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第1章 ようこそ!ノトール学園へ!
ようこそ!トーイソモーイへ!
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次のお店に着いたロボットと私。
この街で一番大きいお店
トーイソモーイ
オモチャやお菓子など子供が喜びそうなものが沢山置いてある。勿論日用品もだ。
店頭にはお店のマスコット獣、トーイ君、が立っている。トーイ君は右手にペロペロキャンディ、左手にミニカーを持ち、両目は常に右斜め45度を向いてる。タケノコの形をした獣だ。いかにも子どもっぽい。
因みにソモーイの意味は知らない。
「ここが、トーイソモーイ!大きい!」
「トーイソモーイはこの街で一番大きいお店。エンピツケシゴム杖も売っている」
「え、じゃあさっきまでのは、、」
「ま、専門店と違ってそこまで精密なものはないけど、何でもあるってことです。ここでテキトーに買ったら終わりです。グスン」
全く抑揚のない、グスン、をありがとう。ここである程度揃えたらいよいよ入学式へと行くらしい。次の帰省は1年後だ。買えるだけ買っておこう。
ロボットとは店頭でひとまず別れ、一人でお店の中を散策することにした。お店には店員はおらず、分からないことや会計がしたければお店の各所にある、トーイ君ボタン、を押すとトーイ君がやって来て色々としてくれる。すごい便利。
「まずは日用品を揃えよう。それからお菓子や遊び。私は夏休みの宿題は先にするタイプ」
自分の中で整理し、必要そうなものを片っ端からス・ケージへといれていく。ス・ケージはお店によくある特別な魔道具だ。一軒家くらいなら普通に入るらしい。すごい収納。ただ持ち帰りはできないのは残念だ。
「えーと、ギースの紙にコイカのタオル10枚、泉の女神の入浴セット、ああそうだ、メデューサの髪の毛も必要だね」
次々とブツブツ言いながらス・ケージへと入れていく。私は口に出しながら物事を整理するタイプでもある。
「大体こんなものかな?トーイ君とりあえず会計お願い」 ボタンを ボチッ すると
テロレロレレレー ィィゥゥギュイーーン!!! スッ
「ノコノーコ、タケターケ!」
「あ、あのー」
「タケターケ、ノコノーコ!」
「お会計を、、」
「はい、こちら全部で135トニーですね。」
「素に戻った!いや、どっちがホントなんだ?」
思わず声に出してしまった。しかしあれだけ買ってたったの135トニーとは。杖とエンピツでケチッたしたかいがあった。まだ353.5トニー余っている。グヘヘ、これでいっぱいお菓子を、、はっ!ダメダメ女の子がこんな顔したら!
買ったものはリュックに入れた。このリュックもそこそこ収納できる。ス・ケージには劣るがこれも特別な魔道具だ。
お菓子売り場に行くとそこには色んな人や者や獣、ロボットで溢れていた。
アー コノチューインガム ヘンナアジスルー
クゥーーン マッテロペロ イマエサヲ カッテヤルカラナ
ワタシハコレガホシイデス エッ ロボットモアメナメルノ!!
「うわぁー、こんなに沢山のお菓子やオモチャが」
「ねえ、君も新入生?」
振り向くとそこには
「ね、ネコがしゃべってる!!」
真っ白なネコが二足歩行で立ち、紳士服を着こなし、スティックのような杖をくるりと
「おいおい、別に獣人は珍しくないだろー。トーイ君もしゃべってるし」
「ま、まあそう、ですね。ところで私に何のようですか?」
クルッ トントン クルッ トントン トントン
「暇、なんです」
ためて言うことかっ!声には出さずツッコんだ
「は、はぁ。私はニナ、あなたの名前は?」
「僕の名前はズッャロ」
「えっ?ズッ、なんて?」
「ズャッロさ、いい名前だろ」
「ザッロ、ズャロ、、うーん、ネコさんも新入生なんですか?」
「…まあ僕は紳士だから、その呼び方で許そう。そうだよ、僕も今年からこの学園にはいるんだ」
「もう必要なものは買ったの?エンピツとか」
「まあね、いつだって僕はスマートさ。貰った500トニーきっちり全部使いきって買い物はすませた。だから暇なのさ」
「暇ならもう寮へ行けばいいじゃない。入学式も夕方には始まるから、それまで休んでおけば?」
「ふっ、実にスマートでない発言だね」
「ん?」 杖をネコの頬にグィ
「あたたた!ちょ、やめ、ごめんて。友達を作りたかっただけだよ」
「ふーん、イイ人は見つかったの?」
「いや、みんな話し始めるとどこかに行ってしまうんだ。何でなんだろう」
「その性格じゃない?」
「みんな僕のスマートさについてこれn、
いたたた!ちょっとそれ止めてよ」
再び杖グィ。そんな言葉あるかは知らないが。
「僕は君が可愛いくて優しそうだったから声をかけただけだよー」 杖を パッ
「えー、やだ、分かってるぅ!ネコさんかなりスマート、ウィアーフレンズ!」
バンバン!
