18 / 67
閑話 シールズ公爵
しおりを挟む
側近たちが席を外し、執務室には二人きりになる。
この女と二人きりでいたなんて噂になったら大変だから、早く話を済ませて出て行ってもらおう。
「ヴィオラ嬢。ご覧の通り私は多忙だ。話は手短にお願いしたい。」
「……お義姉様は体調が悪く食欲が落ちているのです。」
表情を曇らせながら話すヴィオラ嬢は、義姉の体調を心配する義妹のようにしか見えなかった。
狡猾な女だが、アリエルはヴィオラ嬢を可愛がっていたし、二人は仲良くしていたから、この女は本気で彼女を心配しているのだろうと思ってしまった。
「ああ……。顔合わせの時に久しぶりに会ったが、痩せてしまっていたな。」
「お義姉様は記憶喪失だから気づいていないと思いますが、もしかしたらあの男との子供を妊娠しているのかもしれませんわ。」
「……は?」
「私は、二人が情を交わすほど愛し合っていたことを知っていますの。
お義姉様のことをメイドに任せたままの義両親は気付いていませんが、妊娠の可能性が高いかと……
お義姉様は記憶喪失でもあの男のことを少しずつ思い出しているようで、結婚なんてしないで修道院に行きたいと泣いていましたわ。
残りの人生はあの男に祈りを捧げて生きていきたいと考えているようです。」
顔合わせの時に、私に対して空虚な眼差しを向けていたのはそういうことだったのか……
私がアリエルとの縁談を望んだことは、彼女にとっては迷惑でしかなかったのかもしれない……
「シールズ公爵様。お義姉様との結婚はやめることは出来ないのでしょうか?
お義姉様が可哀想ですし、名門のシールズ公爵家の夫人となる人が、他の男の子を孕んでいるかもしれないなんて、許されることではありませんわ。」
ヴィオラ嬢の話は衝撃的だったが、なぜか結婚をやめようとは思えなかった。
貴族の結婚なのだから、愛のない夫婦なんて沢山いるだろう。私もその愛のない夫婦の仲間入りをするだけだ。何の問題もない……
無意識のうちに、自分にそう言い聞かせていた。
「この結婚は王命だ。私から婚約を解消するつもりはない。
ただ……、この話は他言しないように。
今、アリエルに良くない噂が流れるとバトラー侯爵家の評判に関わり、家族である君にも大きく影響するだろう。
君が王太子妃教育に苦労しているという話は私の耳にも届いている。
殿下の伴侶になりたいと思うのなら、自分の家名に泥を塗るようなことをむやみに口にしないことだ。
……分かったか?」
義姉を心配している義妹の表情が一瞬だけ崩れた気がした。
「……わ、分かっておりますわ。
失礼致します。」
ヴィオラ嬢は、青褪めた表情で執務室を出て行ってしまった。
……言い過ぎてしまったか? いや、あれくらい釘を刺さないと、あの女はいつ口を滑らせるか分からない。
それよりも、アリエルが妊娠の可能性があるなら、早く婚姻を済ませてしまった方が良さそうだ。
もし、妊娠のことをアリエルやバトラー侯爵たちが気づいてしまったら? アリエルは、厳格なバトラー侯爵によって幽閉させられてしまうかもしれない。
それに、望まない妊娠をしたと彼女が知ったらまた深く傷付いてしまう。
それだけは嫌だった……
もし彼女が妊娠していたとしても構わない。初夜を済ませてしまえば私の子だ。
生まれた子の容姿が誰にも似てなくても、早くに亡くなってしまった祖父母に似ているとか言って、いくらでも誤魔化してやる。
そんな私は、信用できる口の堅い医者に妊娠について色々教えてもらうことにした。
悪阻などで食欲が落ちる人が多いことや、症状は個人差があること。月のものが不順だった者は妊娠に気づかない場合があること。体型の変化も個人差があるので、妊娠してもあまり変わらない人もいること。
その話を聞いた私は、ヴィオラ嬢の話に疑いを持つことをやめてしまった。
私達は短い婚約期間中、仲を深めることが出来ないまま、結婚式の日を迎えることになる。
そして初夜……
アリエルの待つ夫婦の寝室に向かうと、彼女の目が怯えていることに気付いてしまった。
まるで、私がこの部屋に来ることを望んでいなかったとでも言いたげな目……
アリエルが私との結婚を望んでいないことは分かっていた。
婚約期間中、アリエルから向けられた視線には、私から愛されたいとも思わない、興味すらないというような、無関心に近い視線を向けられていたからだ。
死んだあの男のことが忘れられないのか……?
