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第2章 学園生活は辛いよ!
試験は辛いよ!
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タッタッタッ マッテヨーニナー マタナイー
ネコの声が遠くから聞こえる。
どこだ。彼はどこだ。
タッタッタッタッタッ タッタッタッタッタッタッ
いた。
「ピカン君!ちょっといい?」
「ダメ。今いいイメージが降りてきたところ。これは良い絵が描けそう」
「もう!それどころじゃないでしょ!試験でAPを貰いたくないの?」
「だって、どうやればいいか全然分からないじゃないか。それかニナは何か思いついたの?」
「できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則である。なんてね。取り敢えず、みんなを集めましょう」
やっと追い付いたネコ、そしてピカンと私の三人でみんなを集める。
みんなが集まったところで作戦を伝える。
「確かに、いい案かもしれないが、もし違ったらどうする?」
ドラゴンのブルススが言う。
「別に失敗してもいいと思うの。最初の試験だし、先生もそんなに期待してないと思う。何より、面白そうじゃない?」
ウーーン 沈黙が流れる。
「私、言いたいことある。私、占ってみた。」
マイマイミが恐る恐る手を上げる。
「暗い感じも出ているけど、とっても明るい感じも見える。私は、やってみてもいいと思う」
マイマイミは簡単な未来予知ができる。
私も少し自信が持てた。
「特待生の私が言ってるの!私を信じて!」
みんなの目の色が変わるがわかる。
さあ、ラ・スーメル第一学年、作戦開始!
※※※※※※※※※※※※※※※※※
ゴォィィン!! ゴォィィン!! ゴォィィン!!
「さ、試験終了の時間だ。みんなどれくらいできたかな?」
「先生、先生は岩の砕いた数だけAPを与えると言いました。でも【誰が】や【一人で】とは言いませんでした」
ズラァ バン! バン!
クラスのみんなが並び直し
大量の砕いた岩の残骸を見せた。
「おや、こんなに?でも成分や大きさも正確でなければいけませんよ」
『時間経過の拒絶!!』
あれは、上級魔法の本!さすが先生だ。
さあ、どうだ!
ドン! ドン! ドンドンドンドン!
約100個近くの岩が並ぶ。
「お、おお。これはまさしくセルロス合金。しかし長さがバラバラだ。これは、、どういうことですか?」
「に、ニナさんの作戦です!」
フツーの女の子が答える。
「先生は時間を巻き戻しすぎです。ちゃんと縦10.21m横9.38m高さ11.14mの【状態だった】岩を砕きました」
「ほう、どういうことですか?」
「ピカン君の杖を使ったのです」
私は作戦を先生に話し始めた。
まずピカン君の杖の能力、生き物以外の絵に描いたものを実際に出せる、を使います。
最初に規定の長さより長いセルロス合金の岩をつくります。
真っ直ぐな面のセルロス合金の岩、これをみんなで計り、規定の長さの所に印を付けます。
そしてトーリエの杖の能力で偉人
ジョソ・フォソ・ノイマソ
数学の天才の能力を少し借り
【それぞれの面をどのタイミングで溶かしていくか】
を計算して貰います。
ピカンに爆弾と導線を準備、それをクラスのみんなで線を引いたところにあわせて導線を這わせていきます。
ピカンにマグマを出して貰い、レッカの杖の能力で【岩の平衡感覚を歪まし】【岩の中心に重力がかかるようにする】
マグマを後ろ左右に【それぞれのタイミング流し込み】
【同時に規定の大きさに溶かした瞬間にマグマの熱でセルロス合金を爆発】
以上が作戦の全貌だ。
「これらは全てクラス全員でやりました。なのでAPも当然、全員同じ分だけ貰えますよね?」
先生はじっくりと話を聞いていた。
聞き終わり少したった時に口を開く。
「ふむ。質問していいかな?」
「ええ、どうぞ」
「まず、私が教えた中級魔法で岩を生成しなかったのは何故ですか?」
「もちろんそれが正しいやり方かもしれません。ですが、あんなに複雑な長さの岩を正確に想像することはできません」
私は続ける。
「ピカンの杖もそうです。中級魔法より正確な形の岩を出せるかもですが、正確な大きさまでは無理です」
まだまだ
「先生は言いました、クラスのみんなライバルであり仲間だと。あれはクラスのみんなで協力して試験に取り組むって事ですよね?みんなの力、能力を使いました」
最後に
「それに先生言いましたよね?【大切なのはイメージです。精密で、繊細で、また大胆な。】って。ノイマソの精密さクラスのみんなで地道にやった繊細さ、そして爆弾の大胆さ。ルールは全てクリアしているはずです!」
言いきった。
「なるほど、よく頑張りました。素晴らしいです!みなさん!」
ヨッシャァァ!! イェーーー!! ヤッタネッ!