「あはは、肩が痛いよニナ」
私はチョロくもあった。チョロいんだったのかもしれない。そんな言葉もあるかは知らないが。
「さてネコ、私は今約350トニー余ってるの。何かいいお菓子とかない?」
「そんなに余っているの!その杖は高級品じゃないか、それに日用品も買ったんだろう」
「ふふふ、私も、スマート、なのよ」
それからネコと共に色々なお菓子やオモチャをみて回った。
ペガサスチップス
スノーキャンディ
エンピツに見せかけたビックリ箱
煎餅
ゴブリンの絞りジュース などなど
「そういえば余ってたトニーってどうなるの?」
「ああ、学園内で揉め事にならないように全部寮に入る前に回収されるんだ。勿論隠したって無駄さ。上級魔法の一つメミメミで嘘は見破られる。まあ学園内でトニーはそもそも必要ないし、成績の単位や清掃ボランティアとかで日用品も足りなくなったら買えるようになっているらしいよ」
「へー!ネコってずいぶん詳しいんだね!」
「ま、このくらい入学の案内に書いてあるし、それを見落としているなんて、やっぱり君はスマートじゃ、、あいたた止めてよそれ!」
杖グィをしつつ、そういえばダイエットしていた事を思いだし、泣く泣くお菓子売場をあとにした。
お店の前にはまだロボットがいた
「おや、もう終わりましたか?買いたいものが買えたのならよかったです。友達もできたようですね」
「まあとりあえずねー、でも結構トニー余っているだよなあ、どうしよ」
「何か家族にお土産でも買ったら?」
「ええ!来たばっかりなのに」
「何も買わないよりマシだろー。リュックもまだスカスカなんだし」
「まあ、それもそうね」
私達は露店に行ってみた。そこにはアクセサリーや洋服、良く分からない物体や簡易お掃除ロボットなど売られていた。
「うーん、お母さんこのアクセサリーどうかなあ、そもそもそんなのきにしてたっけ」
私が悩んでいると
「もしもし、お嬢さん。そこの可愛いお嬢さん」
怪しげなお婆さんが声をかけてきた
「はいはい、こちら可愛いお嬢さん、どうぞ」
私はチョロい、何度も言うが。
「こちらの指輪はいかがかね。美しいじゃろぅ」
「うーん、青い宝石?の中に何か文字が書いてあるわね。うーん、小さすぎて読めないけど。お婆さん、これいくら?」
「ふぉふぉふぉ、本当は200トニーだけど。お嬢さんは可愛いから150トニーにしてあげる」
「え、本当ですか!135トニーなんですね!」
「あ、いや150トニーで、、」
「うれしー!ちょうど135トニー持ってたんですよね!これはもう、運命、ですよね!」
「…はぁい、135トニーだよぉ、どうぞぉ」
私は高い壺を買わされるタイプだ。だがしかし値切るタイプでもある。
私はロボット達と合流し、いよいよ寮へと向かった。ロボットいわく、寮は違う塔にあるらしく、どうやらここでお別れらしい。
「ニナ、ネコ、元気でね、ロボットさん悲しいよエーンエン」
凄い棒読みのエーンをありがとう
「ロボットも元気でね。じゃあいきましょ、ネコ」
「そうだね」
「エーンエンエーン、フーーーン!!」
来たときと同じようにロボットは、両手を地面に叩きつけ私達を見送った。
また落ちるのか、でも少しは怖くなくなったかも
呑気に紅茶を啜りながら落ちるネコを尻目に私は、マジかよ、と思いながら目を瞑り、落ちていった。
この街で一番大きいお店
トーイソモーイ
オモチャやお菓子など子供が喜びそうなものが沢山置いてある。勿論日用品もだ。
店頭にはお店のマスコット獣、トーイ君、が立っている。トーイ君は右手にペロペロキャンディ、左手にミニカーを持ち、両目は常に右斜め45度を向いてる。タケノコの形をした獣だ。いかにも子どもっぽい。
因みにソモーイの意味は知らない。
「ここが、トーイソモーイ!大きい!」
「トーイソモーイはこの街で一番大きいお店。エンピツケシゴム杖も売っている」
「え、じゃあさっきまでのは、、」