だから、私は心にもないことを言ってしまった。
「私は君を愛することはないだろう。
しかし、この結婚は王命だ。不本意だが、君とは白い結婚には出来ない。貴族の義務として今宵は君を抱く。
これを終えたら、君は領地で好きに生活すればいい。」
「……畏まりました。」
口では酷いことを言ってしまったが、妊娠の可能性がある彼女のことは大切に扱いたかった。
しかし彼女は苦痛に顔を歪め、体も何かがおかしい。
終わった後、すぐに血痕に気付く。
その瞬間、私の頭は真っ白になってしまった。
この女と二人きりでいたなんて噂になったら大変だから、早く話を済ませて出て行ってもらおう。
「ヴィオラ嬢。ご覧の通り私は多忙だ。話は手短にお願いしたい。」
「……お義姉様は体調が悪く食欲が落ちているのです。」
表情を曇らせながら話すヴィオラ嬢は、義姉の体調を心配する義妹のようにしか見えなかった。
狡猾な女だが、アリエルはヴィオラ嬢を可愛がっていたし、二人は仲良くしていたから、この女は本気で彼女を心配しているのだろうと思ってしまった。
「ああ……。顔合わせの時に久しぶりに会ったが、痩せてしまっていたな。」
「お義姉様は記憶喪失だから気づいていないと思いますが、もしかしたらあの男との子供を妊娠しているのかもしれませんわ。」
「……は?」
「私は、二人が情を交わすほど愛し合っていたことを知っていますの。
お義姉様のことをメイドに任せたままの義両親は気付いていませんが、妊娠の可能性が高いかと……
お義姉様は記憶喪失でもあの男のことを少しずつ思い出しているようで、結婚なんてしないで修道院に行きたいと泣いていましたわ。
残りの人生はあの男に祈りを捧げて生きていきたいと考えているようです。」
顔合わせの時に、私に対して空虚な眼差しを向けていたのはそういうことだったのか……
私がアリエルとの縁談を望んだことは、彼女にとっては迷惑でしかなかったのかもしれない……
「シールズ公爵様。お義姉様との結婚はやめることは出来ないのでしょうか?
お義姉様が可哀想ですし、名門のシールズ公爵家の夫人となる人が、他の男の子を孕んでいるかもしれないなんて、許されることではありませんわ。」
ヴィオラ嬢の話は衝撃的だったが、なぜか結婚をやめようとは思えなかった。
貴族の結婚なのだから、愛のない夫婦なんて沢山いるだろう。私もその愛のない夫婦の仲間入りをするだけだ。何の問題もない……
無意識のうちに、自分にそう言い聞かせていた。
「この結婚は王命だ。私から婚約を解消するつもりはない。
ただ……、この話は他言しないように。
今、アリエルに良くない噂が流れるとバトラー侯爵家の評判に関わり、家族である君にも大きく影響するだろう。
君が王太子妃教育に苦労しているという話は私の耳にも届いている。
殿下の伴侶になりたいと思うのなら、自分の家名に泥を塗るようなことをむやみに口にしないことだ。
……分かったか?」
義姉を心配している義妹の表情が一瞬だけ崩れた気がした。
「……わ、分かっておりますわ。
失礼致します。」
ヴィオラ嬢は、青褪めた表情で執務室を出て行ってしまった。
……言い過ぎてしまったか? いや、あれくらい釘を刺さないと、あの女はいつ口を滑らせるか分からない。
それよりも、アリエルが妊娠の可能性があるなら、早く婚姻を済ませてしまった方が良さそうだ。
もし、妊娠のことをアリエルやバトラー侯爵たちが気づいてしまったら? アリエルは、厳格なバトラー侯爵によって幽閉させられてしまうかもしれない。
それに、望まない妊娠をしたと彼女が知ったらまた深く傷付いてしまう。
それだけは嫌だった……
もし彼女が妊娠していたとしても構わない。初夜を済ませてしまえば私の子だ。