クラスのみんなが喜んでいる。
私もほっと一息付いた。
「えー、ではみなさんの今回の試験のAPを言います。今回は0ポインです。」
え ザワザワ ウソ ダロ ナンデ
【ニヤリ】
困惑する私達とは逆に
先生は不敵な笑みを浮かべていた。
ネコの声が遠くから聞こえる。
どこだ。彼はどこだ。
タッタッタッタッタッ タッタッタッタッタッタッ
いた。
「ピカン君!ちょっといい?」
「ダメ。今いいイメージが降りてきたところ。これは良い絵が描けそう」
「もう!それどころじゃないでしょ!試験でAPを貰いたくないの?」
「だって、どうやればいいか全然分からないじゃないか。それかニナは何か思いついたの?」
「できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則である。なんてね。取り敢えず、みんなを集めましょう」
やっと追い付いたネコ、そしてピカンと私の三人でみんなを集める。
みんなが集まったところで作戦を伝える。
「確かに、いい案かもしれないが、もし違ったらどうする?」
ドラゴンのブルススが言う。
「別に失敗してもいいと思うの。最初の試験だし、先生もそんなに期待してないと思う。何より、面白そうじゃない?」
ウーーン 沈黙が流れる。
「私、言いたいことある。私、占ってみた。」
マイマイミが恐る恐る手を上げる。
「暗い感じも出ているけど、とっても明るい感じも見える。私は、やってみてもいいと思う」
マイマイミは簡単な未来予知ができる。
私も少し自信が持てた。
「特待生の私が言ってるの!私を信じて!」
みんなの目の色が変わるがわかる。
さあ、ラ・スーメル第一学年、作戦開始!
※※※※※※※※※※※※※※※※※
ゴォィィン!! ゴォィィン!! ゴォィィン!!
「さ、試験終了の時間だ。みんなどれくらいできたかな?」
「先生、先生は岩の砕いた数だけAPを与えると言いました。でも【誰が】や【一人で】とは言いませんでした」
ズラァ バン! バン!
クラスのみんなが並び直し
大量の砕いた岩の残骸を見せた。
「おや、こんなに?でも成分や大きさも正確でなければいけませんよ」
『時間経過の拒絶!!』
あれは、上級魔法の本!さすが先生だ。
さあ、どうだ!
ドン! ドン! ドンドンドンドン!
約100個近くの岩が並ぶ。
「お、おお。これはまさしくセルロス合金。しかし長さがバラバラだ。これは、、どういうことですか?」
「に、ニナさんの作戦です!」
フツーの女の子が答える。
「先生は時間を巻き戻しすぎです。ちゃんと縦10.21m横9.38m高さ11.14mの【状態だった】岩を砕きました」
「ほう、どういうことですか?」
「ピカン君の杖を使ったのです」
私は作戦を先生に話し始めた。
まずピカン君の杖の能力、生き物以外の絵に描いたものを実際に出せる、を使います。
最初に規定の長さより長いセルロス合金の岩をつくります。
真っ直ぐな面のセルロス合金の岩、これをみんなで計り、規定の長さの所に印を付けます。
そしてトーリエの杖の能力で偉人
ジョソ・フォソ・ノイマソ
数学の天才の能力を少し借り
【それぞれの面をどのタイミングで溶かしていくか】
を計算して貰います。
ピカンに爆弾と導線を準備、それをクラスのみんなで線を引いたところにあわせて導線を這わせていきます。
ピカンにマグマを出して貰い、レッカの杖の能力で【岩の平衡感覚を歪まし】【岩の中心に重力がかかるようにする】
マグマを後ろ左右に【それぞれのタイミング流し込み】
【同時に規定の大きさに溶かした瞬間にマグマの熱でセルロス合金を爆発】
以上が作戦の全貌だ。
「これらは全てクラス全員でやりました。なのでAPも当然、全員同じ分だけ貰えますよね?」
先生はじっくりと話を聞いていた。
聞き終わり少したった時に口を開く。
「ふむ。質問していいかな?」
「ええ、どうぞ」
「まず、私が教えた中級魔法で岩を生成しなかったのは何故ですか?」
「もちろんそれが正しいやり方かもしれません。ですが、あんなに複雑な長さの岩を正確に想像することはできません」
私は続ける。
「ピカンの杖もそうです。中級魔法より正確な形の岩を出せるかもですが、正確な大きさまでは無理です」
まだまだ
「先生は言いました、クラスのみんなライバルであり仲間だと。あれはクラスのみんなで協力して試験に取り組むって事ですよね?みんなの力、能力を使いました」
最後に
「それに先生言いましたよね?【大切なのはイメージです。精密で、繊細で、また大胆な。】って。ノイマソの精密さクラスのみんなで地道にやった繊細さ、そして爆弾の大胆さ。ルールは全てクリアしているはずです!」
言いきった。
「なるほど、よく頑張りました。素晴らしいです!みなさん!」
ヨッシャァァ!! イェーーー!! ヤッタネッ!
クラスのみんなが喜んでいる。
私もほっと一息付いた。
「えー、ではみなさんの今回の試験のAPを言います。今回は0ポインです。」
え ザワザワ ウソ ダロ ナンデ
【ニヤリ】
困惑する私達とは逆に
先生は不敵な笑みを浮かべていた。
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