「ま、専門店と違ってそこまで精密なものはないけど、何でもあるってことです。ここでテキトーに買ったら終わりです。グスン」
全く抑揚のない、グスン、をありがとう。ここである程度揃えたらいよいよ入学式へと行くらしい。次の帰省は1年後だ。買えるだけ買っておこう。
ロボットとは店頭でひとまず別れ、一人でお店の中を散策することにした。お店には店員はおらず、分からないことや会計がしたければお店の各所にある、トーイ君ボタン、を押すとトーイ君がやって来て色々としてくれる。すごい便利。
「まずは日用品を揃えよう。それからお菓子や遊び。私は夏休みの宿題は先にするタイプ」
自分の中で整理し、必要そうなものを片っ端からス・ケージへといれていく。ス・ケージはお店によくある特別な魔道具だ。一軒家くらいなら普通に入るらしい。すごい収納。ただ持ち帰りはできないのは残念だ。
「えーと、ギースの紙にコイカのタオル10枚、泉の女神の入浴セット、ああそうだ、メデューサの髪の毛も必要だね」
次々とブツブツ言いながらス・ケージへと入れていく。私は口に出しながら物事を整理するタイプでもある。
「大体こんなものかな?トーイ君とりあえず会計お願い」 ボタンを ボチッ すると
テロレロレレレー ィィゥゥギュイーーン!!! スッ
「ノコノーコ、タケターケ!」
「あ、あのー」
「タケターケ、ノコノーコ!」
「お会計を、、」
「はい、こちら全部で135トニーですね。」
「素に戻った!いや、どっちがホントなんだ?」
思わず声に出してしまった。しかしあれだけ買ってたったの135トニーとは。杖とエンピツでケチッたしたかいがあった。まだ353.5トニー余っている。グヘヘ、これでいっぱいお菓子を、、はっ!ダメダメ女の子がこんな顔したら!
買ったものはリュックに入れた。このリュックもそこそこ収納できる。ス・ケージには劣るがこれも特別な魔道具だ。
お菓子売り場に行くとそこには色んな人や者や獣、ロボットで溢れていた。
アー コノチューインガム ヘンナアジスルー
クゥーーン マッテロペロ イマエサヲ カッテヤルカラナ
ワタシハコレガホシイデス エッ ロボットモアメナメルノ!!
「うわぁー、こんなに沢山のお菓子やオモチャが」
「ねえ、君も新入生?」
振り向くとそこには
「ね、ネコがしゃべってる!!」
真っ白なネコが二足歩行で立ち、紳士服を着こなし、スティックのような杖をくるりと
「おいおい、別に獣人は珍しくないだろー。トーイ君もしゃべってるし」
「ま、まあそう、ですね。ところで私に何のようですか?」
クルッ トントン クルッ トントン トントン
「暇、なんです」
ためて言うことかっ!声には出さずツッコんだ
「は、はぁ。私はニナ、あなたの名前は?」
「僕の名前はズッャロ」
「えっ?ズッ、なんて?」
「ズャッロさ、いい名前だろ」
「ザッロ、ズャロ、、うーん、ネコさんも新入生なんですか?」
「…まあ僕は紳士だから、その呼び方で許そう。そうだよ、僕も今年からこの学園にはいるんだ」
「もう必要なものは買ったの?エンピツとか」
「まあね、いつだって僕はスマートさ。貰った500トニーきっちり全部使いきって買い物はすませた。だから暇なのさ」
「暇ならもう寮へ行けばいいじゃない。入学式も夕方には始まるから、それまで休んでおけば?」
「ふっ、実にスマートでない発言だね」
「ん?」 杖をネコの頬にグィ
「あたたた!ちょ、やめ、ごめんて。友達を作りたかっただけだよ」
「ふーん、イイ人は見つかったの?」
「いや、みんな話し始めるとどこかに行ってしまうんだ。何でなんだろう」
「その性格じゃない?」
「みんな僕のスマートさについてこれn、
いたたた!ちょっとそれ止めてよ」
再び杖グィ。そんな言葉あるかは知らないが。
「僕は君が可愛いくて優しそうだったから声をかけただけだよー」 杖を パッ
「えー、やだ、分かってるぅ!ネコさんかなりスマート、ウィアーフレンズ!」
バンバン!
