくれた。
 私達には特に会話もなく、お茶を一杯飲み終えると、両親と兄に挨拶だけして帰っていく。
 そんな態度を見れば誰だって分かるわよ。
 貴方もこの結婚を望んでいないのだと。

 でも、それで良かった。
 私は誰かを愛することも、愛されることも許されないのだから。

 私も貴方を愛さない……


 
 
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