生まれた子の容姿が誰にも似てなくても、早くに亡くなってしまった祖父母に似ているとか言って、いくらでも誤魔化してやる。
そんな私は、信用できる口の堅い医者に妊娠について色々教えてもらうことにした。
悪阻などで食欲が落ちる人が多いことや、症状は個人差があること。月のものが不順だった者は妊娠に気づかない場合があること。体型の変化も個人差があるので、妊娠してもあまり変わらない人もいること。
その話を聞いた私は、ヴィオラ嬢の話に疑いを持つことをやめてしまった。
私達は短い婚約期間中、仲を深めることが出来ないまま、結婚式の日を迎えることになる。
そして初夜……
アリエルの待つ夫婦の寝室に向かうと、彼女の目が怯えていることに気付いてしまった。
まるで、私がこの部屋に来ることを望んでいなかったとでも言いたげな目……
アリエルが私との結婚を望んでいないことは分かっていた。
婚約期間中、アリエルから向けられた視線には、私から愛されたいとも思わない、興味すらないというような、無関心に近い視線を向けられていたからだ。
死んだあの男のことが忘れられないのか……?
だから、私は心にもないことを言ってしまった。
「私は君を愛することはないだろう。
しかし、この結婚は王命だ。不本意だが、君とは白い結婚には出来ない。貴族の義務として今宵は君を抱く。
これを終えたら、君は領地で好きに生活すればいい。」
「……畏まりました。」
口では酷いことを言ってしまったが、妊娠の可能性がある彼女のことは大切に扱いたかった。
しかし彼女は苦痛に顔を歪め、体も何かがおかしい。
終わった後、すぐに血痕に気付く。
その瞬間、私の頭は真っ白になってしまった。
1,032
あなたにおすすめの小説
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
婚約者から婚約破棄をされて喜んだのに、どうも様子がおかしい
棗
恋愛
婚約者には初恋の人がいる。
王太子リエトの婚約者ベルティーナ=アンナローロ公爵令嬢は、呼び出された先で婚約破棄を告げられた。婚約者の隣には、家族や婚約者が常に可愛いと口にする従妹がいて。次の婚約者は従妹になると。
待ちに待った婚約破棄を喜んでいると思われる訳にもいかず、冷静に、でも笑顔は忘れずに二人の幸せを願ってあっさりと従者と部屋を出た。
婚約破棄をされた件で父に勘当されるか、何処かの貴族の後妻にされるか待っていても一向に婚約破棄の話をされない。また、婚約破棄をしたのに何故か王太子から呼び出しの声が掛かる。
従者を連れてさっさと家を出たいべルティーナと従者のせいで拗らせまくったリエトの話。
※なろうさんにも公開しています。
※短編→長編に変更しました(2023.7.19)
【完結】婿入り予定の婚約者は恋人と結婚したいらしい 〜そのひと爵位継げなくなるけどそんなに欲しいなら譲ります〜
早奈恵
恋愛
【完結】ざまぁ展開あります⚫︎幼なじみで婚約者のデニスが恋人を作り、破談となってしまう。困ったステファニーは急遽婿探しをする事になる。⚫︎新しい相手と婚約発表直前『やっぱりステファニーと結婚する』とデニスが言い出した。⚫︎辺境伯になるにはステファニーと結婚が必要と気が付いたデニスと辺境伯夫人になりたかった恋人ブリトニーを前に、ステファニーは新しい婚約者ブラッドリーと共に対抗する。⚫︎デニスの恋人ブリトニーが不公平だと言い、デニスにもチャンスをくれと縋り出す。⚫︎そしてデニスとブラッドが言い合いになり、決闘することに……。
【完結】もう誰にも恋なんてしないと誓った
Mimi
恋愛
声を出すこともなく、ふたりを見つめていた。
わたしにとって、恋人と親友だったふたりだ。