「あはは、肩が痛いよニナ」
私はチョロくもあった。チョロいんだったのかもしれない。そんな言葉もあるかは知らないが。
「さてネコ、私は今約350トニー余ってるの。何かいいお菓子とかない?」
「そんなに余っているの!その杖は高級品じゃないか、それに日用品も買ったんだろう」
「ふふふ、私も、スマート、なのよ」
それからネコと共に色々なお菓子やオモチャをみて回った。
ペガサスチップス
スノーキャンディ
エンピツに見せかけたビックリ箱
煎餅
ゴブリンの絞りジュース などなど
「そういえば余ってたトニーってどうなるの?」
「ああ、学園内で揉め事にならないように全部寮に入る前に回収されるんだ。勿論隠したって無駄さ。上級魔法の一つメミメミで嘘は見破られる。まあ学園内でトニーはそもそも必要ないし、成績の単位や清掃ボランティアとかで日用品も足りなくなったら買えるようになっているらしいよ」
「へー!ネコってずいぶん詳しいんだね!」
「ま、このくらい入学の案内に書いてあるし、それを見落としているなんて、やっぱり君はスマートじゃ、、あいたた止めてよそれ!」
杖グィをしつつ、そういえばダイエットしていた事を思いだし、泣く泣くお菓子売場をあとにした。
お店の前にはまだロボットがいた
「おや、もう終わりましたか?買いたいものが買えたのならよかったです。友達もできたようですね」
「まあとりあえずねー、でも結構トニー余っているだよなあ、どうしよ」
「何か家族にお土産でも買ったら?」
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「何も買わないよりマシだろー。リュックもまだスカスカなんだし」
「まあ、それもそうね」
私達は露店に行ってみた。そこにはアクセサリーや洋服、良く分からない物体や簡易お掃除ロボットなど売られていた。
「うーん、お母さんこのアクセサリーどうかなあ、そもそもそんなのきにしてたっけ」
私が悩んでいると
「もしもし、お嬢さん。そこの可愛いお嬢さん」
怪しげなお婆さんが声をかけてきた
「はいはい、こちら可愛いお嬢さん、どうぞ」
私はチョロい、何度も言うが。
「こちらの指輪はいかがかね。美しいじゃろぅ」
「うーん、青い宝石?の中に何か文字が書いてあるわね。うーん、小さすぎて読めないけど。お婆さん、これいくら?」
「ふぉふぉふぉ、本当は200トニーだけど。お嬢さんは可愛いから150トニーにしてあげる」
「え、本当ですか!135トニーなんですね!」
「あ、いや150トニーで、、」
「うれしー!ちょうど135トニー持ってたんですよね!これはもう、運命、ですよね!」
「…はぁい、135トニーだよぉ、どうぞぉ」
私は高い壺を買わされるタイプだ。だがしかし値切るタイプでもある。
私はロボット達と合流し、いよいよ寮へと向かった。ロボットいわく、寮は違う塔にあるらしく、どうやらここでお別れらしい。
「ニナ、ネコ、元気でね、ロボットさん悲しいよエーンエン」
凄い棒読みのエーンをありがとう
「ロボットも元気でね。じゃあいきましょ、ネコ」
「そうだね」
「エーンエンエーン、フーーーン!!」
来たときと同じようにロボットは、両手を地面に叩きつけ私達を見送った。
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