今日まで身近だったふたりは。
今日から一番遠いふたりになった。
*****
伯爵家の後継者シンシアは、友人アイリスから交際相手としてお薦めだと、幼馴染みの侯爵令息キャメロンを紹介された。
徐々に親しくなっていくシンシアとキャメロンに婚約の話がまとまり掛ける。
シンシアの誕生日の婚約披露パーティーが近付いた夏休み前のある日、シンシアは急ぐキャメロンを見掛けて彼の後を追い、そして見てしまった。
お互いにただの幼馴染みだと口にしていた恋人と親友の口づけを……
* 無自覚の上から目線
* 幼馴染みという特別感
* 失くしてからの後悔
幼馴染みカップルの当て馬にされてしまった伯爵令嬢、してしまった親友視点のお話です。
中盤は略奪した親友側の視点が続きますが、当て馬令嬢がヒロインです。
本編完結後に、力量不足故の幕間を書き加えており、最終話と重複しています。
ご了承下さいませ。
他サイトにも公開中です
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
【完結】この運命を受け入れましょうか
なか
恋愛
「君のようは妃は必要ない。ここで廃妃を宣言する」
自らの夫であるルーク陛下の言葉。
それに対して、ヴィオラ・カトレアは余裕に満ちた微笑みで答える。
「承知しました。受け入れましょう」
ヴィオラにはもう、ルークへの愛など残ってすらいない。
彼女が王妃として支えてきた献身の中で、平民生まれのリアという女性に入れ込んだルーク。
みっともなく、情けない彼に対して恋情など抱く事すら不快だ。
だが聖女の素養を持つリアを、ルークは寵愛する。
そして貴族達も、莫大な益を生み出す聖女を妃に仕立てるため……ヴィオラへと無実の罪を被せた。
あっけなく信じるルークに呆れつつも、ヴィオラに不安はなかった。
これからの顛末も、打開策も全て知っているからだ。
前世の記憶を持ち、ここが物語の世界だと知るヴィオラは……悲運な運命を受け入れて彼らに意趣返す。
ふりかかる不幸を全て覆して、幸せな人生を歩むため。
◇◇◇◇◇
設定は甘め。
不安のない、さっくり読める物語を目指してます。
良ければ読んでくだされば、嬉しいです。
〈完結〉【書籍化&コミカライズ】悪妃は余暇を楽しむ
ごろごろみかん。
恋愛
「こちら、離縁届です。私と、離縁してくださいませ、陛下」
ある日、悪妃と名高いクレメンティーナが夫に渡したのは、離縁届だった。彼女はにっこりと笑って言う。
「先日、あなた方の真実の愛を拝見させていただきまして……有難いことに目が覚めましたわ。ですので、王妃、やめさせていただこうかと」
何せ、あれだけ見せつけてくれたのである。ショックついでに前世の記憶を取り戻して、千年の恋も瞬間冷凍された。
都合のいい女は本日で卒業。
今後は、余暇を楽しむとしましょう。
吹っ切れた悪妃は身辺整理を終えると早々に城を出て行ってしまった。
【完結】『妹の結婚の邪魔になる』と家族に殺されかけた妖精の愛し子の令嬢は、森の奥で引きこもり魔術師と出会いました。
夏灯みかん
恋愛
メリルはアジュール王国侯爵家の長女。幼いころから妖精の声が聞こえるということで、家族から気味悪がられ、屋敷から出ずにひっそりと暮らしていた。しかし、花の妖精の異名を持つ美しい妹アネッサが王太子と婚約したことで、両親はメリルを一族の恥と思い、人知れず殺そうとした。
妖精たちの助けで屋敷を出たメリルは、時間の止まったような不思議な森の奥の一軒家で暮らす魔術師のアルヴィンと出会い、一緒に暮らすことになった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる